なかなか本調子にならない。 今日は休んじゃったよ。 まぁ金曜日と月曜日の丸二日かけて仕様書の読み合わせをやったので少しお疲れ気味ではあったのだが...
最近 BOINC/SETI@home でも色々動きがあるのだが追従できてません。 本調子になるまでもう少し待ってね。
いや, 面白かったんだけどさ, そんなに「考えされられる」ほどかぁと思ったりも。 現場と営業とエンジニアと経営の間でズレがあるのは当たり前の話。 この業界で身に付けるべきスキルの第一歩は「異分野の言葉」を理解し相互翻訳することだ。 それが出来そうもないなら(少なくともこの業界には向いてないので)早々に転職を考えたほうがいい。 エンジニアってのは(少なくとも職業エンジニアは)「作りたいものを作る」んじゃなくて「使えるものを作る」職業である。
「開発」は「ものを作ること」ではなく, それぞれの立場の間にあるギャップを延々と埋めていく泥臭い作業であり, それ故に「開発は終わらない」のだ。 最近流行りの「アジャイル」と呼ばれる開発手法も本当はこの「ギャップを埋める」作業に専念できるようにするための最適化手法なのに, テスト・ドリブンがどうとか小手先の「おたく」テクニックばかりが注目される。
開発の本質に気づかないで要求仕様にそれぞれ勝手な解釈をあたえてお互い異なる方向に突っ走った挙句に「動かないシステム」を組み上げ, 納期も予算も尽きた状態で私らみたいなのがヘルプとしてプロジェクトにぶち込まれ, 蓋を開けて愕然とする, なんてのが常態化しているのがこの業界である。 この点について日本のソフトウェア業界は他の製造業種からいくらでも学ぶことがあるはずなのに, 何故いつまで経っても孤高の道を暴走しているのか。 日本が情報技術の分野において「十年遅れ」で「二流以下」なのは, 案外とこの辺が理由なのかも。
あまりに音信不通で死んだかと思われるかもしれないので, 存在証明代わりに最近買ったマンガ本の紹介など。
久しぶりに「ちまちまじっく」の設定じゃないですか。 しかもいきなりトゥインクルスター級(上から二番目)の魔法使い登場。 魔法使いに小人にドラゴン。 定番中の定番シチュエーション。 好き好き〜!
どこかで読んだような見たような設定を寄せ集めただけのジャンクアートのごとき「自称」ファンタジーが溢れる今日この頃, せめて竹本泉さんレベルの作品を書いてみろよ, と言いたい。 昨夜もつい「十二国記」の再放送(?)を見ちゃったけど, 何度見てもこれのどこがファンタジーなのか理解できない。 システム(世界)を記述するだけでファンタジーと呼べるなら, プログラマはみんなファンタジー作家だな。
ここのところ忙しくて(といっても先週から積み上げられまくったお仕事スタックがようやく片付きつつあるのだが)ここにあまり書かないけど, ブックマークレベルでは猛烈にチェックしてるので, よかったら見てやってください。
今週一番面白いと思った記事はこれ。
時代はマルチコアへ向けて着々と進んでるんだねぇ。
いや, ね, 昨年 Freescale 社(モトローラ社の子会社)が出したデュアルコア・プロセッサについて簡単なレクチャを受けたのさ。 これがメチャメチャ面白いんだ。 だって CISC エンジンと RISC エンジンがひとつのバスの上に乗っかってるんだぜ。 面白くないわけがない。 「XGATE」と呼ばれる Co-Processor はペリフェラル等の割り込み処理を引き受ける代わりに恐ろしく単純なインストラクション・セットになっている。 RISC でも積和命令が当たり前の時代に乗除算のないプロセッサなんて久しぶりに見たぜ。 スタックという概念もない(擬似的には実現可能だが)。 その一方でプロセッサ同士の同期をとるためにインストラクションレベルでセマフォ命令なんか用意されていたりする。
これが仕事じゃなかったら一ヶ月くらいかけていじり倒してやるのに。 残念!
マルチコアと言えば
の記事も面白かった。 いや, 終わりのほうにある「ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ。」ってのにしびれたんだけど。
MPU じゃないけど
もメチャメチャそそるんだよなぁ。
やぁ, やっぱ今一番面白いのは「組み込み」だよね。 ここ数年ほど Web アプリケーションばっかりやらされて正直うんざりしてたので(達成感に乏しいしね), 今は仕事が面白くてしょうがない。 四十路を前に「仕事が面白い」って思えるなんて幸せな男である。 このまま幸せが続きますように。
実はこの話はノート PC に限らない。 ノート PC がダメなら PDA だってダメだ。 某社では構内へのカメラ付き携帯電話の持ち込みが全面的に禁止になった。
研究所や工場では結構当たり前なこの持ち込み制限, 他の職場ではだぁだぁということか。
いや, さ, 今度ケータイ買い換えるときはカメラ付きでないのにしようかと思って。 仕事で使えないのならケータイ持つ意味が半減する。
根本的な疑問として, ケータイって IC カードの代わりになるのだろうか。
ケータイは User Equipment と呼ばれるだけあって, 今や「持っている」というより「身に付ける」感覚に近い。 そこに目をつけて IC カードの機能を搭載しようという発想はなかなかうまいと思うけどさ。
トイレに落っことしただけで使えなくなったり, 常に忘れ物の上位で簡単に情報を吸い上げられてしまうような代物を IC カードの代わりとしてしかも決済に使うなんて恐ろしくて出来ないのだが。 IC カードって耐タンパー性とかセキュリティ上の要件が色々あるはずなんだけど, 果たしてケータイはそれらを満たしているのだろうか。
そのうち住基カードもケータイに入れられるような嫌な予感がするよ。
ツッコミをいただきました。 感謝です。 耐タンパー性は満たしているらしい。 チップレベルじゃなくてケータイレベルで, という理解でいのかな。
そういや del.icio.us に張ったアンテナに引っかかった記事。
「便利さと危うさはやはり紙の裏表の関係にある」というのは違うんじゃないかと思うけど (大抵こういうのは実装の怠慢であることが多い。 セキュリティ・リスクをプロバイダとコンシューマの間でどう配分するかということなら議論の余地はあると思う), 参考にはなるか。
勘弁してくれ。 サマータイムについての私の意見は「「暦」日本史」でちょこっとだけ書いている。 簡単に言うと, 少なくとも民主主義を標榜する国家がいまさら「授時」を行うなどナンセンスだ, ということである。
del.icio.us は便利である。 何が便利って, 今まで私のアンテナには引っかかってこなかった海外のコンテンツがバンバン入ってくるようになったから。 例えば
みたいなコンテンツは日本語コンテンツを追ってるだけではなかなか補足出来ないよね。 これがソーシャルかどうかなんてもうどうでもよくなってしまった。 ひたすらこの便利さを追求することにしよう。
H2A 打ち上げ成功のニュース。
一部じゃ結構な話題になっていて私も追いかけてるんだけど, del.icio.us では海外はもちろん日本語圏内でも全くチェックされてないってのに笑ってしまう。 「猪瀬直樹氏がMTSAT-1Rを「無駄遣い」発言?」とか普通なら反論すべきなんだろうけど, 衛星の名前をどうするかで官僚同士が縄張り争いを繰り広げているのを見ると, 所詮日本には宇宙開発を行う甲斐性(経営能力)なんかないんじゃないかと思うよ。
土建屋の発想では宇宙開発は出来んよ。 そのために組織を統合して JAXA にしたんじゃないのかよ。
っていうのか。
全国規模なのか, この都市伝説。
企業経営はサメかマグロのようなものだ(常に前に進んでないと窒息死しちゃう), と昔ある人が言っていたが, ソニーにしろ某 TV 局にしろ(専守防衛といえば聞こえはいいが)後ろ向きの経営を続けてるとそのうち窒息死するかもね。
某所から(ってバレバレだけど)。
「萌え4コマ」? ってなんだそりゃ。 いつの間にそんな造語が。 つか, もう「萌え」を「萌え」として消費する時代は終わってるでしょ。 だからこそ「きらら」のような4コマ誌が成立しうるのに。
あと, (その某所でも指摘されていたが)あれはオチがないんじゃなくて, 4コマ目のオチが次の4コマへの振りになっている(そしてこの連鎖により全体でストーリーっぽいものが形成される)のである。 しかも今時こんなのはどの4コマ誌の作品でもやってることで, 2重3重の意味で上記のYahoo!辞書の解説は古すぎる。 「KOマウンテン!!」のトレーニングロボに怒られるぞ。 「その程度のモチベーションで闘っていたとは...」
ちなみに私の最近のお気に入りは, 樹るうさんの「ポヨポヨ観察日記」(『まんがライフ MOMO』連載)だったり。 はやく単行本にならないかなぁ。
なぁんてこったい。 CONTAX も撤退かよ!
カメラ好きなら分かると思うが CONTAX は特別なブランドだ。 カメラの「クラウン」だ。
「いつかは CONTAX。」
その願いをささやかながらかなえてくれるのが CONTAX デジカメなのだ。 (学生時代に CONTAX 一眼レフのフルセットを持ってる奴がいてメチャメチャ羨ましかったものだ)
っても私も買ってないんだけどね。 先日, 友人に付き合ってデジカメを見に行ってもう少しで買いそうになったんだけど。 しかしもう優柔不断ではいられない。 早速次の入金で買うぞ!
いわゆる「嗜癖問題」というやつ。 私が「嗜癖問題」という言葉を知ったのはわりと最近で, 『中央公論』 2004年9月号の斎藤環さんの時評(韓国のネット事情を紹介する内容だった)の中に「嗜癖問題」というキーワードがあったので気になって調べてみたのが始まり。
嗜癖問題については赤城高原ホスピタルの以下のコンテンツの方が分かりやすい。
これを読むまで Adult Children というのが一般的な英語表現だとは知らなかった。 「The Three Adult Children of the President」みたいな感じで使うらしい。 いや, お恥ずかしい限り。
このシンポジウムについては「日々是好日」の記事が分かり易いが, それ以外のニュース記事(INTERNET Watch)は以下のとおり。
最初「スラッシュドット ジャパン | WinnyはCDの売上を下げてない?」とごっちゃになっていたのだが, こちらはモバイル社会研究所の「モバイル社会シンポジウム 2005」の話らしい。 個人的には「モバイル社会シンポジウム」の話(IC カードやケータイのセキュリティなど)の方が興味あるのだが, P2P のシンポジウムの方もなかなか面白そうである。
この期に及んで私は「P2P」という言葉に違和感がある。 じじいと言われれば一言もないが, P2P (Peer to Peer) と言われるとどうしても LAN 内のネットワークを連想してしまうのだ。 同じ P2P でも LAN 内のそれとインターネット上のそれとでは技術要件もセキュリティ要件も異なる(まぁ Winny なんかは意図的にセキュリティ要件を無視してるように見えるけど)。 そういうのを一緒くたに P2P と呼ぶのに違和感があるのである。 いっそのことインターネット上の P2P は「ブローカレスネットワーク」とでも言い換えた方がいいんじゃないだろうか。
Winny も初期の RFID もエンジニアのエゴがむき出しになった実装だよね。 「作ったもん勝ち」ってやつ。 で, 「マズい」と気がついた時にちゃんと修正できればよかったんだけど, 両者ともその機会を逸してしまっている。 前者は「匿名性」とか「著作権制度への問題提起」といった免罪符によって, 後者はビジネス的な縛りによって。 ised の設計研の方々はその辺どう考えておられるのだろう。 一度伺ってみたいものだ。
少し古いが, 「RSA Conference 2005」に関する話題。
もうひとつ。 最近騒がれはじめた Pharming や DNS 攻撃に関する話題。
Pharming についてはそのうちちゃんと blog で書いてみたいけど, まだ頭の中でうまくまとまらなくて。 とりあえずリンクのみ。
早速試してみる。 Gmail アカウントを持っている場合は, そのアドレスでサインインできるようだ。(別途サービス規約(英語)に同意させられる)
Gmail Invitation が欲しいかたはいつでもどうぞ。
職場の PC に TortoiseSVN を導入した。 本来職場の PC にアプリケーションをインストールする際は事前に申請する必要があるが, Administrator 権限がなくても入れられるようなので入れてしまった。 もう我慢ならん。
今の職場ではソースコード等の管理に ClearCase が使われているのだが, どちらかというとリリース管理に使ってるという感じで日々の作業の管理には向いてない。 最初の頃は単純な作業ばかりだったのでそれでもよかったが, 最近は要求も複雑になってきて作業を中断する度にバックアップ用のフォルダが増殖する始末。 マージ作業も面倒臭くなってきた。
やはり個人レベルで日々の作業を記録する「バージョン管理ツール」は必須だ。 グループウェアもいいけど, こういうツールこそ Office に必要なんじゃないのかな。
「インド人は2桁の九九ができる」というのは本当のようだ? ずいぶん前に客先のインド人に訊いたら「そんなん知らん」と言われたのだが...
久し振りに SecurityNotes/CollisionsForHashFunctions に加筆されている。 3月に入ってから結構動きがあったらしい。
「そんなに MD5 いじめんでもいいやん」ちう気もするが。 MD5 がダメなのは分かりきってるし。
SecurityNotes/CollisionsForHashFunctions は Wiki ページなので情報があればバンバン加筆していってください。
「コンテンツ立国を阻むITツールの不在」 を見て以下の記事を思い出した。
私にとってこの記事はかなり衝撃的。 日本では「コンテンツ」という言葉は「入れ物」あるいは「箱」の対語として機能しているらしいのだ。 これが本当ならお手軽に「コンテンツ」という言葉を使うのは控えなきゃなぁ, と思ったり。
「コンテンツ立国を阻むITツールの不在」 で書かれていることはよく分かるが, この内容を「日本語に翻訳」すると「入れ物がないからよこせ」になってしまう。 で, すかさずゼネコン・スタイルの IT ゴロが出てきて「それじゃあ箱を作ってやるから予算をくれ」となるわけだ。 そこに行政(つか官僚)が呼応して「e-Japan」だの「u-Japan」だの(古くは「Σプロジェクト」)みたいな正体不明のプロジェクト(=予算枠)ができあがる。 しかし IT ゴロにとって重要なのは箱を作ることではなく, 降ってきた(あるいは仲間同士で分配された)予算をいかに消化するかということなので, 箱の作りが現状にマッチしていなくても構わない。 行政側も箱の行方より予算が消化されることの方が重要なので(そうしないと「次」の予算が請求し難くなる), 箱は「作りっぱなし」で放置されることになる。
こうやって日本は20年もの間膨大な税金を傾けてひたすら「IT 空箱」を生産し続けてきたのである。 そう考えると 「コンテンツという「言葉」の限界」 で書かれていることも分からないでもない。 CCPL だって (これがしばしば Creative Commons と同一とみなされている点など象徴的だが) そうした「空箱」のひとつとして見られていることを忘れてはいけない。
しばらく BOINC/SETI@home は放ったらかしだったのだが, いつの間にか BOINC core Client の 4.25 がリリースされている。 ちなみに nightly バージョンは 4.26。
GUI 画面も一新。 インストーラも一新。 その代わりアップグレードの際には古いバージョンをいったんアンインストールする必要がある(プロジェクト情報は削除されないのでインストールし直せば続きからできる)。 で, 今までの language.ini が使えなくなっていて gettext ベースになっていた。 日本語 ML では暫定版の翻訳が既に進んでいる。 一部文字化けする部分もあるが概ねうまく表示できている。
インストール時にサービスモードを選択できる。 ただし, サービスモードを選択すると GUI が使えなくなる。
2.0 における LEGAL CODE の不備(「クリエイティブ・コモンズの著作者人格権」参照)を修正した差し替えバージョン。 本戯れ言も早速差し替えた。 ただし古いログについてはバージョンが古いままのものもある。
mo ファイルを以下のページに公開した。 「日本語じゃなきゃヤだ」 という方は是非ご利用ください。
PGP 9.0 Beta がリリースされた。 「PGP9.0の新機能」によると新機能盛りだくさんらしい。
ようやく日本語版が出たのが(日本人にとっては)一番嬉しい。 NT と WfW 系 Windows (98/Me)はサポート対象から外れたらしい。 まぁこれも時代の流れか。
個人的に気になる機能としては「電子メール Proxy のサポート」かな。 もともと PGP Corporation は PGP Universal (日本語ページ)という製品を持っているが, 「企業向には PGP Universal の方がいいのかもしれないけど個人用にはちょっと...」 という感じだった。 デスクトップ用の メール Proxy 機能があれば MUA に関係なく PGP の機能を利用できるようになる。 もっとも他のプロキシソフトとの相性が問題になるけど。 (POPFile とか。 ちなみに POPFile は GPGrelay と一緒に使えない)
PGP Zip もちょいと気になる。 う〜ん, 私もインストールして試してみようかなぁ。
がダウンロードできない。 朝は出来たのに。 混雑してるのか?
うぅ, 明日の朝また再チャレンジしてみよう。
一応生きてます。 Gmail Invitation もお待たせしてしまって, ホント申し訳ない。 最近バカやる頻度が上がってないか > 私。
3連荘ですよ。 しかも, うち2回は同伴じゃし。 つか, 危うく今日も同伴になっちまうところだったし(何とか回避)。 私って何様?
私も色んな女の子と同伴したけど, 一度も会ってない子と同伴っちうのは初めてやし。 つか, ママがおらんかったら「面接」やがな。 思惑としては私を練習台にしたかったらしいが, 私は「よきにはからへ」ってタイプだからなぁ。 練習にならんのじゃないだろうか。
オカマバ... じゃないニューハーフのお店にも行った。 そういや, ニューハーフのお店に行くなんて5,6年ぶりじゃないだろうか。
胸を作ったというので見してもらった。 おおっ綺麗だ! あれって最初の頃は頻繁にマッサージしないと, しこりみたいに堅くなっちゃうんだってさ。 しかも放っておくとだんだん外向きになっちゃうんだそうで, 「寄せて上げて揉んで」ってのを頑張ってやったらしい。 ん〜, 美は一日にして成らずって感じ? (ちょっと違う)
そんなこんなで朝まで呑んで, うちに帰ってシャワーだけ浴びて出勤。 例によって仕事する暇もないほど会議の特盛り。 そして夕方になれば呼び出されて繁華街へ。 もうヘロヘロっす。
というわけで(どういうわけだか分からない人は先日の記事を参照のこと), 買っちゃいやした。
i4R とどっちにしようか悩んだが, やはり光学ズームがあることとモニタの大きさが決め手になった。 私の好みは一般的な傾向とは違うかも。 広角ってあまり使わないんだよねぇ。 私の場合, 感覚的には(35mm 判カメラ換算で)75〜80mm くらいが「標準」って感じなんだよなぁ。 そうなるとどうしてもズーム機能は必須条件になってしまう。 ディジタル・ズームの酷さはカメラ付きケータイで体験済みなのでこれも却下。 (つってもケータイのカメラ(の多く)はいわゆる固定焦点レンズなので画質云々言うこと自体おかしな話なのだが)
光学ズームは 5.8-17.4mm。 35mm 判カメラ換算で 38-115mm 相当。 115mm あれば月とかを入れた夜景写真とか撮れるかな。 今度試してみよう。 明るさは F2.8-4.7。 まぁズームレンズならこんなもんか。
ちゃんと測定してないので断言できないが, ズーム全域に渡って収差がない(ように見える)のはさすが Carl Zeiss レンズか。 大抵は広角側か望遠側のどちらかに収差が出てしまうものだが(酷いレンズになると両方で出たりする)。 望遠側の収差が少ない方が嬉しいのだが, U4R ではマクロ撮影の際は広角側に固定されてしまう仕様なので, ひょっとしたら望遠側は怪しいかも。
撮影時の制御はプログラム AE。 シャッタースピード(1〜1/2000秒)や絞り値は勝手に決められてしまうので, 直接触ることができない。 ただし露出補正は可能(±2.0EV)。 まぁこの辺は好みの問題かなぁ。
個人的に面白いと思ったのは, 感度と彩度とシャープネスとホワイトバランスを自分で調整できること。 これって銀塩カメラで言えばフィルムのスペックなんだよね。 フィルム・スペックってのは結構大事で, 撮る対象によってフィルムを替えたりしてたものである。 U4R には「シーンモード」ってのがあって撮る対象によってシーンモードを切り替えれるようになっている。 このとき上記のフィルム・スペックも自動的に変更されるようである。 デジカメってこんなことができるのかぁ。 知らなんだ。
AF も面白いね。 9点マルチ AF ではどのエリアでピントを合わせたかがモニタ上で見えるように確認できるのが面白い。 フォーカスロックもわりと簡単に(シャッターボタンを半押ししっぱなし)できる。
当然ながらストロボはショボい。 広角でも 3.0m くらいまでしか届かない。 例えば暗がりでポートレート写真を撮る時, 下手をすると顔だけがやたら浮き上がった心霊写真みたいなことになってしまう。 ストロボは使いどころが難しいような気がする。 U4R には連写機能(最高約3.3コマ/秒)があるのだが, ストロボは追従するのだろうか。 と思ったら連写モードのときはストロボ効かなくなっちゃうのか。 そりゃそうだ。
U4R 内部では取った画像に対して撮影データ(シャッタースピードや絞り値等の情報)が見れる。 でも撮影データ自身はパソコンに転送できないみたい。 惜しい!
バッテリ性能がちょいと気になる。 300回充電でヘタっちゃうのは早すぎないか。
そういうわけで今度の連休を使って U4R で遊びまくりたいのだが, その前にたっぷり寝ないと。 なんか喉のあたりが風邪引き前っぽい感じだし。
一眼レフと違ってコンパクトカメラはちょっと癖がある感じ。 今まであんまりコンパクトカメラを使った経験がないので早いとこ慣れないとな。 以下参考に。
へぇ。 まぁ業種にもよるんだろうけど, もうとっくに「子供が病気なら家族は休んで当然」だと思ってたよ。 おとなの都合というか会社の都合なんじゃないの, これ。 IT バブルの頃のアメリカみたいな話だな。 企業がやるんじゃなくて厚生労働省が音頭とってやるってのがいかにも日本的だが。 これって「私事は面倒見てやるからお前は働け!」って言ってるのと同じなんだよね。
会社にとっては「この仕事には僕がいなければ」と思わせることが重要。 一種の共依存関係だね(この表現は医学的には多分間違いだけど私は医者じゃないので気にしない)。 そうすれば自ら仕事に拘束されてくれる。
病気になって仕事を中断せざるを得なくなって周りに迷惑をかけまくったかつての経験から言うと, 最終的に会社は「この仕事には君がいなければ」なんて思ってはいないということだ。 嫌味で言ってるんじゃないよ。 企業ってのは, ある従業員が潰れても他の手段でカバーできるよう常にリスクヘッジをとって行動してるっていうことだ。 (逆に言うとリスクヘッジをとらずにイケイケでやってる会社は企業としてダメだということなんだけど)
「この仕事には僕がいなければ」ってのは単なる思いこみに過ぎない。 人間国宝レベルのよほど職人的な仕事でもない限り「僕」は常に「誰か」と入れ換え可能な存在なのだ。 大事なことは, この現実をネガティブに受け取るんじゃなく, 「僕」と「仕事」との間に引く境界線と考えて積極的に利用することだ。
でもこれって簡単じゃない。 企業組織から距離をおいて実際に「僕」と「仕事」との間に境界線を引いてみると, 自分がいかにちっぽけな存在かよく分かる。 ちっぽけな「僕」が大きな「仕事」に向かうためには何らかの戦略が必要ということだ。 さて, どうしよう...
4/1 以降に Classic 版のデータサーバを止めるとかなんとか。 エイプリルフール用のネタちゃうか, という説もあるようだが。 まぁ, 今のペースじゃ 4/1 という線はないだろうな。 とはいえ, まだ Classic 版で頑張っておられるかたはお早めの移行をお薦めします。
しかし, 一度に移行したらトラブるんじゃないだろうか...
のっそり起きてシャワー浴びてたらドアがガタガタいいだすので 「何だぁ?」 と思ってたら揺れだした。 慌ててお湯を止めて揺れがおさまるまでその辺に身体をホールドする。 ってもまぁ,体感で震度3程度だったんだけど。
揺れがおさまったので浴室から出て NHK を点ける(ちゃんと受信料払ってますからね。念のため)。 九州北部で 6- とかなってるじゃん。 どひー!
さて, デジカメを手に入れたので次はレタッチソフト(取り敢えずフリーのもの)を物色中。 ソフトを選択する上での注意点は以下のふたつか。
Exif 情報を見るなら, やはり
かな。 更に Exif の撮影情報等を加工したいなら「カシミール3D」のデジカメプラグインがよさげである。 「何でデジカメって JPEG みたいな不可逆圧縮フォーマットを使うんだろう」って思っていたが, この辺のしがらみがあるからなのか。
レタッチソフトではこれかな。
機能的には(フリーで)もっと凄いのもあるけど, デジカメ画像を前提にしたフィルタ機能は使いやすいし, 何より処理が速いのがよい。
歪曲収差を補正するフィルタもある。 いくつかの機種については歪曲収差の情報が用意されていて Exif の撮影情報から自動的にプリセットされるようだけど, CONTAX についてはないようである。 誰か U4R の収差の測定をやってないかなぁ。 「それもレンズの個性だよ」と割り切ってしまう手もあるけどね。
あと, 単機能のツールとして「windmaker webpage」で公開されている以下のツールがよさげ。
これらのツールは JPEG の癖を読んで画像劣化を起こさないように処理を行うのが特徴のようだ。 暗室作業の基本は「引き伸ばし(デジカメ画像の場合は縮小だけど)」と「トリミング」なので, これら4つのツールがあれば大抵のことはできそうである。
オマケとして Web 上でサムネイル表示するための HTML ファイル生成ツールを紹介。
Exif の撮影情報も table 要素に展開してくれる。
CONTAX U4R の試し撮りを兼ねて広島城から平和公園にかけてブラブラと散歩する。 実は20年住んでて広島城に入るのはこれでやっと3回め。 1回めは昔勤めてた営業の会社の初詣(城内に護国神社っちうのがあるのだ)に付き合わされた時。 2回目は花見だった。 何も目的なしでただ散歩に来たのは初めて。
観光客以外に私のような散歩客が結構いて驚く。 いや, これからもちょくちょく来よう。 帰りに広島駅方面へよってジュンク堂でお買い物。
個人的には, 第5章の林紘一郎さんの文章が気になるのだが, 取り敢えず序章から順に読書中。 ised@glocom の倫理研第2回議事録とか 「インターネットの法と慣習 第18回 ラジカルな保守という態度について II」 とか読みたい記事がたくさんあるが, 優先順位を変えて本のほうを先に読むことにする。 今までの復習になるしね。
『プログラマの数学』は見つからなかった。 まだ出てないのかな。 まぁ出てたとしても広島に入ってくるのはかなり後だと思うけど。 文化過疎地だし。
Flickr にサインアップした。 何も手動で画像管理しなくても既にあるサービスを使えばいいじゃん, ということで。 (今気がついたが,「はてな」のサービスを使おうとは微塵も思わなかった。愛がない?)
いろいろ試しているところ。 Flickr の機能概要や制限事項については 「Flickr あれこれ」 が参考になった。
(追記) ケータイで撮った写真と U4R でいろいろ試し撮りした時の写真をアップした。 ついでにトップページのサイドバーにサムネイルを置いてみた。 他にもいろいろ実験的に撮ってるけど, それはまた別の機会に。 ってか, 宴会の余興みたいな写真が多くて公開できんのんじゃが。
「Mt.Gassan(月山)と天童・舞鶴山」の月と鳥のツーショットに感動。 すっごいなぁ。 偶然なのかもしれないけど, かなり周到な準備をしないとここまでは撮れない筈。
Flickr のサムネイル表示を変える。 前のは常にアクセスが発生して鬱陶しいので止めた。
CONTAX U4R の扱いにも少しずつ慣れてきた。 レンズ部が回転するのはかなり便利。
モニタが大きいので顔の前でカメラを構える必要がないことに気がついた。 腋を締めて腰の辺りでカメラをホールドし, エレベーションはレンズ部を動かして調整する。 座った状態で膝の上にカメラを置くようにすれば更に手ブレを抑えることができる。 どういうわけか U4R はシャッター速度を遅めに設定するらしい(ちゃんと指定しないと ISO 50 とかで撮ろうとするし)ので, 手ブレ対策は重要。 家電メーカのデジカメで手ブレ防止機能付の製品があるが結構いいかも。 こうなるとやっぱり三脚(一脚でもいいけど)が欲しいなぁ。 U4R には三脚用のねじ穴がない。 まぁ機構設計上そうせざるを得なかったんだろうけど。
先日お城を散歩している時に私のと同じ黒の U4R (SL300R かもしれんけど)を持ってるがきんちょを見かけた。 ええい, 金持ちめ。 妬ましい。 私が子供のころはなぁ... いやいや。 彼も同じようにカメラを腰の辺りでホールドした状態で写真を撮っていた。 どうやらよく使われるスタイルらしい。
AF モードを SAF にして, あらかじめターゲットに(シャッターの半押しで)フォーカスロックしておいてから構図を決める。 MAF は意外に使えない。 U4R では(ワイド端以外は)絞りが開放オンリーなのでピント合わせに苦労しそう。 ツァイスレンズは画像がシャープに映るのでピントや手ブレにシビア。 シビアなのは苦手だよう。 もっと練習しなきゃ。
久し振りに新ボスと飲む。 相変わらず痛いところを突いて来られる。
体育会系精神論で来る人なら顔で笑って心でスルーすればいいのだが, 新ボスの場合はまっとうに論理で来られるのでダイレクトに突き刺さる。 あいたたた。
まぁ, 私がまだまだ甘いということなんだけど。
国内のニュースでもさんざん流れてるので今更だが(自分のブックマークをチェックしてみたら国内のニュースは全くクリップしてなかったっはっは。 del.icio.us で記事を追うようになってからこういうのが増えたなぁ), 「やっとここまで来たか」って感じかな。
といっても日本を除けば CC/CCPL はかなり浸透してきている印象。 細かい理屈はともかく CCPL は確実に「便利なライセンスツール」としての役割を果たしていると思う。 Flickr でもアップした画像データに対して普通に CCPL を設定できるし, Wiki 用の CCPL とかも考案されてるし。
RDF がイマイチなのがなぁ。 もっと活用して欲しい気もするけどね。 RDF なら個別の例外事項についてもある程度記述できるし。
海外の動向に比べると日本の ASP は著作権の取り扱いについて守りに入っちゃってる気がする。 あるいは「うちのサービスにあるコンテンツ(=入れ物の中身)はうちのもの」という意識が強いのか。 blog を書籍化するのが流行になる一方でコンテンツ(≠入れ物の中身)自体の取り扱いについてはどんどん窮屈になってる気がするよ。 blog の書籍化ってユーザにとっては手っ取り早く名声を得る(あるいはお金を稼ぐ)手段かもしれないが, コンテンツ(=入れ物の中身)ホルダーにとっては体のいい囲い込み手段としても機能する。 その辺の「利害の一致」って奴なのかも。 BBC みたく太っ腹に「throughout the universe」くらい言ってみろよ。 (これって BBC の公開アーカイブに入れるつもりじゃないのかな。 BBC の公開アーカイブには CCPL のどれかが付与される筈なので, 配布や放映に制限をつけられちゃうと困るような気が)
とほほー。 脱力してしまうコラム。 高校時代に天文民俗学に転んだ私としては人格否定されたような気分だよ。 しかし草下英明さんの著書が電子書籍で読めるようになるとは。
昨夜は綺麗なおぼろ月夜。 そのせいか飲みの席で月の話になり, 冗談で 「「新月」ってどんな月か分かる?」 と訊いてみたところ半分以上が NG。 ちょっと意外かも。 「月が輪ッかのように縁だけが光って見える」とか言う人もいるし。 そりゃ金環日食だ!
みなさんは「新月」がどんな月か説明できますか?
del.icio.us に 「ネットの時代にはスクープに価値がなくなる?」 をクリップして何気なく「Media Management Opinion」とタグを打って気がついた。 あぁ, これってマネジメント(経営)の問題なんだ。
今や「メディア」は文字どおりの単なる「媒体」とか「手段」ではなくなっている。 企業としての意志を持った存在だ。 従って「社会」に対し明確な経営ビジョンを示し,かつ何らかの責任を果たさなくてはならない。 株を上場しているというのならなおさらだ。 実際のところそれを一番分かってないのは許認可権に頼って事業を行っている(TV やラジオなどの)企業なのではないだろうか。 だから livedoor みたいなところに対し有効な戦略を打つことができず無様な退却戦をするしかない。
私も一応ブックマークでは情報を追ってるんだけど, 追えば追うほど阿呆らしくなってくる。 livedoor ごときでこのざまでは国外のメディア企業が本気で仕掛けてきたらひとたまりもないんじゃないだろうか。 ってか, こんなお粗末な経営戦略しかとれない民放なんていらんのじゃないか。 livedoor でもソフトバンクでも他の企業でもいいから, とっとと喰われてしまえばいい。
昨日はわりと天気もよかったので, 近所の川土手付近をお散歩。 一応カメラは持って出たけど途中で気が変わり, 空身でぶらつくことにした。
近所には白梅が多い。 早咲きの桜もあちこち咲いている。 もうすぐ「お花見」に突入かな。 歩いている途中でさらに気が変わり本屋に向かった。
ポケットに入る大きさで写真がメインの花の図鑑を探して選んだのが上記の『山渓ポケット図鑑1 春の花』。 ただし実際には分厚すぎてポケットには入らない。 いや, その辺で咲いてる花の名前が知りたいなぁ, と思って。
『プログラマの数学』は思ったより早く店頭に並んでいた。 今月中には並ばないだろうと思っていたが, いい具合に当てが外れた。 パラパラとページをめくってみる。 だいたい中学生レベルの数学が理解できれば大丈夫っぽい。 いや実際, 数学を始めるなら頭の柔らかい子供のうちがいいと思うよ。 それも公式だのなんだの受験用の変な知識を身につける前に。
記事を読む限り単なるポカミスらしい。 商用フォントじゃなくてよかったね。
この記事では追記の部分が面白い。
しかしオリジナルの創作物であるかどうかの真偽を、 個人作・企業作のすべての創作物と照らし合わせて判別することもまた難しいのは言うまでもない。 とするならば、 現状での問題解決策は、 他人の著作物に対する権利の尊重という、 各人の良心や自制心にゆだねるしかないのかもしれない。
そういえば最近チビチビと読んでいる『クリエイティブ・コモンズ』でも似たような話が出ていた。 「2-5-3 性善説」の話だ。 しかし, どうもこういう話の展開のさせ方には違和感がある。 議論を性善説と性悪説の二項対立にもっていっても堂々巡りになるだけで何の結論も出ないような気がする。
作品を完全に自分の制御下に置きたいなら「公開しない」以外に方法はない。 その答えが嫌ならどこまで制御しない(できない)ことを許容するか検討しなければならない。 これはリスク・マネジメントの考え方と同じだ。 あるリスクを(ハザードとして)排除しようとすれば別のリスクが増大するかもしれない。 重要なことは社会全体でリスクを最少にするような経営(リスクの再配分)を行うことだ。
ソフトウェアの場合はもう少しちゃんとしている。 大手の企業なら昔から特許や著作権について調査するセクションが必ずある。 さらに今では「中小だから」「ベンチャーだから」なんていうのは言い訳に過ぎなくなっている。 問題はそうした調査等にかかるコストに対してどれだけの利益が見込めるか, そのバランスをどこに設定するかであろう。(そういう意味でも大手企業がオープンソースにはしるのは理(利)にかなってると思うのだが)
そこには善も悪も存在しない。
ボケてて赤のトレーナーと一緒にワイシャツや下着を洗濯してしまった。 ピンクの肌着やワイシャツはまずかろう。
と言うわけで, 白物だけ再洗濯。 これならなんとか大丈夫か?
土星の衛星エピメテウス。 写真は Cassini-Huygens から撮ったもの。
彼の兄はプロメテウス。 「プロメテウス」とは「預言者」を意味することば。 対する弟は「後悔せし者」つまり人間を意味することばである。