OpenSSH って GnuPG と連携できたりしないのかなぁ。 フォーマット上は利用可能なんだよねぇ?
PGP 8.0.2 がリリースされている。 日本語版はないので注意。 購入がちと面倒なのも... 早く日本語対応して欲しいッス。
日本語版が欲しい方は PGP 6.5.8ckt 日本語版をどうぞ。
そういや 「色占い診断」 で 「奇跡の天使」 って言われちゃったんだよなぁ。 なんでやねん。 前にも 「清貧を尊ぶ」 とか言われたことあるし, そういうキャラなのか? > 私。 まぁ貧窮生活に免疫力があるのは確かだけど。
ちうわけで 4/1 にはことさら敏感にならざるを得ないのだが, それでも毎年のように騙される。 今年は 「暗号学的データベース」。 「そんなことできるんかい」 と思いつつリンク先の論文を読もうとした時点で既に騙されている。(^^;) 何となく 「ハノイの塔アーカイバ」(THcomp) を思い出してしまった。
他には 「DDIポケット TVアダプタ」 とか, いろもの物理学者さんの記事とか。
spam 発信元を調べて調査依頼を出す手順などが紹介されている。 調査依頼メールのテンプレートも公開されているので, 海外への依頼も大丈夫。
上記のうち3つはメッセージの文脈から spam を判断しフィルタリングするツール。 ただしこのような方法が使えるのは自前でサーバを管理できる立場のユーザだけであろう。 もしうちとこの ISP がこんなことをやるのなら私は断固抗議する。(余談だが ISP がメールに対してウイルスチェックをすること自体, 私は快く思っていない。 需要はあるらしいから敢えて反対しないけどさ)
最近の英語圏 (?) の spam の特徴は, 内容が意味の通った文章になっていなくて, ただ文字が羅列しているだけのメッセージが多いことだ。 恐らく上記のような文脈で判断するフィルタを回避するためにそのようなことをしているのだと想像できる。 どの程度有効なのかは知らないけど。
「体験レポート」 にもある通り, spam の目的は返事を貰うことではないので, そこまでして spam を隔離することに成功したとしても spam 業者には殆どダメージを与えられない。 結局 spam に対してもっとも有効な手だては, 「SPAM対策ページ」 にもあるとおり, spam の踏み台になっているプロバイダの abuse 宛てに報告メールを送り続けることだ。 spam の発信自体を少しずつでも押え込むことによって中長期的には spam を減少させられるのではないかと思う。
直リンクを防止し, 必ず決まったページに誘導する Apache モジュール。 ただし商用利用については原則禁止で別途応談らしい。 つか, 商用以外に使うとこあるのかな? 産経新聞みたいなところは喜ぶだろうけど, 使い勝手がメチャメチャ悪くなるのでサイト利用者は減りそうだな。
まぁ違法コピーした作品を公開するのは問題外としても, 気をつけないといけないのはライセンスが異なる著作物が混在する場合だよな。
上記の記事の例でいくと, 画像に 「No Derivative Works」(派生作品の禁止) のライセンスが付与されていた場合, Weblog に貼り付けただけならライセンスに違反しないかもしれないけど, Weblog 自体のライセンスと矛盾してしまう可能性もあるわけだ。 もちろんそれぞれのライセンスを厳密に分けて表示しておくのなら問題ないけど, 著作権意識が身に付いてないうちは 「うっかり」 ということがあり得るので相当注意する必要があるだろう。
...以上,自戒をこめて。
GNU Ghostscript 7.06 がリリースされている。 バグフィックス等がメインのようである。
と言って悪ければ 「裸の王様」。
「これだけでは、衛星の軌道を正確に推定することはできない」 だと。 本気で言ってるんだったら 「ダメだ,こりゃ」。 日本は2500億円をかけて宇宙デブリを打ち上げたのか。
あまりにマヌケなので, トップページに 「情報収集衛星」 の軌道と現在位置を表示してくれるページへのリンクを晒しておく。 (ちなみに Location は広島市中区基町付近)
あゆめみさんの記事 (3/31) を見て私も Babylon 2.2 を導入してみる。 おぉ! 便利便利。
これを読んで何となく既視感を覚える。 あぁ, 『新現実』 Vol.01 を読んだ時 と同じだ。 Publisher の既得権益を守るための言い訳にしか聞こえないあたりとか。 世間では 「クリエイティブ・コモンズは「垂れ流される生のコンテンツはゴールドだ」というナイーブな仮定に立っている」 と思われているのだろうか。
確かに Publisher はコンテンツに権威を与えるかもしれないが, 利用者はあくまでもコンテンツそのもの (あるいはその著作者) から価値を判断しているのであって, コンテンツに付与されている権威を見て判断しているわけではない。(いや, そういう人もいるかもしれないけどさ)
旧来の Publisher の役割は, コンテンツに (実体のない) 権威を与えることによって コンテンツを 「商品化」 および 「差別化」 し, ジャンル全体としての流通コストを下げることであった。 しかしネット上の流通コストが限りなく下がっていく中で, 旧来の Publisher の役割は利用者に支持されなくなってきつつあることに早く気付くべきだ。
もちろん 「査読」 という権威付けはこれからも継続されるだろうけど, その結果 Publisher が提供するコンテンツが 「クソ」 であるか 「ゴールド」 であるかの判断はあくまでも利用者に委ねられる。 利用者の価値観にそぐわないフィルタリングシステム (= Publisher) は単にパージされるだけだ。
Creative Commons が提供するのは著作者の権利主張であって, コンテンツの価値を保証するわけではない。 (Publisher はもちろん) 著作者も自分のコンテンツの価値を決められない。 価値を決めるのはあくまで利用者だ。
実際ネット上の利用者は Publisher などなくても自分にとって価値あるもの必要なものを自然に選択しフィルタリングしている。 ネットに慣れあちこちのサイトを巡回するうちに何となくコンテンツが偏ってきていることに気付く人は多いだろう。 個人のニュースサイトやアンテナ (あるいは Weblog の Trackback システム) などは, そういう利用者がおこなう緩やかなフィルタリング (というよりゾーニングと言うべき?) 行為の具象化だと思う。 ネットにある殆どのコンテンツが 「クソ」 だとしても, その中から 「ゴールド」 を嗅ぎ当てることは難しくない。 あるいは, ひとつの 「ゴールド」 を探すよりも10個の 「クソ」 を寄せ集めた方が価値を生み出す場合すらある。
Publisher によるフィルタリングは利用者からコンテンツを遠ざける。 それは利用者にとって 「機会損失」 という重大な損害である。 まっとうな利用者ならそのような一方的行為に対し異を唱えるべきだ。
「暗号技術評価報告書 (2002年度)」(CRYPTREC Report 2002) が間もなく公開されるらしい。 間もなくっていつだ?
この雑誌に拙作も載せていただいてるので一応宣伝。 忘れちゃうんだよね。 依頼があったのって2ヶ月以上前だし。 今回みたいに見本をいただけると思い出すので, そんときはここに書きますです。
総務省と経済産業省による 「暗号技術検討会」 の結果。 細かくは見てないけど良くできてると思う。 この通りちゃんとやってくれればね。 まぁ実装してるってだけじゃダメだけど。
RC4 の扱いが厳しくなっているような。 「128-bit RC4 は、SSL3.0/TLS1.0 以上に限定して利用することを想定している」 ってあたりが男前な感じ。 どういうことかというと, 例えば 「一定のセキュリティ要件が必要とされる業務に無線LANなんか使ってンじゃねぇよ」 ということである。 (ところで WPA に導入されたプロトコルのひとつ TKIP を 「暗号方式」 であると解説する記事がゴロゴロあるぞ。 何で?)
(4/6 追記) あー, 書き方が悪いか。 問題なのは WEP & WPA ってことッス。 安全でないチャネルを安全に運用する方法はある。 もっとも下に紹介した米州法みたいなことをやられたらどうしようもないけど。
古い記事でゴメン。 私も知らなかった。 レッシグ教授を招いて行った勉強会の内容らしい。
ヤバい話。 何がヤバいって米国でこういうことするとすぐに真似したがるおバカな国があるからだ。 例えば日本とか日本とか日本とか!
Web システム, つかネットワークシステムを甘く見てはいけない。 このスレッドに繋がるコメントを読む限り, システム要件の検討なしにいきなり作っちまった感じ。 初歩的な設計ミスって奴やね。 DB 設計も推して知るべしだな,多分。
まぁ学内システムでよかったじゃん。 これが企業なら場合によっちゃあペナルティの支払いで経営が傾くぞ。
この中の 「要約13 コピー防止技術の意義と有用性」 で面白いやり取りがなされている。 またこれに関連して, ソフトウェアの使用権 (使用許諾契約) について的日記の 4/5 の記事に面白い分析があるので併せて読むとよい。
は後で買ってみよう。
以前紹介した記事をもとに Cygwin のインストールと X サーバの構築をおこなう。 遂に観念しました。 (前にどっかで書いた気がするが, 実は Cygwin ってあまり好きじゃないのよ。 ひとつのマシンに複数のプラットフォームを入れるってのが私のなけなしの美意識に反するもので)
インストール方法については 「真ゼロ円でできるXサーバ[Windows XP編]」 と 「Cygwin + XFree + 日本語アプリケーション」 を参考にすれば大丈夫だが, 気付いた点をメモしておく。
Cygwin のインストーラは, 「真ゼロ円でできるXサーバ[Windows XP編]」 にあるとおり, http://matsu-www.is.titech.ac.jp/~sohda/cygwin/dist/ にある setup-2.249.2.5-jp.exe で問題ない。 デフォルト構成からの変更点として Doc と Editors と XFree86 を 「Install」 にした。 インストールが完了するまで Tea Break。
「Cygwin + XFree + 日本語アプリケーション」 から以下のパッケージをダウンロードする。
これらのファイルを Cygwin の環境から見える場所に置き, bash を起動して以下のコマンドを実行する。
$ tar Cxzf / kterm.tgz
$ tar Cxzf / canna.tgz
$ tar Cxzf / kinput2.tgz
$ tar Cxzf / libX11.tgz
$ tar xzf startup.tgz
$ cp startup/_Xmodmap-106 ~/.Xmodmap # 日本語キーボードの場合
$ cp startup/_termcap ~/.termcap
$ cp startup/_canna ~/.canna
$ cp startup/_Xresources ~/.Xresources
$ cp startup/_xinitrc ~/.xinitrc
ちなみに 「Cygwin + XFree + 日本語アプリケーション」 では日本語フォントの設定方法も書かれているが, 設定しなくてもちゃんと日本語が表示される。 これで bash 上から
$ startx &
で X Server その他が起動する。
Cygwin には X Server を起動するバッチファイル /usr/X11R6/bin/startxwin.bat も用意されている。 このバッチファイルを修正して直接 X Server を起動できるようにする。 具体的には
start XWin
と書かれている部分を
sh startx
に書き換え, 以降のコマンドを全てコメントアウトする。
ウィンドウマネージャは ~/.xinitrc を編集することで変更できる。 上記のパッケージでは twm を起動するようになっているが, 他に wmaker (Window Maker) や openbox や blackbox といったものが使えるようである。 個人的には openbox が好み。 ルートウィンドウの設定には xsetroot コマンドを追加しておく。 たとえばこんな感じ。
xsetroot -solid aquamarine4
X Server を ルートレスにするには /usr/X11R6/bin/startx にある
defaultserverargs=""
という記述を
defaultserverargs="-rootless"
とすることで取り敢えず対応できる。(もっと他にスマートなやり方があるかもしれないけど)
これでリモートの Linux 機にストレスなくアクセスできるようになった。 やっぱり日本語の表示と入力ができるのは便利だ。 しかも結構サクサク動くのよ。 なにより Cygwin の存在をあまり意識しないですむのがよい。
Cygwin には ssh も用意されているようだが, 既に PuTTY で問題なく運用できているため敢えて使わないことにした。 秘密鍵があちこち散らばってたらマズいだろうし。
今回のブッシュ大統領の判断および決断の背景にはある宗教的信念があるのではないかという恐い記事。
「自分が大統領になれたのは、神が自分に悪の化身フセインを倒し、中東の人々を救う役割を与えたからに違いない、といった思い込みがブッシュの中にあるのではないか、という見方である。」
確かに今回の米国の決断はあまりにもリスクが大きく合理的とは言えないが, これが本当なら米国は滅びへの道をまっしぐらに進んでるということにならないか?
最近やたらと Phoenix の話題を見かけると思ったらそゆことか。 私は既に mozilla を捨てている。 Linux 機はチューニングするのが面倒なんで mozilla にしてるけど。(Vine Linux 2.6 は最近ようやく 1.2.1 になった)
統合環境ってとっかかりは易しいかもしれないけど融通が効かないので結局捨てることになるんだよなぁ。 文房具は単純なのが一番。
素人にも分かりやすくまとまっていてお薦め。 そうか, デンマークやドイツの例は 「データベースの著作権」 で争われていたのか。 ふぅむ。
まぁまずは 「「本物」 の縄文クッキー」 とういう幻想を払うところからはじめないといけないんだろうな。 つか, 学者や教科書や教師は 「間違わない」 というのが幻想であることを認識させるべきではないかと思うのだけど。 小学生にはヘビーなことかもしれないけど。
いやむしろその幻想に気付くべきなのは, 「日本語を理解する水」 でも感じたが, 現場の教師自身なのかもしれない。
「MIFES for Console」 0.95β を入れる。 Cygwin ベースの X サーバにしたところ MIFES がかなりスムーズに動作することに気がついた。 もうちょっと使ってみるか。
今年のオリックス打線が 「良く切れる」 または 「繋がらない」 のはホームグラウンドの名前のせいだという罠。
今日は 「アトム」 の誕生日。 子供時代の 「未来」 が 「過去」 に流れ去る瞬間である。 つっても, 実は私達の世代は 「アトム」 がリアルな世代じゃない。 多分 「アトム」 がリアルな世代は今の40代後半以上の世代ではないだろうか。 私くらいの世代だと 「ブラックジャック」 とか 「三つ目がとおる」 とか 「火の鳥」 だよね。
手塚治虫さんの作品はよく攻撃の対象になる。 「火の鳥」 もそうである。 私には上記の記事に, かつて言われ続けた 「いいがかり」 と同質のものを感じてしまう。
たとえ手塚治虫作品の背景に (今の時点からみて) 古いイデオロギー (それが言い過ぎなら単純に「世間の偏見」) のようなものがあったとしても, それを読む今の私達がそれに影響を受けることはないだろう。 そのくらい (つまり SF 者じゃなくてもイデオロギーや価値観の相対化ができてしまうほど) 「鉄腕アトム」 を含む手塚治虫作品は 「古典」 となってしまってる。 当時のジェンダーは今よりはるかに保守的だったし, 「原子力」 は夢のエネルギーだったのだ。
そういう 「時代の変化」 を無視して作品の表面的な部分にのみこだわり否定し攻撃を加えることは 「弾圧」 に他ならない。 そして, 私達の持つそういった攻撃的な性にこそ注意を喚起し戒めなければならないだろう。
前に紹介した 「幻のリキュール」 アブサン。 行きつけのお店で 「飲みてー」 とアピールしてみたところ, なんと仕入れていただきました。 広島市内の主要な酒屋には置いてなくて苦労したとか。 いやぁ, 申し訳ない。
んで, 飲んでみた第一印象は 「歯磨き粉」 (^^;) いや,まぁ, 香草入りでミント臭が強いのでそういう印象になっちゃったんだけど... でも甘くてとっても美味しかったです。 アルコールは 55% 程度で甘みがあるのでストレートでもガンガン飲めます。 もっとも一番美味しく飲めたのは水割り。 水と半々で割るとちょうどよい感じ。
独特の香りと味なので好みは分かれるところだろうけど。
週末にでもゆっくり読んでみるべ。
Opera で見ようとしたらフリーズしてしまった。 まぁいいか。 『新現実』 に翻訳があるし。 前にも書いたように, この講演を読む (見る?) 場合には少し気をつけたほうがよい。 個人的には先に 『CODE』 を読んで基本的な知識を押さえてからにしないと危険な感じがするのだ。
おっ
なんてのがあるのか。 こりゃ便利。 ところで, Wiki のこの長ったらしい URI はどうにかならないものでしょうか。 ブラウザに何らかのアタックを仕掛けてるのかと思ってしまう。
まだ完全に終わったわけではないけど, 政治的に大した障害もなくこの 「戦争」 も終わろうとしているし (半月以内にフセインを見つけられなかった場合は分からないが), 少なくとも米国の今後の方向はほぼ確定的ではないのかな。
米国の当面の目的はイラクを 「民主化」(← 勿論プロパガンダ) することで 「米国 vs アラブ諸国」 の対立構図をより深刻化させることにある。 まぁせいぜい頑張ってください。
ところで日本は何してるんだ? いいかげん中東への石油依存体質を何とかしないとヤバいかもね。 ちゃんと手を打ってる? > 小泉さん
最近 IPA/ISEC でマーケティング調査報告が多くなっているのが気になる。 例えば
何を考えているんだろう。 ヤな感じである。
今月は 「ファイル共有設定を見直そう!」 だそうで。 毎度言うことだがポートを塞ぐのならパーソナルファイアウォールなどではなくルータのパケットフィルタリングを使うべき。 ただし, ダイアルアップユーザは他にフィルタリングする方法がないのでしょうがないけど。
でも, それならネットワーク共有の設定自体を無効にする方が確実。 ネットワーク共有のサービス (「Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有」 ってやつ) はネットワークのプロパティで無効にできるので, スタンドアロンでダイアルアップなユーザはサービスを落としてもかまわないだろう。 (ちなみに Windows サーバ機を要塞化する場合はネットワーク共有サービスを落とすのが基本)
CD-ROM ドライブに入れるだけで勝手にインストールしちゃう上アンインストールできない極悪 CCCD プレイヤーだが, なんとファイル破壊や DLL の書き換えまでやらかすらしい。 しかも atl.dll, shlwapi.dll, urlmon.dll, wininet.dll といった (本来 WFP で保護されている筈の) 最重要システムファイルまで書き換えてくれやがるそうだ。 はっきり言っていいんじゃないの。 「CCCD は危険だ!」 と。
SAC ニュース No.698 より。 ここで紹介されている 「人工衛星を見よう」 の予報は Java アプレットを使ってリアルタイムに行われている。 このように視覚的・動的に見せればインパクトがある。
「監視する」 ということは常に 「監視される」 リスクを背負う。 私達が監視の対象であるならば, その監視に対抗するには監視者を徹底的に監視することかもしれない。
スパイ衛星の軌道を隠蔽しつつ運用できると思っている (らしい) 政府側もマヌケだが, イラク騒ぎですっかり忘れてる (としか思えない) 私達の側もあまりに呑気過ぎる。
ちなみに, 日本からの観測では夏至あたりが見頃だそうだ。
シリコンウエハーの検査装置って大変そうだなぁ。 そういや私も随分昔にその手のプロジェクトに絡んだことあるぞ。 つっても私の担当はアプリケーション部分で, しかも Windows 3.1 でバリバリの Win32API 実装だったけど。
早速 「タイムスタンプ体験サイト」 からソフトをダウンロードして試してみる。 「「クリエイティブ・コモンズ」について」 のマスタ文書 (cc-about-1.0.3.tar.bz2) のタイムスタンプ (cc-about-1.0.3.tar.bz2.tst) を作ってみたので興味のある方はお試しあれ。
なんてのがあるらしい。
これも後で見よう。 こうやって 「積ん読」 が溜まっていくんだよなぁ...
突然だがこのページの背景色には Cosmic Latte という名前が付けられている。 一年ほど前に結構話題になった (最初宇宙の色はトルコ石の色だと言われていた) ので憶えている方もいるだろう。 他にもこの色を背景色として利用してる方がいらっしゃるようで, 何と 「平山雅浩・自撰歌集『春宣りゆかむ』」 の平山雅浩さんからメールをいただいてしまいました。 なんかちょっと嬉しいです。(平山雅浩さんの日記 (4/7) も参照)
「平山雅浩・自撰歌集『春宣りゆかむ』」 では, ご自身の短歌を Creative Commons の Attribution ライセンスの下に公開しておられます。
私は色の感性があまりよくなくて (色だけじゃないけど) いつも苦労する。 基本的には緑色が好き。 公開履歴書 (もともと契約社員になった時に 「仕事くれ」 アピールのために作ったコンテンツなのだが) など完全に趣味まる出しである。 どうせ文字だけなので真っ白な背景でもいいのだが, 白い背景は目が疲れてくるので Cosmic Latte がちょうどよい。 私の趣味とも絡めて, もう数年はこの色を私のイメージカラーにするつもりである。
以前文字コードについて書いた (PDF)時に調べてそのまま放っていた JIS X 0213 TrueType フォント実装。 Becky! でネイティブ対応してくれると助かるんだけどねぇ。
興味はあるのだが, なかなか手が出ないでいる。 忘れんうちに覚え書。
だめだめ日記 (4/11) より。 こりゃ便利。 テスト&デバッグに使えるぢゃん。
Hena Hena Nikki (4/11) より。 うわぁ, 耳が痛い話。 「読点が多い」 ってのはドキュメント校正で私が最も指摘される点。 テキストエディタ/ワープロを使うようになってから出はじめた症状で, 私以外にも句読点で自動変換する設定にしている人に多いのではないだろうか。
他に最近よく指摘されるのは 「括弧 (鍵括弧も含む) が多い」 こと。 これは客に納入する正式なドキュメントではないラフな文章に多い。 野尻ボードでも指摘されたことがある。 私の場合, あるテーマについて書こうとすると書きたい内容が脳内でパラレルに溢れ出すため, ちゃんと整理しないで文字におこすと括弧だらけの変な文章になってしまう。
...困ったもんだ。 はっはっは。
先日の電撃的な首都陥落は, 米国の作戦というよりも為政者の不在につけ込んだ行き当りばったりの行動のように思えてしょうがない。 J-RCOM の神浦元彰さんの分析 (4/10 のコメント) によればフセイン支持者への 「見せしめ」 としてわざと放置しているらしいが, フセインが意図的に雲隠れまたは死亡している場合は (中長期的には) 裏目になるような気がする。 またここへきて 「戦後復興」 へのビジョンのなさも改めて露呈されている。(意図的にそうしているのかもしれないが)
日本は 「戦後復興」 支援くらいしか参加できないだろうが, それにしても米国経由か国連経由かそれともイラクを直接支援 (ただし今は無政府状態なので日本の裁量では無理) するのかによって今後の外交の自由度や国際評価が大きく変わる筈なのに, どうするつもりなのか。 それとも例によってどうもしないつもりかな?
日本語版の提供は取り敢えず未定だそうだ。 試してみるかな。
→ アップデートしてみました。 メニューやダイアログが一部英語になっちゃったけど, まぁいいか。 フォントのレンダリングが変わった? 私の環境ではちょっと細身な感じに見えます。 個人的にはこの方が読みやすくてよい感じ。
Opera を新しくしたら :hover 擬似クラスがうまく動いていないことが判明。 上記のページを見て修正しました。 とほほ。
面白い! ZONE には申し訳ないが, これは強化される著作権に抵抗するためのキャンペーンのネタに使えるのではないだろうか。
米国では Creative Commons の The Founders' Copyright (アメリカ建国時代の著作権) といったキャンペーンがあるが, 日本では著作権の期限についての議論は少ないように思える。 著作権の期限設定は著作者と利用者の間のバランスをとるための強力な手段であり, もっと喧々囂々の議論が展開されてもいいのではないかと思うのである。 そういう議論が少ないということは 「官僚や政治家が産業界の方しか向いていない」 と勘繰られてもしょうがないのではないだろうか。
「時限」 の問題については実は意見もいただいているのだが, 今のところまだ頭の中でまとまりきってない。 そのうちまた言及することもあるだろう。
先日打ち上げられたスパイ衛星の性能は 「スゴイ視力のアフリカ人が30倍の双眼鏡で覗いているのと同じ」 だそうである。 実際にはそんな単純なものではないと思うが, この喩え方は面白い。
なるほど, こんなことができるのか。 メモメモ。
「双葉社Webマガジン」 で連載していた 「帰って来たどらン猫」 が知らん間に単行本になっとるがな。 しかも 2 の連載も始まってるし。 うぉ〜, 読まなきゃ。
やはり自分の考えをちゃんと実装して商業的に成り立たせている人は言葉の重みが違うよなぁ。 私もどちらかというと 「わが家へようこそ」 という感じかな。 店舗と住居が一体になったお家。 「ホームページ」 ってのは単なる和製英語じゃないということか。
今更トップページを 「W3C CSS 検証サービス」 でチェックしてみる。 あぁ, やっぱりあちこちエラーやワーニングがある。
topic_body クラスが構文解析エラーになっている。 topic_body ってのは nDiary が吐き出すクラスなのだが, どうも名前にアンダーバーを使っているのがよくないらしい。
ちうわけで, nDiary のコードをいじって topic_body を topicbody にした上で CSS 定義を修正する。 これで大丈夫かな。
そうかインフルエンザより感染力が低いのか。 当然日本にも潜在的な患者はいるだろう。 Google でざっくりと調べてみる。
マスコミは例によって煽りたてるばかり。 ダイオキシンや BSE から何も学んではいないらしい。 こっちも挙げておくべきか。
重要な点なので丸ごと引用しておく。
「本来、個人情報とプライバシーはイコールではない。複数の個人情報が関連づけられ、集合体となったときに初めてプライバシーの問題になる。どんな細かいことも、それを読み取られたらプライバシーの侵害だと声高に叫んでいては、何も前に進まない」という指摘や「一方で、どんな情報も読み取ることはまかりならん、という立場があり、もう一方で商品のID番号などは個人情報に当たらないからそれを読んでも全く問題ない、という立場がある。こういう極端な意見の、間を埋めていくような作業が不可欠なのではないか」という意見に、うなずく参加者が多かった。
当然ながら個人情報とプライバシーの問題は慎重に区別されるべきだ。 その上でユビキタス・グリッドには確かにプライバシーの問題が存在することを認識する必要がある。 このプロセスを端折ってしまうと対策も回避もできなくなる。
更にユビキタス・グリッドの個々の技術要素が本当に利用者にとって必要なものなのかを, もっと利用者の立場で議論すべきではないだろうか。 ユビキタス・グリッドでは IC タグ情報は利用者の行動に関連付けられてしまう。 それが本当に利用者に利便性をもたらすのかどうか。 例えば, 私は amazon.com のサービスを 「気持ち悪い」 と思ってしまうが (書籍等の (単なる履歴ではない) 分析された購入傾向は立派にプライバシーだと思うのだが), 多くの人はそう思っていないかもしれない。 そういう人達にとって無線 IC タグはどういう位置付けになるのか。
個人的には脱着不能な利用者側に裁量権を与えない実装の仕方は利用者として受け入れられない。
(4/15 追記)
採用しないのではなく, 採用するかどうかは (実装方法も含めて) これから考えるということらしい。
「辺境から戯れ言」, 「おうちでできる天文学」 および 「Software Labo.」 の 「サイト運用方針」 を統合しました。 抜けはない筈, 多分。
どの程度広まっているかが問題だよな。 まぁ (どのような形であれ) ユーザ側で CSS を完全に防ぐには (Javascipt 等の) スクリプト機能を無効にするしか方法はないので, 気になる方はそのようにしてください。
うんうん, やっぱり日本人は 「フェニックス」 じゃなくて 「火の鳥」 だよね。 「火の鳥」 って言っちゃったら商標に引っ掛かるだろうけど。
でも, この名前で本当に商標問題はクリアできているのか?
(4/18 追記)
あかんやん。
団塊世代の方々には申し訳ないけど, めでたいことなんじゃないの。 上からの重石がとれるってことなんでしょ。
「みずほ」 の件は確かに象徴的だけど, あれはエンジニアの問題というよりプロジェクトの人事とコミュニケーションの問題だと思う。 「上意下達」 型の人事やコミュニケーションは既に時代に合わなくなっている。 団塊世代の多くが去っていけば必然的に人事やコミュニケーションの体系を変更せざるを得なくなるのだから結構な話だ。 大いに悩みたまえ。 つか, 今頃そんなことで悩んでるなよ。 アレからもう一年経つのに何もしていないってことだろう, それは。
サンプルが豊富で便利。 後輩にも 「ここを見ろ」 で済ませられるし。 あっはっは。
何だかひーさしぶりに 「プロジェクト X」 なんか見てしまった。 F/W の世界では TRON や TRON 風 OS ってのは馴染みぶかいものなのだが, 改めてみると感慨深いよなぁ。 でもこうやって NHK の 「ドキュメント風バラエティ」 に登場したということは, そんな感慨さえも過去に押し流して今後はマスメディアなどの 「ネタ」 として 「消費」 されていくのだろう。 今回のような形じゃなく, 例えばΣプロジェクトあたりを絡ませてザッピング風に番組を進行させれば, 日本の政府・官僚のマヌケさ加減が更に浮き彫りになって結構イタい内容になったのに。
番組じゃサクセスストーリーのように描かれているが, TRON (eTRON) はこれからが正念場の筈である。 (欧州も加わって) 競争の激しさはパソコン OS の比じゃないだろうし。 日本のケータイは既に黄昏ちゃってるし。 JR は IC カードでは既に FeliCa を採用しちゃってるしなぁ。
パキスタンの理論物理学者 Pervez Hoodbhoy 教授の最新テキスト。
今回は説教モードになってしまった...
田中宇さんの 「読み」 の妥当性はともかく, 少なくともブッシュ Jr. は任期の間中東問題にかかりきりになるってことだよな。 結構な話だ。 あんな杜撰な占領のやり方をしておきながら, 一方でシリアがフセイン派の人間をかくまってるなどと言いがかりをつけているが, やはり意図的だったのだろうか。
昼休みに蕎麦をたぐりながら対北朝鮮交渉に日本を含めないという報道を聞く。 偉いぞ! 無能な小泉内閣を交渉のテーブルにつかせようとすれば話がこじれるに決まっている。 イラク戦闘中に水面下で行われていたという米朝交渉は, きっと交渉のメンツについての話し合いだったのだろう。 日本がメンツから外れるという確約がとれたからこそ北朝鮮は態度を和らげたのだと推測できる。 今回だけと言わずこの先ずうっと (少なくとも小泉さんが首相の間は) 日本は外交の場で喋らないのが賢明だ。
そして 「拉致問題」 は後回しにすべき。 国連までまきこんじゃったし色々思惑はあるのだろうが, 解決できる筈の問題をここまでこじらせたのは一方的に日本のせいなのだ。
ウケた, 「人身事故未遂」。 やはり関西は一味違う。 自殺のトリガーになるのは鬱的症状からくるのがほとんどだそうだが, これ読んでウケていただいて多少なりとも症状が和らげば幸いである。
鬱はしんどいからね。 私もそれで3ヶ月くらい休職したことあるし。
Microsoft からきた DM が spam として処理されていた。 確かにアドレスは怪しいが内容は問題ないような気が。 誰かが spam アドレスとして登録してしまったのだろう。 まぁ事前の断りもなくよこしてくるんだから spam 扱いされてもしょうがない。
どうも Opera 7 にしてからのような気がするが, 何日もブラウザを立ち上げっぱなしにするとシステムが激遅になる。(自宅マシンなので滅多にログオフしないのだ) いったん閉じて再起動すると元に戻るので犯人はこいつに間違いなかろう。 何とかしてくれ! メモリのフラグメンテーションでも起こしてるんじゃないだろうか。 おかげで SETI@home も処理に倍の時間がかかるようになった。
いや, そもそも IPv6 って本当に家庭内に入るのか? 現行の IPv4 の IP アドレスは物凄く高価なイメージがある。 固定アドレスが欲しければそれなりの料金を ISP に払わなければならない。 それも通常は1個からせいぜい6個程度 (ネットワークアドレスおよびブロードキャストアドレスは除く) だ。 IP アドレスというのはどこまでユーザの自由になるのだろう。
私は職業プログラマなので, どちらかというと 「自分の目的のためにコンピュータを道具として使いたい」 と考える側である。 故にこの話はリアルな実感として理解できる。
商業サイドから見ると 「ようやく20年前の理想に追いついた」 と言うこともできる。 しかし商業化 (現実) が理想に追いついてしまったということは, 今後理想が更に飛躍しないかぎり (つまり革命がおこらないかぎり), 進歩が止まるということである。 何故こんなことになってしまったのか。
「今のコンピュータシステムは複雑過ぎる」 と思う人もいるかもしれない。 しかし実際にはそんなことはない。 奇天烈で難解なソフトウェアは確かに存在するが, しかし所詮ノイマン型 (つまり 「手続き」 によって動く) コンピュータだ。 理解できない筈がない。 それにコンピュータの問題が複雑さや難解さに由来するというのなら, それはただ単に 「時間の問題」 というだけのことだ。
最近気がついたのだが, 今時の人達はひとつの命題について同じロジックを展開し同じようなコードを書く。 いつの間にか 「禁忌」 が設定され 「規約」 が決められ, タブーを回避し規約に則ったコードが 「美しい」 と賞賛される。 そして 「同じようなコード」 をいろんな言語で書いて比べて 「美しさ」 を競う。 まるでスーパーの安売り合戦のように。
要するにサンデープログラマも含めて誰も彼も 「商業化」 されてしまっているのだ。 いつからこんな馬鹿なことになってしまったのか。 みんな 「商業化」 しているのだから 「革命」 などおこる筈がないではないか。
もし貴方が職業プログラマではなく 「私は 「コンピュータはこうあるべきという目標に向かって開発を進めてきた」」 と信じてコードを書いてきたと自負しているなら今一度自分のコードを見直すべきだ。 そのコードは本当に貴方が書いたコードなのか。 そのコードはコンピュータのスペックやプログラミング言語の仕様・思想によって 「書かされた」 コードではないのか。 そのコードは (貴方にとって) 本当に美しいコードなのか。
思うに世の中がこのようになってしまったきっかけは 「オブジェクト指向」 の流行 ('80年代後半?) ではないだろうか。
「オブジェクト指向」 は設計 「思想」 である。 故に本来ならコンピュータシステムやプログラミング言語に依存しない筈である。 現実に 「オブジェクト指向」 流行の初期はみんなアセンブラやC言語やその他様々な言語で 「オブジェクト指向」 設計を行っていた。 それで何ら問題はなかったのである。
もちろん 「オブジェクト指向」 をサポートする言語仕様は便利である。 しかしプログラミング言語やシステムが 「オブジェクト指向」 という 「思想」 を取り入れてしまった結果プログラマは大きな制約を受けることになってしまった。
まず 「オブジェクト指向」 言語を学ぶために, 言語仕様の他にその背後にある 「思想」 を学び身につけなければならなくなった。 言語 「仕様」 は慣れてる人なら1日でマスターできる。 「思想」 は学ぶだけでは身につかない。
更に 「「オブジェクト指向」 言語を使えば工数を短縮し効率的に開発できる」 などという 「伝説」 が流布し, それに躍らされた顧客やサンデープログラマが 「オブジェクト指向」 に手を染めはじめる。 そしてそれに付き合わされる職業プログラマがそのプレッシャーを一手に引き受ける羽目になる。
やがて既存の 「オブジェクト指向」 言語では納期も短縮しないしプロジェクトの効率化にも寄与しないことが発覚するが, その理由を深く考えず 「プログラマの腕が悪い」 か 「言語仕様が悪い」 と思いこみ次々と新しいものに手を出す。 しかしそれでは悪循環は止まらない。 また新しく作られる言語も 「思想をまとった言語」 の呪縛から逃れられない。
もしこの悪循環を断ち切りたいなら, そのような 「思想をまとった言語」 もしくは 「言語に宿る思想」 を捨てるところからはじめるべきだ。 プログラミング言語・システムから 「思想」 を切り離してなおかつ 「使える」 言語・システムならそれは優れた言語・システムだといってよい。
私達プログラマはスペックや言語に依らずもっと自由にものが作 (創) れるようになるべきだ。 (まぁ, 単なる好みなら人それぞれだと思うけどね)
結城浩さんの YukiWiki を導入してみた。 おぅ, こいつぁ面白い。 「ひとりでやることに意味があるかなぁ」 と思っていたが, インストールメモとか出張先でのちょっとした書き込みにも便利。 昨年は出張続きで更新が滞りまくりだったが, これで出先での対策も万全である。
皆で寄ってたかって書き込むようになれば更に面白いんだろうけど, それは中身と知名度が伴わないと難しいだろうから, まぁおいおいということで。
この本もそのうち買って読んでみよう。
ちなみに 「Baldanders」 というのは私が学生時代に天文研でよく使ってたペンネーム。 身内のチャット等で今でも時々使う。 ネットではよく 「バルダンダース」 などと読み仮名がつけられてるが, ドイツ語なんだからせめてドイツ語っぽく 「バルトアンデルス (bald-anders)」 と読んで欲しくて読み仮名も付けてみた。
実は設置にかなり苦労したり。 その辺は 「YukiWikiInstallMemo - @nifty で YukiWiki を設置する際の注意点」 に簡単にまとめたので参考にしていただくとして, 一番苦労したのは手元に新しい 5.8.0 の標準ライブラリしか持っていなかったことである。 私なりにあれこれいじってみたけどさっぱりワケが分からないので, 結局 CPAN から 5.005 のパッケージを取ってきて入れてしまった。 もう本当に Perl 嫌い! @homepage に移行したら色々やろうとか思っていたが, Perl がネックになって最初の1フィートで挫折している。 まぁいいか。 Perl CGI は人様の作品を使わせて貰うだけで小さく満足することにしよう。
というわけで, GnuPG に関する覚え書のいくつかを 「GnuPGforWin32 - GnuPG を Windows 用にビルドして使う」 に書き起こした。 Wiki コンテンツなので, もし間違いがあったり他に面白そうなネタがあれば遠慮なく編集していただいてかまわない。
全く気付かなかったのだが, 「OpenPKSD Project Web Log」 ができている。 年度末のドタバタが面白い。(納期間際というのはどこも同じだなぁ) OpenPKSD と GnuPG 関連ツールとの接続問題についても言及されているので読んでおいた方がいいかも。
「世界中がパレスチナになりつつある」 ってのはいいなぁ。 キャンペーン用のキャッチコピーに使えるぢゃん。
それはともかく, これが外交だよね。 J-RCOM のニュース (4/17 の記事など) でもはっきり指摘されているが, 北朝鮮は核兵器を持っていないか, たとえ持っていても使うことができないというのが大方の見解ではなかろうか。 それを何のつもりだかドタバタと見苦しい。 だから外交のテーブルから外されるんだ。 幼児じゃないんだからその場の状況に脊髄反射的に反応して駄々をこねるのはいい加減勘弁して欲しい。 その点はマスコミも同罪だ。
ここで書いてた Cygwin 版 XFree86 インストールメモも Wiki に転載した。 ホンマに便利だわ, これ。 流れものの情報は日記や BBS に, 蓄積型の情報は Wiki に, と完全に使い分けができるな。 GnuPG 関連記事でも早速フォローをいただきまして, とても嬉しいです。
ふと, Wiki コンテンツの著作権について考えてみる。 まぁ一般的には書いた人それぞれに著作権が帰属すると考えられる。 が,ちょっと待て。 Wiki で誰が何を書いたかなんてどうやって証明するんだ? それをするためには Web サーバの完全なログが必要になる。 IP アドレスや referer を記録しているサーバは多いだろうが, メッセージの中身まで記録しているサーバはないだろう。 しかしそれをしなければ 「何を」 書いたのか完全には証明できない。(バックエンドの DB 設計にもよるが)
普通ネット上で利用される掲示板 (BBS) はパソコン通信時代の名残があって, 表示される発言自体が書き込みログになっている。 だから 「何を」 書いたのかはシステムによって自明である。 あとは書き込みログにアクセスログを結びつければ 「誰が何を書いたか」 をかなりの確度で知ることができる。(もちろん抜け道はあるが) しかし Wiki のような黒板型のシステムではログによる保証がほとんど得られない。 これで考えられる影響はいくつかある。
ひとつはいわゆる 「否認」 が容易にできてしまうことだ。 たとえアクセスログにアクセスの記録が残っていたとしても 「何を」 書いたかを証明できないので 「私は書いてない」 と主張できる。 これには逆バージョンもある。 つまり書かれている内容を誰かに消されたとしても消したユーザを特定できない。
例えば 2ch では投稿された記事を巡る争いが多いようだが, Wiki では争いになりにくいのではないか。 書き込みと削除の権限が参加者全てに平等に (しかも安いコストで) 与えられているため参加者の誰かにとって都合の悪い記事はほとんど即座に削除されるからだ。
もうひとつは引用の範囲を超える著作物の再配布・再利用が難しいことだろう。 コンテンツの著作権が誰に帰属するか分からないので扱いが難しくなる筈だ。 たとえ誰かが 「それは私が書いた」 と主張しても Wiki システム上ではそれを証明できない。
そういえば似たような話を前にどこかで読んだな。 これかな?
あぁ, でもこれは運用リスクの話? かな。 やっぱ 『Wiki Way』 を読まなきゃダメか。
こういう形で TV 番組を批評すること自体, 「フィルタリング肯定・容認」 に向けた露骨なネガティブキャンペーンだよなぁ。 大体今時親と子が一緒に同じ TV で同じ番組を見るなんて事があるのか? それをフィルタリング基準の善し悪しを論点に持ってくる時点ですでにダメダメ。 それとも /.J (もしくは今回のタレコミ者) って PTA と提携しているとか。
「イースター」 と聞くと何故か 「トムとジェリー」 を連想してしまうのはダメですか。
計算機暗号屋日記 (4/20) の記事より。 本当かどうか分からないけど, 本当なら凄い話。 以下も参考に。
FTTH が流行らないのは単に NTT が 「売る気がない」 からだと思うなぁ。 ADSL の時もそうだったし。 ヘタに FTTH を売り込んじゃうと ADSL 市場が崩れちゃう可能性もある。 NTT の光キャンペーンは電力系 ISP (とソフトバンク) への牽制だろう。 今は ADSL がバカバカ売れてる時期だし, 少なくとも投資分が回収されるまで本気で売る気はないのでは?
MoonStone's Laboratory BBS に Opera 7.10 (英語版) を日本語化する方法が投稿されていたのでうちにも適用する。 よーし,うむうむ,よーし。 んで, ついでにちょっと思いたって日本語フォントを全て OpenType 版東風フォントにしてみた。
おおっ, 素晴らしい! なんで今までこれに気がつかなかったんだ。 5cH コードがちゃんと REVERSE SOLIDUS (バックスラッシュ)になる! 5cH コードの問題は前から気にしてて, ネットにはシステムフォントを変更するパッチもあるのだが, 他者と互換性が取れなくなる方法は取りたくなかったのでどうしたものかと思っていたのだ。 これでやっと IRV (US-ASCII) を IRV として表示できる。
デザインの好みは人それぞれだと思うが, 東風フォントは個人的に好みのデザイン。 で, 導入してみて気がついたのだが, いわゆる 「半角文字」 がちゃんと半角サイズになっているのだ。 というわけで, エディタとメールソフト (Becky!) にも東風フォントを導入してみた。 やぁ, これはいい感じだ。 本当になんで今までこれに気がつかなかったのだろう。 マヌケだ。
文字コードの問題については昔 「文字コードとその実装」(PDF) という雑文を書いたので, そちらを参考に。(かなり古びてしまったけど)
「がんばれ!!ゲイツ君」 番外編53より。 なんかトホホな記事。 いや,まぁ,山岸広太郎さんって CNET の編集長さんだそうなので, あのように書かざるを得ないのかもしれないけど。
「ブランドイメージ」 ってのは作り手が 「消費者」 に対して与える 「商品」 であり 「消費」 の対象なのだ。 例えば安くもないお金を出して 「パソコン」 を買い 「さぁ何に使おう」 と考えるような人は, 「パソコン」 という製品ではなく 「ブランドイメージ」 を買ったのだと断言してよい。(もっとも 「パソコン」 という言葉自体ブランドイメージなのだが)
作り手の企業がプラットフォームを選択するのに 「ブランドイメージ」 などという意図的に操作された情報を基準にするわけがない。 組み込み用途に UNIX や Microsoft といった製品が選ばれなかったのは単純に 「使えない」 からだ。 しかしその状況は変わりつつある。 Linux や Windows を RTOS として構成し組み込み用途に応用しようという動きは存在し, そして実際に組み込まれているものもある。 まぁさすがに車の制御や軍事・医療などのクリティカルな部分ではまだ無理だろうけど。(私が知らないだけかな)
前回の 「プロジェクトX」 は確かに私も面白く観させてもらったが, あれはドキュメンタリー番組ではない。 むしろこれから熾烈な競争が展開されるであろう eTRON の為のキャンペーン番組と読むべきだ。 前回の苦い経験を踏まえ, おバカな政府・官僚が無用な圧力をかけることのないよう番組を通して 「ブランドイメージ」 を創り出そうとしているのだ。 そういう意味であの番組は非常に巧いと思う。
はじまるねぇ。 こういうのって決まって企業側の論理 「のみ」 で動くんだよなぁ。 イケイケのなし崩しでごり押しして, できてしまったらまた 「ごめんなさい」 で済ますつもりなのか。
まだこんなこと言ってるのか。 いい加減にしてくれ!
バイオメトリクスを認証に使うな! 使うなら 「認識手段」 として他の認証システムと組み合わせて使わなくちゃ。(もちろんバイオメトリクスが無効にされた場合の代替え手段も用意しておく必要がある)
全くもってその通り。 もし 「紙よりもデジタルのデータの方が保存が利く」 という風潮があるのだとしたら, それは随分昔にもてはやされた 「ペーパーレス時代」 という意味不明のキャッチコピーの残滓なのかもしれない。
大事なデータは紙に残すべし。 というわけで私も目下ランニングコストの安いプリンタを物色中。 PDF データが溜まりまくって整理に困ってるのさ。
RSS を試しにつけてみた。
昨日の続き。
「なんちゃってRSS出力プラグイン」 というのを見つけたので試してみた。 トップページの右上にある マークがそれである。 詳しくは後日 Wiki の方に導入記としてまとめる予定だが, 取りあえず参考にしたサイト・ページは以下のとおり。
Creative Commons ライセンスの Digital Code は RDF なので RSS に埋めこめる筈である。 「なんちゃってRSS出力プラグイン」 はテンプレートに更新情報を埋めこむタイプの nDiary プラグインなので比較的簡単にできた。 文法のチェックは RSS Validator でできる。 こういうことが可能なら XHTML ファイルに直接埋めこまなくても RSS で記述した方がよさそうである。 この辺はこれから調整していくことにしよう。
ちなみに, この RSS ファイルを RDF Validator でチェックすると物凄いグラフが表示されて面白い。
ISP 側でフィルタリングするというサービスはそんなに需要があるのだろうか。 自前でサーバを持っているのならともかく, フィルタリングされてメールを消失したことによる機会損失についてユーザや ISP はどのように考えているのだろう。 先日の TV 番組についての話でも感じたが, ひょっとして世の中はもう 「フィルタリング容認 (または礼賛)」 に動いていて, 議論はフィルタリングの内容や基準といったテクニカルなものに移っているということなのか? ヤな世の中になったものだ。
もっとこういう議論が広範に行われるべきではないかと思うのだが, 実際には安易にあるいはなしくずし的に実装が進められているように見えてしかたがない。
今日って24日じゃなかったっけ? 家に帰ってから気付く驚愕の事実。 報告書を全部明日の日付で書いちまっただよ。
私のところまでリンクされとる。 う〜ん,どこで読まれてるやら分からんなぁ。(ってネットなら当たり前か)
そういや何の気なしに1時間ごとにアンテナを回してるけど, 頻度としてはどうなのかなぁ。 まぁ私が使うことを考えれば2,3時間に1回でもいいのかもしれないな。 この辺は調整の余地ありか。
おぉ! タイムリーな話題である。 ここで紹介されている RSS Viewer を早速試してみる。 日本語 Windows 環境でお薦めなのは 「FeedReader」 かな。 一部文字化けする部分もあるがブラウザ画面は大丈夫。 αバージョンながら良くできている。 試しにスラッシュドットジャパンと INTERNET Watch (「Bulknews」 経由) の RSS を食わせてみたら結構よさげな感じ。
「Redland RSS 1.0 Validator and Viewer」 は RSS を HTML 表示に変換してくれる。 うちの RSS のように Creative Commons の語彙を含んでいる場合でもちゃんと表示してくれる。
広島市内は夕方の凪の時間が長い。 客先からの帰りのバスの中, 街中に靄がかかっている。 雨が蕭蕭と降っている。 これが広島のゴミゴミした街中でなければ結構な風景なのだが。 バスの窓際に乗ったのだが, 時々水が掛かる。 上の方を見るがそれらしいものは見当たらない。 雨漏りというより直接雨が吹き込んでいる感じだ。 どうなってるのだろう。
ところで, こんな風景のこんなバスで家に帰ると結構ヘコむものである。 「俺こんなところで何やってるんだろ...」
Lisp 礼賛者が嫌い。 そんなに言うなら IC チップを Lisp で制御してみろと言いたい。 Lisp に限らず特定の言語をむやみやたらに礼賛する連中はみんなどこか胡散くさい。 なんでインタビュアって 「どの言語が好きか」 などと訊くのだろう。 言語の好みなんて, 言ってみれば宗教の問題だべ。
おっと, そんな話じゃないな。 「自由なソフト」 ってのはいいねぇ。 私も今度から自作のソフトにはそういう言い回しをしよう。
どんな病気だってなめてかかれば重くなる。 だからといって隔離とか行動自粛とか極端な回避行動は考えものだ。 「SARS の恐怖」 とは症状や感染力のことではなく, 曖昧な情報によって集団パニックに陥ってしまうことだ。 症状の重いインフルエンザでも今回のような措置はとられないのに何で SARS ばかり? というのが最近の報道を見ての正直な感想。
まぁ,でも, 私が SARS に関して最も気になることは日本から発症者がひとりもいないことだ。 地理的にもあり得ないと思うのだが。 それともまた同じ過ちを繰り返しているのか?
可能であれば MS JavaVM は捨てるべき。 ユーザレベルなら Sun の J2RE で事足りる。 問題はいまだに MS 製を強要する企業・官僚のサイトだよな。
セキュリティホール memo にアンインストールに関する記事がある。 ただし私の W2K 機ではできなかった。 そもそも java.inf なるものがない。 nt5java.inf はあるがアンインストール情報がない。 なんとかしてよ > Microsoft
ドキュメント多すぎ。 目を通すだけで一週間くらいかかるぞ,これ。 GnuPG でも使えわれるようなめぼしいものから順に見ていくしかないな。
とりあえず 「ITエンジニア」 と言うのは止めてくれ! これじゃ私らがヤクザもんみたいじゃないか。 「IT」 って差別用語だと思う。
「文章力」 というのは 「学ぶ」 ものではなく 「身につける」 ものだ。 本や雑誌記事を読んで理解しても実践できるとは限らない。 また学校で習う作文法とビジネス文書の作文法は全然違う。 日本の学校は (専門学校も含めて) 実に教科書的な作文しか教えないので会社に入った時点でその知識はリセットされてしまう。
「文章力」 を 「身につける」 には上手い人をお手本にひたすら書き続けるしかない。 私も新人の頃はしょっちゅうダメ出しをくらった。 今でも時々くらう。 そんなものである。 文書のやり取りを何度か繰り返すことで相互理解を得られると割り切った方が気が楽だ。 「プロ失格」 は言い過ぎ。
でも最近は ISO なんたらとかの影響で殆どのビジネス文書は定型化されているので昔ほど悩ましくはないと思うけどね。 問題なのは文章力ではなくコミュニケーション能力全般だと思う。 コミュニケーション能力あるいは戦略が不足しているから文書にもそれが顕れてしまうのだ。
先日の高木浩光さんの記事について, その筋の方々からかなりの反響があった模様。 「Sensorware」 も読みやすいな。
高木浩光さんの書かれたことは決して杞憂などではなく, Web アプリケーションや無線 LAN など既に数々の「前科」があるからこそ警鐘を鳴らしているのだと思う。 セキュリティは単に要素技術を組み合わせれば出来上がるというものではなく, その後の人的アサインや運用を含めて広範に考えていかないと要件は達成できない。 そしてそれらのスペックを私達「利用者」にきちんと「説明」することは運営企業・業界の義務だと思う。
「ICタグで「万引き防止」」 にしても 「NTTデータ、マルエツなどが無線ICタグの実証実験」 にしても完全に「利用者」不在でなし崩し的に進められているようにしか見えない。 これらの実装は「利用者」を監視するためのシステムでしかない。 そうでないというなら高木浩光さんの記事に反論する形ででも (「バカ」とか「ダメ」とかいった情緒的な言葉ではなく) 論理的に「説明」していただきたいものである。 内輪の「申し合わせ」などではない「利用者」を含めた広範な「議論」が行われることを一人の「利用者」として期待する。
(4/26 追記) 早速 「RFID反応リンク集 - 高木浩光さんの日経デジタルコア記事から派生した反応リンク集」 ができている。 どひー, うちまでリンクされてる。 ああやって並列に並べられると私だけ見劣りする感じ。 はっはっは。
素晴らしい! こんなことができるんじゃない。 これが本当に実装されるのなら私は無線 LAN への偏見を捨てることができる。
「朝には紅顔ありて。。。」 を読んで何となく。
私なんて1年後どころか半年後だって怪しいものだ。 こうやってまるで自分のもののように利用してるけど, 何から何まで借り物なんだよね,これ。 だから私が死んだりなどの理由で運営を続けられなくなれば全部なかったことになる。(しばらくはキャッシュが残ってたりするかもしれないが)
まぁ私が死ねば私には関係のないことである。 諸行無常...
的日記(4/24)の記事より。 なかなか考えさせられる。 現状では Creative Commons の四本柱のうち「市場」(=インターネット)の部分がまだ整備されていない。 ライセンスツールは四本柱のうちの三本 (規範(Commons Deed),法(Legal Code),アーキテクチャ(Digital Code)) しか提供していない。 Creative Commons が本当に「使える」ようになるには「市場」の整備が絶対に必要だ。
日本の場合は更に困難だ。 そもそも著作権について「議論」する素地がない。 文化庁の「自由利用マーク」のようなちゃちなツールですら「歓迎せざるを得ない」状況なのだ。 Creative Commons は私達「利用者」が著作権について議論するための戦略のひとつだと思うが, 私達はまだ Creative Commons と日本の各種法律との整合性についてすら見極めができていないのだ。 したがって, まずは議論できる場をつくることが重要だ。 「市場」の問題はその後になるだろう。 情けない話だけど。
「市場」の話だが, 案外 RSS がキーになるのでは, と最近思っている。 むき出しの RDF は扱いにくいが RSS にラッピングすれば既にある技術を応用できるように思える。 実際 RSS を巡回・取得するアンテナもいくつか稼働しているようだし。 中央集権的なデータベース構造はコストがかかるので, こういうところから手をつけるというのも「アリ」ではないだろうか。
更に的日記(4/25)の記事より。
ネットにも公開されているのか。
全然読んでないや。
しょうもないないなぁ。
『新現実』 Vol. 02
の各記事・作品って読んでてだんだん腹が立ってくるので最後まで読めないのよ。
なんとか最後まで読めたのは
最初の2つの対談
最初の対談と福田和也さんの記事とレッシグ教授の講演の翻訳くらい。
これってもう完全に大塚英志版『わしズム』だよなぁ。
次は絶対買わん。
「ギコ猫の著作権」 の問題って私が先日書いた 「Wiki コンテンツの著作権」 の問題に似ているような気がする。 こういったものを著作権で保護するのは無理なんじゃないだろうか。 「ギコ猫」 の場合は既に普遍的に流通しているということで 「商標として登録するのはふさわしくない」 と世間に訴えるのが関の山では? なんでも著作権で解決しようというのは, なんでも著作権で制限しようと考えるのと同じくらい愚かな行為だと思う。
ありゃま, 今読んだら 「「クリエイティブ・コモンズ」について」 の内容が一部引用されているのね。 URI が変わってて申し分けない。
というわけで, 「RSSwithCC - RSSに Creative Commons ライセンス情報を埋めこむ」 を書いてみた。 先日紹介した RSS を出力するプラグイン用のテンプレートファイルも公開しているのでご参考に。
ついでにトップページに Creative Commons ライセンスの Digital Code を埋めこむのを止めた。 RSS を見てね,ということで。 この方法なら XML/XHTML じゃなくても Digital Code を関連付けることができるので色々応用できると思うのだがどうだろう。
更についでに運用中の YukiWiki も変更。 変更点は 「YukiWikiInstallMemo - @nifty で YukiWiki:YukiWiki を設置する際の注意点」 の後半に書いたのでそちらをどうぞ。
何がしたかったかというと, YukiWiki のRSS情報を FeedReader で読めるようにしたかったのよ。 そのためにはエンコードを UTF-8 にする必要があったのだが, 何せ Perl という言語を全く知らないので妙に時間がかかってしまった。 まぁ動いてるようなのでよしとしよう。
本当は RSS だけ UTF-8 にできればよかったのだが, よく分からなかったので全部 UTF-8 ベースに変えてしまった。 Wiki 側で保存しているファイルを文字コード変換しないといけなくてちょっと焦ってしまったり。
おっ, 東風フォントのバージョンが上がっている。
あの namazu の高林哲さんのコンテンツ。 特に 「UNIXの落とし穴」 は秀逸。 確かに makefile の TAB 文字だけは本当に勘弁して欲しい。
でも個人的には TeX はあまり苦にならないんだよなぁ。 レイアウトに縛られるワープロソフトから解放される快感が好き。 それほど使いこなしてないというのもある。 あるいはアセンブルな言語が好みというのもあるからかもしれないが。 私も「奥が深い症候群」にハマっているのか?
(最初に言っておくが私はアニメが大好きだ!)
「題名のない音楽会」でアニメソング特集をやってたらしい。 しまった見損ねたじゃないか。(最後のほうだけちょこっと見た) 次回も続きをやるそうなので見るとしよう。
私も子供(学生)の頃はいっぱしの「アニメオタク」(ただし人様には言えない)だったが今はそうでもない。 周りを見れば確かに世の中は変わってるしオタクの世代交代も進んでいるらしい。 が, 「私」に引きつけて考えた場合, そういう環境の変化以前に「私」のアニメに対する見方が変わっていることに気付かされてしまう。
TVアニメは基本的に「子供騙し」である。 これは大前提だ。 しかし子供時代というのはそれに(気付いているつもりで)気付いていない「季節」である。 sheepman さんの日記に「未来少年コナン」についての感想があって楽しく読ませていただいたが, 私がそれを見たのは中学生あたりの「もの知らずで多感」な頃であり(「今ももの知らずぢゃん」とかいうツッコミはなしね), 多分今見ても当時のようなインパクトは受けないのではないかと思ってしまった。 (今の人は理解できないかもしれないが, 当時「ガンダム」を見て戦争論をぶち上げる人や「マクロス」を見て自衛隊に入る人が本当にいたのだ)
だからかも知れないが, 最近のバラエティ番組で昔のアニメ特集とかやられると(そしてそれを思わず見てしまうと)こっぱずかしいような感情が湧き出てくるのだ。 そしてそれに真面目にコメントしている芸能人を見ると「大変だなぁ」とワケの分からない感想を抱いたりもする。 そういう感情に気付いた時に, ようやくうちの親が「アニメが嫌い」な理由が分かったような気がした。 彼等は「子供騙し」な番組で子供が「本気」になることに非常な嫌悪を覚えていたのだろう。
プレゼンテーションのテクニックについて考える限り PowerPoint に非があるとは思えない。 実際 PowerPoint はプレゼンテーションツールとしては良く出来ている。(本番に限ってクラッシュするとか色んな噂はあるが) PowerPoint の問題は実は逆で PowerPoint が製品として良く出来過ぎていることにあると思う。
以前にも書いたことがあるが, プレゼンテーションというのは(少なくともビジネスシーンでは)「説得工作」のことであり究極的には他人に何かを「強要」することだ。 そして PowerPoint はそのためのツールとして最適化されている。 だからこそむやみやたらに使うべきではないのだ。 PowerPoint をやたらと使う人というのは「説得」の快感の中毒者(今風に言うなら「PowerPoint 脳」か?)になっているのである。
というワケで, うちのボスもバカウケした 「PowerPoint 絶対主義」 を読むことを是非お薦めする。
ええんかな, ここ紹介しても。 まぁ 「PGPよもやま掲示板」 でも紹介されてるし,いっかぁ。
「とりあえずの日本語化ファイル置き場」に PGP 8.00 Freeware 版の日本語化パッチが置いてある。 プラグインも日本語化されているらしいが, メッセージのみの日本語化のようなのでメールソフトと組み合わせて日本語環境で使えるとは限らない。(特にコード変換とかね) ご注意を。 まぁメッセージが日本語化されるだけでも(用語がよくわからない人には)有り難いでしょう。
この中にある 「東長崎機関(イラク) : 人間の盾の裏側2 」 の最後の写真につけられた台詞:
米兵「人間の盾ってなにしてたの?」
盾 「食って寝てた」
米兵「オレたち睡眠不足だよ」
イラク人「オレたちは毎日やることなくて寝てたよ」
ってのが今回の戦闘の全てを物語っているような。 まさに「易姓革命」だいねぇ。
「バーチャルネットハッカーっ娘 沙耶16歳」の解説によると, トロイの木馬を仕込んで spam 送信の踏み台にするらしい。 うちで使っている spam フィルタは発信元の IP アドレスから spam かどうかを判断している部分があるので, これをやられるとかなり痛い。 見知らぬ「玉手箱」はむやみに開けないこと。
bk1 ブリーダープログラムに参加していてナニだが, 私も本は本屋で買う主義なので激しく同意。(ネットで買うと際限なく買っちゃいそうで)
直リンクくらいでガタガタ言う国内の新聞社サイトに是非読んでもらいたい。 特に後半の「ニュースサイトへの恩恵」で書かれている部分。 商売っていうのはこうやるもんだ。
最近 RSS ネタが多いな。 まぁ,お勉強中だ,ということで。
「RSS -- サイト情報の要約と公開」 に書かれているが RSS には2つの流派(?)がある。 ひとつはこれまで述べてきた RDF で記述する RDF Site Summary。 もうひとつは Rich Site Summary と呼ばれるやつである。 見分け方は簡単。 ルート要素が <rss> となっている方が Rich Site Summary だ。 つまり両者に互換性はないのだ。
ちなみに WinPT で (つか sourceforge.net で) 提供している RSS は Rich Site Summary である。 FeedReader で読めるんかい, と思って試してみたらできてしまった。 偉い偉い。
「広島書店ガイド」 という優れたコンテンツがあるのだが, その中に衝撃の告知が!
市内中心部の老舗書店・広島積善館が4月29日に116年の歴史に幕を閉じます。非常に残念ですね。
だぁ! 丸善に続いて積善館あんたもか。 とほほ,これからどこで専門書を買えばいいのやら。 紀伊国屋書店は既にコンビニ本屋と化してるし。 ジュンク堂も80万冊のわりに品揃えがイマイチだし。 だから広島は文化過疎地だというのだ! とほほほほー
面白い分析。 アメリカのときのそれと日本の場合のそれとの違いは, 背景にある「政治・経済力」の違いのような気がする。 ただでさえ存在感が低下している日本。 その落ち込みっぷりはここ一年で更に加速しているように思える。 今や外交・経済において日本が影響を及ぼす場面はないだろう。 日本を褒めるとするならもう文化・芸術分野くらいしかないのだ。 言ってみれば「Cool」という評価は日本に対する精一杯のお世辞なのである。
だめだ,こりゃ。 Opera ASA にソフトウェアの品質管理をする能力はないと断言する。 一度や二度のヘマ (ここで言うヘマとは障害の発生自体ではなくインシデント・レスポンスを指す) なら「次は頼むよ」と言えるけれど, ここまで改善が見られないということは「するつもりがない」か「できない」かのいずれかであると判断せざるを得ない。 これなら IE の方がマシだ。
そろそろ乗り換え時かな。 Firebird (次期 Mozilla Browser) も名前が決まったことだし本格的に導入を考えてみるか。
IE はすっかり古びてしまったなぁ。 IE 3.02 がでた時は ActiveX の構想に思わず唸ってしまったものだ。 世間では Netscape の凋落は MS の無料&物量作戦によるものと評されているが, 私はそうは思わない。
MS が目指したのは COM/ActiveX を核にしたドキュメントベースのアプリケーションフレームワークの構築だった。 その構想の下に IE 3.02 を打ち出した時点で既に Netscape は時代遅れになっていたのだ。 しかも Netscape 陣営がそれに気付くのは IE4 が出てからである。 しかしそれも「今は昔」の話。 IE と ActiveX は今や MS の足を引っ張る存在になっている。 まぁ今も IE を使う人は圧倒的に多いし(うちのアクセス解析でもそういう傾向になっている), ビジネスシーンを中心に IE はもうしばらく使われるだろうが, 最終的に MS は IE という「ドキュメントプラットフォーム」を捨てざるを得ないのではないだろうか。
WinPT Tray 0.7.96rc1 リリースの告知があったのだが, モノはまだアップされてないのかな。 まぁ実際に導入するのはあゆめみさんのパッチが出てからなので焦ることはあるまい。 (他力本願)
「RFID反応リンク集 - 高木浩光さんの日経デジタルコア記事から派生した反応リンク集」 にいくつか追加されているので読んでみる。
[memo:5777] の高木浩光さんのコメントで決定的ではないだろうか。 要素技術はあってもそれをシステムとして組み込んで運用することは「事業者」にはできなさそうである。 なによりセキュリティやプライバシーに関する認識が甘すぎる。 おそらく森山和道さんのコメントは要素技術にみあう実装を期待してのものだと思うが, もし本当に「事業者」の認識がこの程度なら, 残念ながら「事業者たちは既に考えていて、手を打ってる」とは言いがたい。
「現状で何も言われないから大丈夫」 という発想も甘すぎる。 彼等は既に 「西武百貨店の危ない無線POS」 の教訓を忘れてしまったのか。 こりゃあ住基カードも推して知るべし,だな。
他の日記等を読んでいて気になるのは「プライバシー」についての認識が違い過ぎる事かな。 そりゃプライバシーの問題じゃないだろう,ってのもあるし。 やはり今の日本で「プライバシー」に関する議論をするのはまだ無理なのか?
寝ている間に WinPT (Windows Privacy Tools) の 1.0rc2 が出た模様。 昨日言ってた Tray 0.7.96rc1 も同梱されている。
(追記) 「日記帳カナ」 4/29 の記事も参考に。
というわけで Opera を見限り Firebird (次期 Mozilla Browser) を本格的に導入することにした。 つっても 「Phoenix 情報局」 を参考にいくつかカスタマイズを施しただけだが。 あとブックマークも Opera から移さないと。 結構面倒な作業。 まだβ版だからだと思うが, 細かいセッティングをダイアログではなく設定ファイルに書き込まないといけないのが限りなく面倒。 念のため user.js と bookmarks.html と userChrome.css は別に保存しておく。
今更気付いたのだが, Firebird ってタブごとにプラグインや Javascript などのパーミッションを設定できるんだね。 しかもこれらの設定はブックマークに対しても行うことができる。(「Tabbrowser Extensions」 の機能?) 欲しかったのよ,この機能。
...難しいのう。
ようやく 角藤版 Web2C-7.5.2/TeX for Win32 および GNU Ghostscript 7.06 にアップグレード。 インストールメモを 「TeXandGhostscript - ASCII pTeX と Ghostscript のインストール (Windows 編)」 にまとめておいた。 TeX の方は角藤版パッケージをそのまま使っても使えるのだが, ちょっと変わったことをやろうとすると途端に設定の嵐。 この辺がバッドノウハウと言われる所以か。 Ghostscript に至っては PS ファイルそのものを弄らないといけないし, 面倒といえばかなり面倒。
日本語 TeX 情報で紹介されていた RedMon ってのを導入してみる。 プリンタポートとしてセットアップし Adobe Distiller (つか PDF Writer?) のように手軽に PDF ができてしまうという優れもの。 ちなみに手元の Word 文書を「印刷」してみた。 見た目は問題ないが, なんか妙な名前のフォントが埋めこまれてしまった。 うーむ。
RFID じゃなくしつこく「IC タグ」と言っているのは今までの流れでそう言い回しているだけです。 だいいち RFID じゃ普通の人は何のことやら分からんぢゃん。(IC タグでも分からんか)
「RFID反応リンク集 - 高木浩光さんの日経デジタルコア記事から派生した反応リンク集」 から辿ったリンクで気になった点をいくつか挙げて自分の考えもある程度まとめてみる。 できるかな。
ひょっとして世間では「公開鍵暗号」について激しい誤解をしているんじゃないだろうか。 つまり「公開鍵暗号は強力」という誤解だ。 しかしこれはある部分(鍵長をフレキシブルに変えられるとか)では成り立つかもしれないが別の部分(公開鍵の信頼性など)では成り立たない。 しかもデータ・メッセージの暗号化については今だに共通鍵暗号が主役なのである。 公開鍵暗号は共通鍵暗号の弱点(通信する両者間で鍵を合わせるネゴシエーションなど)を補完する形で実装されているのだ。 したがって 「書籍向けICタグの試作システム登場,プライバシー保護は暗号化で」 で NTT ご自慢の「楕円暗号」が前面に出ている時点でこの記事は「いかがわしい」と言わざるを得ない。 公開鍵暗号「のみ」を使うのなら当然使われる公開鍵を通信を行うもの同士で「交換」する仕組みが必要であり, 更に貰った鍵が正しいものであるかどうか「認証」を行う必要がある。 RFID の容量以前にこれらの仕組みについて説明もなく, ただ「公開鍵暗号を使います」というだけではまるでお話にならない。
ちなみに NTT の言う楕円暗号方式は ElGamal とは異なる(筈)。 NTT なら PSEC じゃないの? PSEC-KEM なら CRYPTREC のリストにも挙がっている鍵交換方式なので, これを使ってセッション鍵を決めるというのはあり得るかも。(どっちみち認証の問題は残るが)
もうひとつ「暗号」について言うなら, 暗号化でできることはデータ・メッセージの守秘であり, 経路そのものは秘匿できない。 たとえばウサマ・ビンラディンが PGP を使って (^^;) 海外の同志に暗号化された電子メールを送ったとする。 メッセージ内容は解読できなかったとしてもメールメッセージの流通経路は何らかの形で記録に残る。 記録が残っていればいつでも追跡できる。(実際は当局からマークされているような人間が明らかにそれと分かるメールなど用いないだろうけど) 実はこれが今回一番懸念されている問題なのだ。 これについては後述する。
2ch の議論(?)など典型的だが, いつの間にか話が ID そのものにすり替えられているような気がする。 これは「住基ネット」のときの展開と全く同じである。
ID を嫌悪し排除しようとするのは全く不毛な行動だ。 私達は既にコンピュータネットワークのシステムの中にしっかり組み込まれている。 別に「パソコン」を持ってなくたって, 「ケータイを持っている」 「どこそこ銀行に口座がある」 などという時点で「貴方」という人格は既に符号化され巨大なデータベースに取り込まれているのだ。 医療保険だって貴方の「名前」ではなく貴方の「保険証番号」で処理される。 今なら日本に生まれた瞬間に「住基ネット」によって符号化されていることになる。 これは避けようがない。 また私達は自らを符号化することによって(宮台真司さんのいう)「コンビニエントな社会」の恩恵にあずかっているのである。
だから大事なのはこれらの符号化された情報をいかに個々人のプライバシーと直結しないように配慮するかである。 そして技術的には「どこまでやるとプライバシーに結びついてしまうのか」という議論と一応の線引きがまず必要となってくる。 しかし周りを見渡すとそういう議論に辿り着くのは相当先の話ではないかという暗澹とした気分になってくる。 日本ではまず「プライバシーって何?」というところからはじめなければならないようだ。 どうりで「個人情報保護法」があんなにずたずたになる筈である。 日本の「プライバシー」に対する感覚は欧米の19世紀レベルだ。
そろそろまとめてみよう。
RFID はそれ自体が出来のいい「トレーサー」だ。 発信されるデータそのものが何か分からなくても, それぞれの発信データの特徴を捕らえて「スパイ大作戦」ごっこができてしまう。 これが第一の懸念。
そして更に店舗内等で RFID との通信が全て記録され再利用される可能性があること。 店舗だけならまだいい。 バックエンドにデータセンターを置くならそことのやり取りだって全て記録・再利用が可能なのだ。(ID の照会だけなら当然そのデータは店舗内にキャッシュされるだろう) 場合によっては各ノードで第三者による傍受だってあるかもしれない。 これが第二の懸念。
しかしこの程度ならまだたいしたことはない。 第三のそして最大の懸念は RFID (または IC カード),店舗端末,そしてバックエンドのデータベースまでがグリッドのノードとして結びついた場合だ。 グリッド・コンピューティングというと SETI@home のようなものを思い浮かべる人も多いと思うが, 計算リソースを寄せ集めて大規模計算を行うというのは実際には用途が限られていて特にビジネスシーンでは殆ど使い道がない。 それでも各企業がグリッド・コンピューティングにご執心なのは 「分散処理から集中処理へ・時代のトレンドを読む」 の後半で示されているような中央集権型のグリッドを目指しているのではないかと推測しているのだが, このスタイルは 「Sensorware」 の構成にぴたりとハマる。 こうなればネットワークそのものが実世界に対する感覚器官を備えた(比喩は悪いが)生き物のように動きはじめるだろう。 そして(企業の買収・合併・提携などにより)それぞれの 「Sensorware」 をお互いに繋いでしまったら, それによりかつてないほどの大規模な「名寄せ」が行われたらその後はどうなるのか。
これはファンタジックな想像かもしれないが今ある要素技術で実現可能な未来である。 RFID やスマートカードやグリッドやユビキタスの研究者や技術者はそこまで「先のことを考えて」いるのか。 「未来」を棚上げにして「とにかく実績を」となし崩し的に進めていないか。 政府・官僚は... 考えてそうもないな。 あそこは業界を後押しする機能しかないし。 これからの「未来」のことだからこそ「今」から議論をはじめなければならないと思う。