2005年10月01日

☆ 「はてな」コミュニティの奇矯さ

「はてな」のコミュニティでは端から見て「ばっかじゃないの」と思わせるような議論(?)が展開されることがある。 例えば

で紹介されているような, である。 これって単に「はてなブックマーク」の実装がタコなだけであって登録時に他者の(タイトル等の)情報が入り込まないように「はてな」に要望すれば済む話なのに, なんで愚痴みたいな話を延々展開させてるんだか, と思ってしまう。 システムを正としてユーザの方に制限をかける考え方は最初の1フィートで間違っている。

こういうのを見てしまうから「はてな」の各種サービスを積極的に利用しようという気が起きなくなるんだよなぁ。

☆ いかん,いかん

最近心が疲れているなぁ。

今週は後半三日間連続でキレてしまった。 だって段取りが悪すぎるんだもん。 会議のやり方を会議で決めるなっちうの! もっとスパスパッとやってくれよ, 時間がないんだからさ。

心が疲れている時は感情の threshold が下がる。

私は仕事中に独り言を言う質で, それは自分でも恐いので意識して控えるようにしているのだが, 心が疲れている時はついポロリと口に出してしまう。 マンガや TV にもツッコミを入れるし, 先に書いた「どーでもいい話」にまで敏感に反応する始末。 ホント我ながら「その日の気分」だけで生活してるんだな, と呆れてしまう。

☆ 「歳くったなぁ」と実感する時。

「平成ベビーがベビーを産んだ」と聞いた時。

☆ イラク撤退か

ようやくか。 まぁ今の状況では他に選択肢がないからな。 つか「他に選択肢がない」のにも関らず今まで(米英がアクションをおこすまで)先延ばしにしてきた小泉政権の無能さを笑うしかない。

しかしこれでイラクが「ベトナム」よりひどい状況になる可能性が大いに高まってきたわけで(「ベトナム」の場合は北ベトナムがあったからねぇ), このおとしまえをどうつけてくれるのか。 まぁ「毅然として何もしない」小泉さんが何かするとも思えないが。

話は変わるが

もなかなか面白い。 が, 中国を過小評価しているのじゃないかという気がする。 いずれにしろ極東情勢は次のステージに入ったわけで, 主演は中国とアメリカ。 北朝鮮・韓国・ロシアは助演かな。 日本は, まぁ, せいぜい学芸会の「背景の木」くらいの役回りが精一杯だろう(六ヶ国会議の時点で既に存在感なしだけど)。 そういう意味じゃ拉致問題は話題にすらならないかも, というのはその通りかもしれん。 少なくとも小泉政権が続く限りは。

内では大言壮語を吐きながら外ではまるで存在感がないというまさに「内弁慶」を演じなければならない日本のダメさ加減。 拉致問題にしても, あれは日本の国民に対するアピールでしかなく北朝鮮や他の国に対しては何のインパクトも与えていないというのが哀れな感じ。 (だって「平壌宣言に従って」云々というのは中国やアメリカなどはこの問題にタッチしないことを意味するし, 北朝鮮にしても「拉致問題は解決済み」と宣言してるのだから何ら支障はない。 結局日本だけが(それも国内だけで)騒いでいる構図になっている)

☆ 決着?

今回の件は知財云々というよりも松浦晋也さんの

「エイベックスという会社がネットユーザーの間で「何をするかわからない行儀悪い会社」として認知されたのは間違いないだろう。」

という発言に集約されるだろう。 商売というのは客との信頼関係の上に成り立つものなのに, 商売人自らそれをぶっ壊してしまったのだから。 それでもきっとほとんどの客はそんなことがあったことも知らず「商品」を消費し続けるのだろう。 もともと信頼関係などなく客側も出されたご馳走だけを(それが何できてるのかも知らず)これからも食べ続けていくに違いない。 まぁ「おいしい」商売だよな。

☆ 『ハッカー宣言』

私はもうカタカナの「ハッカー」という言葉を食べ過ぎてお腹一杯になっていて, 「タイトルに「ハッカー」が付く本なんか絶対に買うまぁ」と思ってたりするのだが, 意外にもこの本を巡る批評が面白かったり。

山根信二さんも参戦されるらしいので楽しみ。 やっぱ「花見」は楽しいやね。

(10/8 追記)

ツッコミはこちら

2005年10月02日

☆ 国勢調査

昨夜調査票を回収に来られたのだが, マヌケな事にすっかり忘れていた。 取り敢えず平謝りに誤って再び今朝御足労を頂いた。 いや, 本当に申し訳ない。

やっぱ TODO リストみたいなものはいるのか? でも仕事は Outlook だし(職場の制式なのだ), ケータイで使えるのならいいんだけど。

☆ spam みたいな spam 2

妙に機械的な感じだったし bot 経由で来てるのかと思ったら本当に spam だったのね。 ちなみに最初の頃は鬱陶しかったが, IPBL にも登録されているらしく, 最近では BkASPil でも高確率でフィルタリングできるようになった。 まぁフィルタリングできるからといって日に200〜300通もの spam が減るわけではないのだが。 臭い物には蓋をするのではなく元から断たなきゃダメ。(できりゃ苦労しない)

☆ 手段としてのソーシャル・ブックマーク

昨日書いた話は既に6月下旬の時点で要望が出ているらしい。 未だに上場してないようなので買い増ししてみる。

以下に書くことは全く一般的ではないのであしからず。

Social Bookmark だの Folksonomy だの言っても個人レベルでの応用は限られている (利用は個人レベルの興味に限定されていてもそれを集約したものは検索データベースとしての意味を持ち始める, というのが Folksonomy の凄さだというのは分かっていますよ)。 私の場合は今まであったアンテナや RSS Aggregator といった情報収集チャネルにもうひとつ Folksonomy のサービスが加わったというだけに過ぎない。 しかし Folksonomy のインパクトは他の集約サービスよりも「情報の誤配」が期待できるところにある。 例えば「security」タグでアンテナを張っておくと(del.icio.us では post 機能を使う。 「はてなブックマーク」ではユーザ単位でしか「お気に入り」を登録できないので不便)本当に様々な情報がやってくるようになる。 私は英語不得手なので従来のアンテナや RSS Aggregator ではどうしても日本語の情報に偏ってしまう。 del.icio.us がなかったら「How NSA access was built into Windows」なんてコンテンツにも気がつかなかったかもしれない。

ただ「はてなブックマーク」ではこのような「情報の誤配」は起きにくいような気がする。 それは設計の問題ではなくユーザの規模と雑多さ加減のような気がする。 良くも悪くも「はてな」は閉じたコミュニティなのだろう。 どちらがいいのかはよく分からない。 「井の中の蛙、大海を知らず/されど、空の高さを知る。」 なのかもしれない。

☆ 「魔法のくちびる」

2日間寝倒したらかなり楽になった。 やっぱ疲れてたんだねぇ。 起き抜けに NHK 教育を点け「魔法のくちびる」を観る。 世界口笛大会のドキュメンタリ番組なのだがちょいと感動したね。

うろ覚えだが「トランジスタラジオの登場以来,人々は音楽をただ受け入れることに慣れ過ぎてしまった」というくだりに唸ってしまった。 そう, 音楽は音楽家の所有でも(ましてや)音楽会社の所有でもない。 私達すべての人が楽しむために与えられているものなのだ。 ちなみに番組中で唇を使わずに上顎と舌で音を鳴らす方法も紹介されていたが, 実は私もあの吹き方はできる。 まぁ音楽にならないんだけどね。

ツッコミはこちら

2005年10月03日

☆ ゲーム

最近また「ゲームやりたい」病にかかっている。 でも新しいゲームをやる気力はないので古いゲームに手を出してみたり。 「.hack」を最初から。

そういや「PlutoKiss」って2005年12月という設定だっけ。 駆け抜けるように時は流れる...

ツッコミはこちら

2005年10月04日

☆ 青空文庫 with nano

どひゃん。 こんなことできるのか。 欲しくなってきたじゃないか, iPod nano。

ツッコミはこちら

2005年10月08日

☆ ありゃま

前回からもう四日も経っちまったのかい。 ちょっと体調崩してました。 会社も休んでみたり。

さて, 遅れを取り戻さなきゃ。

☆ あとがき

ライトノベルじゃないけど, 「あとが(書/描)き」と言えば竹本泉さんだな。 一時期「あとがき作家」なんて呼ばれてたこともあったし。 当時『苺タイムス』[bk1]の帯に書かれたのが

「竹本泉先生入魂の描き下ろし15ページ! −−全部、あとがき。」

だったり。 あとがきを読むために(リニューアルされた)同じ作品を何度も買ったりするコアなファンもいるし(私のこと?)

こうなると「あとがき」がひとつの作品なんだよなぁ。 単行本に連載される「あとがき」という名の作品。

☆ メモ書き

面白そうなんだけどねぇ。

メモ書きソフトやサービスは色々試したけどどれも続かなかった。 Wiki はいい線いってたんだけど今の職場では制限が厳しくてローカルで Web サービスを立てられないんだよねぇ。

で, 結局今はどうしてるかというと B5 版の大学ノートに逆戻りしてしまった(裏紙は収拾がつかなくなるので不適)。 議事とか思いついたこととかのメモを日付入りでひたすら書いていくだけ。 日付があればあとで検索しやすいしね。 「超整理法」って奴ですな。

どっかに手書きよりも簡単で, どこでも(オフラインでも)使えるメモツールってのはないものか。

☆ PLC

そして, コンピュータ・エンジニアとしても天文ファンとしても PLC の抱える問題は見過ごせない重大関心事。 取り敢えず, 以下を起点に広く関心をもっていただければいいのだが...

☆ Cell Processor

嗚呼, どうしてこう IBM は面白いんだ。 MCA のときも DOS/V のときも PowerPC のときもそうだった。 Microsoft や Intel がこんな「どきわく」をくれるか?

あぁ, 触ってみたい。 遊んでみたい。

☆ 続『ハッカー宣言』

先日の続き。 山根信二さんの

「どうもアメリカの芸術系の大学人の間では、ハッカーが現代思想を体現しているポストモダニストだという評価があるのではないかと思われる。」

という分析は面白い。 そういや翻訳者の金田智之さんの記事

「「のまネコ問題」は「ベクトル主義者vsハッカー」という構図にピタリと当てはまる典型事例なんだよな。」

と書かれていて essa さんもそれに呼応しておられるけど, 上の観点で見るとまた違った趣きがあったり。 こりゃあ買って読むべきなのか?

「ハッカー」は既に寿命を終えた「死んだ言葉」だと思う。 ってなことを書くとハッカーな方々に怒られるかもしれないが, はっきりいってハッカー以外に「ハッカー」を正確に説明し理解できる人はいないと思う。 「ハッカー」という言葉の定義はハッカーの内部で閉じている。 故に「我こそはハッカー」と叫ぶ人を誰も止められない。 かくて世界には様々に定義された「ハッカー」が乱立することになる。 「ハッカー」という言葉は既に発散してしまったのだ。

ツッコミはこちら

2005年10月09日

☆ Google Reader

遂に来た!

う〜ん, あまり使い勝手が良くないな。 構造を意識し過ぎていて Google らしくない。 「label → subscription → item → entry」 と順に掘っていかないと記事が読めない。 なんでこんな仕様にしたんだか。 Gmail のインタフェースをそのまま使って全部ど〜んと見せてもよかったのに。

これじゃあ Bloglines の代わりにはならないか。 Bloglines のいいところは, あるフォルダの記事を一気にまとめ読みできるところにある。 「このスピード感には憶えがあったぞ」とちょっと考えて思い出した。 『リーダーズ・ダイジェスト』だ。 高校から大学くらいまで日本語版の『リーダーズ・ダイジェスト』を定期購読して読み漁っていた時期があった。 あの時の読書のスピード感に似ているのだ。

他の RSS Reader も見習って欲しい。

☆ ありゃ

ITmedia って RSS feed あったんだ。

徐々に bulkfeed への依存度が減っていく。 これも時代の流れなんだろうねぇ。 AstroArts も RSS feed を始めたし。

☆ 「DOS時代のファイラー“FD”作者、出射厚氏逝去の報」

一年遅れですが, まずはご冥福をお祈りします。 これも時代なのかなぁ...

ところで, まだ Vector にページが残ってるというのは驚きですな。 Mag. さんなんか亡くなられて一週間も経たないうちに(個人ページも何もかも)削除されたってのに(Vector ってのは薄情な会社だと思ったよ)。 有名人だと扱いも違うんかね。 「作者は死すともソフトは残る」とは限らない。 ネットは水物。 (ソフトに限らず総てにおいて)あとを継ぐものがなければ消え去るのみ。

ツッコミはこちら

2005年10月10日

☆ 今日は休日

祝日に休めるなんて久し振り。

今年はもう祝日に休める日はなし。 年末年始は休めるけどね。 それも12月下旬からクリスマス・ウィークで(欧米あたりは)みんな休んじゃうんだろうけど。

☆ おたくの財布が狙われている

なんちうか, なめた話。 ようするに 「オタク層」ってのは「年寄り」や「子供」と同じ程度にカモだって言ってるわけでしょ。 「二次創作」とか美辞麗句を並べても, 結局は消費(買わせる)手段としてのみ市場は許容しているわけだ。 「オタク層の定義」 にしたって

「強くこだわりを持っている分野に趣味や余暇として使える金銭または時間のほとんどすべてを費やし(消費特性)、かつ、特有の心理特性を有する生活者」

なんて書かれている。 おたくってのは「嗜癖問題」一歩手前の人間なのか? (まぁそうなのかも)

いや, 多分順序が逆なんだな。 「嗜癖問題」一歩手前の人間を(世間でよく使われる)「オタク」と呼んで消費者分類し, 「二次創作」などのニンジンをぶら下げて更に消費意欲を高め, 更にもっと廃人になるまでバンバン買わせよう, というのがこのレポートの趣旨なんだろう。

☆ 選挙とメディア

これに対してあれこれ書くほどの持ち合わせはないけど連想したことをポツポツと。

毎度のことだが今回も選挙にあたって TV や新聞・雑誌(の選挙関連報道)はほとんど見なかった。 上の記事で書かれていたようなスキャンダル報道なんて今知ったもん。 まぁ「なんとかゲンダイ」なんて普段から読まないけど。 『中央公論』ですらたまに読んでも「ダメだこりゃ」ってなるのに。 新聞もお金出してまでは読まないし(職場にある経済新聞なら読む), どうしても新聞が見たきゃワイドショウの新聞チェックのコーナーの方が(各社比べられて)便利。

RSS を追いかけている関係上ネットでの選挙関連記事は否が応でも目にしてしまうが, はっきりいって何の参考にもならなかった。 まぁ公示前から(あんなに大勝ちするとは思わなかったけど)結果は分かってたし, (私は2002年末の対北朝鮮外交の失策から積極的な小泉政権不支持者なので) 個人的にも投票に際し(少なくとも自民党に投票しないということについては)迷うことはなかったし。 考えてみりゃ選挙に関する情報を漠然とネットから集めることはあり得ないよな。 ほとんどの人は何かを探す時には検索サービス等を使って事前にフィルタリングをかける。 この時点でどうでもいい情報や知りたくない情報は排除されてしまうのだから「漠然と」探しようがない。

帰りの電車で夕刊を読むおっさんを見て嫌悪を抱く人も, 実は職場で昼休みや帰り際に Yahoo News や Google News をチェックしてたりして。 そういや広島市内で「中吊り広告」をやる公共交通機関ってないような。 いや, それとも(私は全く利用しないが) JR の電車とかにはあるのかな?

世の中「見たくないものは見なくて済む」時代になってしまった。 目ざわりなものは見ないし目や耳に心地いいものにはインパクトがない。 となると今回の選挙のように「究極の選択」をお膳立てして退路を断つしかない。

ツッコミはこちら

2005年10月12日

☆ 裏山に椎の木

はぁ羨ましいねぇ。 私なんぞ金もないし, よしんば金があったとしてもメディカルチェックで NG だろうしなぁ... はぁ...

同じく Stella さんによる「中国、神舟6号の打ち上げ成功」はかなりウケた。 そういえば超人ロックの最新シリーズ「冬の虹」[bk1] [bk1] [bk1] でも中国が宇宙開発技術によって先進諸国に追いついたという設定になっている。 真面目な話をすれば, 日本では中国を過小評価し過ぎるという指摘もあるし (中国はむしろ EU との繋がりが深い。 石油などの資源を確保する上でもアメリカより EU と仲良くしておいた方がなにかとお得だしね。 米国べったりの日本では考えられない発想かもしれないが), こりゃあ本当に「中国が宇宙開発をリードする」日がやってくるかもしれないね。

☆ 解封

思うところあって一眼レフの封印を解いた。 いや, 全く使わなかったわけじゃないけどさ。 基本的には人に預けて撮ってもらってたし。

実は一眼レフ解封については5月あたりから考えてはいたのだ。 でもやっぱりちょっと恐い気もしたので来年正月あたりからボツボツと, とか考えていた。 この時期に解封した理由についてはそのうち(いや大した理由ではない)。

で, 今のところは目慣らし中。 「カメラの視覚」でものを見るように再訓練している。 最初は少しドキドキしたが, かつて感じた嫌悪感はどこへやら, 結構楽しんでいる自分を発見する。 よかったよかった。

どうせなら少し面白いフィルムを使おうと思い 「Natura 1600」をお試し中。 暗がりをストロボなしでバシバシ撮りまくっている。 どんな出来になるか楽しみである。

ツッコミはこちら

2005年10月15日

☆ サービス停止

ISP より告知。 明日 10/16 0時から10時の間の数時間, 全サービスが停止するらしい。 その間はここのページも不通になるしメールの送受信も出来ないらしい。

ALLES NET は来年 3/E で運営会社が変わるので, それに向けての準備なのかな?

☆ Hot key

いつの間に bloglines が Hot key に対応していた。

これがね, かなりいいのですよ。 キー・アサインは以下のとおり。

Hotkeys: j - next article k - previous article s - next sub
f - next folder A - read all r - refresh left pane

vi 使いの私としては j , k キーがお好み。

☆ Google Talk

Google Talk 接続時の証明書がやっと正式なものになったようだ。 ただしサーバ名が「talk.google.com」で運用上のドメイン名(gmail.com)と異なるため, Psi でつないだ場合は相変わらず警告が出る。

そういや

ってな話があるらしい。 しかし元々 Jabber にはトランスポート機能があり (これは上記のような相互乗り入れとはちょっと違う。 簡単に言えば IM 毎のアカウントをリンクしてひとつのアカウントのように見せる機能だ), 他の IM ユーザのステータスを確認したりチャットしたりすることはそれほど難しくない。 現時点で Jabber サーバに実装可能な機能としては

  • AIM トランスポート
  • ICQ トランスポート
  • MSN トランスポート
  • IRC トランスポート
  • Yahoo! トランスポート
  • Group chat (Conference 機能)
  • JUD (ディレクトリサービス)
  • Email gateway
  • RSS feeds (Atom over Jabber のことかな?)
  • Pubsub (Bulk News みたいな機能?)
  • File transfer proxy

等がある。 「お気楽 Jabber サーバ」には「Jobber」(Jabber 上の Weblog サービス)なんてものもある。 他にもサーバごとに独自のサービスが用意されているかもしれない。 つまり Google が本気になればこの程度のサービスは大した労力もなく提供出来てしまうわけだ。 「IMの相互乗り入れ」は Google Talk にとって大したインパクトではないのだ。

XMPP/Jabber の思想は IM のネットワークを共通のインフラとして整備し, その上でサーバごとにサービスの独自性をアピールできるところにある。 Google Talk は IM としては(他の Jabber サーバとも繋がらないし)今のところお粗末なものだが, Google の他サービスとリンクするような実装を加えれば大化けする可能性もある。 もちろんそれはあくまで「可能性」の話であって, 現時点では Google が IM にどの程度本気なのか見えないので正味のところは分からないけど。

音声に関しては「Skypeの国内動向について(中)」が分かり易いかな。 しかし IM にしろ VoIP にしろ, spam/Virus や SPIT の問題をどうにかしないといずれ破綻しそうな気がする。

ツッコミはこちら

2005年10月16日

☆ 「OpenPGP -- ユーザ ID と公開鍵の有効性」

非常に興味深い話だったので私なりにまとめてみた。

で, 早速「verify-options show-uid-validity」を gpg.conf に追加してみる。

☆ 見た目は大事

結城浩さんも同意されているが, みんな意識すべきだと思う。 何故なら読み手は見た目で文章の構造を理解しているからだ。 決して HTML のタグで判断しているわけではない。 書き手が文章の見た目を意識するということは, その文章の構造を意識して書いているということだ。 大事ぢゃん, そういうの。

☆ 人 vs コンピュータ ?

そういえばニュースでやってたな。 これって不戦敗宣言しているようなものだよな。

将棋にしろチェスにしろ「人 vs コンピュータ」という対立構造は正確ではない。 (少なくとも今のノイマン型のコンピュータである限り)対戦しているのはプログラムの設計者であり, コンピュータは言わば「代打ち」みたいなものである。 だから「絶対に」勝てない将棋やチェスのソフトなんてありえないのだ。

ツッコミはこちら

2005年10月18日

☆ インストール作業中

遂に新しいマシンを買う。 つってもソフマップの「牛丼パソコン」だけど。 仕事部屋のレイアウトもちょっと変えた。

とりあえず W2K をぶち込んで環境を構築中。 昔の記事を調べてみたらまっさらからインストールしたのは2001年5月以来だった。 あれから構成もずいぶん変わっちゃったしなぁ。

今回はひとつづつツールを入れて状態を確かめていくことにした。 まずは最初のインストール作業と Windows Update。

  • Windows 2000 Professional SP4 + マシン付属のデバドラ一式 + 最新パッチ
  • Internet Explorer 6.0 SP1 + 最新パッチ
  • Microsoft .NET Framework 1.1 SP1 + 最新パッチ

この時点で既に嫌になっている(だって何度も再起動させるんだもん)。 次は私がよく使うアプリケーション。

ここで Subversion を使って最新データを移動する。 こゆときバージョン管理ツールは便利。 さて続き。

GnuPG は上記の3つのツールに集約することにした。 WinPT は捨てる。 さらに続く。

ようやくここの更新ができるようになった。 ここまでで力尽きる。 まっのんびりやろう。

ツッコミはこちら

2005年10月19日

☆ インストール作業中 2

今夜もインストール作業。

Firefox のエクステンションを入れる。 とりあえず以下の3つ。

ちなみに spiegel/Firefox+Plugin でエクステンション関連のブックマークが見れる。 よろしかったらご参考に。

続いてアプリケーション・インストールの続き。

これでサーバ機や外のマシンとも繋がった。 まだまだ先は長い。

ツッコミはこちら

2005年10月20日

☆ インストール作業中 3

今夜もインストール作業。

そうだ BlogWrite 入れなきゃ。 ほかに画像処理関連のツールも入れる。

X サーバをどうしようか。 今まで X-Deep/32 を使っていたが, Xming がいいらしいという噂なので早速導入してみる。 インストーラがあるので導入は簡単。 起動後はタスクトレイに入るので見た目もすっきり。

PuTTY から ssh 経由でリモートにある kterm を呼び出してみる。 おおっ! できたできた。 ちゃんとキーボードは日本語対応になってるし漢字も正しく表示される。 XZ も問題なくサクサク動く。 凄いぢゃん。 漢字変換は動かないけどな。(これはしょうがない)

まだまだ続くぞ。

☆ Vine Linux 機もアップグレード

すっかり忘れていたが, サーバ機も Vine Linux 3.2 にアップグレードせねば。

/etc/apt/sources.list の記述を変更(といってもディレクトリ名を 3.1 から 3.2 に変えるだけだが)。 以下の要領で apt-get でアップグレードする。 簡単。

# apt-get update
# apt-get dist-upgrade

カーネルのアップグレードは Vine Linuxオンラインマニュアルの「13.2. カーネルパッケージのアップグレード」を参照。 今回のターゲットは「kernel#2.4.31-0vl1.8 2.4.31-0vl1.8」。 毎度のことながらカーネルのアップグレードは緊張する。

☆ マウスも買い換え

遂にマウスがいかれた。 どっかで断線している模様。 しょうがないのでマウスも新調した。 トホホ。

今回は wireless にしてみた。 問題なく動作中。 よしよし。

ツッコミはこちら

2005年10月22日

☆ さっそく増設

マシンを買ったときのメモリ容量は256MBだったのだが, やはりそれでは不安なので増設することにした。 1GB足して1.2GBとする。

最近はめっきり「パソコン小僧」から足を洗って一介のかたぎのプログラマに徹しているわけだが, 製品動向とかさっぱり分からなくなったのが困りもの。 DDR1 とか DDR2 とかなんやねん。 よく分からないがピン数とか動作クロックとかが違うらしい。 しかもパッケージを見ただけでは型式が分かりにくかったり。

で, 一応某ヤ〇ダ電機の店員さんに「これって DDR SDRAM ですよね」と訊いたのだが, 返ってきた答えが「メーカで保証されているもの以外の製品を買われても返品はできません」だって。 あのなぁ! それは私のした質問の答えとちゃうやろが!! てめぇの責任範囲なんか訊いちゃいねぇよ。 やっぱ電機屋で部品買っちゃいかんわ。 君ンとこじゃ二度と買わん > 某〇マ〇電機

それでも「多分大丈夫だろう」と独り合点して自宅に帰る。 無事にセットアップできました。 めでたしめでたし。 ページファイルのサイズを変更して Deskeeper でデフラグ。 デフラグに一晩かかっちまったよ。

当分これで大きな買い物はないな。 本当はフィルムスキャナが欲しいのよ。 溜まりまくってるネガを今度こそ何とかしたい。 今あるやつは Win95 でしか動かない。 まぁでもそれは来年からボチボチということで。

☆ OpenID は「認証」としては使えない

インストール作業にかかりっきりですっかり世間から取り残されているのだが, Videntity.org と OpenID の組み合わせが流行らしい。 とりあえず主な記事を挙げる。 (spiegel/OpenID も参考にどうぞ)

「まちゅダイアリー」のほうに脊髄反射的なコメントを書いてしまったが, 調べれば調べるほど OpenID というのは奇怪である。 既に言及されているが OpenID は認証システムではない。 日本語の「認証」は多義的にとらえられる傾向があって, 普通「認証」といえば「Authentication」を連想すると思うが, OpenID のそれは「Identification」である。

もし OpenID を「Authentication」として使いたいのなら何らかの「信用モデル」と組み合わせる必要がある。 簡単にいえば PKI 的な要素を盛り込む必要があるのだ。 OpenID の場合, ID はサーバごとに管理されるようなので, サーバに対する信用と ID に対する信用のふたつが不可欠になる。 つまり X.509 型の信用モデルを採用せざるを得ないわけだ。

X.509 を参考にするなら最低でも「証明書ポリシー(CP)」や「証明書運用規定(CPS)」に相当するものをサーバ側で用意しなければならない。 その上で CP や CPS が適切に運用されているか常に Audit を受ける必要もある。 ってここまで考えて思いついた。 これって「楽天」方式なんだよな。 楽天のショッピングモールにおけるクレジット決済は楽天が一元管理して各ショップには極力情報を渡さない仕組みになっている(厳密にはその方式へ移行中のはず)。 認証の際に複数の URI を渡り歩く OpenID では, この楽天方式に似たスタイルになるんじゃないだろうか。

Movable Type の最新版では自前で OpenID サーバを運営するための CGI が用意されているらしい。 もし「1 ID につき 1 サーバ」にするのなら「web of trust」型の信用モデルを採用することもできる。 神崎正英さんの『RDF/OWL 入門』[bk1]を読んで初めて知ったのだが(もの知らずでごめん), Semantic Web 構想では最初から「Web of Trust」(これはおそらく OpenPGP の web of trust とは似て非なるものだと思う)が組み込まれている(「レイヤ・ケーキ」の最上段)。 こういうものと組み合わせていけば面白いかもしれない。 (そういう意味じゃ openid.server や openid.delegate を HTML の要素として組み込むのは筋が悪いと思う。 RDF の語彙として FoaF 等に追加するほうが何かと面白いのに)

また認証の際には「なりすまし」等を防ぐための何らかの策を講じる必要がある。 たとえば認証サーバだが, TypeKey が「https://www.typekey.com/t/openid」なのに対し Videntity.org は「http://videntity.org/serverlogin?action=openid」である。 どちらがより安全かは一目瞭然だろう。 しかもこの場合は片方の SSL/TLS 認証だけでは不十分で双方向で認証を行う必要がある。 おそらく TypeKey もそこまではしていないはずである。

ちなみに 「Use TypeKey as your OpenID server」 を参考にして Videntity.org 上にページを作ろうとしたが TypeKey 側ではねられちゃうみたい。 何でだろ。 LiveJournal の方はうまくサイン・インできたのに。 まぁどうでもいいか。

ツッコミをいただいたので(一応向こうでも回答しましたが)ちょっとだけ追記。 ツッコミ感謝。

OpenID の認証サーバと PKI の CA や公開鍵サーバとの違いは ID に関する秘密情報(例えばパスワード)をサービス提供者とユーザとの間で共有しなければならないことだ。 PKI の CA や公開鍵サーバが扱うのはあくまでも公開鍵で, それ自体は秘密情報ではない。 秘密情報はユーザのみが管理する。 しかし秘密情報を共有する OpenID ではユーザ(= ID)の信頼性以上にサービス提供者の信頼性が重要となる。 たとえユーザ同士で信頼関係を構築していたとしても, それを支える認証サーバの運用がヘボければ, そこからセキュリティは崩れる。 X.509 型の信用モデルは例のひとつに過ぎないのでこだわる必要はないのかもしれないが, (TypeKey にしろ Videntity.org にしろ)少なくとも今の OpenID の運用を見る限り, サービス提供者に対する信用とユーザに対する信用を両方満たすものでなければ「認証(Authentication)」としては使い物にならない。

TypeKey が今まで有効に効いているように見えるのは, 攻撃者にとってそれを破ることにコスト上のメリットがないからだ。 しかし OpenID が普及し blog のコメントのみならず SNS のようなコミュニティサイトなどでも広く用いられるようになれば攻撃者は喜んで OpenID を活用するようになるだろう。

余談だが OpenID の ID を URL にすることにより ID 自体になにやら「意味」が付加されるように見える。 これは良し悪しで, ID を見てユーザを信頼する材料にできる反面ソーシャル・エンジニアリングの対象にもなりやすい。 これがベネフィットとリスクのどちらに傾くかは今後の運用にかかっている。

☆ インストール作業中 4

さて, インストール作業を再開。

いよいよ pTeX のインストール。 全体のインストール手順は「インストール(Windows) - TeX Wiki」を参照。

「Linuxにおける日本語フォント問題にIPAから一筋の光が」というわけで, ついでに IPA フォントも入れてみることにした。 フリーフォントについては「フォント - TeX Wiki」の情報が参考になる。 早速(GRASS-Japan ではなく) opfc の opfc-ModuleHP-1.1.1_withIPAFonts.tar.gz をダウンロードする。

さらに SmartDoc も導入。

ようやくドキュメント環境がそろった。 早速 cc-about.sdoc をから PDF ファイルをビルドしてみる。 はっや〜い! 凄いぞ凄いぞ。

試しに PDF に IPA フォントを埋め込んでみる。 今の角籐版 pTeX のパッケージは非常によくできていて, インストール後の手直しはほとんど要らない。 dvipdfmx 用に CMap の設定を追加するくらいか。 で, 日本語フォントを IPA フォントにすりかえる設定ファイル ipaembed.map (リネームして使ってね)を書いてみた。 これを share/texmf/fonts/map/dvipdfm/base/ フォルダに入れた上で以下のオプションで dvipdfmx を起動する。

> dvipdfmx -f ipaembed.map dvifile

これでつくった PDF ファイルも置いておく。 オリジナルと比較して欲しい。

これで前半の山場は終了。 まだまだ終わらんよ。

ツッコミはこちら

2005年10月23日

☆ インストール作業中 5

今日もインストール三昧。 セキュリティ関連のツールを入れるのを忘れていた。(ダメぢゃん)

セキュリティ関連の設定を色々忘れている。 ここ最近のルータのログを確認してみたら異様にポート 137/138 へのアクセスが多いのでビックリしたが(実際にはすべて reject してるけど), 何のことはない, 「BetBIOS over TCP/IP」を有効にしたままだったり。 慌ててネットワークとローカル・グループ・ポリシーの設定を見直す。 それから AVG Anti-VirusSpybot でシステム内を総ざらい。 よかったね, とりあえず spyware はないってよ。 最新の Spybot には「免疫」機能ってのがあって, これを使うと ActiveX の設定やらやばそうなところを自動で調整してくれるらしい。

Personal Firewall は採用しない。 私は Personal Firewall に懐疑的だ(もちろん LAN 単位の Firewall は必要だが)。 たいていの人は「Personal Firewall があるから安心」となってしまう。 それよりもむしろ snort のような IDS を使って常時「監視」を怠らないようにすべきだろう。 とはいえ「パソコン」に詳しくない人にそれを言ってもおそらく通用しないので, まるっきり Personal Firewall を否定するわけじゃないけど。

この辺読むとシャレにならない感じだしなぁ。 最低限の防衛はしないと。

その他こまごましたツールの導入。

さて次は...

ツッコミはこちら

2005年10月24日

☆ 4D2U

私も野尻ボードでの紹介を見て早速見に行った。 この Flash 映像は本当に素晴らしい! 野尻抱介さんも絶賛されているが, 月の形成シーンは思わず見惚れてしまった。 天文に興味がある方もない方もぜひ一度ごらんあれ。 本当に凄いんだから。

Mitaka もなかなかよさげだが, 残念ながら私のマシンではヘビーすぎてうまく動かない(グラフィックボードのせいかな)。 Mitaka は非商用目的あるいは教育目的であれば自由に使用できる。

☆ FoaF 認証

ずいぶん前にも紹介したことがあるが, 実は RDF には WOT という語彙がある。 Semantic Web の「Web of Trust」を実現するためのものだ。 内容としては RDF に OpenPGP の「web of trust」を組み込むもののようだ。 OpenPGP の「web of trust」については以下を参考にして欲しい。

OpenPGP の「web of trust」について簡単に説明しておこう。 OpenPGP の公開鍵には「信用度(trust)」(「所有者信用(owner trust)」と呼ばれることもある)と「有効性(validity)」という2つのパラメータが存在する。 「信用度」は公開鍵を使用する人が決定する。 「有効性」は設定された「信用度」を基に計算によって決まる値である。 公開鍵を使用する人からみて信用している人の署名があれば(使用者自身の署名がなくても)その鍵は信用できるとみなすわけだ。

「信用度」には以下の5つの値のうちひとつを選択する。 (「信用モデル「信用の輪(web of trust)」のひみつ」から一部引用)

  • ultimate (絶対的に信用する、自分自身)
  • full (完全に信用する)
  • marginal (ある程度信用する)
  • none (信用しない)
  • unknown (未知)

「有効性」の判断は実装にもよるが, GnuPG では以下の条件に合致する公開鍵を有効と判断する。 (「私家版 GNU プライバシ ハンドブック」より引用)

  1. 完全に正当な鍵で署名されている。つまり、
    • ユーザーが個人的に署名している。
    • 完全に信頼している1つの鍵で署名されている。または、
    • ある程度信頼している3つの鍵で署名されている。および、
  2. ユーザー自身の鍵に至る、署名が付いた鍵のパスが、5段階以下である。

有効性のレベルは信用度と同じで5段階だ。 重要なことは(GnuPG 等のアプリケーションの助けを借りているとはいえ)公開鍵の有効性を判断するのは CA でも公開鍵サーバでもなく鍵の使用者であるということ。 したがって同じ鍵でも使用する人によって有効性の判断が変わるのだ。 これは PGP を開発した Phil Zimmermann 氏から現在の OpenPGP にまで脈々と受け継がれる大事な「思想」である。 (何故このような思想になっているかは『PGP』[bk1]か『暗号化』[bk1]を読んで欲しい)

話がだいぶずれた。 WOT が OpenPGP の web of trust を利用するのであれば FoaF の認証サーバなど必要ない。 もし認証サーバを作るのであればそれは CA として機能しなければならない。 FoaF に WOT を組み込むのなら今の(HTML のlink 要素に情報を書き込む) OpenID のやり方は筋が悪すぎる。 どうせやるのなら OpenID の語彙を作って FoaF に組み込むべきだろう。 その上で FoaF に電子署名を施せばよい。 それで(公開鍵が有効であれば) FoaF および OpenID の本人性は担保される。 OpenID の認証(Identification)には FoaF への URI を渡せばよい。 あとはサーバ側が OpenID や FoaF や電子署名の情報をうまく使って認証(Authentication)を行えばいいのだ。

この方法のネックは OpenPGP の知名度の低さだ。 最近の Linux ディストリビューションにはたいてい GnuPG が入っていると思うが, Windows では自前で GnuPG あるいは PGP を導入しなければならない。 たとえ自環境に入っているとしても使っている人は更に稀だろう。 また(PGP にしろ GnuPGにそろ)電子メールの署名・暗号化以外の応用は皆無だ。 私が知ってるのは Wija での応用くらい。 これではお手軽に「web of trust を使えば」とは言えない感じ。

ちょうど1年前に書いた記事。 偉いぢゃん, 私。

(10/25 追記)

なるほど...

☆ インストール作業中 6

インストール作業再開。 次は MinGW + MSYS。

ダウンロードページから MinGW-5.0.0.exe を GET。 ずいぶん賢くなっている。 「Candidate」「Current」「Previous」からどれかを選択するとネットからファイルをダウンロードしてきてインストールしてくれる。 Cygwin のインストーラと同じ。 とりあえず「Current」を選択。 追加でインストールするファイルは以下のとおり。

libiconv は一覧にないので注意。 めちゃめちゃ困った。 昔のメモを見て何とか GET する。 libiconv-1.9.2-mingwPORT.tar.bz2 というのはあるのだが, これはオリジナルからのパッチ情報などが入っている。 つまりこれを使って自分でビルドしろということらしい。 まぁそのうちやりますよ。

次に MSYS-1.0.11-2004.04.30-1.exe を GET してインストール。 これは昔と同じ。 更に msysDTK-1.0.1.exe もインストールする。 この上に更に以下のファイルを上書きで入れる。

最後に gdb-6.3-1.exe をインストール。

他にもあるけど, まぁおいおい。 「gcc -v」で動作確認。 更に「BOINC Manager.po」をビルドして gettext の動作確認。 どちらも問題なし。

☆ BitTorrent にも手を出す

マシンが貧弱だったこともあり P2P 型のファイル共有には手を出さないようにしていたのだが, この際 BitTorrent に手を出すことにした。

クライアントには(Windows 環境ではポピュラーらしい) BitComet日本語ページ)を導入する。 現時点でのバージョンは 0.60 (1.01 ってのも見かけるんだけど?)。 メニュー等を日本語にできるので私のような初心者でも安心。

BitComet は検索機能がしょぼいので別途 Torrent Search を導入。 試しに OpenOffice 2.0.0 (日本語版はまだ出てないけど)を探してダウンロードしてみる。 どひー, 一度にたくさん接続しようとするのでルータが悲鳴をあげてるよ。 設定とか調整が必要かな。

ツッコミはこちら

2005年10月25日

☆ PGPZip

最新の PGP (GnuPG ではない)では PGPZip という暗号化圧縮ファイルを作成することができるが, どういう構造なんだろうと思っていた。

なるほど, そうなっていたのか。 そういう仕組みなら PGP がなくても既存のツールの組み合わせで PGPZip を扱うことができるな。 よしよし。

ツッコミはこちら

2005年10月26日

☆ ルータがいかれる

BitComet をそのままにして放置していたのだが, 今朝見たらルータがいかれて外に繋がらなくなっていた。 IP アドレスで通信する BitComet は何ともなかったが。

最初はルータのせいとは思わなかった。 外の DNS サーバへのアクセスが異常に多いのと DDNS へのアクセスがことごとく失敗しているので「もしや」と思いルータを再起動したら元に戻った。

peer への接続があまりに多いので IDS が不正アクセスと勘違いしてやたら警告を飛ばしてくるし。 やはり設定を見直さんといかんか。

☆ BitTorrent 雑感

直感的に感じたことをずらずら書いてみる。 おそらくこれから書くことは P2P に明るい方々から見れば「今更何言ってやがる」みたいな内容だと思うけど, 何せ P2P 初心者なのでご容赦を。

BitTorrent の面白さは「ファイル配信」に特化していることなんだろう。 P2P ネットワークってもっと閉じたものかと思ってたけど, BitTorrent 場合はそれだけあっても実は何もできない。 検索機能が BitTorrent システムの外に置かれているため「外部」との連携が必要条件になるからだ。 今のところその「外部」は Web を指すわけだけど他の何かにとって代わる可能性もある。

BitTorrent のダウンロード機能が Web ブラウザに組み込まれるというのも必然的な流れだということも分かった。 検索やコミュニケーションの機能をできるだけ内部に持ち込もうとする他の P2P サービスに比べればシンプルで扱いやすい。 もしかして P2P サービスも今後はそういう流れになってくるんじゃないのかな。 既存の「All in One」なサービスに変わってファイル配信や検索やコミュニケーションといった各機能がモジュール化され, 機能ごとに競争状態になるような。 それで各機能ごとに製品を組み合わせた Suite を提供するディストリビュータみたいなのも登場するとか。 BitTorrent が今後も生き残れるかどうかは分からないけど「変化」へのトリガになれば面白いのに。

それにしても Google 等で情報を探すも S/N 比が悪すぎる。 (日本人に限らず)みんなエロとアニメとパクリにしか興味がないのか? 職場で検索してるとことごとくレーティングに引っかかる。 自宅で調べてると妙なサイトに引きずり込まれそうになるし。 あれじゃいつまで経っても P2P のイメージは良くならないし著作権管理団体も怒るっちうねん。 なんかユーザは自分で自分の首を絞めてる感じ。

☆ インストール作業中 7

お次は BOINC Manager および BOINC/SETI@home の導入。

BOINC Manager の最新版は 5.2.2 になった。 早速最新版を入れる。 なお日本語モジュールはちと古いので「BOINC Manager 言語ファイル(日本語版)」から最新版をとってきて上書きコピーして使う。 BOINC/SETI@home も導入する。 新しいマシンでどれだけ処理してくれるのか楽しみである。

それから(今までマシンが貧弱だったので控えていたが) Einstein@Home にも参加することにした。 ぎりぎりで「Einstein Year」に間に合ったって感じですな。

これでようやく古いマシンは不要になった。 今週末にでもディスクのバックアップを取って火を消すことにしよう。

ツッコミはこちら

2005年10月27日

☆ iTunes と Last.fm と Podcasting にも手を出す。

いよいよ音声に手を出す。 いや, もう, ホント, ずうっと我慢してたのよ。

Podcasting はとりあえず以下の3タイトル。 地元の局はやらないのかなぁ。

しかし十数分聞いて飽きてしまった。 っていうかマシンの前に畏まって聞くもんじゃないわ, これ。 こういうのって多分 iPod か何かに入れて通勤途中とか合間の時間に「ながら」で聞くものなのかも。 ってぇことは iPod も買えってか。

そういえば

なんて記事があって, ほとんど言いがかりに近い感じなんだけど, 「5.繰り返して見たりしない」ってのはそうかもしれない。 音声だって一度しか聴かないものをわざわざ取ってきて聴いたりしないと思う。 テキストは時分割で読むことができる。 途中まで読んで, 他の作業をして, その後また続きを読むことができる。 だから一度しか読まないものでも大量のものでも消費することができる。 動画や音声はおそらくそれができない。 できるようにするためにはあらかじめ(1分から3分程度までの)細かいセグメントに分けるなどの工夫が必要かもしれない。 音楽の場合は既にそうなっているので消費しやすいだけなのかも。(iPod でクラシックを聴く人はどうなんだと言われると困るけど)

Last.fm は面白い。 何が面白いって, 自分が好きな曲/アーティスト「だけ」を選んで聴くことができないのだ(いや, お金を払って personal radio を開局できるなら可能かもしれないけど)。 でもそこがラジオっぽくてよい。 できるだけ自分の好みの曲がたくさん流れるようにタグやアーティストなどの選択を工夫したりするのがハマるんだよね。

とりあえず私の Profile。 よろしかったらどなたかお友達になってください(笑)。 今 iTunes で古い CD をライブラリにどんどんぶち込んでるので Last.fm私の Profile もそれを反映した内容になっている。

参考にした記事のブックマークは spiegel/Podcasting または spiegel/Last.fm にある。

ツッコミはこちら

2005年10月28日

☆ 「bundle up」

del.icio.us の bundle 機能が強化されている。 今まで目視・手作業で編集していたのでめちゃめちゃうれしい。

☆ 不惑

嗚呼, ついに大台に乗っちまっただよ。 精神年齢では全然「不惑」に追いついてないのにな。

宴会に明け暮れた昨年と違って今年は割と静かであった。

☆ 「場所」からの解放

「BitTorrent 雑感」の続き。

OpenOffice.org の 2.0 日本語版がリリースされた。

BitTorrent ではいつ配信されるのかなぁ, と思い待っているのだが一向に出る気配がない。 そうこうするうちに関連する FAQ を見つけた。

しかしここで公開されている Torrent は DHT ネットワークを使ったもの(Tracker を使わない配信方法)のようだ。 BBS のスレッドを見てもあまり積極的な感じではない。 特に(「個人的な意見」と前置きながら)

「BitTorrentは、リリース直後のアクセス集中を拡散させるもので、メインのリリース方法としては信頼性がないと思います。あくまでも通常のリリースを補完するものです。」

と書かれているのが気になる。 というのも「信頼性がない」という点では私も同感だからだ。

ところで, ネット上にある情報の「確からしさ」は何によって担保されるのだろう。 このように考えたとき, 私はその「もの」がある「場所」に思った以上に依存していることに気づいた。

ここで言う「場所」とは「磁場」とか「重力場」とかの「場(field)」とは違う(essa さんがよく使われる「場」も多分 field だよね)。 どちらかというと「location」。 「位置」といったほうが分かりやすいのかな。 ネット上にある既存の「もの」は必ずある「場所」に固定される。 「場所」に固定されることによってその「もの」が一意に保たれる。 さらに固定されている「場所」から私たちはその「もの」の確からしさを判断する。

何故そんなことになっているかはよく分からないが, そもそも私たちの身の回りの構造がそうなっているし, 大抵の OS の「ファイルシステム」もこの日常の構造に倣っている。 ネットだってその延長に過ぎない。 そして Web が(というよりも URL (Uniform Resource Locator)が)更に構造を強化する。

ところが P2P はそんな「当たり前」を根底からひっくり返してしまった。 P2P は情報を分散させ遍在させるシステムだ。 P2P によってすべての「もの」は「場所」から解放される。 しかし今までその「もの」の確からしさを「場所」に依存していた私達はこれから何を基準に判断すればいいのだろう。 あちらとこちらにあるコンテンツは同じものなのか違うものなのか。 どちらが「オリジナル」なのか。 そこにあるテキストや音声や映像は誰かに掏りかえられたり改ざんされたりしてはいないのか。 そこにあるソフトウェアにはバックドアは仕掛けられていないのか。 Antinny が仕掛けられていて「クズを1000匹道連れだ」なんて言われたりしないのか。 ボットが仕掛けられて知らない間に spam を1800万通も発信していないか。

そう考えると Web と P2P の中間的なアプローチをとる BitTorrent は今という時代にあってとても現実的な設計であるといえる。 データそのものは P2P 上に遍在させながら, その確からしさについては Web 上の「場所」(URL)で担保させることが可能になっている。 (Tracker を使わない場合はその限りではないが, 今のところそれは限定的な用途に限られている)

またまた話がそれるが, 最近「Open Data」という言葉が話題になっていた。 主なものを挙げる。

サービスとユーザとデータの関係が変わりつつある。

Web コンテンツが「ホームページ」だった時代はデータはサービスの一部でユーザにできることもシステムによって大幅に制限されていた。 サービスは「入れ物」でデータ(コンテンツ)やユーザはその中に配置される。 そんな箱庭のようなものが Web だった。

今はユーザが選択できるサービスの自由度がずっと広がった。 その結果ひとつのサービスに固執する必要がなくなった。 サービスの役割はデータとデータ,データとユーザ,ユーザとユーザを繋げる「手段」に成り下がった。 故にデータを縛り付けるようなサービスはユーザから嫌われることになる。 データがサービスから解放されることによってユーザもサービスへの依存度を更に下げることができるようになったのだ。 これってプログラマ的に言うなら「構造化プログラミングからオブジェクト指向プログラミングへ」といったところか。

同じようにデータが「場所」から解放されることによってユーザも「場所」への依存度を減らすことができるのだろうか。 その際に「場所」の代わりに顕れてくるものはなんだろう。 「Web of Trust」か。 それとも他の「何か」か。

ツッコミはこちら

2005年10月29日

☆ やっぱり

『消えた「CreativeCommons Wikiライセンス」』を見て 「あぁ, やっぱり日本では Creative Commons はダメダメなんだなぁ」 と痛感する。 顧みられないというのは批判されるよりもダメな状況だ。 コメントを書いたけど何故か受け付けられなかったみたいなので, こちらに今年の主な動きを挙げておく。

CCPL 2.5 がどうなったかは by-sa 2.5 の Legal Code (4-c かな)を参照。 CC-Wiki は無くなったわけではない。 2.5 の日本版は出ないのだろうか。

ホント, この手の話は日本じゃ盛り上がらないよなぁ。 em-commons もプレオープンのまま止まってるし。 commonsphere.jp がかろうじて動いているくらい?

☆ 「はやぶさ」着陸間近

盛り上がらないといえばこちらもそう。 これこそ日本が「世界に誇れる技術」なんだぜ。 「野口さん」もいいけど, こちらももっと注目してくれよ! まぁ JAXA の広報が下手くそというのは大いにあると思うけど。

CubeStat XI-V もうまくいったようで。

☆ おや,まぁ

相変わらず日本企業はダメダメみたいですな。 こんなことして本当に問題が起きたらどう言い訳するつもりなのか。

☆ バックアップ完了

旧マシンのバックアップも完了。

(バージョン管理しているファイルを除いて)全部で 8GB。 DVD-RAM でたっぷり2枚。 でもこれからもっと容量がでかくなるんだよな, きっと。

☆ 買い物

久しぶりに本など買う。

  • 『PLUTO』 1 浦沢直樹×手塚治虫 (小学館)[bk1]
  • 『PLUTO』 2 浦沢直樹×手塚治虫 (小学館)[bk1]
  • 『ハッカーと画家』 Paul Graham 著,川合史朗 監訳 (オーム社)[bk1]

原作を知っているだけに何となく手を出しかねていたが, 面白いじゃん, これ。 つか今までの浦沢直樹さんの作品の中で一番面白いんじゃないの。

『ハッカーと画家』は最近ハッカーがどうとか言う話題が増えてきたので試しに買ってみた。 というのは少しうそで, 実は何となく入った小さな本屋に並んでいたので 「へぇ, こんなところでも売ってるんだぁ」 と妙に感動してしまいいつのまにかレジに持っていった次第。 まっ, ようするに衝動買いである。 まだ全然読んでない。 読む気になるまでひと月くらいかかるかも。

『日経サイエンス』が置いてある棚に『サイエンス ウェブ』という雑誌を見かける。 ふぅ〜ん, これかぁ。 私らの世代は学生時代に「科学雑誌」と呼ばれるものがボコボコ出てきた経験をしているが, 大抵パチもんっていうか Pseudo Science だったんだよな。 ちうわけで, こういうものが「創刊」されてもとりあえず避けておく習慣がついているのだが, ちょいと買ってみようかな。 あっ, 『日経サイエンス』は買った。 ここのところ毎月買って仕事の合間に読むようにしている。 こういうものでもちゃんと読んでおかないと, いざというとき(どんなとき?)に「読めない」ってなっちゃうからね。

ツッコミはこちら

2005年10月30日

☆ 意外に少ない

自宅にある CD (シングルやグリコのおまけ等は除いて)を数え上げたら144タイトルあった。 意外と少ないな。 こんなもんか。

まぁ90年代後半くらいから(つまり三十路過ぎてから)あまり買わなくなったもんな, CD。 ただいま iTunes に順次ぶち込んでいっているが, 学生時代とか思い出してちょっと泣けてくるよ。

☆ Next stage !

「Web 2.0」はギーグ達の言葉遊びの段階を終わって実務段階に入ってきたということか。 (もちろん嫌味たっぷりで書いている)

概念というかビジョンかな。 前にも書いたが 政治家でも企業経営者でも同じで「経営」を行うものは何よりもまずビジョンを示さなければならない。 どんなに今の経営が順調でもビジョンを示せない会社や政府やそれらの経営者を信用してはならない。 ビジョンを示す際には相手に分からない言葉を使ってはいけない。 経営者しか理解できない言葉, 顧客(ユーザ)しか理解できない言葉, 技術者しか理解できない言葉を使ってはいけないのだ。 つまり「Web 2.0」はあらゆる相手に理解できる言葉として確立してきたということだ。

あっ, もちろんこれは「経営者への目線」で書いてるからね。

日本では「Web 2.0」は使えないな, きっと。 「インスパイア」なら使えるかも。 「オリンパスと東大、「インスパイア型ユビキタスシステム」を発表」 の記事を見たときは椅子から転げ落ちそうになったよ。 日本のネットでは今年後半の流行語大賞は間違いなく「インスパイア」だな。 (それだけ日本は後進国だってことよ)

ツッコミはこちら

2005年10月31日

☆ 更にお買い物

  • 『Winny の技術』 金子勇 著 (ASCII)[bk1]
  • 『ふたご最前線』 3 辻灯子 (芳文社)[bk1]
  • 『20せんち』 1 藤城翔 (芳文社)[bk1]
  • 『ひだまりスケッチ』 1 蒼樹うめ (芳文社)[bk1]
  • 『帝都雪月花』 辻灯子 (芳文社)[bk1]
  • 『るくるく』 5 あさりよしとお (講談社)[bk1]

例によって4コマ漫画ばっかし。

『Winny の技術』がなかなか見つからなくてねぇ。 昼休みにでも読もう。 ちっとは勉強しないとね。

☆ インストール作業 ...インターバル

ここを見ている某氏から 「最近 iTunes の話ばっかりですけど, インストール飽きたんですか」 と指摘される。 わはは。 そのとーり!

残っている大物としては wxWidgets の開発環境のインストールが残ってるんだけど, まっおいおいということで。 急がば回れ。(← 特に意味はない)

ツッコミはこちら