なんかエラいことになってるみたいですな。 バージョンアップ中にシステムがダウンしたとか何とか。(よく分からんけど) つか, 何でそういうことが起こり得るんだ? 普通こういうクリティカルなシステムでは同じものを複数系統用意してるものなんじゃないのか? それとも全ての系統でダウンしたとか。 しかも一箇所の管制塔がダウンして何で全国の飛行機が飛ばなくなるんだ? それってそこの管制塔を破壊すれば日本人は袋の鼠ってことか? 日本の航空管制システムってそんなに軟弱なのか? TV 報道じゃさっぱり分からん。 誰かちゃんと論理的に説明してくれ!
そっか, コケたのは FDP で, しかも同時に2系統落ちてしまったのか。 そりゃご愁傷さま。 やはり直前にバージョンアップ作業をしていたという話だから何がおこったか何となく想像がつくが... それぞれの系統が復旧するのに時間差があったのは対応するエンジニアが少なかったということ? それとも物理的に離れた位置にあって対応が異なっていたということかな? 片方は約一時間で復旧したらしいから対応としてはまぁ優秀な方か。
なめてる。
しばしば「無線LANは危ない」と言われるが、この表現は正しくない。正確には、「“ルーズな”無線LANは危ない」とすべきだ。
だと。 典型的なセールストーク (企業広告) やがな。 そんなにいうならユーザのメンテナンスコストを減らす 「安全な無線LAN」 とやらを見せてみろ! どこの製品でもいいから。
デフォルトで無線LANは危ない。 そしてそのリスクを減らし無線LANを (事実上) 安全に運用するにはコストがかかるのだ。 しかもそのコストはユーザが払わなければならない。 ベンダ側は (そして ISP も), まずその事実をユーザに知らしめ認識して貰う必要がある。
ちなみにこれは 「無線LAN」 を 「ダイアルアップ」 や 「ADSL」 に言い換えても同じだ。 ただし, それぞれでリスクを減らすためのコストとその見返りのベネフィットが異なる。 もちろんそれぞれのリスクとベネフィットを比較し自分の状況に合った製品を選択するのはユーザの役目だが, その元になる情報を提供するのはマスメディアの役目ではないのか。 それをこんなあからさまな企業広告を載せるとは読者に対して失礼千万な話である。
本屋に行ってみたが例によって欲しいものが買えず, 『まんがタイム ナチュラル』 と 『超人ロック Special』 Vol. 07 を買う。 竹本泉さんのファンシーショップ 「かわいいや」 今回も健在です。 そろそろコミックスとか出たりしないのかなぁ。 量的にまだ無理か? 「くものスーちゃん」 の絵本は見たい!
本当は iNTERNET magazine を買いに行ったんだけども今だに店頭になし。 おそらく広島市で書店店頭に積まれるのは明日以降だろう。 これだから文化過疎地は困る。 ネット上では既にいくつか記事が出てるので以下に列挙しておく。 感想は後日まとめて。
Opera って画像データを個別にドラッグできるんだ。
もういっこ。
「W3C RDF Validation Service」
ってのがある。
ちなみにこのページをチェックするとこんな結果になる。
nDiary 内部では Shift-JIS で処理されているらしい。 つまり latin-1 のような非JISコードな文字セットは使えないということである。 中をいじって UTF ベースにするのは可能なのかもしれないが, かなり面倒っぽい。
そっか, 桃の節句か。 実家の方は月遅れなので今から飾る筈。
おおっ! 「平成14年分所得税の確定申告書作成コーナー」 なんて便利なものがあるのか。
あゆめみさんの日記 (2/27) より。 Inno Setup を日本語化するパッケージを公開しておられるらしい。 スクリプト言語を内蔵できたり色々便利な感じである。 Windows Privacy Tools のパッケージングで使われてるのもこれ。 ここは是非あゆめみさんに頑張っていただいて日本語版パッケージを...
セキュリティホール memo の記事より。 さすがにこれだけ酷い法案だと反発も凄いようで。 まぁこれが通っちゃうようじゃ日本の国会は機能してないも同然だな。 ポルノとか売買春とかに対する規制はある程度しかたないと私も思うけど, 問題はそれにかこつけて他のものもいっしょくたに規制してしまおうという悪どさが見えてしまうことだよな。
まさにジャイアン。 「おまえのものはおれのもの」 的発想。 世の中こんなやり方で利権や利益を得ようとする奴等ばっかりなのか。
「寺山修司」 って本当は私よりいっこ上の世代なんだよなぁ。 だからあんまりリアルじゃない。 同人やアングラ方面にもあまり興味がなかったし (今もない)。 だから一番印象に残ってるのは FM ラジオドラマの 「アリスとテレスとお月様」 だったり。
だからぁ, W2K で Microsoft VM をアンインストールさせてくれよ。 サポートが無くなるというなら,なおさら。
勿論セイラもそうだが, 井上瑤さんといえば 「シャラ=シャール・酒姫」 に決まってる。 嗚呼, またひとりガルディーンな声優さんが消えて逝く。 これが時代というやつか。
ご冥福をお祈りします。
IPA/ISEC による 「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」 の内容はなかなか侮れないものがある。 先月の呼びかけはパーソナルファイアウォールだったが, 今月は 「「ネットの世界は危険がいっぱい!」 −ネットサーフィンにおける安全対策−」 である。 別紙に対策の具体例が紹介されているので是非参考に。 今回は更に 「SOHO・家庭向けの情報セキュリティ対策マニュアル」 も紹介されている。 自前でサーバを運用・公開している人は最低この程度の知識 (とそれを理解する能力) は必要と思われるので, 必ず目を通しておこう。
別紙を見て思うに, やはり 「IE はヤバい」 と言っていいんじゃないだろうか。 しかしもちろん他のブラウザが安全だというわけではない。 比較的安全といわれている w3m だって脆弱性が見つかることがあるのだから。 だからこの場合の解は 「複数のブラウザを併用してリスクを分散する」 ことだと思う。
私の場合,常用ブラウザは Opera と Phoenix だ。 しかも両者とも Javascript の機能を一部 (ウィンドウのポップアップなど) 制限している。 IE は原則として MS のサイトでしか使っていない。(だからといって Windows Update を怠っていいわけではないけど)
別紙の対策をチェックする方法として, 先日紹介した Spybot を使う方法もある。 うるさすぎるのが少々ネックだが, それでもこのツールで表示される警告は一応全てチェックしておく価値がある。
おそらく何らかの (経営的にインパクトのある) トラブルがあったんじゃないかと邪推してしまうが, 個人的にはそれよりも
「反ゲーム脳」の動きが起こる気配もなく、その間に「ゲーム脳」説は、教育界で「定説」として定着してきた様子
という部分が非常に気になる。 「「反ゲーム脳」の動き」 がないのはある意味当然。 あまりにも内容がバカバカしすぎるからだ。 ネタとしてもB級だし。 個人的には当の All About Japan に掲載された斎藤環医師へのインタビュー記事が決定的だと思っていた。 しかしその間に 「教育界」 とやらでは 「ゲーム脳」 が 「定説」 になってしまっているらしい。
この話にしろ先日の 「日本語を理解する水」 の話にしろ, 大丈夫なのか 「教育界」。 これはもう 「理系離れ」 とか 「理科嫌い」 以前の問題だと思うぞ。 日本でまっとうな教育を受けさせるには 「学校教育 (=義務教育) を拒否する権利」 が必要なのではないか?
斎藤環さんのインタビュー記事は是非どこかで (キャッシュじゃなくて) ちゃんとしたコンテンツとして復活して欲しい。
今年の東大の入試問題で 「円周率が3.05より大きいことを証明せよ。」 というのがあったらしいが, それについてのコメントが面白い。
この問題が 「最近の教育に対する強烈な皮肉ではないか」 と書かれていたのが印象的である。 「算数:円周率が3になってしまう?」 も必見。
「クリエイティブ・コモンズのWeblog抜粋」 より。 クリエイティブ・コモンズについてコミックと Flash ムービーで紹介している。 コミックは BY ライセンスなので元作品のクレジットを明示すれば二次創作も OK である。 誰かやらんかな。
日本の報道を見ると米国の軍事行動は避けられないような論調が大勢を占めてる感じ。 米国マスコミ以上に大政翼賛なのが日本のマスコミのような気が。 北朝鮮にしたって, 報道内容を見る限り挑発してるのはむしろ米国のような気がするが, 報道の雰囲気は北朝鮮が挑発行為をしていることになっている。
ちょっと風向きが変わってきたので今日は仕事を早く切り上げる。 ひょっとすると今月は物凄い貧乏人になってしまうかもしれない。
いやぁ, 実は今まで 『千と千尋の神隠し』 を見てなかったのだ。 先日うちの母親がきた時に置いていった (TVで放映してたのをエアチェックした) ビデオを期待せず今頃見る。
面白いじゃん。 『千と千尋の神隠し』 ってネット上ではあまり評価が高くないのでもっと陳腐なものかと思っていた。 勿論制作側の意図やキャッチコピーや世間の大方の評価についてはまるで知らないが (知らないフリをするが), 全体の感想としてはなかなか悪趣味な感じで非常によろしい。 まぁ私ならこの作品を R 指定にするけどね。 だってこっぱずかしいじゃん。 『千と千尋の神隠し』 の描写は明らかに日本の色町の風景だよなぁ。 そういう意味じゃ, 海外から見てあれが 「日本的」 と評されているのはあながち的外れでもない訳だ。
まぁ私も 「同伴」 の際, 待ち合わせ場所でリビング・デッドのごとく立ちんぼ状態になっていることもあるが, 『千と千尋の神隠し』 の序盤の夕暮れシーンなどはまさにあの時の情景にぴったりハマる。 ハマり過ぎる! 更に 「カオナシ」 君の奇行に至っては完全に悪酔いサラリーマンのそれと同じである。 揚げ句に女の子に店の外にまで連れ出されて 「家」(もしくはトラ箱) まで強制連行されてしまうあたりまでそっくし。 ほらほら, 身に覚えある人いるでしょう。 あの世界の人外キャラ達は, 実世界の盛り場の男と女 (しかも男から見たイメージ) を奇怪 (グロテスク) にデフォルメしたものに過ぎない。 きっとこの作品には主人公はいない。 主題も (あるようで) ない。 鳥羽僧正の鳥獣戯画の如きものである。(そんなに高級じゃない? そりゃすまん)
千とハクの役は日本の色町のお祭りな夜の風景を浮き上がらせる 「プローブ」 のようなものなのだろう。 だから作品世界では常に異質な存在だし成長もしない。 どのみち子供が見て理解できる内容ではないと思う。 親子でこの作品を観て親は子供にどう説明するのだろう。 特に男親の反応が見てみたい。
あぁ, なんか流川に飲みに行きたくなってきた。(行かんけど)
(あ〜,他にタイトル思い浮かばなかった)
Felica というのは, あの Suica でも採用されている非接触ICカードのことである。 今回のは Windows 用のドライバソフト (3/8 追記: 厳密にはドライバソフトに含まれていた FeliCa Offline Viewer というツール) なので Suica は関係ないと思うが。 なお, Felica については 『Interface』 2003年3月号に特集記事があるのでご覧あれ。 まぁ何らかの穴が発見されるであろうことは予測の範囲内としても, そういう時代になっちゃったんだなぁと意味もなく感慨に耽る。
「住民基本台帳カードをベースとした連携IC カード導入の技術的問題点」 (PDF) も参照のこと。
(3/10 追記: 「[memo:5560] 「FeliCa Offline Viewer」にクロスサイトスクリプティング脆弱性」 に素晴らしい解説があるので是非参考に)
私のような Emacs 恐怖症の人には関係ないが (助けて! Dr. Phobia), Emacs 用の TeX 入力支援ソフト AUCTeX が GNU Project になったらしい。
「JASRACとの往復書簡」 と併せて読んでみるとよい。 「「エンドユーザーの著作物使用から見える近代著作権法の問題点」 〜利用権中心主義の提言〜」 も参考になるか。
ちょっとまて。 それって, そゆとこで取り引きや決済をしてるってこと?
(ここは見てないかなぁ...)
WinPT 0.7.95 から公開鍵サーバに鍵を登録するためには, まず公開鍵サーバのリストを作成する必要があります。 これには winpt.exe があるフォルダに keyserver.conf を作成します。 パッケージによって keyserver.conf が用意されている場合と用意されていない場合があるので以下に例を示します。
# Lines that begins with hashes or empty lines are ignored!
#
# The format of the file is:
# Protocol://DNS-name
#
# Valid protocols are http:// for HKP keyservers,
# ldap:// for LDAP keyservers
# and finger:// for FINGER daemons with public key support.
#
http://wwwkeys.nl.pgp.net
http://wwwkeys.pl.pgp.net
http://wwwkeys.at.pgp.net
http://wwwkeys.ch.pgp.net
http://wwwkeys.de.pgp.net
http://wwwkeys.dk.pgp.net
http://wwwkeys.cz.pgp.net
http://wwwkeys.es.pgp.net
http://wwwkeys.eu.pgp.net
http://wwwkeys.uk.pgp.net
http://wwwkeys.us.pgp.net
http://gnv.us.ks.cryptnet.net
ldap://keyserver.pgp.com
#finger://finger.server.com
この状態で WinPT を起動し, タスクトレイのアイコンから右クリックでコンテキストメニューを表示し [Key Manager] で 「Key Manager」 を起動します。 更に 「Key Manager」 からメニューの [Keyserver] で 「Keyserver Access」 を起動します。 「Keyserver Access」 に一覧が表示されていれば成功です。 プロキシサーバを経由する場合にはこのダイアログで設定します。 またよく使うサーバを選択状態にして [Default] ボタンを押下するとそのサーバをデフォルトサーバにできます。
公開鍵を登録する場合には, 「Key Manager」 から対象となる鍵を選択状態にしておいて右クリックでコンテキストメニューを表示し [Send to Keyserver] → [公開鍵サーバ名] で登録した鍵サーバに送信できます。
...てなとこでどうでしょう。
面白そうだな。 作ってみようかな, そういうコンテンツ。 本当は WinPT プロジェクトに参加するのがいいんだろうけど。
JCA-NET と CPSR/Japan による共同声明。 そういや, 今回の規制についてマスコミの反応が鈍いような。 黙殺? 「出会い系サイト」 が売買春のインフラとみなされてる部分があるのは確かだし, 地雷は踏みたくないってことかな。
まだ確定しているわけではないけど, オランダで KaZaA に対して合法判決がでたことを受けて 「The Honest Thief」 という会社が設立されたらしい。 更に 「ThankYou 2.0」 を使ってユーザのコンピュータをグリッド・コンピューティングのノードとして研究施設などにパワーを貸与し, その収益を交換される作品の作者への補償にあてるらしい。 これが上手く回るなら, なかなか面白いビジネスモデルになるのではないかと思うがどうだろう。
筑波大学の新城靖さんが公開しておられるテキスト。 「暗号技術を甘く見たグループ 」 として 「日本政府,NTT,パチンコ・カード」 が上がってるのが面白い。 くすっ。
山根信二さんの記事 (3/6) より。 確かに Windows ソフトを 「ドライバ」 という言い回しは紛らわしい。 いわゆる 「デバイスドライバ」 とは別に 「ドライバ」 とか 「ドライバソフト」 という場合は, デバイスドライバと上位のユーティリティを含む一連のソフトウェアパッケージを指すことが多い。 今は (WDM が導入されて) かなり改善されているが, 昔の Windows のデバドラはかなり汚い作りになっていて, 下位のデバドラから上位のアプリケーションまで一体成形のような構成になっているものも少なくなかった。 そのためもあって周辺装置のメーカがデバイスドライバとそのデバドラを利用するユーティリティを両方提供することが多いのだが, それらのメーカが使う隠語的な言い回しなのだろう。(確かにハードウェアメーカから見れば デバイスドライバもその上位のユーティリティも同じ 「ソフトウェア」 でしかないのだが)
あぁ, やっぱ Unicode ベースにしないとダメか。 分かっちゃいるけど便利だからつい ANSI ライブラリに頼っちゃうんだよなぁ...
「市民のための環境学ガイド 時事編」 より。 どうもこの手の対話形式のテキストは読みにくくていけない。 なんかネタっぽく見えるんだよな。 でも,まぁ, 面白い内容ではある。
「科学」 はしばしば道具として使われる。 「科学技術」 なんて言葉など典型である。 私も一応エンジニアの端くれだし, どちらかというと科学そのものよりも 「科学による成果をどのように実装するか」 という方向に興味が向くことは否定しない。 しかし 「科学」 そのものよりも 「科学による成果」 を重視することは似非科学へ足を踏み入れてしまうリスクを常に含んでいると自覚すべきだと思う。
例えば似非科学が, 今時の過激で攻撃的な環境保護活動と結びついたり, この前書いた 「ゲーム脳」 の話や 「日本語を理解する水」 の話のように捻じれた形で 「教育界」 に浸透してしまうことによる社会的なリスクについてもっと真剣に議論されていい筈である。 しかし実際にはこれらの現象は単に 「リテラシー」 の問題であるとして専門家から一蹴されているように見える。
問題が 「リテラシー」 にあるのなら, その 「リテラシー」 を引き上げるべく世の中に働きかけるのが専門家の 「社会的責任」 だろう。 一方で (訓練された専門家ではない) 私達の方も与えられた事実や結果をお手軽につまみ食いするだけの 「消費者」 でいる限り, 永遠に 「世論」 の言いなりになって欺かれ続けることにいい加減気付かなければ。
まぁ人間の作るものだから不具合や障害が出ちゃうのはしかたない。 だから問題は発見・発覚後の対処である。 上記の記事で注目すべきは後半の Opera Software ASA とのやり取りだろう。 やはりこのベンダはユーザをなめてるとしか思えない。 今回のインシデントに対しどのように対処するかが見物である。
今年がユビキタスバブル元年になるというのなら, 今度こそ本当に (単なる個人情報ではない) プライバシーについて真剣に考える必要がある。 しかしその前にプライバシーがどういうものか分かっているのかどうか。 プライバシー侵害と名誉毀損がとっちらかってたり, 他人のケータイのメモリを平気で見るような国民であり続けるのなら先行き暗いけど。
へんしゅうこうき(3/10) より。 私はこの手の研修を受けた覚えが全くない。 今の勤務先は一応技術研修はあったけど, それ以外は 「実地で覚えろ」 というわけでいきなり OJT だったような気がする。 もっともそんな自己啓発セミナーもどきな企業研修をさせられた日にゃあ三日で会社辞めるな, きっと。 とことん 「組織」 に馴染めない性格。
ようやく iNTERNET magazine を GET。 その他コミックスもいくつか。
▼はハートマークの代わりです。 色々買い損ねてるなぁ。 近所の本屋では全然フォローしきれない。 やはり10万冊というのはだてらしい。
iNTERNET magazine 4月号に 「自由利用マーク」 についての解説が載っていて, この記事を受けてネット上でもこの 「自由利用マーク」 をある程度歓迎するムードになってきている。 が, どうも私は釈然としない。 記事を読んだ後もだ。
解説記事や 「自由利用マークとCreative Commonsと」 を読んでみると, 「自由利用マーク」 を考えるにあたりバリエーションや権利範囲について色々検討されたようだ。 しかし結局あの中途半端な3つのマークに落ち着いてしまった理由として 「誤解による被害が大きい可能性がある」 とか 「ある程度定着してから」 などと言っているらしい。 これは何を意味しているのか。
ようするに文化庁のお役人サマは 「一般国民が著作権について自力でライセンスを設定するのは荷が重い」 と考えているのである。 なめられたもんである。 しかも現時点でこの指摘はほぼ当たっている。(まっ, 私だって割と最近までは著作権について全く無知だったのだから大きなことは言えないが) 私達はこのお役人サマの判断に対しもっと憤慨するべきではないだろうか。
「自由利用マーク」 が現時点においてインターネットというインフラを考慮していないというのなら, このことを利用して私達はもっと積極的に行動を起こすべきだ。 例えば Creative Commons や GNU FDL などを利用したり, あるいは 「プロメテウス・キャンペーン」 のような個人キャンペーンでもいい。 「自由利用マーク? けっ!」 と鼻で笑うくらいのレベルまで自らを引き上げていかなければ, これから更に強くなるであろう商業サイドや行政サイドからのプレッシャーに対抗できないのではないだろうか。
「「クリエイティブ・コモンズ」について」 でも書いたが, Creative Commons プロジェクトの本当の意義は著作権を含む知的財産権 (あるいは知的所有権) について自分で考えそして表明することだと思う。 Creative Commons は単なるライセンスツールではなく, もっと戦略的な意図を含んでいる。
「著作権法講義」 の最新コラム。 日本では著作権を上手く利用すれば (名誉毀損とかの) 面倒な訴訟なんかすっ飛ばして簡単に相手の行動を制限できるよ, という法律の裏ワザ紹介ページ。 えっ違う?
「「最低限の面目なくして、自由に振る舞えない」というのが「名誉毀損されない権利」の社会学的根拠」 だそうだが, してみると名誉毀損ではなく著作権侵害で訴えた原告はビラの内容については 「お構いなし」(あるいは間接的に肯定?) と考えているのだろうか。
私もまだ開戦するかどうかは流動的だと思う。 米英がどれだけごねても, その間に査察がうまくいって国際社会に対してイラクが驚異でないことを証明できれば国連側 (敢えて国連側と書いてしまうが EU と言い換えてもいい) の勝ちである。
しかし米国って大黒字でウハウハのイメージがあったのに, たった二年で GDP とほぼ同じ額の借金生活に陥ってるとは知らなんだ。(←もの知らず) なんだ, 日本とさして変わらんぢゃん? 戦争をしようとしまいとババを引くのは米国なんだから (日本も巻き添えを食うだろうけど) 後生大事にドルを持ってる必要などあるまい, という読みは 「アリ」 のような気がする。 この際とっとと基軸通貨をユーロに切り替えれば株価下落にも歯止めがかかるんじゃない, とかなんとか。
東風フォントの CID/OpenType 版がアップデート。 実は10日に既にアナウンスされていたが, ファイルが壊れていたとかでリリースが延期されていたのだ。 早速差し替え。
WideStudio v3.20-2 がリリース。 今回はβ版ながら MacOS X 用のバイナリも提供されている。 こちらも入れかえ。
AVG Anti-Virus のフリー版をお試し中。 英語だが特に機能に問題なし。 定期的にデータをアップデートしてくれるし, 簡単なスケジューリングもできる。 個人で使う分にはこれでも充分だと思える。 しばらく使ってみてよさげなら乗り換えちまおう。
iNTERNET magazine 4月号の記事(PDF)でも少し触れられていたが, Creative Commons の国際化プロジェクトがいよいよ立ち上がったようである。 これは Creative Commons のライセンスツールのうち Legal Code (法的コード) の部分を各国向けに最適化する作業である (だと思う)。 とはいえ, これは簡単な作業じゃない筈。 日本に限ってもパブリック・ドメインやフェア・ユースの問題など国内の様々な事情があるため, 国ごとの専門家の参加が必須になるだろう。 日本はどうなんだろう。 やはり専門家の方々は黙殺なのだろうか。
野尻抱介さんのページより。 なかなかカッコいいッス。
「一般企業にとってのグリッド・コンピューティング(1)」 (閲覧には登録が必要) や 山根信二さんの記事(3/6) にあるように今年はユビキタス&グリッドバブルの元年なのかもしれないなぁ。 というわけで 「ユビキタス・グリッド」 をキーワードにもう少し注意して情報を追いかけてみようかなと思ったり。 ただし BOINC や Cell computing のような学術系の分散コンピューティングは当面考えない。 そのかわりスマートカードのようなものもユビキタスの一種として考えてみる。
ぷらら男前ぇ〜。
知識も人間的な力もバランスよくってのは当たり前の話。 こんなレベルの話を今更やってるなんて他の業界の笑い物だと思うぞ。
この業界に必要なのはプロジェクト進捗やスキルアップを最適化させるための (数字ばかりをいじくり回す小手先のテクニックではない) システム。 労働集約的な要素の強い業界だからこそ個々の人間の感情や気分に配慮したシステムが必要なのだ。 例えば, XP が人気があるのはエンジニアの人間臭い部分を否定せずに積極的に取り入れることによってプロジェクト進捗やプロジェクトを通して成されるスキルアップを最適化させているからだろう。
どんなに知識やテクニックがあっても, どんなにメンバを鼓舞させても, 上意下達型コミュニケーションや人間性を排除した体制では絶対にものは作れない。
山根信二さんの記事(3/11) の 「出会い系サイト序説」 がなかなか面白い。 そういや 「ネット婚」 って言葉一時期流行ったなぁ。 確かに
インターネット異性紹介事業 異性交際(面識のない異性との交際をいう。以下同じ。)を希望する者(以下「異性交際希望者」という。)の求めに応じ、その異性交際に関する情報をインターネットを利用して公衆が閲覧することができる状態に置いてこれに伝達し、かつ、当該情報の伝達を受けた異性交際希望者が電子メールその他の電気通信(電気通信事業法(昭和五十九年法律第八十六号)第二条第一号に規定する電気通信をいう。以下同じ。)を利用して当該情報に係る異性交際希望者と相互に連絡することができるようにする役務を提供する事業をいう。
という定義なら MMORPG のシステムも 「インターネット異性紹介事業 (=出会い系サイト)」 と言えなくもない訳だ。
WideStudio v3.20-3 がリリース。 Windows プラットフォームにおいてクラスライブラリの一部に問題があったため出し直したそうだ。
GPGrelay 0.92 もリリース。 このバージョンで新たに APOP や AUTH CRAM-MD5 をサポートしている。 こりゃもう無敵か?
今回は産経新聞が個人サイトにねじ込んで大騒ぎになっているようで。
この真紀奈さんのレポートを見れば充分だろう。 それでも足りなけりゃトップページ下で紹介している 「ウェブページのリンクおよびその他の利用について」 でどうだ。 何度同じ議論を蒸し返せばすむのだろう。 ぐだぐだ言うのなら (読売新聞みたいに) とっとと訴訟を起こして判例を作ればよい。
今回の問題の核心は, 産経新聞の 「電子営業部企画担当次長」 さんが記事への直リンクによって自分のところが運営している広告バナーが参照されない事を憂慮し, 「著作権」 を盾に直リンクを張っているサイトにクレームをつけた, という事のようである。 「次長」 って肩書き的に偉い人なんじゃないの? それがこんなお粗末なクレームのつけ方は (企業イメージの点からも) どうかと思うぞ。
そして私達はいつも同じ主張を繰り返す。 「Links and Law」 に曰く,
である。 参照されたくないのなら Web じゃないところでやって欲しい。
ところで法人にプライバシーは認められているのか?
(3/14 追記) 更新日記 (三月十三日) にバカウケ。
(3/15 追記) 「産経新聞法務部:記事への直リンク禁止はあくまで要望」。 どうやらこの問題はいつもの 「お祭り」 として葬り去られるようである。 sigh...
西武百貨店の事例を知っている人は今回のインシデント・レスポンスをかなり評価するだろう。 素晴らしい。
的日記(3/13) より。 「The Founders' Copyright」 は 「アメリカ建国時代の著作権」 と具体的な意味に訳す方がいいのではという指摘。 この指摘も含めて 「「クリエイティブ・コモンズ」について」 を改訂した。
質問の中に 「「国産」「純国産」と呼ばれることについて」 という項目がある。 そういえば以前 NESSIE の話題が出た時にも似たようなコメントがあったな。 国産である事の最大のメリットは 「日本語」 であることだと思う。 確かにネット全体では日本語圏はマイナーな存在ではあるが, それでも私達日本人の多くは日本語圏の中で生活しているのだから日本語のコンテンツを指向することは別に変なことではない。 それは上記インタビュー末尾の追伸の言葉に象徴されている。
「ああ、日本語の文章は楽だ。」
問題は 「国産」, 「純国産」 という言葉に政治的なニュアンスが含まれている場合だ。 私達はユーザ側の実利的な意味で語られる 「国産のメリット(=日本人がアクセスしやすい製品・コンテンツであること)」 と政治的なニュアンスで語られる 「国産のメリット(=政治的・軍事的に優位に立つこと)」 を厳密に区別しなければならない。 両者は相容れない場合があるからだ。
上記の論理でいけばソフトウェアを 「日本語化」 することは日本人にとってメリットがある。 特に文字集合を定義する 「文字セット」 とローカルコンピュータ内で処理される 「文字エンコード」 とコンピュータ間で流通する 「文字エンコード」 が乖離している (更に Unicode がこの乖離現象に拍車をかける) 日本語圏特有の事情を考えれば 「日本語化」 は重要な作業である。
手前味噌で申し訳ないが, 拙作の BkGnuPG では, 最初の公開の頃 「自分が使えればいい」 と考えていて, 「他の人も使えればラッキー♪」 程度の認識だった。 ところがいざ公開してみて驚いたのが PGP/GnuPG のユーザには圧倒的に海外・英語圏の人が多い事だった。 そのため後で慌てて英語版のリソースを追加した版を公開している。 こうなってから感じるのは 「日本語である事の不自由さ」 である。
日本のユーザにとって 「日本語であること」 は重要なメリットだが, 作者にとっては余計なコストのように見えてしまう場合もある。 英語のメッセージで組めばほぼ全世界で使えるのに日本語ベースで組むと日本人にしか使えないからだ。 それでも OSS の大きなプロジェクトなら 「誰かがやってくれる」 かもしれないが, そういうプロジェクトはむしろ少数だろう。 特に暗号ツールはどういうわけか日本人は関心が薄い。 ちうわけで, (作者の側から見て) 敢えて日本語ベースで組むメリットはあるのか, と考え込んでしまうのであった。 もっとも私の場合, まずネット上での活動自体を英語ベースにしないとダメダメなのだろうけど。
というわけで, 近いうちに新しい言語リソースを含んだ BkGnuPG をリリースするかも, などと無謀な予告をしておく。
へぇ, カン蹴りのときに言う 「ポコペン」 って中国語源なんだ。
昨夜はあやうくママにえびす屋に連行されるところであった。 今月はビンボーなので勘弁。
米国当局にとってウサマ・ビンラディンやアルカイダ幹部は体のいい 「狼」 として利用されている模様。 まぁ日本 (主にマスコミ) だって北朝鮮が対艦ミサイルを発射する度に過剰反応しているのだから米国を笑えない。
まぁ, きょうび新聞の書くことをいちいち真に受けていたのではダメダメだが, この記事はなかなか面白い内容である。
環境保護とか動物愛護とかだんだん過激になっていく感じ。 こうなると一種の宗教だよな。 真面目に地道に活動している方々はきっとエラい迷惑であろう。 そのうち環境保護とか動物愛護の名の下にテロに走るグループもあらわれるに違いない。
「ユビキタス情報社会における 安心・安全なヒューマンインタフェースに関するワークショップ」 において同名のパネルディスカッションが行われた。 高木浩光さんのページにその時使われたスライド (PDF) が公開されている。 ユビキタスという言葉に甘い幻想を抱いている諸氏には必見である。
そろそろ 「Big Brother」 という言い回しは止めた方がいいのではないだろうか。 今の監視社会の恐ろしさは特定の誰かに監視される事ではなく, 不特定のあらゆるモノに監視され得る事だと思う。
嗚呼, 結局こうなっちまったか。 これは米国中道派の事実上の敗北宣言とみていいのだろうか。 イラクは勿論だが, これは北朝鮮に対しても大きな影響を与える筈。 それとも巻き返しがあるのか?
一方日本じゃ 「サイバーデモ」 をやるとかいう輩までいてお話にならない。 そもそもデモによって何かが変わるという期待感に疑問がある。 米国だってあれだけデモやって 「世論調査」 とやらでも半分くらいが反対しているのにもかかわらず宣戦布告がなされたのだ。 「デモによって何かが変わる」 などという期待感は今では 「ファンタジーっぽい」 幻想に過ぎない。 まだ 「陳情」 の方が現実味がある。(いや,陳情でどうなるものでもないけど)
こういう状況では日本に選択肢は殆どない。 ましてや 「毅然として何もしない」 小泉さんだし。 できれば日本からの戦費出費は最小限に押さえて欲しい。
ところで 「再観測」 はちゃんと出来るのだろうか。 影響受けなきゃいいけど。
まぁ戦争当事国が国内に対し情報統制をするのはむしろ当たり前で, それに抗して国外メディアによる情報を手に入れようとする行動ももっともだといえる。
例えば, これを日本に置き換えて考えたらどうなるか。 米国でもああなるのだから日本で起きないはずはない。 しかも日本のマスコミは基本的に 「お祭り体質」 で, どのメディアも右へ倣えのマスゲームを演じるだけなのでオリジナリティのかけらもない。 恐らく米国よりも日本のマスコミの方が情報統制しやすいのではないだろうか。
今日の 10:00 のブッシュ Jr. の演説の中継をどの局も同じように流しているのを見て不謹慎にも思わず笑ってしまった。 どこも同じ内容ならスチャラカな民放ワイドショウなんか見ないで NHK ニュースを見るに決まってる。 でもこの光景が日常化された時, 果たして私達は正気を保っていられるのだろうか。
日本にもニュースサイトは色々あるが, 基本的に国内のマスコミ報道を右から左に流すだけなのでいざという時はほとんど役に立たないだろう。 海外の情報をちゃんと引用・分析し, 国際政治・外交問題についてオリジナルの見解を書いているサイトとしては 「田中宇の国際ニュース解説」 があるが, もうひとつかふたつ欲しいところである。
さて, その 「田中宇の国際ニュース解説」 より。 この読みが当たってるとすると一ヶ月後にはブッシュ Jr. は今世紀最初の暴君として伝説となるだろう。 まぁ実際就任当初からマフィアのボスみたいな振舞いだったけど。 カッコ書きではあるが,
(戦争は不必要で悪いことに決まっている。世の中に「戦争でしか解決できない問題」などありえない。「戦争で解決したいと思っている人がいる問題」があるだけである。「正義の戦争」という言い方は、全くの欺瞞である)
と正面切って書ききるジャーナリストが日本にどれだけいることか。 この部分を読んで私は 『精霊伝説ヒューディー』 で不蜀が放った台詞を思い出してしまった。
我々は!!!
自由と平和のための正義の戦士だ!!!
逆らうものは殺す!!!
まさに今日のブッシュ Jr. の演説にそっくりではないか! であるなら, あの演説に対し私達もマンガチックにこう反論できる。
それを言うなら,
この世に正義の栄えたためしはない!!!
「計算機暗号屋日記」(3/18) より。 あぅー, よく分からん。 AES はともかく PKCS#1 へのアタックの方はあとでちゃんと読んでみるべ。
(3/20 追記)
「Timing-based attacks on RSA keys」
のことらしい?
(3/21 追記) 「Timing-based attacks on RSA keys」 とは別の話らしい。 ツッコミどうもです。 実はまだちゃんと読めてないです。
昨日はデモについていっしょくたに切って捨ててしまったけど, もうちょっと真面目に考えてみる。 いや, 「平沢進がイラク攻撃に抗議して自曲を無料配信」 のスレッドがあまりにも酷くて考えさせられてしまった。
昔は日本でデモといえば街を練り歩いてシュプレヒコールを繰り返したり, あるいはハンガーストライキを行ったりで決まりきった方法ばっかりだった。 今ではネットで楽曲を無料で配信したり現地へ行って 「人間の楯」 になってみたり色々ある。 もっともフランスでは 「ブッシュにプレッツェルを!」 なんてなシャレたキャンペーンもあるが。(こういうセンスが日本人にはないんだよな)
山根信二さんの 3/18 の記事の指摘も面白い。 知ってる分野からのメッセージはそれなりに説得力がある。 実際私は, 9.11 のときには 「Pale Blue Dot」 の強いメッセージに一瞬で感化された覚えがある。(このときはグループの他のメンバに大変ご迷惑をかけてしまったが)
「現代の戦争は、どれだけ強力な兵器を持っているかということよりも、どれだけ上手に自国と関係国の世論を味方につけられるかという「プロパガンダ」の側面の方が重要」 であるなら, 反戦デモはそのプロパガンダを崩すよう戦略的に行われなければ意味がない。 この場合, 反対する人の頭数を数え上げてみても効果がない。 そういう意味で 「サイバーデモ」 など愚の骨頂だろう。 闇雲に反対するだけでは誰もそれにコミットしないし何も動かせない。 楽曲のネット配信や 「人間の楯」 も同様の意味で単体では効果は疑わしい。 が, これらの行動が他のものと戦略的に結びついているなら別だ。
米国によるアフガニスタンへの軍事介入の際は, 現地に近い 「オバハン」 による情報発信がネット上に (特に日本語圏に) 一定の影響力を与えた。 これが示威行動として見た場合に (ご本人はそういうつもりではなかったかもしれないが) 効果的だったかは怪しいが, 日本の各政党のお偉方やマスコミ各社を案内できる立場でありロビー活動の機会にも恵まれていた筈である。 「人間の楯」 も単なる人質としてではなく全世界に情報やメッセージを発信するよう (ネットを使うなりマスコミを巻き込むなりして) 戦略的に行動すれば効果があるのかもしれないと思ったりする。
広島では例によって座り込みが行われたようだが, 上記の考察を踏まえて考えると本当にあれが効果があるのか疑問に思ってしまう。 広島市民以外であの座り込みを知っている人が全世界でどのくらいいるのだろう。 米国や日本を抗議するだけのデモは単に無視されるかせいぜい軽く受け流されるだけで何のダメージも与えられない。
ところで私は今回の小泉内閣の一連の動きをかなり評価しているのだが, どうも世間とはズレているようである。 はっきり言って日本の立場で米国に異を唱えることはできない。 それをするためには, まず日米安保とその根っこにある様々なしがらみを断ち切る必要がある。 今出来る事はとりあえず米国に追従するように見せかけておいて実質的には何もしない事である。 小泉さんみずから言ってたじゃない。 「やむを得ない決断」 だと。 あれは日本のことでもあるのだ。 北朝鮮訪問の時もそうだったが最初のときだけえらく手回しがいいのは, やはり米国あたりから入れ知恵があったのだろうか。
私の名前 (Yasuhiro Arakawa) をエルフの名前になおすと 「Erestor Tinúviel」 で, ホビットの名前にすると 「Hob Proudneck of Tuckborough」 だそうである。
おっ, iij.news ってネットで見られるのか。 管理者業務を後輩に引き継いで以来読んでないのでこいつは便利。
この中にある骨髄バンク登録を呼びかけるコメントが興味深かったので挙げておく。 真紀奈さんのところにも似たような話がある。 正直な話, 私もある意味他人事ではないので, この気持ちは分からないではない。(私の場合, 移植しなければならない程ひどいものではないけど) 明日をも知れない命を抱えてる人達が UD よりもっと積極的な参加を望むのは無理もないと思う。
しかし私にはそこまで言いきれない部分もある。 それほど差し迫ってないからだと思うけど。 でも事情や信条は人それぞれだし, 逆に UD を通じてもっと積極的な参加をしようと思うようになるかもしれない。 UD などの分散コンピュータィングのプロジェクトは確かに医療への貢献のひとつだけど, 貢献する手段は他にも色々ある。 できるところから, あるいは興味の向くところからはじめましょ。 ということで。
米国は相変わらずいつもの調子で DMCA を楯に臭い物に蓋をしようとしているそうで。 うちからもとりあえずリンク。 ダメって言われたら考えます。
まぁ何と言うか, 広告の中身ではなく強制的なポップアップそのものに不快感を感じるんじゃないかと思うけど。 逆にそうやって表示される広告は中身に関らずイメージダウンに繋がりかねないと思うのだが。
そういや今だに Javascript でポップアップウィンドウを (しかもそういうものに限ってクリティカルな内容を) 表示させようとするコンテンツが多いよなぁ。 Javascript を無効にしてるユーザもいるんだからちゃんと代替え手段を用意して欲しい。
とりあえず喰えるハンバーガーを売ってくれ。 あれならコンビニで売ってるハンバーガーの方が美味いぞ。 それとも私の味覚がおかしいのか?
うちに i486DX2 マシンが余ってるんだけど。 食指の動く話...
S/MIME で用いられる証明書は X.509 に基づいてしかるべき機関が管理するのだが, Thawte の個人向けの無料の証明書は 「信用の輪」(Web of Trust) による認証を行っている。 といっても OpenPGP の 「信用の輪」 とは微妙に異なるようだ。 OpenPGP の場合はユーザ同士は完全に対等だが, Thawte の場合は Notary とよばれるユーザが (X.509 でいう CA のような役になり) 認証を行う。 つまりユーザの間で 「認証する人」 と 「認証して貰う人」 が差別化されているのだ。 ただし 「認証して貰う人」 も一定の条件を満たせば 「認証する人」 つまり Notary になれる。
OpenPGP に慣れてる人はこれのどこが信用の輪なのだろうと思うだろう。 私も思う。 Thawte で証明書を貰っても周りに Notary がいなければ誰も認証してくれないのだから。 ちなみに @nifty 会員には 「電子証明書発行サービス」 がある。 他にも大手のプロバイダならこの手のサービスはありそうである。 S/MIME を利用するなら妙な信用の輪よりもこういったサービスの方が確実だと思うのだが。
余談だが, 「Web of Trust」 を 「信頼の網」 と訳すのは最近の流行なのだろうか。 昔から 「信用の輪」 という訳語があるのに敢えて使わないというのは何か政治的な意図がある?
Opera 6.06 がリリースされた模様。 取り敢えず英語版のみかな? 6.05 で放置されていたセキュリティホールに対応しているようである。 これはバージョン 6 系もメンテする気があるとみていいのだろうか。
以前紹介した CC 紹介コミックを結城浩さんが翻訳して公開しておられます。 このコンテンツ自体 Creative Commons ライセンスの下に公開されているので, 条件さえクリアすれば更に派生作品を制作・公開することも可能。
アフガニスタンの時もそうだったが, いったん戦争が始まるとマスコミ報道がまるで当てにならなくなる。 特に民放はあちこち (しかも米国偏重) の情報を右から左に流すだけで, ちゃんと裏とってんの? と思ってしまう。 しかも同じ内容を何度も何度も何度も何度も流してくれやがる。 洗脳だよ, これは。 結局, 日本のマスコミって前の湾岸戦争や 9.11 →アフガニスタン戦争から何ひとつ学んでないんだなぁ。 まぁ NHK は米国礼賛でもしょうがないけど。 あそこはまさに 「大本営発表」 だし。
米国の人達が国外の報道を欲してニュースサイトに集まる気持ち分かるわ。 本当はどうなってるのか日本のマスコミ報道じゃさっぱり分からない。 欲しいのはプロパガンダではなく事実だ! どなたかちゃんと情報の収集と分析をやってる日本語のサイトを教えてください。
(前にも書いたように) デモンストレーションとしては怪しいもんだけど, それでも意思表示として 9.11 に引き続き 「Pale Blue Dot」 をトップページのヘッダ部に貼り付けてます。 愚痴るだけではしょうがないし, ここは完全に私のページなので気兼ねしないし。 私には百万の言葉よりも 「ボイジャーの視点」 こそインパクトがある。 「そりゃただの自己満足だ」 というツッコミは無用です。 本人が一番分かってますので。
「アメリカのイラク攻撃に対する抗議」 という読み方はしない方がいい。 言ってみればこれは 「火事場泥棒」 みたいなもの。 もしうっかりぽっかりやられちゃった場合には 「いやぁ, ごめんなさい。 やられちゃいました」 くらいで軽く流すのが吉。
しかし Apache や OpenSSL の穴を塞いでないサイトってまだけっこうあるのな。 IIS サイトを笑えないぞ。 ここは大丈夫か?
昨年後半くらいから日本のマスコミでも 「ネオコン」 という言葉が登場している。 最近は新聞記事でもここまで書けるようになったんだねぇ。 しかし今頃こんなことを書いていたのでは遅すぎる。
日本にとってもっとも重要なのは 「イラクの次」 であろう。 戦果がどうあれ 「イラクの次」 は確実に北朝鮮だからだ。 そしてこれ (北朝鮮への外交戦略) は戦果 (短期終結かまたは長期化により米国不利に陥るか) によって大きく舵取りが変わる。
「日本は米国支持によって股裂き状態になってる」 という評論家もいるようだが認識が甘いような気がする。 戦果がどちらに転ぼうと日本は致命的な損をしてはいけない。 これはドロップの許されないギャンブルだ。 ギャンブルで損をしないようにするには胴元になるのがベストだが, 今回日本は胴元にはなれないので掛け金を適当に分散させてリスクヘッジを狙うしかない。 だから米国と国連に両方賭けるのである。
野党陣営もどうせケチをつけるのならそういう観点 (つまりオッズと掛け金の配分) で議論を戦わすべきだったと思うのだが。 近い発言をしていたのは自由党くらいか。
(作品に対する評価は別として) 「ほしのこえ」 が凄いのは 「ほとんどひとりで制作した」 ことではなく 「この品質でならひとりでも制作可能なコストであると具体的に示した」 ことではないだろうか。 そしてそれは従来の 「アニメ」 というジャンルを囲む城壁を破壊するインパクトを持つ筈だった。 しかし実際にはそうなっていないようである。 それはこの記事の最後のコメントに象徴されているように思う。
「『ほしのこえ』トリプル受賞が示したのは、こうしたアニメ業界のデジタル化の、さらに先にあるアニメカルチャー大国・日本のビジョンかもしれない。」
結局, どれだけ技術革新がおころうとも, どれだけ優れたクリエイターが顕れようとも, (作り手の思いには関係なく) 「アニメ」 は 「アニメ」 の枠の中でしか評価されないのである。 これは病人が医師に余命を宣告されるのと同じ事だ, と思うのだが...
ここしか知らない人にはアレだが 実は 「唄う本屋さん」 というのを営業中だが, ここ一年メンテしていない。 先日久し振りにメンテしようと行ってみたが途中で挫けてしまった。 放置するくらいなら店たたもうかなと思ってるんですけどまずいッスか? > 長谷川さん (とか振ってみる)
アソシエイト・プログラムとか面白そうかなぁと思うんだけど, amazon.com ってなんかいつも見張られてるようなイヤな印象があるんだよな。 やるんならプライバシー・ポリシーを変更しないといけないし。
(ツッコミより) GnuPG 1.3.1 で Keyserver へのアクセスが上手くいかないようである。 1.3.1 では gpg.exe の中に組み込まれてるんじゃなくて別のロードモジュールになってるのね。 ちょっと今別件で手が離せないのですが, もう少し時間に余裕が出来たら試してみます。 もし GnuPG 1.3.1 のビルドにトライして 「うまくいったよー」 という方がおられましたら 「戯れ言へのツッコミ」 かメールで教えてください。
Keyserver と言えば, WinPT では OpenPKSD に対して公開鍵の検索と送信ができないらしいけど, どうなったんだろう。 ちなみに GnuPG 1.2.1 Nullify 版を使って, W2K コマンドプロンプトから直接コマンドを叩く方法と GPGrelay 0.92 経由でのアクセスはうまくいった。
WinPT (Windows Privacy Tray) は Win32 版 GnuPG が Keyserver アクセスをサポートする前から Keyserver にアクセス可能だったので, 独自のルーチンを組み込んでると思われる。(socket ライブラリも WINSOCK2 を使うので Win95 ユーザには不評) もっとも Windows ユーザの場合は CGI 経由で ASC データをコピーしてクリップボード経由でインポートできればあまり不自由を感じなかったり。
先日紹介した 「Attacking RSA-based Sessions in SSL/TLS」 に対応するインシデントは 「Klima-Pokorny-Rosa attack on RSA in SSL/TLS」 だそうな。
私が勘違いしたインシデント 「Timing-based attacks on RSA keys」 に対応する論文は 「Remote timing attacks are practical」 だそうである。
まだ読んでないのに...
イスラエルの陰謀って (^^;)
このテキストを読んで私には 「CCCD を導入しても売り上げは上がらないだろうし違法コピーも減らないだろうし制作現場もブツブツ言うだろうけど, 他に手はないし 「消費者」 への脅しにはなるだろうから取り敢えずやっとけ」 と言ってるようにしか読めないんだけど。 脅しに使ってるのだから (「消費者」 に対して) 後ろめたいのは当たり前で (だから箝口令をしく), そこに苦悩や陰謀があるとは見えない。
脅し目的なら (「消費者」 でない) ユーザは離れていくに決まってるし, そこに未来などあるわけがない。 一部の不心得な 「消費者」 を駆除するためにまっとうな 「ユーザ」 まで排除しちゃうなんて数十年前の農薬公害みたいでマヌケな光景である。
いっそリセットしちゃいなよ。
今思いついた。 「4分33秒」 を CCCD でパッケージングして売ったらどうなるのかな。
半分同意。 だが, 数学と言っても色々あるからなぁ。 学問としての数学と (科学や工学で使う) 道具としての数学は全然違う。 学生時代, 数学科の友人に 「本当の数学は数式なんか使わない」 と言われて妙に納得したことがある。 プログラマを目指すならまず工学を学ぶべきで, その中のスキルのひとつとして数学もちゃんと押さえておくべきである。
あと数学的センスというのは適性 (つか身体能力?) に近いもので, 学んでどうにかなるものではないと覚悟すべきだろう。 まぁでも 「適性」 は歳と共に変わるもんだけどね。
以上, 私の実感と偏見をこめて。 もっとも最近では, プログラム (少なくともアプリケーションプログラム) は 「ロジック」 ではなく 「言語表現」 になりつつある (なっている?) ので工学など不要なのかもしれないけど。
なんだかなぁ。 「連邦」 さんのところの記事見ても産経新聞の対応の悪さばかりが目立ってしまう。 「法務部」 なんてセクションのある企業としてはあり得ない対応。 ホンマかいな。 そういや ZAKZAK をフィルタリングで閲覧不可にしている企業があるらしい。 そもそも存在を否定されてるところもあるのに直リンクくらいでねじ込むなんて (著作権や営業妨害以前に) 理不尽な話だいね。
出版関係の人に聞いた話では 「記事の見出しが 「題号」 にあたるのか疑問」 という見解もあるらしい。 この辺は例の訴訟の判決が出ない限り灰色のままなのだろうか。 今回の産経新聞の件は問題の核心がうやむやのままに新聞社側の印象の悪さだけが余韻として残っただけというのが...
(3/25 追記) 「新聞記事の切り抜きコピーサービスは無許諾で行えば著作権侵害のおそれがあるということですが、それでは記事の抄録を作ったり、見出しだけを並べたりした場合はどうでしょうか。」 で新聞記事 (の見出しや内容) の取り扱いについて書かれている。
(ツッコミより) GnuPG の開発バージョン 1.3.1 で追加されている 「Trust signature」 機能について。
この機能のベースになっている 「Maurer trust model」 というのは 「多次元トラストメトリック」 の一種のようである。 「Maurer trust model」 のもとになっていると思われる論文は以下のとおり。
また 「多次元トラストメトリック」 についての日本語の論文は以下のものが参考になるかな。
まだ中身を読んでないのでイマイチ理解しきっていないのだが, この前紹介した Thawte が個人向け無料証明書で用いてる信用モデルがこれに近いんじゃないかな。
GnuPG は将来 OpenPGP ベースの PKI と X.509 ベースの PKI を統合しようとしているみたいなので (Project Ägypten および newpg 参照), 「Maurer trust model」 の導入はその一環と考えられるかもしれない?
ルートレック・ネットワークス社が Windows プラットフォーム向けのターミナル・エミュレーション・ソフト Guevara を無償で公開している。 SSH2 をサポートしていてなかなか使い勝手がよさそうなのだが, .NET Framework が必須になっているため導入にちょっと躊躇している。 ポートフォワーディングなど対応していない機能もあるみたいなのでもう少し様子を見るか。
ちょっと情報を漁ろうと思って 「黒木玄のウェブサイト」 にある BBS をポータルにしてあちこちうろうろ。 脈絡がないので注意。 BGM は 「山本正之 '88」。 「戦国武将のララバイ」 などを聴くと多少冷静になれる。
雑感212-2003.3.17「ダイオキシン 神話の終焉」: 「中西準子のホームページ」 より。 結局あの騒ぎは何だったのだろう。 「環境ホルモン空騒ぎ」 も参照。
CSFB − 日本経済ウィークリー:
黒木玄のウェブサイトでは絶賛されているしレポート自体も色々と勉強になるけど,
Web コンテンツとしては最低のページ。
ブラウザによっては無限ループで location.reload();
をかましてくれるので,
このコンテンツを見る際は Javascript を無効にする必要がある。
エラい嫌がらせである。
J-RCOM (Japan Research Center Of Military affairs): これこれ。 「軍事通信員報告」 など興味深いコンテンツがある。
以降は野尻ボードより。
ミントGoogleですわ: あっはっは!
ルビー電卓: 代数計算できる電卓。 ソース公開されてる。 よく考えたらここ1年以上 「計算」 というものをまともにしてないんじゃないか? まぁスプレッドシートで事足りてるしなぁ。 電卓で一番使う機能は進数変換 (って言うのかな) だったり。
GNU Octave: MATLAB クローン,らしい。 Windows プラットフォームでも動作する模様。 あとで試してみよ。
モアブのルーツ: 例のやたらと火や煙が出る爆弾について。 十分 「大量破壊兵器」 じゃん, という意見はごもっとも。
President Says Saddam Hussein Must Leave Iraq Within 48 Hours, and Wake Up, America: 「冬樹蛉のページ」 より。 実際の TV 演説と比べると面白いかも。 英語不得手の私にはちょっと難しいジョーク。
やはり戦争関係の (ちゃんとした) 情報は少ないなぁ。 J-RCOM の神浦元彰さんが 「バクダッド市街戦はありません」 と書いておられるのが注目か? イラク側は当然バクダッド市街戦で 「ソマリア戦争」 を再現しようと目論んでるだろうから, 市街戦を行わずにバクダッドを制圧できるとなればその後の戦局に大きな影響を与える筈である。
ってこれ NHK の英会話講座 (?) の例文なのだが, 日本語がおかしくないか? 「あなたを写真にとっていいですか」 だろ? まぁ他人に説教できるほど日本語が上手いわけではないけど, 私。
Opera 日本語サイトで 7.03 と 6.06 を 「セキュリティアップデート」 として告知している。 本家は内容には触れていないが日本語サイトでは一応内容にも言及している。 changelog でもセキュリティ・インシデントを優先的に書いてあるし少しずつ改善されているようである。 この調子で今後もやって欲しい。 できればトップページから直接 changelog にリンクしてアクセスしやすくして欲しいけど。
あと changelog の中身をもう少し詳しく。 個人作者の場合はしょうがない面もあるけど, 企業がやってるんだから品質管理を疑われるようなドキュメンテーションは拙いだろう。
日本酒ではなくリキュールの方。 飲んでみたいなぁ。 個人的にはスピリタス (95.5度) までは大丈夫なので腰が抜けたりはしないと思うけど。 ちなみに実験用のエチルアルコールも経験済み。 よい子は真似してはいけません。
でも一番好きなのは日本酒。 それも甘口。 日本酒独特の上品な甘み (醸造用糖類じゃないよ) は他のお酒ではマネできないだろう。 他にもちょっと酸味があるやつとかいいよね。 サワーな濁り酒とかも。 辛口ばっかりでは旨い日本酒の半分も堪能していませんぞ。 しかし日本酒で抜群に美味いのは 「古酒」 だよね。 四十路になる前に古酒を二度も堪能できた私は幸せ者。
日本酒の美味さを表現するなら 「一期一会」 と言う表現が一番しっくりくるのではなかろうか。 同じ倉で同じ杜氏が作っても毎年味が変わる。 「大当たり」 をいただけた時の美味さと嬉しさといったら... !
あぁ, お酒呑みたくなってきた。
同名の翻訳コンテンツ。 GnuPG の運用管理の仕方についても書いてあるので Mutt を使っていない方にも参考になるかもしれない。 前にも書いたけど, やっぱ訳語がなぁ。 個人で翻訳されている場合はどうしようもないかもしれないけど。 私のように英語不得手の人はまず日本語のコンテンツから入ると思うので, 訳語を統一することは重要だと思う。
企業が絡むとこういうのは結構すんなりいくんだけど, OSS など個人活動の集積で成り立っているようなプロジェクトでは難しい事だとは思う。 訳語の問題についてはご意見も頂いてますが, そのうち自分なりの答えを出せればと思う。
やっぱ Cygwin なのか。
いいねぇ。 かなり萌え。 CD/CD-ROM の表面のラミネートを利用するのかな。 例えば CCCD を買って中身をこの蓄音機で録音し直して返品するとかいう嫌がらせはどうだろう。
時節柄どうもこのキーワードでやってくる方が多いようなので。
ネオコン関係の日本語の解説としては 「田中宇の国際ニュース解説」 が絶対にお薦め。 私がこのニュース解説を定期購読するようになったのは 9.11 以降なのでそれ以前の記事はあまり読んでいないのだが, 最初に 「新保守主義派」(ネオ・コンサバティブ) の名前が出たのは 昨年 9/9 に配信された 「米イラク攻撃の謎を解く」 からだと思う。 したがってこの記事以降のイラク情勢に関する分析は全て読んだほうがよい。(ただし, この方かなり大胆な推測をされるので, その辺割り引いて判断する必要がある。 なお, 田中宇さんの分析への批判もネット上に結構あるので探して読んでみるとよい)
ちなみに, いわゆる 「ブッシュ・ドクトリン」(PDF) が公に発表されたのは昨年 9/20 で, 日本の主なマスコミが 「ネオコン」 について言及にするようになったのは多分それ以降である。 一方同じ9月に小泉首相の北朝鮮訪問が急遽決まったりして, この辺の派閥間の駆け引きはかなり興味深い。(ネオコンは中東方面は強いが, 一方で東・極東アジアについては中道派が強いといわれている)
米国の今の動きをマンガチックな 「ジャイアニズム」(バンドの名前じゃなくて, そういう言い回しがあるらしい) や宗教がかった 「ユニテラリズム」 あるいは石油・戦争利権などで説明するのは無理があると思う。 日本のマスコミはそうしたがってるみたいだけど, そういう単純な理由付けで思考停止を促すような報道がされる事自体米国の思うつぼであろう。
Becky! 2 用の spam 対策フィルタをお試し中。 上手く運用できそうなら正式採用ということで。 うちにくるのは日に20通前後だが最近増加傾向にある。 手作業でのフィルタリング設定では限界があるし。
spam と言えば先日男前な決断をした 「ぷらら」 だが内幕は結構大変らしい。 しかし ISP でできるのはこのような追徴金の徴収 (もしくは賠償請求) までが精一杯ではないだろうか。 ISP 側で spam フィルタを設置しているところもあるらしいがやり過ぎだと思う。 万一フィルタリングされたメールがユーザにとって必要なものだった場合, ISP は責任を取ってくれるのだろうか。(そもそもフィルタリングであればそのようなメールが来たことすら分からない。 大変な機会損失だと思うのだが...)
結局, spam がイヤなら自分で対策するしかない。 最近のメーラは大抵 spam 対策の機能がついているようなので最大限に活用すべきだ。 あぁでもケータイは別ね。 あれはインターネットじゃないし。
巷では Web コンテンツで公開しているメールアドレスを符号化する事でロボットによる収集を防いでいるようだが, メールアドレスを収集するロボットがマヌケであることを前提とした対策はあまりに場当たり的だ。 符号化情報を復号するのは非常に簡単なので, このような対策は早晩無効化されるだろう。
「ル・モンド・ディプロマティーク」 の最新記事。 内容がアレな上に非常に読みにくいのだが, 所々核心をついていると思われるような部分もあるので読んでも損ではない。
ついでにもうひとつ挙げておこうか。
「せち日記」 では既に紹介済みだが, パキスタンの理論物理学者 Pervez Hoddbhoy 教授が今年1月中旬に公開されたテキストである。 今となっては空しい内容だが, こちらの方がよほど核心をついているので是非読んで欲しい。
更にもうひとつ。これは3月上旬のテキスト。
同じことは 「イラク侵攻とドル暴落の潜在危機 」 でも指摘されている。
今回の戦争が日本の国益にかなう筈がない。 そんなことは分かりきってる。 それでも米国に追従せざるを得ないのは, 日米安保をはじめとする 「同盟関係」 とやらにより日本の軍事主権を米国に取り上げられているからだ。 しかし, もし今回の戦争が長引けば, この問題について今度こそ真剣に考える下地ができることになる。 冷戦後どころか 「戦後」 すら今だに引きずっている日本。(もちろん政治的な意味でだよ) どの国もこれからの国際社会の中でのポジション争いにしのぎを削っているというのに, 世界中で他にこんな優柔不断な国があるだろうか。
睡眠障害をちゃんと病気 (の症状のひとつ) として扱ってくれるのは嬉しいが, 社会的には差別要因としてしか作用していないように見えるのは気のせいか。
そりゃ人間が集まってやる事だし色々あって当然だと思うけど。 オープンだからこそ fork もあり得るんじゃないのか。 それが OSS の面白さじゃないのか? 相変わらずよく分からん世界だ。
結城浩さんの日記ページで頻繁に披露される数学クイズのひとつ。 つか, 結城浩さんの上のお子さんって8歳ですよね。 物凄い数学センスだなぁ。 8歳にして虚数の概念を習得ですか。
私が8歳のときって九九の暗誦で苦労していた頃かな。 それ以外は NHK の 「新八犬伝」 にハマっていた事くらいしか思い出せない。
(「せち日記」 でも書いたことがあるが) 広島市では劣化ウラン弾を核兵器の一種として反対運動が繰り広げられている。 地元紙でも連載が組まれたり (更に本になったり) したこともあるらしい。 今回も間違いなく使われているだろう。 今回の空爆作戦には 「衝撃と恐怖」 とかいう名前が付いているらしいが, 訓練を受けている兵士やあらかじめ状況の予測が可能な政府上層部よりも普通の市民の方が深刻なダメージを受ける筈である。 しかもこの物理的・精神的ダメージは今後何十年と後遺症を残す。
Becky! 2 用の spam 対策フィルタはなかなかいい感じ。 kr 方面からのメールのフィルタリングが甘い感じだが, ローカル設定で kr な文字エンコーディングを丸ごと弾くようにすればほぼ大丈夫そう。 どうせ韓国語は読めないのだ。
あっ, 私にメールを下さる場合は日本語か英語でお願いします。(って,ここで日本語で書いても意味ないけど)
なにぃ! 絶対見る!!!
キャラクタ投票もしちゃいました。 やっぱり日本人にとって火星人とはタコ型でも卵で孵化するのでもなくて, 耳がまわって 「るーるー」 言わないと。
すっごい分析&推測。 確かに今だに 9.11 とウサマ・ビンラディンとを関連づける証拠を提出できずにいる理由にはなりそうかな? で, もしそうだとすると, 短期で終結しても 「次は北朝鮮」 とは必ずしもならない可能性もあるわけだ。
いい加減にしてくれ! そうやっていつまでも 「私達」 はないがしろにされ, その間に住基ネット等の 「システム」 はどんどんヤバくなる。 本当は政府も行政もマスコミも 「個人情報保護法」 を葬ろうとしてるんじゃないのか?
そうか! 「フセイン」 は 「服部半蔵」(by 『伊賀の影丸』) だったのか (くすっ)
(日本の宇宙開発の問題は取りあえず脇に置いておくとしても) どうも今回のスパイ衛星, 打ち上げ&軌道投入に成功しても, ハード・ソフト (運用) 両面において使い物にならないようである。 まぁ今後5年間はノウハウの蓄積に専念していただきましょう。 軍事上あるいは諜報上のノウハウをまるで持ちあわせていないなんて。 「平和ボケ」 という言葉がこれほどぴったりハマる国は珍しいよな。
そうか, 南極ドメインは aq なのか。
谷山浩子さんの 3/28 のコメントが胸に痛い。 というわけで今日は 「流星少年」 あたりを聴きながら粛々と仕事をしています。
いや, 笑えないって, このジョーク。 特に日本では。 イギリスではプライバシーの問題について論理的に考えられる素地があるからこそ上記のように表彰も出来たりするわけで, それすらできない日本では本当にシャレにならない。
せっかく 『中央公論』 を (立ち読みではなく) 購入したのだから, もう少し読んでみる。
外国人記者が日本の TV 国会中継を 「もったいぶった独り言 (consequential monologue)」 と揶揄している, という話にウケた。 うまいこと言う。 まぁ 「茶番」 と言い換えてもいいんだろうけど。 おっ, この記事の著者のインタビュー記事めっけ。
そういえば (子供時代を含めた) 学生時代にスピーチの経験はあってもディベートの経験はなかったなぁ。 最近の子共は授業等でディベートとかってよくやるのだろうか。 こういうのって場数だからなぁ。 ところで 「国際ディベート学会」 って何だ? 検索すると確かによく出てくる名前のようだが実体がよく分からないぞ。 「日本ディベート協会」 とは違うんだよね?
『中央公論』 で最近面白いのは 医師の斎藤環さんの時評かな。 今回は 「ネットがいざなう匿名の死」。 いわゆる 「ネット心中」 というやつだ。 「ネット心中」 については 宮台真司さんの 「「自殺系サイト」の規制論議の是非を問う 〜「出会い系サイト」規制との関連〜」 もお薦めである。 両者の論点は異なるので比較はできないが, それぞれ依って立つものが微妙に異なってる感じで面白い。 特に斎藤環さんが 「ネットでの出会い」 に対して懐疑的である部分とか。 また 「若者は自らの動機付けのためにネットを使用しつつある」 という部分も妙に納得してしまう。
今月号の 『中央公論』 を読んで一番腹立たしかったのは, 米国に追従する小泉内閣をあっさりと容認してしまうような論調が多すぎる事である。 いや,私だって今回の小泉首相の行動については一定の評価をしている。 しかし, それは逆に言えば私のようなもの知らずの素人でも思いつくレベルの話であり, 本来ならその次にくる 「じゃあどうすればいいの」 という部分をこそ私達国民に示し議論すべきではないのか。 『中央公論』 に書かれている記事群は, 言ってみれば Introduction しか書いてない学生論文みたいなものである。
しかも現在与党も野党も 「統一地方選挙」 モードに入ってしまい, 全く議論が断絶しているようである。 世界情勢が不安定な今だからこそ (制約された状況の中でも) 日本の行動の自由度が上がってきている筈なのに, やったことといえばせいぜいスパイ衛星を打ち上げただけで, イラク戦局の方はもう終わったかのように振舞ってるし, もう完全に 「ええじゃないか」 状態である。
この点は TV 報道も同罪だ。 「私たちはこの戦争をどう考えるべきか」 でも指摘されているな。 ひょっとして各マスコミは上記のような 「今必要な議論」 を避けるためにわざと刺激的な 「戦場」 報道を繰り返しているのではないかとさえ勘繰ってしまう。
冷戦構造を前提とした日米安保体制が今の日本にとってまるで益する部分がないことは, 遅くとも前の湾岸戦争の時点で明らかである。(今や米国は北朝鮮等から日本を守ってくれない。 米国にはその必然性がない。 今の対北朝鮮交渉が日本抜きで進められていることにもっと注意すべきだ) それなのにこの点についてダラダラと十年以上もオミットし続けている。 今の体制を今後も続けるのなら, そのベネフィット (もしくはベネフィットを引き出すビジョン) をきちんと示す必要がある。
このままいけば日本は, 昨年の訪朝に続き, またもや 「機会損失」 という大きな失敗をしでかすことになるだろう。 そしてそれは 「北朝鮮外交」(つか陳情) に直接的な影響を及ぼすし, 米国の後ろで見え隠れする 「金魚の糞」 たる日本の立場を改めて 「世界」 に強調してしまう結果になるかもしれない。
「黒木玄のウェブサイト」 にある BBS から。 「イラク情勢アンテナ」 というのができているらしい。 ニュース報道を中心にチェックしているようだ。
(昨日も書いたが) マスコミやマスコミ報道を情報源とした 「戦場」 報道にはもうウンザリしている。 これは, 例えば反戦 (あるいは戦争礼賛?) サイトも同様だ。 従って, 私としてはコラムや分析記事の方が有り難い。 そういう個人的要望を満たすコンテンツとしては 「地球村の事件簿」 や 「持田直武 国際ニュース分析」 あたりがよさげな感じである。 ただしどちらも TV 報道でよくやる 「解説」 の後追い的な色が濃くインパクトにかける感じ。
基本的にどれも米国 (あるいは日本) を非難するばかりで芸がない。 日本語のコンテンツならもっと日本向けの分析やビジョンの提示があってもいいと思うのだが。
的日記 (3/30) より。 「戦争」 を理由に素数探索プロジェクトのひとつ 「Generalized Fermat Primes Search」 の活動が一時中止されるらしい。 しかも, URI によっては アクセス元の IP アドレスを見て 「403 - No War In Iraq」 に飛ばされてしまう場合がある。 当然日本からのアクセスも 「戦争容認」 の立場をとるため該当のページに飛ばされる。(かなりショッキングな内容を含むので注意)
こういうやり方もあるんだな。 頭では分かっているつもりだったが, こんなメッセージ発信の仕方にうすら寒いものを感じるのは私だけか。
敢えてこっちに書いてしまうが, どうせもろバレなんだから運用まで公開してしまった方が得策。 今回のスパイ衛星が提示する問題点は恐らく三つ。
1番目と2番目は SAC ニュースなどで松浦晋也さんが書かれていることに通じると思う。 ただし個人的には官僚・政治家に 「理学と工学のセンス」 を要求するのはあまり現実的ではないように思える。
今回の件は決して特殊なケースではない。 上記の 「スパイ衛星」 の部分は他の政策キーワード (例えば 「住基ネット」 とか) で読み替えることも可能だ。 日本の政策の多くは包括的に考えられているわけではなく, 政府内の力関係によってのみ決定されるようにしか見えない。 だから運用がごり押しにならざるを得ないのだと思う。
日本はいつまで 「戦後」 を続けるつもりなのか。 そろそろいい加減にして欲しい...
スパイ衛星については 3/27 に紹介した記事や, 山根信二さんの記事も参照。
(4/1 追記) 「米が偵察衛星の軌道公表(共同通信)」
結城浩さんによる翻訳より。 パブリック・ドメインの扱いってどうなっているのかよく分からなかったけど, このコミックで何となくイメージできた。
いや, もちろん 「電子透かし」 みたいな高級なものとは違うけど。
でもこういうのっていろいろ応用ききそうだよね。 パッと見分かんないし。 面白いよなぁ...
明日は沈黙してみる。