英国では法改正による情報開示の動きに基づいて国防省のUFO報告書を公開するそうである。 アラビア語 (?) も中文もあるのに日本語はなしか。 てか, どこを見ればいいのか分からん。 とほほ。
UFO報告書といえば 「コンドン報告書」 が有名だが (MJ12なんぞ知らん), あんな感じなのかねぇ。 コンドン報告書は内海先生がコピーを持っておられて, 学生時代に翻訳にチャレンジしようかと思ったこともあったが, 1頁目で挫けた。
ところで, 「UFO論争」 なんてものがいまだに存在してるのか? (まぁアポロは月にいってないなんて言い張る人もいるくらいだし...)
「一時の支持が薄れてきている」 ので打ち切るそうな。 しかし 「視聴率=支持」 にはならないと思うけどねぇ。 まぁ私はどのみちバラエティどころかTV番組自体ほとんど見なくなってるけど。 もうちょっとスラップスティックな内容なら見なくもないかな。 でも 「笑う犬」 も変な方向行っちゃって見なくなったし (まだやってんのかな), 日本ではそういう正統派のバラエティは成立しないのかもしれない。
彼等は幻想にハマってるのか。 それとも単なるプロパガンダか。
DTMマガジンで 「テルミソ」 が紹介されているらしい。 あっ窓の杜でも紹介されてる。 ウケてるのかなぁ。 両者の紹介文の微妙な違いが面白い。 背景絵は, 個人的には, 猫シルエットの方が好き。
野尻ボードの最近の話題を読んで いわゆる 「ハンドル名」(私は日経MIXの方をよく利用していたので 「ニックネーム」 のほうが馴染みがあるんだけど) の匿名性についてちょっと考えてしまった。(発言もちょっとした)
関連事項として 「プロバイダー責任制限法」 あたりを挙げておくか。
もっとも野尻ボードの話題は参加者同士のコミュニケーションの問題なので, 上記の法律とは直接関係しないけど。(なんか連想しちゃったのよ) 前にこの法律の話をかいたような気がするけど, 気のせいだったかな。
というのがあるらしい。 フィルタリングの一種といえるかも。
「取りやすいところ (嗜好品等) から取る」 とよく言われているが, 他の高級品や嗜好品ではなくタバコや酒がターゲットになるのはワケがあるらしい。 つまり, 酒タバコは依存性・習慣性の強いものであり, 多少の値上げでは消費量はあまり下がらず全体として増収が見込めるのである。 タバコの場合増収が期待される値上げ額は +100円 が限度で, それ以上になると消費の落ち込みの方が大きくなってかえって減収になるのだそうな。 (NHK-BSの番組でやってた。 夏に出張先のホテルで見てた (T_T))
今回の発泡酒の増税もおそらくその辺の目算があってのことと思われる。 が, 発泡酒が売れてるのはあくまでも 「缶ジュース」 感覚で手軽に摂取できるからであり (そこそこ飲めるというのもあるだろうけど), 増税すれば利便性は失われ単純に売り上げが落ち込む可能性が高いのでは, と推測するのだが。 「アルコールは嗜好品」 っていうのは「戦後」までの発想だよな。 発泡酒が嗜好品なら世に溢れる 「機能性食品」 は全部嗜好品だぜ。 そっちからぼった方が増収の見込みが高いんじゃないの?
まっ私はタバコも発泡酒もやらないので関係ないけど。 日本のビールはクラシックラガーに限る! ないならしょうがない, ヱビスビールで勘弁してやろう。 (クラシックラガーの消費量は広島が全国トップなんだって)
「「超縮JPEG」疑惑…」
「「超縮JPEG」実はJPEG2000だった疑惑」
いや,なんか, 「超縮」 って言葉の響きが 「バイアグラ」 の反対語みたいでさ。 (下品でゴメン)
JPEGライセンスの問題はよくわからないので, この製品が合法かどうかは判断つきかねるけど, /.J の記事とスレッドはむしろ販売元のソースネクストへのバッシングになっているのが面白い。 とはいえ, ソースネクストの商法自体は昔からよくある 「売り逃げ」 スタイルで珍しくもない。 まぁ今時のソフトウェアのサポートスタイルからみればかなり時代遅れの感はあるけど, 問題なく使えてるのならそれでいいと思うし。
「ショーユネクスト」 はウケた。
私は間食をしないので要らないけど, XPでも重要視される 「パブリックスペース」 に潤いを添えるBOXかも。
いや, 今週後半はそれどころではなかったので。
もうちょっと頑張ってみようかと思ったけれどやっぱりダメだった。 体調不良で一時リタイヤ。 まっ戦略的撤退ということで。 取り敢えず最低限のものは今週納めてきたので一安心というところか。
まぁ 「頑張る」 ってなことを言う時点ですでにヤバかったんだけど。 私が頑張ってできることなどたかが知れてる。
例によって新幹線移動中の暇潰しのつもりだったのだが...
いやぁ重い。 往復8時間では読み切れないよ,これ。 まだ半分しか読めてない。(よって感想は後日) まぁ私は乗り物に乗ると寝る体質なので8時間フルに使って読んだわけじゃないけど。 でも重いけど読みやすいと私は思う。 「重い」 と思う理由はたぶん2つ。 いずれも私的なもの。 ひとつは脳みその普段使わない部分を使わないと理解できない内容だという点。 「脳みそが腓返りを起こしそう」 というのがぴったりな比喩かも。 もうひとつは縦書きの文章だということ。 気のせいかもしれないけど, 縦書きの文章って論理的な思考を阻害するような気がする。 すらすらと読み進めるのには縦書きが便利だが, この本のように一生懸命考えながら読まないといけない文章だと逆にストレスになる。 まぁこれは私が普段理工系の専門書や解説書の方を読み慣れているからということもあるかもしれない。 しかし, あっという間に感想を投稿しちゃう人ってのはどういう頭の構造してるんだろ。 不思議。(いや,まぁ,一般の人には不思議でもなんでもないかもしれないが)
「山形氏の訳は、個人的にはどうも相性がよくない感じ」 という人もおられるようだが, 私にとっては山形浩生さんの翻訳文はメチャメチャ読みやすい。 何でだろ, と考えてふと思い当たった。 山形さんの翻訳の文章スタイルは昔あった 『リーダーズダイジェスト』 の日本語版のスタイルに近いのだ。(失礼なこと言ってましたらゴメンなさい) 完全に 「日本語」 に訳さず 「外国」 のニュアンスというか雰囲気を残した翻訳, という感じだろうか。 『リーダーズダイジェスト』 は愛読者だった。 高校から大学の途中 (休刊になる) まで。
ネット上では早速茶番が繰り広げられているようで。 なんか後の版では名前を消しちゃうそうで。 ちうことは初版1刷は結構プレミアものかも。 みんな, 名前消されないうちに買っちまえ!
「頭の構造」 といえば 「覚えのいい人とそうでない人」 はちょっと唸ってしまった。 仮に私が事前の知識もなく 「コマンドを一つ一つホワイトボードに書いて、「このとおりにやってくださいね」」 とされてもおそらく2番のように固まってしまうだろう。 これはほとんど確信に近い。
そもそも私は丸暗記ができない。 物事をパターンで記憶することができないのである。 一種の脳障害なのかもしれない。 おまけに天邪鬼なので, 「この手順でやってね」 と言われてその通りにやった試しがない。(だって手順どおりにやらなかったらどうなるか気になるじゃない) よって見事にミスってワケが分からず固まってしまうのである。 コンピュータの新しいOSやアプリケーションでも必ず再インストールを2,3回繰り返す。 創られたものは壊してナンボである。
それでも日常生活や仕事を何とかこなせているのは, パターンではなくロジックで記憶しているからだ (と自分では思っている)。 自分でかいたプログラムは最低でも1ヶ月は憶えている。 バグが出た時も大抵は 「コードのあの部分だ」 と即座に判断が下せる。 これは,もちろんコードを丸暗記しているからではない。 ロジックで憶えているから可能なことだと思っている。 逆にロジックで憶えられないもの (人の顔とか漢字とか) はてんで覚えが悪い。
というワケで, 私がパソコン教室に通っても, きっとガッツ石松よりもできの悪い生徒であるに違いない。
「SETI@home Prepares to Revisit its Best Signals」
SETI@home で見つけた 「怪しい方向」 100箇所をアレシボ望遠鏡で再観測するらしい。 そのために1日使わせて貰えるとか。 こいつぁ凄いぜ。
「Europe plans world's biggest telescope」
しかし昔に比べると巨大望遠鏡の設計は随分変わりましたなぁ。 シンチレーションの補正なんかもできちゃうし。 コンピュータ様々ですか。
う〜む, オチがイマイチだったか。 一応フォローしておこうか。 ふくはらさんもフォローしてくださってますが, 昨日のはネタなので真に受けないように。 いや, 唸ったのは本当だし, 「パターンで憶えられない」 ってのも本当なんだけど。
まぁ程度の問題なんでしょうけど。 最近は見慣れてしまってあまり気にならなくなってるところもあるし。(becky-ml でも時々凄い人いるし) でも確かにここまでくると凄いなぁ。 自分で分かろうと努力しないタイプの人は Linux は向かないんじゃないのかなぁ。
これ読んでちょっと 「押しかけ厨」 の話を連想したのだった。
「「ワン切り」対策法成立、年内施行」
「改正有線電気通信法」 (PDF)
まぁこれでワン切りが無くなるわけではないだろうけど。 そういや最近ワン切り来なくなったな。
のぞみのスイングバイのスケジュールが公開。 こっちにも一応かいておこう。
Swing by 1. :2002/12/21 07:36:57 UT Swing by 距離 約35、900Km Swing by 2. :2003/ 6/19 14:26:02 UT Swing by 距離 約18、000Km
そういや来年は火星大接近の年だったな。 ちうわけでそろそろ 「火星通信」 あたり要チェックか? 発光現象とか見れるといいねぇ。
くぅ, うちじゃまだ現役なんだってば。 現役なんだってば。 現役なんだってば! どってんばってん。
先日バックアップ電池が切れておバカになってしまった CASSIOPEIA をようやく復旧できた。 バックアップツールがどこにあるか分からなくて探しまくったよ。
私は Oyajin Appointment と Oyajin NoteTasker を使ってるのだが,作者の中本さんのページが閉鎖されてたりしてよくわからなくなっていた。 しかしここにきて配布先を発見。
まぁ今更 H/PC っていう気もするけどねぇ。 CASIOさんも A-60 の生産を終了したって言ってるし。 でも NoteTasker のデータファイルの中にはシェアウェアの登録コードや暗証番号の一覧が入ってるんだよぉ!
今週はちょっと失業中なので, この機会に仕事部屋のマシン群を再構築する事にした。
10月の契約更改でオフィスを追い出された代わりに, それまで職場で使ってたマシンを安く譲ってもらって現在家にある。 (減価償却が終わってたのでホントに安かった!) 更に夏に電源がぶっ壊れたサーバ機をようやく修理した (つか,電源モジュールを交換しただけだが)。 これで (運用中のものを含め) 現在家の中にマシンが4台。 そのうち1台は相当なご老体 (なんと i486DX2!) なので今度こそ引退していただいて (X端末とかに使えんかなぁ) 実質3台で色々計画中。 とはいえ仕事が来たらすぐに対応できるようにしないといけないので, 真っ新からやりなおしっちうわけにはいかないのだが。 おかげで仕事部屋が完全に魔窟化している。
しかし世の中 HT がどうとかいってる時に5年以上前のスペックのマシンを弄り倒して遊んでる私って... まぁ実際それでも仕事等には全く支障がないので構わないっちゃあ構わないんだけど。
企業広告を見慣れてる目には割と新鮮な感じの記事。 単に 「偏在」 という意味ではコンピュータチップはとっくに偏在してるよな。 うちにはパソコンだけでも4台 (上述) ある。 炊飯器,湯沸かしポット,冷蔵庫,掃除機,エアコン等々家電製品もほとんどにコンピュータチップが埋め込まれている。 自動車だって今時のはコンピュータ制御だろう。 TVやオーディオ機器も昔のような味わいはなく, DSPによるディジタル制御が当たり前になっている。 「ケータイ」 やポータブルAV機器などのいわゆる User Equipment などその際たるものであろう。
今は単にアナログ制御の置き換えとしてコンピュータチップを使っているのかもしれないが, その内これらのコンピュータ同士は互いに 「会話」 をはじめる。 実際そうなりはじめている。 そしてその会話は簡単に傍受と記録ができる。 人同士のヒソヒソ話なら離れた人には聞こえないがコンピュータ同士の会話に距離は関係ない。
コンピュータは制御機械だ。 あるものにコンピュータが入っているということは, そのものは (原理的に) 制御可能であるということだ。 制御可能であるということは 「管理」 可能である事を意味する。 そして会話するコンピュータ群は更に管理を容易にする。 「コンピュータを身につける」 とは自ら管理されたがっていると宣言するようなものだ。 軍人さんならそれでもいいかもしれないけど私は嫌だぞ,そんなの。
ってなことを書いてたら海野やよいさんのマンガを思い出してしまった。 (特に 「自ら管理されたがっている」 という部分で)
相変わらず極悪ですなぁ, Avex の CDS。 いや,まぁ, Avex に限らないかもしれないけど。 ユーザの許可なく勝手にソフトをインストールするなんて, そりゃあなた押売りですがな。 しかもアンインストールできないなんて。 これじゃまるで... (以下自粛)
こんなことする会社に著作権について云々する資格はないと思うなぁ。
サーバを入れ直したので DeleGate 8.1.0 を導入してみる。 今まで随分古いプロキシサーバを使っていたのだが, やっと置き換えることができた。 なんだ, 簡単じゃん。 ついでに ActivePerl 5.6.1 を入れて Perl も新しくしてみた。 まぁ私の場合, Another HTML-lint くらいにしか使ってないのだが。 おや? Jcode.pm でエラーが出るぞ。 何で?
あぁ, なんか平和だ。 ...なべてこの世は事もなし。
つか,完全に忘れてた。 土曜日は久し振りに同伴なんぞやらかしたのだが (貧乏なのに大丈夫か?), 「打ち上げ見た?」 と訊かれて 「へっ?」 と応える大ばか者。
例によって黄色いTV報道よりはSACニュースあたりを見るのがよかろう。 今回は子亀が3匹いたらしい。
http://3.141592653589793238462643383279502884197169399375105820974944592.jp/
回線の細い人はご注意を!
膝の曲がり具合といい, ちょっと猫背な感じといい, まさしく 「あ〜る」 だ! ここは是非 「ロボットじゃないよ。 アンドロイドだよ」 としゃべって欲しい。
あっ PC Watch のURLが変わっとるがな。
「帰」 だそうな。 中国では 「鬼は帰なり」 つってあまりいいイメージの漢字ではないな。 同じ 「帰る」 なら 「還る」 の方がよかったのに。
今月も 『中央公論』 を買う。 で,客先への移動や昼休憩などにつらつら読んでいる。 相変わらず一部の記事以外はあまり頭を使わずに読めるので気楽だ。(そのかわりウンザリする) 今回の 「情報自由論」 は前半のまとめみたいな内容になっていて分かりやすいので, 今まで読んでなかった人は今月号から読んでもいいかもしれない。
今回いちばん面白かったのは IC カードに関する特集記事だ。(山形浩生さんも書いておられる) 「情報自由論」 と併せて同特集の各人の記事を見比べるとメチャメチャ笑えるぞ。 『中央公論』 はワザとこういう感じに特集を組んでいるのだろうか。 そういえば (先月号でも感じたが) 政治・経済関連の特集も子供の感想文かさもなきゃ妄想日記みたいで笑って (というか呆れて) しまう。 (読者がそう感じると) 分かっててこういう構成にしているのだとすれば, この雑誌の編集者は本当に大したものである。
妄想でいいんなら私にも書けるぞ。 こんな風に...
前にもここで紹介したが 『もっけ』(熊倉隆敏 著) というマンガがあって, この中に 「オクリモノ」 という話がある。 「オクリモノ」 というのは要するに 「跟いてくる怪」 という奴で 「送り狼」 などもその一種だ。 これらは人の後ろをついてきて他の勿怪から守ってくれる一方, 万一躓いて転んだら襲ってくる恐ろしい怪でもある。
ケータイや IC カードといったいわゆる User Equipment はこの 「オクリモノ」 の一種だと見なせないだろうか。 絶えずユーザを監視して時には助言も与えてくれるけれど, その本性・本質は別のところにある。 「自分」 の所有物だと思って便利に使っていたつもりが, 実は 「自分」 は単なるケータイや IC カードの付属物でしかない (ネットから見ればまさにそうだろう) のである。 でもここで 「1984」 みたいな連想をしちゃいけない。 何故なら為政者たちもまたネットワークから見れば (ケータイや IC カードなどの) オブジェクトのプロパティに過ぎないのだから。
もう一つ 「中央公論」 で面白かったのが 「ニュースの科学方程式」 の記事だ。 コンピュータウイルスについての解説のつもりのようだが, ある意味衝撃的な内容。 まぁ書いてる方はノンフィクション作家らしいので多分にネタの可能性が高いが, これが 「「パソコン」をちょっとかじってる」 程度のいわゆるパソコンオタクの行動の実像に近いとすれば恐るべきものがある。 そういう意味では非常に参考になる記事といってよいだろう。 ツッコミどころ満載だが多すぎて書けないので御自分で (立ち読みでもして) 確認してください。
いろもの物理学者さんの日記 (12/17) から。 そういえば私も聞いた事あるな, その話。 でも私が子供のころはそういう風には習わなかったぞ。 今の子共は学校で学問ではなくテストの回答を習っているのだな。 じゃあ一体どこで 「勉強」 してるんだ? それとも何も勉強しないで社会に出るつもりなのか? 謎だ。
NTTデータが主催する分散コンピューティングのプロジェクトだ。 今回 3/20までの期限付きで 大規模実証実験 を行うらしい。 内容は 「生物学的研究、医学的な研究、およびグラフィックスのトレーシング等の処理」 とだけ書かれていて具体的ではないのだが, 興味のある方は (お試しにはちょうどいい期間設定だし) 参加してみてもいいかもしれない。 天文関係の実験をやるのなら私も参加するんだけどなぁ。
というワケで今日は冬至。 ちなみに26日は水星が東方最大離角。 30日は火星食だす。
「第1回・君が作る宇宙ミッション (Space Mission High School 2003)」
こういうイベントが行われる事自体に時代を感じてしまう, と言ったらおぢさんだろうか。 私が子供のころは 「宇宙ミッション」 なんて SF の世界の話だったもんな。 こういうイベントをたくさんやって, もっと多くの人たちが 「宇宙開発」 というものに対して具体的かつ現実的なイメージができるようになったら, その時こそ本当の意味で 「宇宙開発時代」 の幕開けになるのかもしれない。
野尻ボードで最近話題になっている 「月をなめるな」 の話でも感じたが, 「宇宙開発」 を SF っぽいイメージで捕らえているうちはまだまだ先は長い。 SF どころか科学や宇宙そのものに対して興味や知識のない人は現実にたくさんいるし (科学技術万能時代はとっくに終わった), そういう人がいくら頭をひねっても 「月で遭難」 というシチュエーションに対し具体的なイメージが湧かないのは当然だ。 (だからといって 「アポロは月に行かなかった」 みたいな 「まことしやかなバラエティ企画」 が容認できるわけではないが)
それにしても, NASAが考案したかどうか知らないが, 個人によって明らかに知識や想像力に差が出るものを題材に使う事自体間違ってるよな。 そういう状況でディスカッションは不可能だ。 事前に皆の知識レベルをあわせてからじゃないとディスカッションなんてできない。 というか, そういう作業も含めて 「議論」 なんだけど。 (学者や技術者には, 身近に同業者しかいないせいもあるかもしれないけど, その辺のまどろこしい 「ネゴシエーション」 を嫌がる人が多いけどね) そんなものを (研修はともかく時間制限の厳しい) 採用試験に使うようなダメダメな会社に入らなくてよかったじゃない。
SACニュース No.663-666 「ラズベリー色の新空港」 はなかなか衝撃的な記事ですな。 まぁ宇宙開発に限らず 「日本のお役所主導の事業は絶対採算ベースにのらないことが予め確定している」 という話の見本のひとつとしては格好の材料でしょう。 だからこそ公共事業に依存する業界は (採算が取れないことを知っているが故に) 「変化」 に対し激しく抵抗せざるを得ない, と。
「HTMLスパムに注意」 (バーチャルネットハッカーっ娘 沙耶16歳)
これは要するに Web バグ (最近は Web ビーコンというらしいが) の変形だよな。 ウチにもしょっちゅう来るぞ, その手の spam メール。 今頃こんな話が出るなんて日本人は鈍感なんですかな? 米国じゃ結構うるさいのに。 まぁ 「特定商取引に関する法律施行規則の改正について」 でも
「これにより、消費者の請求等に基づかずに送信される広告メールを受け取った消費者が、当該通信販売事業者等からの以後の広告メールの送信を希望しない場合には、リンク先に入ることなく、電子メールによりその旨の連絡をすることができます。」
なんてマヌケたことを言ってるくらいだものなぁ。 spam 業者が欲しいのはその返信メールの 「生きたアドレス」 なのに。
いや, もちろんクリスマスは 「降誕祭」 という立派な宗教行事なわけだが, 後ろの 「祭」 の部分だけ取って単純に 「お祭り」 として楽しんでしまう (「私」を含む) 日本人が好きだ。 (それが歴史的経緯によるものであるにせよ) 宗教への耽溺度が低く, いいところだけちゃっかり楽しむ日本人は, 実は精神的にタフな民族 (民俗) なのではないかと思ったり。
「へんしゅうこうき (この街の空にも星は瞬く)」 や 「ChangeLog で Web 日記」 からのネタ。 後半の坂本龍一さんの発言部分ですな。 歴史認識なんてのは所詮 「主観」 に過ぎない。 だから誰が何を言おうと知ったこっちゃないのだが, だからこそ 「事実」 の部分にこだわる必要がある。 事実をゆがめた 「歴史認識」 は妄想でしかないし, 誰もそれにコミットできない。 特に私達 「日本人」 は (過去の経験から) その事についてもっと敏感であるべきだと思うのだが... (あっ坂本龍一さんがそうだと言ってるわけじゃないよ。 ご本人も 「これは僕の言葉じゃないんですけれども」 と前置きしてるし)
たしかに有史以来, 日本をひとつのまとまった 「国」 として認識するようになるのはやっと明治維新以降だ。(もちろん政治的には昔から日本は日本なのかもしれないが) それも 「外国」 という圧力の下 (宮台真司さん風にいえば) 「あえてする」 選択として 「日本」 という国ができたに過ぎない。 現代なんか米国が意図的にそういう状況を演出する事によって 「ユニ・テラリズム」 を達成しようとしている。 しかし, これは進歩なのか? 機械式時計の歯車の組み合わせのように, スケールを変えながら同じところをぐるぐる回ってるだけではないのか?
実は因果関係が逆で, 「国と国が争う」 のではなく対立や争いのための大義名分として 「国」 というシステムが必要なだけなのではないのだろうか。 米国だって 「テロとの戦い」 と言いながら強引にそれを 「国」 に置き換えてあちこちけしかけてるじゃない。 長野県が他県と戦争しないのは単に大義名分としての 「国」 の要件を満たしていないから 「戦争できない」 というだけに過ぎないのでは。
「江川達也・宮台真司対談:新生『家畜人ヤプー』 〜コミック版『家畜人ヤプー』 の連載開始を機に」
ちうわけで 宮台真司さんの新しいテキスト。 『家畜人ヤプー』 からそういう方向に展開させますか。 相変わらず面白いなぁ。
そういえば学生時代に授業で現代史をまともに習った覚えがほとんどない。 理由は単純だ。 現代を習う頃には第3学期が終わりかけてて時間切れになってしまうのだ。 教科書も古代から時刻の昇順に記述されている。 おまけに受験では (多分問題が作り難いんじゃないかと思うけど) 現代史の問題は少なかったので, 授業で力を入れて語られることもなかった。 でも本当は逆で, 子供 (=学生) 時代こそ現代史に力を入れるべきじゃないだろうか。 今世界を構成するものが何に由来しているかを知ることは重要だと思う。
そこでひとつ提案してみる。 社会科, 特に歴史の授業は時刻の昇順ではなく降順で進めてみてはどうだろうか。 つまり 「現在」 から時間を遡って教えていくのである。 そうする事により時代間の連鎖と断絶がより鮮明に見えてくるのではないだろうか。 「人類は時代とともに右肩上がりに進歩している」 といった幻想や 「古代人=野蛮人」 みたいな妄想も払えるのではないかと思えるのだが...
最近野尻ボードでは 「高校生ロボコン」 番組の構成への批判が集中していて笑かす。 てか, 今の NHK に教養番組を期待する方がどうかしている。
hirokiazuma.com の 12/12 の近況で 『コモンズ』 について少し言及されている。 私はまだ半分しか読んでないが, 印象としては 『コモンズ』 は 『CODE』 以上に誤読される可能性が高いのではないだろうか, と感じている。 帯にも 「自由かコントロールか? 革新か後退か?」 というキャッチコピーがある。 内容的にも話を単純化するためにワザと二項対立に持ち込んでいる節がある。 二項対立の構造は非常に分かりやすいが同時に思考停止に陥りやすい。 『コモンズ』 はあくまで 『CODE』 の続編 (あるいは応用編) と捕らえるべきで, 『コモンズ』 だけ読んで分かったつもりになるのは危険過ぎる気がする。
私は幸いな事に批評家でもなければコメントを求められるような専門家でもない。 時間をかけてゆっくり読んでゆっくり考えるとしよう。
/.J より:
まぁタレコミ自体も面白いのだが, これらに対するコメントも面白すぎてウンザリしてしまう。 私は SF ファンではないが SF は嫌いでもない。 どちらかというと好きだ。 しかしそれはあくまでも物語として,である。 前にも書いたが上記のようなテーマに SF っぽい発想でしか応じられない状況ってのは憂慮すべき事ではないだろうか。 上記のテーマはどれも 「現実」 の問題を抱えていて真剣に考えなければ私達の未来に影響する。 でもそれを 「夢物語」 にすり替えて思考停止に陥らせる仕掛けが 「SF っぽい発想」 にはある。 昔は SF は (楽観的なものであれ悲観的なものであれ) 未来への想像力を膨らませる装置のひとつだったかもしれないが, 今は想像力を萎縮させ現実から目を背けてしまう装置として機能しているように見える。 どんなことでも 「SF っぽく」 語れば 「ネタ」 として認識されてしまうのだ。
野尻抱介さんのような作品もあるので SF ジャンル自体に罪があるとは思わないが, しかし敢えて言おう! 「SF を捨てよ」
やらかしてしまいました。
納会に参加してエンジンがかかっちまった私は例によってひとりで流川方面のいつもの店へふらふらと。 といっても手持ちが心もとないのでちょっとだけ飲んで帰る予定だったのだが... いやぁ皆さん納会でほろ酔い加減でいらっしゃるようで, イベントでもないのに店内は異様な盛り上がりを見せる。 私も基本的に 「お祭りな性格」 なので, つい調子こいて飲んだくれてしまった。 特に隣に座った年配 (うちの親父とほぼ同年) の男性はすっかりご機嫌なようで (常連かと思っていたが, 後で聞いたら一見さんだったそうな (^^;)), 「新しいうたは分からんから古いうたをうたってくれっ」 などと言われワイルドワンズとか都はるみとか一緒にうたってみる。 てなことをやってるうちにいつの間にか閉店時間 (つまり朝)。 勘定払ってタクシー乗ったら財布は空っぽ。
何やってるんだか,私。 江戸っ子みたいな飲み方をしてしまった。
「マツド・サイエンティスト研究所」 の新しいコンテンツは MathML で記述されている。 カーボン・ナノチューブをフライホィールに応用するとどうなるかという話であるが, 当然 Opera ではまともに読めない。 はやく MathML に対応してください。> Opera
実は私はマシンの再構築にあたり mozilla を捨てた。 mozilla は確かによくできているけど, 私の手持ちのマシンの貧弱なスペックではストレスがかかり過ぎてとても実運用に耐えるものではないからだ。 (それまでも Opera 導入以後は mozilla は表示確認用としてのみ使っていた)
で, 代わりに導入したのが Phoenix である。 Phoenix はまだベータバージョンだが mozilla をベースにしているだけあって完成度は非常に高い。 なによりも配布パッケージ (Windows バイナリ) が mozilla の半分のサイズで動作も軽くメールソフトなどの 「いらんもの」(メールソフトは専用の優れたパッケージがたくさんあるのにブラウザに付ける意味があるのだろうか) が極力排除されている点が気に入っている。 もちろん上記の MathML なコンテンツも問題なく表示できる。 さすがに SVG 版は無理だったけど。
ところで Phoenix は商標の問題であの Phoenix Technologies と悶着を起こしているらしい。 ので, 将来名前が変わるという話である。
「ほしのこえ」 が比較的面白かったので次回作もチェックしてみる事にする。 タイトルや絵を見て 『新現実』 Vol.01 に載っていたあのマンガを連想したが全然違う話らしい (?) あくまで 「同人」 という流通チャネルで消費されるなら私には関係のない出来事だが, 「ほしのこえ」 のように普通に近所のショップで手に入れられるのなら観るチャンスもあるだろう。
いや,凄いねぇ。 ちっちゃい光学望遠鏡で見た土星並みに見えてるやん。
この写真は近赤外線で撮影されたらしいが白黒なので妙に青白く見えてしまうのが素敵である。 そういえば天体の色の問題についてはへんしゅうこうきでも言及があったな。 カメラをやっている人はよく分かってると思うけど, 「写真」 は 「真実を写す」 ものなどではなく 「光で絵を描く」 まさに 「光画」 なのであり撮影者の思惑でどうにでもなるものだ。(したがって天体写真ではどういう機材や手順で撮ったかが重要になる) しかも私達の 「視覚」 ってやつは多分に錯覚である。 だから 「本当の色」 なんてのは存在しないのだ。
自粛じゃなくて法的な意味での 「和解」 だね。 「自粛」 と 「和解」 じゃ全然意味が違うぞ。 それに, このタレコミをした人はこの件を無理矢理ネットワーク著作権の問題に結びつけようとしてるみたいだけど, これはあくまでも 「放送と著作権」 の問題なのでそのこじつけはあまり上手くない。 最近 /.J で採用されるタレコミが微妙に黄色く劣化してるような気がするな。 ネタがないのかしらん。
まぁ著作権の問題は別にして, 今回の和解はレコード会社にとってマイナスにしかならないような気がするが。 それともスカパーでの放送は楽曲売り上げに貢献しないという判断なのだろうか。 今の楽曲なんて所詮 「商品」 でしかないし, リリース前後からジャンジャン流して消費者を洗脳しないと (よっぽど一流ブランド品でない限り) 売れないんじゃないかと思うのだが。
あぁあ, 年末こんなギリギリまで日記なんか書いちゃってるよ,私。 本当なら年末旅行で自堕落してるか, 実家帰省ってカニでも喰い散らかしてるか, どっちかなのに。
あの名曲の完全解説。 素晴らしい!
法的な表現・解釈と世間の感覚とのギャップってやつかな。 「農薬」 って 「必要悪」 みたいなイメージがあるよね。 農薬に限らずドラッグ全体がそうなのかもしれないけど。 何となく, 田んぼや畑で草むしりするお百姓さんを見た子供が 「あっ農薬だ!」 と指をさす光景を連想してしまった。(^^;)
うちの親父も若干気があるし (つまり私も予備軍), 友人にも糖尿病野郎がいるのであまり他人事ではない話。 実際難しいらしいんだよね, 食事療法って。 普通の食材でバランスよく食べてれば済むのに 「健康にいい」 からと妙なものを摂取してかえってバランスを崩すというのは (糖尿病患者に限らず) よくある話らしい。 まぁ, 周り中コンビニエントな環境で 「摂取」 という言葉がまさにぴったりくる貧相な食 (素食ならぬ粗食) 生活を送っててバランスもへったくれもないんだけれど。
機能性食品には気をつけるべし。
前回紹介したコンテンツの数式やSVGの図はほぼ手書きなのだそうだ。 凄いなぁ。 SVG はよく分からないけど MathML は一般の人にはとても手書きできるようなフォーマットではない。 マシン語 (バイトコード) でアプリケーションを組むようなものである。(できないことはないだろうけど限りなく面倒) まぁ多くの人はあんなに大量の数式を書く機会は少ない (学生時代くらい?) だろうけど。
数式を扱えるアプリケーションはいろいろあるけど, 数式を数式として扱うことのできるものは (メチャメチャ高価な奴とか) どうしても限られる。 よく言われるのは TeX フォーマットで書いた数式だが, TeX フォーマットは意味よりもデザインを重視しているため (単純な式ならともかく) 凝った数式では意味が曖昧だったり冗長な表現にならざるを得ない。 個人的には Mathcad を推すけど, (法人ではなく) 個人で買うとなるとやはり結構な値段である。
Mozilla によって MathML もようやく市民権を得たのだから, 今後は意味とデザインを両方満たす (安価な) 数式エディタに登場していただきたいものである。 例えば入力した式を半自動的に変形してくれるとか, 入力した式にデータを流し込むと勝手に計算してくれるとか, 式と計算結果をそのまま XHTML 形式で出力してくれるとか。 (自分じゃよう作らんからって言いたい放題だな。 構文解釈って面倒だから嫌いなんだよな)
私も人並みにそゆのを書いてみようかと思ったが, ひどく個人的な出来事 (それはさすがに書きたくない) を除けばあまり思い浮かばなかったり。 スポーツは興味ないし景気が悪いのは今年だけの現象じゃないしね。
あぁ, 米朝関係は面白かったね。 こればっかりは 「対岸の火」 じゃないし。 今年は米朝関係を 「米日朝」 に持ち込める絶好のチャンスだったのに 「拉致問題」 への対処を誤ったばかりに外交の舞台から弾き出されてしまった。 さすが 「毅然として何もしない」 小泉首相。 大活躍である。 きっと来年以降も米朝の顔色を指を咥えて見てるだけになるだろう。 そしてもしかしたら 「拉致問題」 も今後の米朝問題の 「ついで」 に対応してもらえるかもしれない。 マヌケな話だ。 拉致被害者の方々も日本政府なんかアテにしないで直接米国と交渉した方が早く解決するんじゃないだろうか。
住基ネット関連は今年だけの話じゃなくて, これまでの積み重ねがあのようなおバカな結果をまねいたということだろう。 関係する専門家の方々にはある意味教訓になったろうけど。 でも住基ネットが本当にヤバくなるのはこれからである。
引き続き興味の中心としては, 米朝関係 (特に米国内部の揺れる力関係) と住基ネット関連 (特に IC カードとか) と次期 SETI@home (BOINC) かな。 天文関係ではやっぱ火星大接近が楽しみ。 今年はどっかの施設へ行って見せてもらお。 実家にあるバズーカ砲 (H-100) はまだ健在かな?
ちうわけで皆様良いお年をお迎えください。 「せち日記」 は (多分) 元旦から営業しています。 とほほ。
「さてこの OrbitViewer。 NASA でも採用されたという優れものでして, NASA の機関のひとつである Jet Propulsion Laboratory, 通称 JPL では今でも実際に使われているんです。 素晴らしいですねぇ。 しかもこの製品, Java という言語で作られていまして 「まるちぷらっとふぉーむ」 なんです。 ですから奥様の環境にもピッタリなんですよ。 おまけに Java の安全性はあの Sun Microsystems でも高い評価を受けていますので, ご安心してお使いいただくことができます。...」