2004年12月01日

☆ 師走

ようやく炬燵を出した。

ここのところ寒かったので「そろそろ出さなきゃ」と思いながらも不精なもので。 ざっと掃除機をかけて押入れからコタツ布団を出してセッティングしてたら体がポカポカしてきた。 ちったぁ運動になったらしい。

ということで, この冬の初炬燵は明日の朝以降ということに。

12月なので例年どおりイルカさんのホワイトディスク(といっても CD だが)を引っ張り出す。 クリスマスだいねぇ...

☆ LHMelt

職場の席とパソコンが変わった。 ノートからデスクトップへ。 Win98 から WinXP へ。

今の職場では圧縮ファイルは zip 形式が標準らしいのだが, 客先とかから lzh 形式の圧縮ファイルがきて困ることがある。 LHMelt 入れなきゃ。

そういえば LHMelt のサイトで例の脆弱性について対応状況などがまとめられている。

統合アーカイバプロジェクト仕様の DLL を使っている方は参考になるだろう。

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2004年12月02日

☆ Bloglines in Japanese

ちうわけで, 本当に日本語で表示される。 ブラボー! っちうかなんちうか。 それだけ需要があるってことだよなぁ。 素晴らしい。

一回 http://www.bloglines.com/?Lang=japanese で日本語を表示させれば, Cookie の BloglinesLang パラメータに状態が登録されて以降は日本語になるようだ。

うちからなら http://www.bloglines.com/public/Spiegel?Lang=japanese かな。 よーし, うむうむ, よーし。

☆ 「動き出した著作権保護期間見直し」 [Code]

取り敢えずメモ。 まっ, 今回もいいようにされるんだろうけど(とか言ってみる)。

☆ おりょ

MS04-040 緊急公開!

☆ Subversion の本

「本家 みかままの覚書」 12/2 の記事で Subversion の本が紹介されている。

  • 『「Subversion」解説書』 Subversion 開発プロジェクト 著,上平哲 訳,佐藤竜一 監修 (IDG ジャパン)[bk1]

むぅ, 買わねば。

こういうバージョン管理システムの良い点のひとつは 「ファイルを削除する際のプレッシャーが少ない」 ことかな。 少なくとも commit したところまでは復活できるという安心感がよい。 undelete ツールがなくても平気。

TortoiseSVN を使ってると, もうファイルシステムの一部って感じだしね。

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2004年12月03日

☆ 延長反対バナー

[著作権保護期間延長反対バナー]

ってな感じのバナーが作られてます。 うちはどうしようかな。 定常的に貼ったほうがいいのかな。 CC のバナーの横にでも貼っといたら面白いかもしれん。

CCPL で配布するなら, 取り敢えず by (または by-sa)にしておいて 「クレジットは明記しなくていいよ」 または 「クレジット代わりに〇〇へリンクしてくれ」 とでもしておけばいいのかな。 あとでコメントを送ろう。

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2004年12月04日

☆ 「研究と研究マネジメント」

最後のオチが秀逸。 まぁ企業の場合はマネジメント苦手な人がマネジメントのどつぼにはまらないように(それは企業にとっても損失だから)「年功序列の廃止」や「職能・成果主義」に切り替えつつあるんだけど。 でも実際はただの「結果主義」だったり。 雇われるほうも「歳をとれば収入も上がる」みたいな安直な人生設計しか考えないから自らツボにはまっていくことになるんだけど。

☆ 宇宙パソコン

例の IBM の PC 部門売却? のニュースを受けて。

よく知らないが, ISS って民生品の PC を使ってるのか。 そういや ThinkPad を使ってるっちう話はどっかで聞いたことあるな。

☆ 「RSSとAtomは対立しない」

私も RSS と Atom は対立構造ではないと思う。 Atom は Feed のみならず API を含めたもっと大きなくくりだし。

RSS 1.0 と RSS 2.0 は目指すところが違う。 これは「RDF Site Summary」と「Really Simple Syndication」との違い。 両者は(Acronyms こそ同じだが)内容もコンセプトも異なっている。

RSS 2.0 は文字通り「Syndication」に比重をおいている。 この方向性は主に商業サイドからの支持を得やすいのではないか。 実際 RSS に広告やコンテンツそのものを埋め込んで「配信」する動きがある。 P2P なども視野に入れれば, コンテンツをカプセル化してネットワーク内を流通させるのに RSS 2.0 は非常に都合が良い。

一方の RSS 1.0 はコンテンツのメタデータ化に比重をおいていると思う。 コンテンツをメタデータ化し, (機械で解釈可能な)意味を与え, 他のメタデータと連携することで初めて真価を発揮できる。

(もうみんな忘れているかもしれないが) FoaF だって単独では大した意味がない。 友達の輪を作るだけなら SNS の方がよほど気が利いている。 RSS や他のメタデータとリンクすることで初めて意味が与えられると思う。 (だれも気づいていないと思うが, うちの RSS には FoaF データが埋め込んである)

CCPL のメタデータもそうだ。 多くの人はあれを「コモンズ証(Commons Deed)」に誘導するためのリンクだと思っているんじゃないだろうか。 そうではない。 CCPL のメタデータで重要なのは <cc:License> 要素内にあるパーミッション情報なのだ。 逆にいえばパーミッション情報さえきちんと記述されていれば主語は CCPL である必要もないのだ。(CC-GNU GPL などが好例)

しかし CCPL が公開されてずいぶん経つのに(いくつかのツールは CCPL のメタデータに対応していると言いながら)パーミッション情報をちゃんと解釈して処理できる Web サービスなど皆無だ。 (Movable Type は CCPL をサポートしているというが, RDF を見る限り Configuration にしたがってパーミッション情報を自動で吐き出す機能はない。 結局手書きで RSS のテンプレートを書かなきゃならない。 笑っちまうぜ)

多分 RDF あるいは(もっと大きな枠組みとしての)「セマンティック Web」へのニーズが高まらない限り RSS 1.0 もあまり先行き明るくないような気がする。 ちうわけで, 『RDF/OWL入門』が年内に出版されるらしいので楽しみに待ってみる。

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2004年12月05日

☆ ロボット三等兵

www.textfile.org の記事が気になってなんとなくクリップしていたのだが, あちこちで結構ニュースになっているようである。 「ロボット」というキーワードが目を引くのかな。

これに限らず遠隔操作による兵器というのは既に色々あるようで, J-RCOM のニュース(12/3 分)では赤外線モニタを見ながら遠隔操作できるミサイルが日本にもあると紹介されている。 個人的には(ロボット三等兵に比べれば)こっちのほうが怖い気がするのだが。

☆ ハロゲンヒータ導入

仕事部屋にハロゲンヒータを導入。(間取りの都合でエアコンが設置できないのよ)

昨年までは電気ストーブだったけど, こりゃあええ。 首振るし。

☆ 今年の話題を整理中

記事をクリップしているときはあまり考えずにやっているので, 後から見て「おおっ」と思うことが多い。

例えば「『RSS』と『ビットトレント』を組み合せ」ってのは既に3月時点で話題になっていた, とか。 「無人偵察機を殺人マシンに変える米国防総省の計画」 なんてな記事が4月に出ていた, とか。

☆ Becky! 2.12

なるほど, そうなのか。 HTML メールは(Becky! の機能で)テキスト変換して読んでるので, その辺の変更点は注意してみてなかったな。 (もちろん「添付ファイルを閲覧する」なんてことはしない)

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2004年12月06日

☆ 「高速道路」の果て

まぁでも良く考えてみれば, この手の話は(スケールやスピードが違うけど)良くある話。 私がペーペーの新人の頃は雑誌や書籍で教わっていたことを今の人たちはネットでやっているに過ぎないような。 結局「誰かが書いた」ことは既に「古くて終わってる」内容なのだ。

昔は山の一合目からせっせと歩いていたのが道路が整備されて五合目までは車で登れるようになった, と。 でも, それってスタートラインが先延ばしにされているだけ。 誰かが教えてくれること, あるいは何かに書かれていることは所詮「学習」レベルでしかない。 本当に必要なことは誰も教えてくれないしどこにも書かれていない。

他所の分野あるいは最近の若い人についてはよく分からないけど, 職業エンジニアになると3年目あたりで大抵みんな壁にぶつかっていたらしい。 つまりそこで「道路」が終わっているのだ。 そこから以降をどうするかでいくつかの選択肢が用意されている。 頑張って道を作るか。 すっぱり諦めて管理職になる(もしくはスピン・アウトする)か。 それとも私のように「大渋滞(=没個性)」のぬるま湯に浸かり続けるか。 (まぁでも「ぬるま湯」で喰っていけるのはせいぜい40代くらいまでだろうけど)

☆ ブッシュは戦争犯罪人?

だはは。 バカウケ。

いやいや, (結果的に)ありもしない「大量破壊兵器」をでっち上げ, 自国の正義のためには他国を侵略しても良いとのたまい, 挙句どうにも抜け出せない「泥沼」を作り出したブッシュ大統領は充分「戦争犯罪人」の資格があると思うぞ。

ただしそうなった場合には日本も同罪だけどな。 なんせアメリカがイラク侵攻を決めたとき真っ先に賛同したのは日本であり, その総理大臣たる小泉さんなんだから。

☆ 「(・∀・)まじっすか」

エキサイト翻訳↓で、
http://www.excite.co.jp/world/english/
「(・∀・)まじっすか」と入力し、「日→英」訳にかけてみてください。

まじっすか!

☆ XBEL (XML Bookmark Exchange Language)

I know. が XBEL に対応している, ということらしいので, 早速 Bookmarks Synchronizer をインストールして試してみる。 面白〜い。

これってあれだよな。 リンク集ページを XBEL で記述してスタイルシートを使ってブラウザで表示させたりもできるわけだ。 う〜ん, 当分遊べそうな予感。

☆ はてなアンテナ リニューアル

ちょっと触ってみたが, かなり改善されている。 部分的には I know. より良くなっている。 ようやく本気で取り組む気になったか。 相変わらず「'」の前にエスケープシーケンス「\」が入っちゃうのが間抜けだが。 ついでだから XBEL にも対応してくれ!

もうちょいかな。 I know. で使い慣れちゃったからなぁ。 取り敢えずパブリックモードに戻してみた。 んでもって I know. のアンテナの方はスタイルを変えてみた。 tDiary の clover のテーマは結構好き。

(12/8 追記)

「第一弾」ってことは第二弾以降もあるって期待していいのかな。

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2004年12月07日

☆ Google でぶらぶら

を見て自分でもやってみる。 本名の漢字名で。 おおむね予想通りの結果。 まぁ自分の知らないところで私の情報が載ってたりすると, それはそれで(ありそうなだけに)怖いのだが。

2つほど面白いコンテンツを見つけた。

高知大で面白そうな講義をやってる(いた?)ようで。 CC のみならず Winny の資料も列挙されている。

「都市を辺境化する」のほうもなかなか面白い。 正直に言うと全部に賛同できるわけじゃないのだが(っていうか異ジャンルなので判断できない), 面白そうなキーワードがいくつか。 「ヒューマンサイズ」とか「社会的共通資本」とか「都市の辺境化」とか「知能の野生化」とか。

「社会的共通資本」については吉岡弘隆さんによる「社会的共通資本としてのOSS」という記事が出たばかりだ。 また「知能の野生化」については昨日紹介した「インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞」の話とリンクしているように思える。 都市設計とネットの設計は似た部分があるのかもしれない。

「能動的に思考して勉強したり、あるいはプログラムをゼロから作っていけるような系統的な思考力を持った学生がだんだん少なくなってきている。」

ってのは難しい話だね。 プログラミングっていったいどの地点が「ゼロ」なんだろう。

前のボスなら間違いなく「8個のリレースイッチでブートストラップを入力していた時代」を指すだろうな。 私ならティンカートイで三目並べのロジックを組んだ MIT の学生の話(1995年の『別冊日経サイエンス コンピューターレクリエーション IV 遊びの展開』に載っている)かな。 最近なら 『あなたはコンピュータを理解していますか?』[bk1] に出てくる自動販売機の話でもいいな。 私はインタフェースよりロジックに興味がある人なので(このページとか最たるものだが), どうしても話が偏ってしまう。

誰かが言っていたが, アイデアというのは抽象と具象の往復の中で生まれるものだそうだ。 プログラミングで言うなら言語的領域とアセンブリな領域との往復, かな。 今時のプログラマは「オブジェクト指向」のおかげなのか具象に回帰する機会がないのかもしれない。(もちろんこれは言い訳である)

この辺の記事もクリップしておこう。

☆ Thunderbird a go!

って絶対どこか書くと思ったのに。

あぁ, 時代はもう Thunderbird なのか。 暗号メール絡みなら「Mozilla_Thunderbird0.9について」が参考になる。 日本語版が出たら取り敢えずいじってみよう。

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2004年12月08日

☆ Thunderbird は Outlook を置き換えれるか

どうでもいいが, 「Thunderbird 1.0 着陸!」 って直訳な見出しはどうにかならんか。 鳥さんなんだからさ。 せめて「舞い降りた」とかなんとか...

他所のサイトの記事を見る限りメールソフトとしての Thunderbird はかなりいい感じである。 その辺のフリーまたはシェアウェアのソフトに比べても遜色ないし, ましてやあの悪名高い Outlook Express などに比べれば段違いの完成度だと思う。

しかし Outlook と比べてはどうだろう。 本当に Thunderbird は Outlook に対抗できるのか。 私は無理だと思う。 たしかに Outlook を単なるメールソフトとして使うなら Thunderbird に乗り換えるのは「あり」だと思うが, そうではなく Outlook を Back Office のスマート・クライアントとして使っているなら Thunderbird など比較にもならない。

ドキュメントツールは OpenOffice などかなり整備されてきたが, Back Office 用の(OSS の)ツールはまだまだ未整備。 今なら XMPP をベースにしたメッセージング・ツールがいろいろできそうな感じなのに。 日立の BOXER V あたりはいい線いってると思うけど。

Office ツールで MS 製品を意識するなら, もっと企業ユーザに配慮したつくりでないと(今のままじゃまるで)駄目。 Thunderbird が Outlook に対抗できるなどと大それたことは考えないほうがいい。 まぁでも, そこがビジネスチャンスとも言えるかもしれないけど。

☆ X-Deep/32 X-Server

「本家 みかままの覚書」 12/8 の記事経由。

早速試してみる。 PuTTY 経由で kterm が起動するのを確認。 おおっ, ちゃんと日本語も表示されるぢゃないか。

これで日本語 IM が使えれば。 でも実務的にはうちの Linux 機で日本語入力する機会はないんだよなぁ。 文章の入力は Windows で秀丸のほうが断然速いし。 っちうことはこれで Cygwin の FreeX86 Server からさよならできる?

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2004年12月09日

☆ プライバシーと個人情報 [Code]

「インターネットの法と慣習」より。(目次が更新されてないな)

法の側面から見た「プライバシー」と「個人情報」の違いについて。 かなり解かりやすいかな。 今や「プライバシー」って普通に使う言葉だけど, 突き詰めて考えていくと結構難解なのでこういう記事は大助かり。

書き手の白田秀彰さんが先に謝っておられるのでこちらもズケズケと書いてしまうが, 後半の話はなんとなく「All or Nothing」なニュアンスがしないでもない。

なんでそう思ってしまうのか。

例えば文章中でも強調されている

「ただし、機微な情報については、その漏洩が直ちにプライバシー侵害に直結しうることに気をつけなくてはならない。」

とか読むと「なんてずるい言い回しだろう」と思わずにいられない。 「機微な情報」だって人によって範囲が異なる。 「それは私にとって機微な情報だ」と言われたらどう対処すればいいのだ。

「電話帳の記載事項とたいして違わない」云々というもの言いも気になる。 私は一人暮らしをはじめたときから固定電話の番号を電話帳に載せるのを拒否している。 そう思う人だっているのだ。

数年前までは分散した情報を結合して個人情報についての巨大データベースを作るのは現実的ではないと思われていた。 RDBMS 的設計では今でもそうだ(グリッドを組み込んだ設計が本格化すればまた状況が変わるけど)。 しかしこの幻想は Google の台頭によって無残に打ち砕かれる。 ネットワークのリソースは飛躍的に巨大化し, 個人情報を検索するのにデータを結合(いわゆる「名寄せ」)する必要はなく, ただ情報に(検索エンジンなどの「仕掛け」を通じて)アクセスできればよくなった。 となると「個人情報の漏洩」に関するリスクは数年前と今ではまったく違うことになる。 Google が何か新しいサービスを公開するたびに「プライバシー保護団体」から目をつけられるわけだが(今のところ Google はうまくやってると思うけど), これはまったく無根拠なヒステリーではないのだ。 この「検索型権力」の話は2000年に出た東浩紀さんの『不過視なものの世界』[bk1] でも山根信二さんとの対談の中で既に(少しだけ)出てくる。

もちろん, そうであるからこそ「個人情報保護法」が必要になってくるわけだが, 私に言わせれば「三年遅い!」。 本来ならば住基法とセットで施行されるはずだったのに, お馬鹿なマスコミキャンペーンのおかげでちゃぶ台をひっくり返された。 住基法だけじゃない。 個人情報保護法は通信傍受法やプロバイダ責任制限法にも関わってくる重要なものだったのだ。

そして, その挙句が現在の「個人情報だだ漏れカミングアウト大会」だ。 おまけに「個人情報お一人様五百円也」と相場までついてしまった。 個人情報管理に敏感であるべきはずのお役所でさえ12月の時点で「内部で検討」などとのたまっているところがある。 来年ようやく本格的に施行されるとこまでたどり着いたが, 既に状況は一変している。 これが日本の「法」のやり方なのか! こんなものにコミットしろというのか!! 馬鹿にするのもたいがいにして欲しい。

結局私たちは法や政府などあてにせず, 自分たちの判断で「信頼」できる企業やサービスを選択せざるを得ない。 恐ろしく不毛な作業だが仕方がない。 アメリカは「プライバシー」について混乱した状況だというが, 「混乱」ならまだましだと思えるのは私だけだろうか。

...少しエキサイトしすぎてしまった。 申し訳ない。

☆ 「二日酔いしない飲酒量は計算式でわかる!」

いつものペースに戻して,

らしい。 まぁ体質によると思うけど。 今月は15日以降毎日飲みだよ。

...死ぬかもしれない。

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2004年12月11日

☆ ベツレヘムの星

クリスマスっちうことで。 よかった探しのページにも追加しておいた。

横浜こども科学館にある出雲晶子さんのコンテンツは他にも星に関する記事がたくさんあってお薦め。

☆ まずひとつ

昨日は派遣元の会社の忘年会にお呼ばれでただ酒。 ご馳走様でした。

予定されているだけでも, 仕事関係の忘年会があとふたつ, 仲間内との忘年会(と称したただの飲み会)がふたつ, ついでに同伴の約束がふたつ。

う〜む, 本当に身体もつのか。 深酒しないようにしないとな。

☆ 「発信番号表示ハック」

まぁ原理的にはできそうな感じだしな。 ナンバー・ディスプレイも電子メールの From なみの信頼度に落ちたっちうことか。

☆ msnbot 対策

Baldanders.info/RandomNote の検索キーワードを毎日片っ端から踏んでいく人がいると思ったら msnbot だった。 いや別にたまにならいいんだけどね。 なんで毎日根こそぎ GET しようとするか。

取り敢えず検索結果のページについてはロボットを拒否する meta タグを埋め込むようにしたが, よく考えたらあまり効果はないような。 もう少し様子を見て, あまり鬱陶しいようなら .htaccess で msnbot だけ拒否するようにするかな。

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2004年12月12日

☆ 「個人情報」は誰のもの?

へぇ。 まぁそんなもんかな。

「個人情報は各個人に帰属する情報であり企業やサービスはそれを客から預かっている」 という感じに発想を変えなきゃ駄目なんじゃないの。 「知的財産権」にはギャアギャアうるさい割にこういうものの管理がまるでデタラメっていうのは問題だし, もっと怒るべきじゃないかと思うんだけど。

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2004年12月13日

☆ うちにもきたよ

Wiki への spam。 前にもあったんだよな。 そんときはどなたか消してくださったんだけど。

メジャーなサイトなら気づいてくれた方が消してくださることもあると思うけど, うちみたいなほとんど個人用の Wiki だと大変。 @homepage の CGI サイトはアクセス制御とかできるんだろうか。 @homepage のは閉じてしまって Baldanders.info/PukiWiki に統合しちゃうのがいいかもしれない。

☆ 今年の重大ニュース

Baldanders.info/RandomNote の記事を大整理。 んでもって今年の気になる話題を Baldanders.info/PukiWiki にアップした。 つってもまだ今年は終わってないけど。

予想したよりかなり量があって往生する。 ちりも積もればってやつかね。 おかげで Baldanders.info/RandomNote はすっきりしたけど。

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2004年12月14日

☆ えーと...

ClearCase の使い方が分からなくなってあちこち訊きまくる。 使ってるうちに思い出すんだけどねぇ。

CVS とか Subversion の感覚で ClearCase を使ってると混乱する。 用語からして違うし。 チェックイン・チェックアウトなどの操作で異様に気を使うし。 ClearQuest などと連動できるのは便利だけど。

☆ RDF Gravity

すげぇ! 面白〜い。 日本語もちゃんと通るし。

日本じゃ RSS 1.0 が流行ってる割に RDF を使いこなすツールが皆無だけど, 向こうじゃここまでできるようになってきたんだなぁ。 「遅れてる」って言われるわけだよ。

RDQL も使える。 覚えなきゃ。

☆ 初日の出

海上保安庁海洋情報部による

天文学上の日の出の考え方については昨年書いた記事をどうぞ。

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2004年12月18日

☆ 男の子も大変なんですぅ

やっと半分。 あと2つか3つ。

今週は仕事が忙しかったり飲みにいったり飲みにいったり飲みにいったり仕事が忙しかったりでメールもろくにチェックできなかったのだが, 世間では色々あったらしい。 マツダの工場の火事の話とか親からの電話ではじめて知ったり。

☆ GnuPG 1.4 [Cipher]

1.2 系と 1.4 では中身が大幅に変わってるので, 導入するまえにまず「GnuPG 1.4で新たに追加された機能」を読むべし。

GnuPG というか OpenPGP の信用モデルは良くできてると思うのだが, コマンドライン操作や今出回ってるフロントエンドツールでは鍵の信頼関係が直感的には分かりにくいのが難点。 鍵束の情報や鍵サーバの情報を吸い上げて FoaF のようなメタデータに置き換え, RDF Gravity などで見れるようになれば面白いのに, とか思ったりする。

☆ Description

RSS をチェックしていない方は気づいてないだろうが, 一応この戯れ言には「コンピュータ・セキュリティを中心とした戯れ言もしくは四方山話」という Description がつけられていた。 が, あまりに内容にそぐわなくなったので変更してみる。

☆ 「パソコン」のイメージ

見出しだけ見てスルーしていたのだが 「ノートPC雑感」 が面白かったので改めてちゃんと読んでみる。

今って「パソコン」イコール「ノート PC」なんだね。 そういや「パソコン」購入の相談をされる場合も大抵「ノートが欲しい」だもんな。

私にとって「パソコン」はまず「機械」であり「仕事道具」だ。 「ノート PC」には嫌な思い出しかない。 「ノート PC」を持たされるってことは24時間仕事しろと言われてるのと同じである。 だから私は「ノート PC」が嫌いだ。 ぞんぞがさばる。

「パソコン」っていうのは不思議な言葉だよね。 特定のスペックや商品分類を指すものではないのに「パソコン」といえば大抵の人が同じようなものをイメージできる。

ある機能に特化した「パソコン」はもう「パソコン」ではないと思う。 別の「何か」だ。 買ったときは「パソコン」でもあるシステムの端末としてチューニングすれば, それは PC (Programmable Controller) であって「パソコン」ではなくなる。 要塞化してサーバとして使われればそれは「サーバ機」だ。 最近のケータイはちゃんとした OS が入って「パソコン」並に Programmable になっているが, ケータイは「ケータイ」であって「パソコン」と呼ばれることは決してない。 役に立ちそうだけど実はなんの役にも立っていないもの, それが「パソコン」なんじゃないのかな。 使いもしないのに「もしかしたら役に立つかもしれないから」と「パソコン」から削除しないで保留しておくのはコレクター的発想だよな。

☆ 「ケータイ」のいう名の「ウェラブルPC」

「ノートPC雑感」には 「ウェラブルPCというのは、どうなったのだろう」 という記述があるが, 「ケータイ」の存在がその答えを出してるんじゃないのかな。 3GPP の仕様書では「ケータイ」端末のことを UE (User Equipment) と呼んでいる。 「ケータイ」は既に個人情報満載のプライベート空間と化していて, ある意味財布やクレジットカードよりも高価値なアイテムになっている。 私たちはそんなものを日々「身に付けて」いるのである。 (その割にはパブリック空間からのアクセスに対する防御が弱すぎるが)

考える側作る側はついそういう機能やインタフェースについて深く考えすぎてハマってしまいがちだが, 大抵のユーザ(というか「消費者」)にとってはそんなものは「二の次」なのだ。

そういやこんな記事があったな。

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2004年12月19日

☆ 色々アップデート

使ってるツールが色々バージョンアップされてるのでまとめて更新。

ちなみに WinPT Tray 0.9.14 は GnuPG 1.4 に対応していない。 バージョンチェック時に 1.4 をはじいてしまうため。 まぁそのうち直るだろう。

(12/21 追記) 0.9.14-1 で直りました。

☆ GPGrelay で STARTTLS を有効にする [Cipher]

「さくらのレンタルサーバ」に付属しているメールサービスを試してみる。 このメールサービスでは以下の認証・暗号化プロトコルが使える。 (それぞれの意味については RFC2595 あたりを参照)

  • APOP
  • POP3 over SSL/TLS
  • IMAP over SSL/TLS
  • STARTTLS
  • SMTP AUTH

SMTP AUTH が使えるなら POP before SMTP は要らないっぽい。(まぁ当然だわな)

SMTP over SSL/TLS は使えないので, 送信時には STARTTLS を使う。 つか, 送受信ともに STARTTLS を使わない理由はないのだけど。 STARTTLS ではトンネリングのための専用ポートを必要としないため SMTP/POP3/IMAP の標準ポートで接続できる。

GPGrelay 経由で接続する場合は, GPGrelay 側を SMTPs/POPs で設定し MUA 側は SSL/TLS なしにする。 ポートが SMTP/POP3 の標準なら勝手に STARTTLS でネゴしてくれるようだ。

もう少しいろいろ触ってみて良さげな感じならこっちをメインにしてみようかな。 ALLES NET のメールサービスじゃあ何時まで待っても SSL/TLS に対応しそうにないし。(それどころか APOP すら対応してくれない)

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2004年12月20日

☆ お買い物

買い物予定の本を買い漁る。 が, 店を出た後にまだ足りないことに気がついた。 まぁいいや。 また今度。

  • 『ああっ女神さまっ』 30 藤島康介 (講談社)[bk1]
  • 『万物理論』 グレッグ・イーガン 著,山岸真 訳 (東京創元社)[bk1]
  • 『バージョン管理システム「Subversion」解説書』 Subversion 開発プロジェクト(IDGジャパン)[bk1]
  • 『LaTeX2e まるごと数式』 島田隆司 著(ディー・アート)[bk1]

『LaTeX2e まるごと数式』はリファレンス本としての完成度が高いという噂で買ったのだが, なるほど島田隆司さんの著作でしたか。 『LaTeX2e 数式環境』[bk1] はかなり影響を受けた TeX 本のうちの一冊。

良質な作品には所有欲がわく。 そこを読み取って顧客に提供するのが「セールス」の基本じゃないの? まぁ「ニーズは探すものではない,創るものだ」と言われるようになって久しいけどね。 それでも売り逃げ・売りっぱなしじゃいつか枯れるに決まっている。

そう考えると Amazon がセールスとしては一番まともなのか? まぁでもあれは「顧客営業」じゃなくて単なる「インフォマーシャル」だしなぁ。

☆ 「blog」 に使われる人々

「本家 みかままの覚書」 12/19 の記事「日米で共通していたジャーナリストによるブログの問題点」あたりを読んでつらつらと考えてみる。

「結局ブログはマスコミの提供する一次情報を根拠として議論を進めてるよね」

っていうのは話が逆で, そういう議論(と言えるのか?)の進め方をするような人が blog を使ってる, いや「使われてる」んじゃないかと思ったり。

してみると, blog は「議論」には向かない道具なんじゃないだろうか。 特に(私を含めて)日本人には議論馴れしてない人が多いので, ちゃんとホストを置いて進めないと簡単に暴走してしまう。 よく見かける blog 上の議論では, お互い自分がホスト役だと思ってる(あるいはホスト役のつもりだがこなせてない)から「話にならない」のはむしろ当たり前のような。 議論以前に登場人物と役柄がミスキャストになってる。 そこが日本の「blog」とアメリカの「blog コミュニティ」との決定的な違いなんじゃないの。

OSS とか blog とか, あの辺界隈の話を読んでると「〇〇はこうあるべき」みたいな論調が多くてうんざりしてしまう。 OSS にしろ blog にしろ単なる Method (道具・手段)でしょうが。 道具に目的や規範を求めるなよ。 目的を決めるのはあくまでもユーザ。 道具に目的を付与するということは, その時点で「道具に使われてる」ってことだよな。 文房具オタクみたいな感じ?

☆ 明日は冬至

今回もやるらしい。

私は明日は忘年会(またかよ)なので参加せず。 まぁたくさんの人が「光害」 (ちなみに電波の「光害」ってのもあるんだよ。 ケータイやら無線 LAN やら RFID やらのおかげですっかり忘れ去られてるけど) について考えてくれるならいいけど, そういうイベントじゃなくなってるからなぁ。

☆ 反省猿

ced さんの 12/19 の記事を見て自分の書いた文章を読み直してちょっち反省してみる。

Weblog で書いた記事では「CCPL が先行しすぎて肝心の CC についての議論が置いてけぼりになっている」などと偉そうに書いているが, これは自身に向けた言葉でもある。 ちょっと楽天的に書きすぎてるよなぁ, やっぱり。 考え方が甘いんだな。

当時は 「CCPL の日本版が公開されれば様々な形の「俺ライセンス」が頻出し, それに伴って「著作権」に関する議論も深まるかも」 などと本当にお気楽に考えていたんだよ。 その結果が今。 文化庁などは著作権保護期間の延長に向けて着々と準備をすすめているというのに, 墨流しのように関心が薄い。 これじゃまるきり一年前の(「輸入権」の)リプレイだよ。(まぁ「輸入権」の顛末を見れば予想された範囲だけど)

やっぱバナーを貼っとくべきか。 気が進まないんだけど, キャンペーンとか啓蒙とか活動に権威を付与し「説得」によってなんとかしようって発想は...

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2004年12月21日

☆ トレーディングカード

忘年会の後いつものお店で6歳児と意気投合してしまう。(もちろんお酒は飲ませてないよ)

お礼に「金色のガッシュベル」のトレーディングカードを貰う。 なんちうか, 日本はまだまだ大丈夫だと実感できる夜であった。

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2004年12月22日

☆ 帰り道すがら

今日も忘年会。

酔っ払った帰り道。 ふと見上げると冬の星座が沈みかけている。 今日もやらかしちまったよ。

ディオスクロイ双神(のうちのポリュデウケース)の傍らに見慣れない星があると思ったら土星だった。

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2004年12月25日

☆ なんでだろう

Baldanders.info/blog にも時々コメント spam がやってくるのだが, 他の記事には目もくれずアナレンマの記事にばかりやって来るのはなんでだろう。 Google で探してみてもどっかからリンクされてるような気配はないし。

コメントは(TypeKey で認証された人以外は)全部モデレーションをかけているので spam が表示されることはないのだが, その傾向が気になる。

TypeKey といえば PukiWIki や RandomNote/PHP に TypeKey 認証機能を付加したバージョンがあるらしい。

TypeKey SNS ってのも面白そうだな。

☆ AVG Anti-Virus 7

AVG Anti-Virus のスケジューラから 「早く Version 7 に移行しないとサポートが終わっちゃうぞ」(超意訳) と脅されたので, 新しい Free 版を導入する。

UI がエラく変わってるので面食らったが使えそうな感じではある。

☆ NEET と呼ばれる人たち

専門的につっこんだ話は手に余るが, NEET ってのは「仕事にも学業にも就かない人たち」として統計上あらわれてくる集団(つか集合と呼ぶべきか)を指すものであって, それ以上でもそれ以下でもないだろう。 なのにどうして「NEET = ひきこもり」だとか「NEET = 雇用不振」だとかいった単純な図式に当てはめようとするのか。 それは「分析」じゃなくて単なる「願望」じゃないのか。

もしかしたら「NEET ≒ ひきこもり」といった分析が別途あるのかもしれないが, もしそうなら「NEET」ではなく「ひきこもり」について論ずるべき(他の原因であっても同様)。 もっとも「ひきこもり」という言葉自体が曖昧なのに, それに対して統計的に意味のある分析が得られるとはとても思えないのだが。

できるだけ多くの人を掬い上げようと定義を広く取れば分析は抽象的なものにならざるを得ない。 分析を具体的・シャープにしようとすれば定義は狭くなってこぼれる人たちが多くなる。

例えば「仕事(勉強)したいのにできない」っていう話なら確かに「社会的リスク」として計上できると思うけど, (原因は様々あるにせよ)「仕事(勉強)したくたい・する気にならない」ってのは個人に帰属する話だし, それを容認する形で社会が構成されているのなら別に「社会的リスク」でもなんでもないんじゃないの, と思うのだが。

まぁ旧ソ連とか旧東ドイツとかなら NEET は即収容所行きだったかもしれないけど。

☆ 「e-Japanからu-Japanへ」

「u-Japan はおいしい」という判断なんだろうな, きっと。 e-Japan 以上にダメダメな予感がするよ。

☆ 「大学が社会から信用されていない」

何を今更, だよな。 分かっててそういう経営方針を立ててるんじゃないのか。

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2004年12月26日

☆ The OpenPGP mail and news header [Cipher]

「bonbonniere」 12/26 の記事より。

これまで OpenPGP 用の正式ヘッダは用意されてなかったのだが, 新たに「OpenPGP」というキーを設けようという話なのかな。 ちなみに GPGrelay では送信時に

  • X-PGP-KeyID
  • X-Request-PGP (公開キーのある URL を指す)
  • X-OpenPGP-Key-ID
  • X-OpenPGP-Key-Fprint
  • X-OpenPGP-Key-URL (公開キーのある URL を指す)

なんてなヘッダ情報を(設定により)付加してくれる。

上記ヘッダが採用されれば私の公開キー情報はこんな感じになるのかな。

OpenPGP: id=0xB148233BC512916577FFFD54D390BF4CB46A4F0E; algo=16; size=2048

あれ, ちょっと変だな。 暗号用の鍵と署名用の鍵があるんだから以下の二つになるはず?

OpenPGP: id=0xB148233BC512916577FFFD54D390BF4CB46A4F0E; algo=17; size=1024 (Primary Key)
OpenPGP: id=0x0B9E089C5A8F444E93FE6537D95F019351927695; algo=16; size=2048 (Subkey)

う〜ん, よくわからん。

id パラメータには鍵 ID が入るのだが 「4*HEXDIG / 8*HEXDIG / 32*HEXDIG / 40*HEXDIG」 のいずれかが入るらしい。 4*HEXDIG と 32*HEXDIG はよく分からない。 8*HEXDIG は鍵 ID の短いほう(32ビット)を指すと思われる。 フルサイズの鍵 ID は64ビットなので 16*HEXDIG があってもよさそうなのだが何故だかない。 40*HEXDIG は(V4 鍵の)鍵指紋そのままだな。 (Elgamal/DSA などの V4 鍵では, 鍵 ID の値は鍵指紋の下位64ビットと決められている)

☆ Torino Scale 4 (でも慌てない慌てない)

小惑星 2004 MN4 のトリノスケールが 2 から 4 に修正されたというニュース。 トリノスケール 4 はこれまでで最高位。 2004 MN4 は今年6月に発見され, 2029年に地球から約 780,000km の距離まで接近すると予測されている。 地球から月までの距離の約2倍である。 もちろんこれらの数値は誤差を含む。 (「Suzuki's Astro Page」では地球から月までの距離の約半分, 0.0013AU (約190,000km)と書かれている。 どっちやねん)

例によって /.J の記事は扇情的で分かりにくいのだが, トリノスケールというのは小惑星などの天体が地球に衝突する確率と被害規模を10段階で表したもの。 トリノスケール 4 は 「かなりの接近となり、広域災害をもたらす衝突の可能性が1%以上」 である。

12/26 現在で2029年における 2004 MN4 の衝突確率は 2.2% (45分の1)ほどであるらしい。 ただし観測期間がかなり短いことからこれらの数値は今後変わる可能性がある。

慌てない慌てない。 でも今後要注目の天体である。

(12/28 追記) 衝突の可能性はほぼなくなった模様。 12/27 時点でのトリノスケールは 1。

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2004年12月27日

☆ 凄いことに

湾内の地震。 巨大津波が行ったり来たり。 考えるだに恐ろしい。

最初の頃をニュースを見て 「こりゃあ死者四千人を超えるんじゃ」 とか不謹慎なことを考えていたが, そんな浅はかな予想を越える大惨事になっている。

異国の地の出来事ですが, お見舞い申し上げます。

そういや新潟のほうは 「いよいよJR全線開通へ」 だそうで。 年末年始にぎりぎり間に合ったって感じですね。 良かったです。

☆ 仕事納め

厳密には29日が仕事納めなのだが, 先週末時点で予定の作業は完了したので実質的にもう仕事納め後である。 明日にはプロジェクトメンバ全員休暇に入るので, やっぱり私も合わせて休暇に突入することにした。 ただ29日だけは派遣元の会社の納会があるので顔を出さないといけないけど。

欧米の本社・支社じゃ先週からクリスマス休暇に入ってて連絡取れないらしいし, 日本支社でも25日から年末年始モードに突入している人が結構おられる。 そっかぁ, 普通の会社ってこういう風に休暇を取るんだ。

今日はネットを猫型巡回したり『万物理論』[bk1]なんぞを読み耽ったり。 「時間で働く」ことに慣れてないので, こういう時どうしていいか困る。 時間契約じゃなきゃとっとと休暇に入るんだが。

今度(「今度」なるものがあるとして)こういう事があれば, なんぞ勉強道具でも用意しよう。

☆ 「マックホルツ彗星見えるかな?」キャンペーン

3等と予想されているが, 彗星の場合すこし広がってぼんやり見えるので, 実際にはもう少し暗い感じに見える筈。 ちうわけで, この正月(松の内)は双眼鏡を持って「すばる」付近を見るべし見るべし見るべし!

☆ Gmail Invitation あげます 第2弾

Gmail から新たに Invitation を4ついただいたので, また世間にばら撒こうと思います。 要領は前回と同じ。

Gmail Invitation 募集要領(以下の内容をメールで送ってください)
First name:名前を英数字で(Gmail 登録に使います)
Last name:姓を英数字で(Gmail 登録に使います)
E-mail address:Invitation の送り先
Your favorite web content:あなたが好きなサイトをひとつ紹介してください。紹介していただいたサイトはここで公表しますので公表可能なものに限ります(つまり18禁等はNG)。もし可能ならどの辺が好きなのかも添えていただけると嬉しいです。

First name, Last name, E-mail address は個人情報として非公開かつ非流用で扱いますのでご心配なく。 条件にマッチした方に先着順でお送りします。 条件にマッチしなかった方や先着にもれた方への返信はしませんので, 返信がなかった場合には「あぁ間に合わなかったんだなぁ」と諦めてください。 ゴメンなさい。 応募先のメールアドレスは多分どっかその辺に書いてあります。 そうそう, Jabber 等の IM での応募でもいいです。(Invitation はメールで送るからあまり意味がないと思うけど)

あまり年末ぎりぎりだとお返事が遅れることがあります。 あらかじめご了承ください。

(2005/1/31 追記) 募集ページを独立させました。

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2004年12月28日

☆ 「10行以上のパッチは文書を交わす」

コメント部分で色々書かれているけど, そんなに変かな。 当たり前だと思うのだが。

これをわずらわしいと感じるなら(まぁ大抵そう感じるだろうが), エンジニアを「OSS エンジニア」として雇い, FSF と雇い主の企業(あるいは研究機関)とエンジニアとの間で「基本契約書」を交わせばよい。 「法務関連記事」みたいなトラブル(一種の「コード汚染」だね)を防ぐためにも, これらの手続きは必須。 OSS への参加に積極的な企業はその辺もちゃんと考えて手を打っている。

しかし,これは別に OSS だからというわけではない。 企業間の取引でも普通にやっていることだ。 入社したときにみんな「契約書」を交わし「誓約書」にサインを書かされただろう。 その意味するところを考えてみるべきだろう。

☆ ツッコミ用 BBS を移転

前々からやろうと思っていたのだが, ようやく作業完了。

以前の掲示板もしばらく残しますが, 今後ツッコミは新しい掲示板でお願いします。

そうそう, Daa さんツッコミどうもです。 企業相手では「なんでも文書で残す」ってのは大事だと思うのですよ。 ISO なんたらとかうるさいですしねぇ。

☆ d-bbs 0.19c

今回採用した BBS は d-bbs という掲示板スクリプト。

Mag's Archives サイトで連絡用 BBS として使っているのだが, まぁ悪くない感じなので今回も採用してみた。 仕組みが比較的シンプルなこと, RSS で更新チェックができること, が決め手である。

0.19b では UTF-8 版が提供されていたが, 0.19c では見当たらなかったので(0.19b を参考に)勝手に改造させていただいた。

☆ ベンダ・ブランチ

d-bbs を導入するにあたって 「ベンダ・ブランチ」という手順を試してみた。

まず d-bbs の最新版を適当な場所に展開して, リポジトリ内のしかるべき場所にインポートする。 次にインポートしたディレクトリにタグ付け(実際には別名コピー)を行う。 後はこのタグ付けされたコピーを目的の場所にブランチ(これも実体はコピー)するだけだ。

Subversion では「タグ付け」や「ブランチ」の実体は「コピー」なので, 単純かつ直感的で分かりやすい。

新しいバージョンが公開された場合はベンダ・ブランチさせたディレクトリをチェックアウトし, 新しいバージョンで上書き更新しコミットする。 そして, それに対して新しいタグ付けを行う。 前のバージョンでタグ付けされたものと今回タグ付けされたものの差分を取り, 運用中のファイルに対してその差分情報をマージしてやれば比較的簡単にバージョンアップできる。

Web アプリケーションとして公開されているスクリプトは, 利用者が利用状況に合わせてスクリプトそのものをカスタマイズさせることが多い。 しかしいったん利用者がスクリプト(あるいはテンプレート)に手を入れてしまうと, バージョンアップに追従するのが非常に面倒になる。 「ベンダ・ブランチ」の手順を使えばこの面倒な作業を多少なりとも軽減できそうである。

☆ Torino Scale 1 に修正 (ほら,ね)

それでも結構きわどいところをとおります。 肉眼で見れるかな。(5等くらいらしい)

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2004年12月29日

☆ ほげ-pedia

「野尻ボード」でまた面白いネタをやっている。 Wikipedia は専門分野からのクレームというより政治的な文脈で批判されることが多いため, 「なかなかチャレンジャーなことを言うなぁ」と傍から見て思ってしまうのだが。

結局「正確で公正」な辞書など作れないのではないかと私は思う。 みんなフラットな立場でよってたかって作れば正確性に欠けるし, かといって特定の監修者を立てれば必ず監修者の恣意が入り公正さに欠けてしまう。 それは「歴史」と同じで「記述する」のではなく「自ら信じることを信じさせる」行為に他ならない。

「専門家」と呼ばれる人たちは訓練されているので書かれている内容に対して誰が書いたかに関わらず必ず検証しようとするだろうけど, 私たち普通の人は権威ある人が書いたものは正しいと思ってしまう。 そのようなリスクを負うくらいならいっそ Wikipedia のようなアプローチの方がマシじゃないかと思うのだ。

で, ようやく本題。

コンピュータ専門用語についても Wikipedia は意外に活躍しない。 まぁ無理もないんだけど。 でもたまに面白い記述もあるんだよねぇ。 Phishing の項目とか。 日本語で有名なものとしては e-Words があるんだけど, 単語数が少ないのが致命的。(ちなみに e-Words で「フィッシング」を引くと, Wikipedia のそれとはまったく異なる説明が出てくる。 個人的にはどっちもこじつけだと思うけどね。 でも同じこじつけなら Wikipedia の説明のほうがマシ)

なので技術関連の辞書サイトをいくつか紹介。

あとは Google の検索結果と見比べて自分で判断するしかないよな。 (専門書を買えってか)

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2004年12月30日

☆ RFID 噺

私もすっかり忘れていたので他人のことは言えないのだが, 「「ホットペッパー」Web版、4月にスタート」 の最後のほうにさらりと

また、両サイトを、RFIDなどを使った新しいビジネスモデル構築プラットフォームにする計画だ。

と書かれているが, その筋の方々の反応がないってことは「どってことない」ってことなのかな。 まぁ私も「ホットペッパー」なんか利用したことないのでどうでもいいっちゃあどうでもいいんだけど。

来年はチップを埋め込んだ商品がいろいろ出てくるのかもねぇ。

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2004年12月31日

☆ 皆様に良い年神様がおいでになりますように

さて, 翌 1/4 くらいまで更新を停止します。 いや, まぁ, Weblog にはひょっとして写真くらい展示するかも知れんけど。 年末年始はあまりネットに潜らず, たまってた本を読み漁り, 合間に「鬼武者2」で松田勇作三昧することに決めた。

来年が多くの人にとって(もちろん私にとっても)よい年でありますように。

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