「毎日INTERACTIVEを救出せよ!!」を読んで違う部分に反応。
いや, ブラウザに付いている「リンクバー」って使ったことがなかったのよ。 場所塞ぎなんでそもそも表示させてないし。 そうか, ここに Boomarklet を登録すればいいのか。 納得。
この手法はあらゆるサイトで応用できるな。 字が小さすぎて読めなかったり幅が固定で辛かったりするサイト・ページは結構あるしね。
今の固定電話でも通話料8円/月なのに IP 電話にする意味があるのだろうか。 まっいいか。
私の黄金週間は今日一日きり(厳密には昨日の夜から今日いっぱい)。 明日からまた仕事じゃ, こんちくしょう! (← 下品)
実家から親が来ている。 名目は私の介護ということになっているが, 実は孫や配偶者から解放されに来ているのである。 間違いない!
んで, その親から聞いた話。 最近の電話詐欺は流行りものをちゃんと押さえていてなかなか凝っているらしい。 こんな話があったそうだ。
大学を卒業して東京の会社に就職した子供。 その子は実は20歳になってから2年間ほど国民年金を払っていなかったそうで, お役所から請求が来ていたらしい。(よくある話)
そのちょうどよいタイミングでかかってきた電話。 「今なら時効になる前に滞納分を払うことができます。こちらで手続きをしますので口座番号を教えてください」 というもの。 あまりのタイミングの良さにすっかり信用してしまった親御さんは危うく口座番号を教えてしまうところだったらしい。 たまたま口座番号がすぐに分からない状態だったので「後でこちらからかけ直します」と伝えたところブツリと電話が切れた。 冷静に考えればおかしな話(そもそも電話があったのは日曜だった)。 役場に問い合わせてすべてが判明したのは翌日のことだったそうである。
「口座番号を教えたくらいでどうということはないだろう」と思っているあなた。 それは甘いぞ! 今時口座からお金を落とす方法なんていくらでもあるのだ。 実際に口座番号を教えてしまい, その口座から全額落とされた人もいるらしい。
ちなみに役場の人や銀行員が電話で口座番号を訊くことはないとのこと。 これもフィッシング(Phishing)のバリエーションのひとつだろうけど, 相手も暗示にかけやすいよう巧妙にせめてくるので防ぐのは難しいよね。 「気をつけましょう」と言うしかない。
私も今までは 「この手の詐欺に引っ掛かるのはよほどのうっかり者か天然者」 と思っていたのだが, 最近は考え方を変えつつある。 何でもそうだが, 「完全なセキュリティ」というものは存在しないのだ。 日本でもフィッシングは社会的リスクになりつつあるのだから, ちゃんと手当てする方法を考えないといけない。
「トラックバックの功罪」あたりから色々見るのがよさげかな。 同記事の Similarity Search に「blogmap ringを活用する企画「乱打夢」を始めた」なんて記事もある。 どうやら blogmap 等を使った Trackback の乱れ打ちはごくありふれた行為らしい。
前にも書いたが Trackback ってのは所詮「他人のサイトに自分のページへのリンクを張らせる」仕掛けに過ぎない。 これだけ Weblog サービスが乱立する中で, 同サービスを「コミュニケーション手段」のひとつとして認識・利用しているユーザがどれほどいるというのだろう。 少なくとも日本では, Weblog のイメージは古参のコアユーザの考えるものとは変わってきている。(国外事情は知らない)
うちは辺境でよかったよ。 ここでは Trackback されないしね。 (アクセス解析も外したのでリファラも見ない)
「白田の情報法研究報告」で紹介されている論文。
凄い! 素晴らしい! こんな論文を待っていた。 まだ5月になったばかりだが, 早くも今年のベストドキュメント候補があらわれた。
私のようなシロートが書いた稚拙でたどたどしい文章とは異なり, ちゃんとした論文の形式で正確に書かれている好印象。 これからは「まずこの論文を参照しろ」と言うことにしよう。
この論文をもっと推し進めていけば日本版「コモンズ」について議論する下地が出来上がる。 そんな期待を抱かせる文章だ。
相変わらずエラーメールによる爆撃が続く。 遂に spam やウイルスメールを含めて700通/日を突破した。 勘弁してくれ。
どうせ送るならオリジナルメールのヘッダ情報をよこして欲しい。 代わりに抗議してやるから。 誰に送ったかなんて情報はいらん。 ましてや本文を添付して送るなんて「お〜ま〜え〜は〜あ〜ほ〜か〜」。
どうみても spam 送信者とプロバイダーが結託しているとしか思えん! 世の中バカばっかりなのか?
『web creators』 6月号をいただく。 ありがとうございました。
しかし, 読み返してみると, 「あちゃ〜」な文章だなぁ。 いかにも「校正が足りませんでした」という感じ。 後半のかみむらけいすけさんの記事がなかったらぐだぐだのまま終わってしまうところだった。 思うように時間が取れなかったとはいえ, ただいま大反省モードです。 各方面の方々へ, 本当に申し訳ありませんでした。
今回の特別記事の前提としては, (プロ・アマ問わず) Web クリエイターおよび Web クリエイターを目指す人達をターゲットにしている。 あと個人的には「クリエイティブ・コモンズ」そのものの説明はそこそこにして, コンテンツを公開するにあたってトラブル・リスクを回避するにはどうしたらいいのか, そのために「クリエイティブ・コモンズ」がどう貢献できるのか, ということを念頭に置いて書いたつもり。
最終的にはおそらく「萌えクリ」が決定版のひとつになると期待しているが, それまで待つ必要はないと思う。 各ジャンルの創作の現場において上記のような要望は多いのではないだろうか。 「まず CC/CCPL ありき」で考えるのではなく, 創作現場や消費者(エンド・ユーザ)が抱えている悩みをちゃんと掬い上げた上で解決に向けてどのような戦略をとり得るか多角的に検討する必要がある。 そして, これらの知見または貢献を集約し横断的に「ブラウズ」できるような環境が整って初めて著作権を含む知的財産権やその周辺について議論ができるようになると思う。
今回の特別記事の私の文章は, 言わば「プレゼンテーション」に過ぎない(かなり下手くそだったけど)。 他にもいろいろな戦略があるだろう。 作り手も利用者も, もっと自由に振る舞える方法がきっとある筈だ。
今はまだ, やっと「知見」を集めはじめた段階。 議論にすらならない。 先は長いよ。
うちに来ている親が「仕事部屋にある本や雑誌を処分する」と恐ろしいことを言うので, 一年ぶりに魔窟を大整理。 仕事の本やコミックスなどを捨てられちゃかなわん。
一応捨てる本と残す本の分類は出来たのだが, 本棚のスペースが全く足らなくなっていることが発覚してしまった。 本棚買うかなぁ...
「K嬢の長野県政ウォッチング日記」 5/1 の記事より田中県知事へのインタビューが公開されている。 これ自体非常に興味深い内容なのだが, 5/3 の記事で「コモンズ」というキーワードが出ていてちょっとビックリする。
「コモンズ(Commons)」というのは経済学用語だと聞いたことがあるが(うろ覚えですまん), それを政治的な分野まで拡張したものなのだろうか。 面白いことやってんだなぁ, 長野県って。
言葉の問題は難しい。 どんな言葉も使われていくうちに意味が多重化し陳腐化しそして死んでいく。 もちろん言葉によって寿命の長短はあるだろうけど, このサイクルから逃れることはできないだろう。 生き物と同じ。(っていうか「死すべき身」である生物が使うから「寿命」が発生してしまうのだが)
コンピュータ用語(あるいは隠語)はいかにも短命だよね。 5年を待たずに陳腐化してしまう。 日本じゃ「blog」なんて2年も保たなかったし。
横暴な上司(笑)のせいで突然今日はオフになってしまった。 いや, 厳密には「待機」なのでどこかに遊びに出かけられるわけではないのだが。
まぁいいや。 今のうちに日頃できないことをやっておこう。
興味深い考察。 私は「企業」というのは経営者のものではなく株主のものでもなく「社会的な装置」だと思っているので(天下は天下の天下なり,って奴やね), ここに書かれていることは感覚的には分からないでもない。 (それを言うなら「政府」だって「社会的な装置」のはずなんだけどね。 日本では違うみたいだけど)
でも私の考えを表明しておくのは止めておこう。 これについて考えることは「職業エンジニア」という立ち位置では難しすぎる。
(5/8 追記) 参考:
「羊堂本舗 脳ざらし紀行」の 5/3 と 5/4 の記事がとても参考になるのでクリップ。 以下個人的に思うことをつらつら書いてみる。 とても「意見」と言えるほどまとまってないのであしからず。(というわけで敢えてこっちに書く)
「「広い意味での競争政策」として述べられているものは、そもそも競争政策の目的からずれている」 というのはその通りだと思う。 しかしこの著者は意図的に「競争政策」という言葉を使っているフシがある。 それは著者が経産省の方だということ, 既に「オープンソース政策」っぽいものが稼働中であるという現状から感じるものである。 そもそもこの論文はタイトルに「オープンソース」という言葉を真っ先につけているのにも関らず, 「オープンソース」に「狂言回し」以上の役割を与えていない。 私は論文中におけるこの「感じ」を最も評価しているのだが, もちろんそれは私の勘繰り過ぎという可能性も十分ある。
さて私はどんな勘繰りをしているのか。
この論文はおそらく前半をちゃんと読んでおかないと後半の記述の真意を読み間違えてしまうような構成になっている。 この論文のエッセンスは1節および2節に集約されている。 そして(全体としては論文の体裁をとりながら)後半はプレゼンテーションとしても機能するように構成されている。 そこでプレゼンテーションの「狂言回し」として用いられてるのが「オープンソース」なのだ。
普通の人は結論(つまり論文の後半)しか見ない。 だからこの論文の後半(特に3節)には「相互運用性」とか「オープンソースソフトウェアの促進」とか「競争政策」とか「規制緩和」とかいった刺激的なキーワードが散りばめられているのだ。
企業のプレゼンテーションや広告に慣れている人はこれらの「踊る文面」に笑ってしまうかも知れない。 私も苦笑しながら読んでしまった。 しかし, それがプレゼンテーションとしても機能するということは明確なターゲットを意識して書かれているということに他ならない。 果たしてこの論文は誰に対して書かれたものなのか。
私は「オープンソース」というものをあまり評価していない。 「オープンソース」というのは(私に言わせれば他のメソッドと交換可能な)開発手段に過ぎない。 したがって, これらによって恩恵を受けるのは開発者とその周辺のコアユーザだけだ。 (ただし「バザール型」の知見集約システムのみを抜き出して考えるなら参考にすべき部分はあると思う)
しかし市場の殆どのユーザ(エンドユーザ,私の言い回しでは「消費者」)にとって重要なのは「自由な開発手法」などではなく「自由な流通」と「自由な利用」だ。 Linux が OS 市場においてここまで普及したもっとも決定的な要因は「オープンソース」であることではなく「ディストリビュータ」によって市場に「開放」されたからである, と今でも私は信じている。(私が Linux に触れたのは1990年代の半ばからだが,2001年くらいまで「オモチャ」という認識だった) ただ「ベンダー」と「ディストリビュータ」では業態もリスクバランスも違い過ぎる。 そこに潜むリスクについての議論は始まったばかりだ。 ようやく Linux を始めとするオープンソース製品を等身大で見ることができるようになったということか。
「交換可能」であることと「代替え」があることは全く違う。 「代替え」しかないのならそれは「交換可能」ではない。 「交換可能」であるならそれは「代替え」ではない。
Windows から Linux に(あるいは Linux から windows に)乗り換えるのにリスクやコストがかかるなら, それは「交換可能」ではない。 「選択できる」ということは, それが「交換可能」であるということに他ならない。 「消費者」が欲しいのは「交換可能」なプラットフォームであり「交換可能」なアプリケーションなのだ。 今までそういう「消費者」側の位置に立った議論があっただろうか。
今回の論文は私の好きなスタイルのひとつだ。 そのへんの陳腐なライトノベルよりよっぽど面白い。 しかしこの論文に過剰にシンクロしてしまう本当の理由は, 私が普段ここで書いてるような戯れ言を裏打ちするかのような内容であるからかも知れない。
とりあえずさっさ君には気をつけないと。
それと「もみじ銀行」。 システム切換え直後なのよねぇ。 どうかトラブルになりませんように。
昨日の午後くらいからようやく収束し始めた。 いつも週明けとともに spam が収束するので, これは予想の範囲内。
しかし, 毎週この調子でやられるとちょっと困る。 差出人を偽ることくらい誰にだってできるのだ。 郵政省メールにだってできるのに電子メールにできないわけがない。 メールサーバの管理者はエラーメールを From アドレス宛てに送るなどという馬鹿げた行為を即刻止めてもらいたい。 問題があるならまとめて abuse に送ればいいのだ。
おねがい めーるだえもん君
う〜む? カプセル化(Encapsulation)ってもともと通信屋さんが使う用語じゃなかったっけ? あぁ, うろ覚えだ。 通信関係の仕事をしていたのとオブジェクト指向設計を勉強しはじめたのが同時期だからなぁ。(つまり大昔)
だから私も「カプセル化は言語の機能(Encapsulation is a language facility)」というのには激しく違和感がある。 ひょっとして「カプセル化は(Java)言語の機能(のひとつ)」といった程度のニュアンスなのかな。
「kayakayaの日記」 5/5 の記事より。 蘊蓄モード発動!
それは「Dash-Escaped Text」と呼ばれるフォーマットです。 RFC 2440 の 7.1 章に詳しく載っています。 「クリアテキスト署名」をする際に前処理として行われるものです。 他にも改行コードを「CR+LF」に揃えたり, 行末の空白文字を削除したりと色々怪しいことをします。
OpenPGP については以前にリンク集を作ってみました。 OpenPGP (またはその実装としての PGP/GnuPG)に興味のある方は参考になさってください。
客先に行ったついでに本屋さんを数軒ハシゴし, やっとの思いで GET。
4コマ漫画って冷遇されてるよなぁ。 私から見れば少年誌のコミックスこそいらないのに。 コンビニで買えるんだからわざわざ本屋に置く必要ないでしょ。 フタバ図書, あんたのことだ!
『ある日のツヴァイ』は発売されていることすら知らなかった。 ML でも話題になってたのか。
(仕事で使うものを除けば)コミックスも含めて本というのは「一期一会」だと思ってるので, 本屋で見かけて手にとって「面白そう」なものしか買わないことにしている。 ネットで買ったら歯止めが効かなくなるというのもあるが。
どんなに「欲しい」と思っても諸々の事情で手に入らないこともあるが, それはそれ。 「おさまりどころ」ってやつかな。 10年間探し続けてやっと手に入れた本もある。 欲しくてたまらないのにいまだに手に入らない本もある。(『古代の精密科学』とかね)
もっとも最近は発売からいくらも経たないうちに「在庫」扱いされ, あっという間に「絶版」になる。 あっ CD も一緒か。 こういう消費構造が出来上がってしまっているから「買わなきゃ」という強迫観念に駆られても仕方がないのかな。 私は断固反抗するけど。 私は本を買いたいのであって本に買わされたいわけではない。
英語不得手なので海外の報道は翻訳された記事等に頼らざるを得ないのだが, 雰囲気として日本とそれ以外の国では前提となるものが決定的に違っているような気がする。 それは「イラク戦争」を「戦争」として捕らえるか否かということではないだろうか。
例の「自己責任」バッシングにしても最近発覚した虐待報道にしても日本のマスコミ報道やネット上の論調は妙ちきりんな感じ。 思うに(私を含めて)今の多くの日本人は「戦争」というものが論理的にも感情的にも分からなくなっているのではないだろうか。
例えば日本国内でテロが発生した場合, 即座に現場に自衛隊を派遣できるようになったらしいが, あくまで「災害派遣」なのだそうだ。 つまり自衛隊は日本国内でさえ戦闘行為は禁じられているのだ。 これを逆手にとれば自衛隊を狙い撃ちにした非常に効率の良い作戦を立てることができる。
昨年日本の外務省職員の方が攻撃を受けて亡くなられた時, 米軍は即座に行動を起こさなかった。 ゲリラ戦の戦場になんの備えもなくのこのこ出掛けるなんて死にに行くようなものだからだ。 なのに日本はこれを「事件」として取り扱い, あまつさえ「遅れてきた米軍」を非難するおバカなマスコミ報道まであった。 あくまでも「戦争」という認識は示さずに。
身勝手な民間人のおかげで自衛隊は撤退すらできなくなったという人もいるが, じゃあ守備を米軍やオランダ軍に全面的に頼り政治的な思惑だけでイラクに居座り続ける「日本軍」は身勝手ではないのか。 そして, そのことにより「イラク戦争」に参戦し日本を憎悪の対象にしてしまいテロにも備えなければならない状況にしてしまった日本政府は身勝手ではないのか。
米軍は 6/E を目処に撤退を予定しているが「日本軍」はどうするつもりなのかね。 そのまま居座るつもりなのかな。 あぁ, だからあんなに必死に国連にアピールしてるのか。
ベイジアンフィルタの正式組み込みまで後もう少し。 って私は既にバリバリ使ってるけど。 今回のバージョンアップに伴ってデータベースを初期化し spam token をクリアしてみた。 BkASPil (「びーけーあすぴる」と呼ぶらしい)は IPBL を元に spam 判定したメールについて自動学習してくれる。 今回はどんな風になるのか楽しみ。
BkASPil は起動時の処理が重いので今回の高速化は大歓迎。 起動時にコケる場合は「インストール直後に発生する不具合について」を参考にするとよいらしい。
BkASPil のベイジアンフィルタは日本語のテキストに対応していないので注意。 日本語を含む漢字圏のテキストを解析するには専用のロジックを用意しないといけないので Plug-in で実装するのは難しそう。 でも一番多い spam は日本以外の漢字圏からのメールなんだよなぁ。 まぁ大抵 IPBL ではじかれちゃうのであまり問題にならないけど。
今週一番多かったのは spam よりウイルスメールよりエラーメールだったけど。(もちろん冤罪だからね)
巷では POPFile が人気らしい。 実はちょっとだけ使ったことがあるのだが, アレはちょっと...
UNIX 系のアプリケーションを無理矢理 Windows に押し込んだような感じ。 私に言わせればバッドラッパー。 プロキシサーバとしての機能も貧弱過ぎるし(最終的に他のメールプロキシとの連結方法が分からなくて断念したのだよ,私は), 何よりブラウザで操作させるというのが気に食わない。
GUI を何でも Web アプリケーションで実装しようとする今時の風潮を何とかしてくれ。 あの程度なら普通のダイアログベースウィンドウでいいじゃん。 ひとつサーバを立ち上げればそれだけ脆弱性を抱え込んでしまう可能性に気付いて欲しい。
学習のさせ方とかよく分からないし, 全体的にメンテに手がかかり過ぎる感じ。(フィルタリングツールがメンテフリーなのも恐すぎるが) 本当にあんな使いにくいものが流行ってるのか? いや, まぁ, ツールの使い心地っていうのは人それぞれなんだろうけど。
ところで POPFile って日本語テキストの処理能力が高いといわれてるけど(Kakashi がバンドルされてるんだっけ?), 中国語とかハングルとかどうなんだろ。 これらの言語をちゃんと処理してくれるならもう少し考慮の余地があるかなぁ。
そういえば、一時期はてなで盛り上がっていた萌えクリ本の企画とか、どうなったんでしょう。ああいうのに期待していたのですが。
だってさ > FlowerLounge の中の人。
「CCの理念はもう少し真剣に受け止め、長期的に取り組むべきものです」とか書いた端から既に過去形だよ。 今までのことは「ファッション」として切り捨てるということかな。
例えば Web ページ内に矛盾する著作権表記があるなら「矛盾してますよ」と言えばいい。 その一言が考えるきっかけになる。 ある意味ミニマムな「ロビー活動」だ。 みんな最初はそうなんじゃないの。
今までやってきたことは決してムダじゃない。 現に私のようなものでさえ雑誌に記事を書かせてもらえたりするようになっているのだ。 長期的な活動を目指すなら今くらいのペースがちょうどいいと思うけどね。 こういうことは自分で考えて自分で問題意識を持たないと意味がない。 「セールス」と同じ。 見た目にカッコいい啓蒙・キャンペーンは「私には関係ない」と思っている人達には決して届かない。
遂にアルカイダは日本人にも賞金をかけたらしい。 「日本やイタリアなどの親米同盟国の国民殺害にも金50グラムを支払う」だってさ。 (あれ,500グラムに訂正されている)
ちなみに米英人は金1キロだ。
日本人 20人 2人で米英人1人の計算。
って私等は「銀のエンゼル」か!
今のところイラク復興に本気っぽい(米英ではなく)国連の事務総長は金10キロだそうだ。
これで(外務省の退去勧告の有無に関らず)ジャーナリストや NGO をふくむ民間人がイラクに入るのは難しくなった。 米英軍の撤退プロセスに影響が出るのかどうか。
見ろ! 日本国内で「自己責任」がどうとかくだらん話をしている間に事態は刻々と変わっていくんだよ。
バカウケ!
住基カードを使って「年金加入歴と受け取り額の試算をネットで調べられる」ようになるらしいが, 結果の受け取りはメールなんだそうだ。 それって住基カード(厳密には公的個人認証サービス)を使った個人認証の信頼性は電子メールに劣ると認めているということか?
参考:
面白いと思うのは, 「ネオコン」と呼ばれている人達とアルカイダの思惑(というか利害)が一致しているように見えることだ。 これは例えばアナン国連事務総長やブラヒミ国連事務総長特別顧問に対しより高額な賞金が懸けられている点などを見てもそうだ。
アルカイダの戦略は明らかで, テロなどにより米英軍をイラクに釘付けにしイラク国民に反米英意識を植付けることでイラクを泥沼の戦場にすることにある。 この戦略が米英軍に対し最も効果的なダメージとして働くからだ。 しかもそれはアメリカを含む同盟国(日本もそのひとつ)がうまい具合にハマってくれたことでほぼ成功しているといってよい。
この状況を破壊する要素があるとすれば国連が提示しているイラク復興プランを実行されることであろう。 しかしこれを本当に実行されて困るのはアルカイダのみならずネオコンもそうだったりする。 何故なら国連の提示する復興プランが実行されればネオコンはイラクにおける政治的な足がかりを失う可能性があるからだ。
シロート考えだがここでネオコンがとる戦略は2通りあるように思う。 ひとつは取り敢えずブッシュ再選まで我慢して現在の撤退プロセスを容認すること。 もうひとつは国連の提案を一蹴して占領期間を延長すること。 アルカイダの殺人指令が出ているのだから, それを口実として後者に方針転換する可能性もあるワケだ。 もし後者を選択するとすればネオコンにとって必ずしもブッシュは必要ないと判断していることになる。 逆に前者を選択するならアメリカはイラクからの撤退とそれに続く復興プロセスに本気だと世界にアピールすることになる。
となるとキーになるのはラムズフェルド国防長官の去就かな。 大統領選挙をひかえたこの時期にラムズフェルド国防長官を切るのはやむを得ないだろうと思っていたが, 海外のマスコミ報道によるとそれを覆しかねない「世論調査」もあるらしい。
既にいろいろな記事が出てるけど, 取り敢えずこっちにリンク。
日本って見せしめ主義なんでしょ。 ってぇことは京都府警の見える範囲外なら大丈夫とか。 いや, アングラに潜るとかじゃなく, 例えば京都の ISP への(からの)IP パケットはすべて Reject するとか。 京都在住のユーザには(P2P を含む)ネットワーク関連のアプリケーションの利用許諾を与えないとか。 したら警視庁があるから東京もダメかな。
あるいは P2P の開発者は開発拠点を海外に移すとか。 韓国や中国じゃその辺の事情はどうなってるのかな。 それともコンテンツの共有という意味では先進国といわれている北欧あたりを拠点にするとか。 大物音楽アーティストとかって海外で録音したりするんでしょ。 準拠法を国外に置けば日本法に縛られる必要ないじゃん。
まぁ, それでも音楽産業コンテンツは救えないだろうけど。
最近では「絵文録ことのは」の解説など優れたコンテンツが出はじめてるけど, 2ヶ月遅いよな。 日本の国会でもうすぐ通過するってことは既に通ったも同然じゃんか。 日本の国会における「決議」は「祭りごと」であって「政りごと」じゃないし。
ざっとさらってみたら「輸入権」なんて1年前からの話。 今年の3月には IT@RIETI で真紀奈さんによるコラムもあった。 いくらでも議論する機会はあったしいくらでもムーブメントをおこすこともできた。 時期的にも3月頃がデッド・エンドだった筈である。 なのになんで今更ってのが正直な感想。
本当は誰も「輸入権」に反対なんてしてないんじゃないのか。 そう言ってみればカッコいいから言ってみるだけ。 これで法案が通っちゃえば「そんな時代もあったね」という感じでみんな忘れちゃうんだろうな。 「住基法」や「個人情報保護法」も今やそんな位置付けだし。
そういや DVD のリージョンコードだって(DeCCS と絡めて)あれほど話題になったのに, もう「そんな時代」があったことすら憶えてない人もいるんじゃないの。
何度同じことを繰り返せば学習するのか。 まっ私はファイル交換なんかしないし, 今時 CD (CCCD)も買わないからどうなろうと「関係ない」や。
逮捕報道そのものより, 周辺のコメントの方が気になる。 東大は完全に腰が引けてますな。 東大といえども, もはや「アカデミック・エリア」ではないという事かな。 当たり前かもしれんが。
(5/11 追記)
注射の練習とかで使う患者人形(そういうのがあるらしい)のことを「カオル」ちゃん(または君)っていうのは一般的なのかな。 ってかなんで「カオル」ちゃんなんだ?
(ツッコミより) 今日の最初の記事は(だいぶ妄想も入ってるけど)9割方本音。 私はちっとも毒があるとは思ってない。 でも, 「所詮妄想」とスルーしていただいてもかまわない。 私は今展開されている活動を邪魔するつもりはないし, この「戯れ言」にそれほどの力はないだろう。
これは「妄想」かもしれないがシニックでもアイロニーでもない。
実は「海外盤CD輸入禁止に反対する」も拝見したけど署名活動以外は中身がよく分からなくてパスしてしまった。(署名は 5/25 まで有効らしい) まさか署名活動のみってことはないだろうけど, ロビー活動は誰にでもできることではないし活動をしていること自体公にしない方がいいケースもあるだろうからなぁ。 言っておくが「ロビー活動」と「陳情活動」は違うぞ。
著作権法はほぼ毎年改正(改悪?)されているが, それに対する反応も毎年同じ。 改正案はどんなに遅くても年初には分かるのに騒ぎ出すのはいつも本会議の議決間際。 これでは誰にもなんのインパクトも与えられない。 「定時攻撃いつもの如〜し」(「ガンダム」を知らない人ゴメン) ってやつ。
かのシンポジウムには数百人集まったそうで(ライブを聞いてた人はもっと多いだろう)確かにたくさんの人が関心を寄せているように見えるけど, それはあくまでも私達の馴染みのスケールと比較しての話。 あの1999年夏の「通信傍受法」の時の盛り上がりに比べても全然小規模だしね。 例えば街に出てその辺の人達を適当に捕まえて「輸入権についてどう思いますか」と質問したらどうなるだろう。(これは面白そうだ)
でも本当は数の問題なんかじゃなくて, 輸入権にしたって他の著作権のことにしたって, 議論の前提となるものが当事者達の間で「共有」されていないということが問題なんだよな。 例えば「輸入権に反対します」とただ表明しても「輸入権」を問題と思っていない人やそもそも「輸入権って何?」な人達には絶対に届かない。 それは過去の多くの事例で既に証明されてしまっている。
本当の本音を言えば, 私は私の無力さ加減に疲れているだけなのかもしれない。(だから妄想なんだけど)
今回の件にしてもただ輸入権に反対するのではなく, 輸入権の問題の前提となるもの(あるいは背景にあるもの)を国会議員(野党じゃなくて与党議員)さんや音楽業界側の人達や, なによりも「輸入権って何?」ってな人達と「共有」できるような戦略が示される活動であるなら, 今回はうまくいかなくても「次はもしかしたら」と希望が持てるしポジティブな妄想も出来ようというものだ。 今は爪の先ほども見えないけどね。
ネガティブキャンペーンが失敗しやすいのは「反対」することが前面に押し出され過ぎるからかも知れない。 闇無き光(または光無き闇)は存在理由を失う。 闇と光はお互いに対立的に振る舞いながら相補的に作用する。 光と闇の二項対立を構築することは,光(または闇)にその存在理由を与えてしまうことに他ならない。 そういやアルカイダもそういう戦略だな。
前述の記事と併せて色々考えさせられるよ。 「前提」が不在(または共有されない)だから議論が乖離する。
妄想状態が続くおかげで向こう側で全く記事が書けない(書く気にならない)状態になっている。 でもあともう少し。 まだ遠くだけどゴールテープは見えてきたかな。 ちうわけで妄想状態もあと少し続きます。
ネオコン側からの圧力というのは思いつかなかった。 なるほど。 昨年のバグダッド占領直後から米英軍のおかしな行動は報じられていたし, 写真のインパクトは大きいとはいえ「何で今頃」という疑念の方が大きい。 何か大きな変化の前ぶれのような気もするのだが, シロートが勘繰れるのはここまで。
部室で展開されている話は相変わらず面白い。 が, 今回はちとノイズ多めかな。 リスク・バランスを考えた時に前提となるものが各々異なってるんだよね。 実際に裁判になった場合, そこを司法がどう判断するかだよな。
私にとってラッキーだったのは Winny などのいわゆるファイル交換ソフトに対する思い入れが全くないので, 「Winny 作者逮捕」そのものに対してはあまり感情移入せずにすんでいることだ。 で, 当面の心配は, Kira さんも書かれているように, 「ソフトウェア開発者ってかなり危険な仕事になりそう」に見えてしまうこと。 またファイル交換以外の P2P への影響も気になる。 日本やアメリカじゃ「P2P = ファイル交換」みたいに見られてるフシもあるしなぁ。 場合によっては自分が今やっていること(あるいはこれからやるかも知れないこと)に対する線引きの仕方を変えなきゃならないかも。
支援ページや寄付を募っているところもあるみたいなので, 興味のあるかたは是非。 (私はよっぽど身内でない限り寄付や署名はしない主義なのでパス。 でもまぁ今回に限れば成り行き次第だけど)
ZoneAlarm の日本語版が登場した模様。 モデムや無線 LAN 等で公衆空間に直結しているあなた。 パーソナル・ファイアウォールは必須アイテムですぞ。
著作権管理団体があれこれ言うのと警察が実際に権力を行使するのとでは話の次元がまるで異なる。 本当は著作権云々は方便に過ぎないのではないか。 となるとやはり気になるのはサイバー犯罪条約か。
「サイバー犯罪条約関連の刑事法等改正に関する公開セミナーのご案内」(5/14)なんてのもある。 行きてー。 無理だけど。
(追記) 「47氏逮捕関連緊急茶会」ってのがあるらしい。 こういう時って田舎暮らしは不利だ。
(更に追記) レッシグ教授へのインタビュー記事があるな。
こういう振る舞いができる人が日本にもいればねぇ。
時々 fabicon が Netscape のマークになっているところがあるよね。 まぁ個人サイトならどうってことはないけど企業や公的機関のサイト(「国会会議録検索システム」とか)で Netscape の fabicon ってのはどうなのよ。
今や Netscape は AOL のブランド。 君らみんな AOL の傘下か?
死者が出てしまったことでオランダが揺らいでいる。 政治的な思惑だけでイラクに居座り続ける「身勝手で自己責任に欠ける」自衛隊(隊員をさしているわけじゃないよ,念のため)のために判断が鈍ることなければよいが。
確かに自衛隊に被害者が出ないってのは奇蹟に近いよな。 もっともその奇蹟の背景にあるものを日本は踏みにじり続けているワケだが。
いや, spam の話。
先週末も平穏だった。 spam が日に100通切るなんて久し振り。 でも, IPBL やベイジアンフィルタに引っ掛からない spam は少ないながらも一定量(日に数十通)やってくる。 ハングルな spam は相変わらず多い。 なんでうちに来るんだろ。
どこから「イオンエンジンは燃費が悪い」なんて話が出たのやら。 毎日新聞, あんたのことだ。 ラズベリー色の記事書いてんなよ。
ちなみに「はやぶさ(Muses-C)」の地球スウィング・バイは 5/19 の予定。 このため3月末からイオンエンジンを止めている(軌道を正確に同定するため)。 5/12 にはスウィング・バイの為の軌道の微調整を行ったそうだ。 これには化学ロケットを使うらしい。
頑張れ「はやぶさ」。
「星の王子様ミリオンキャンペーン」には私も参加してる。
実は男性でデブ専という人は何人か知っているのだが, 女性のデブ専の人には初めて会った。 20代前半のスレンダーかつ可愛らしい見た目で, ちょっとぽんやりした感じの人。
彼女によると私くらいの体重・体型ではまだまだ甘いらしい。 最低でも 85kg, 理想は 100kg 以上なのだそうだ。
嗚呼, 私ってこんなところまで中途半端なのか! でもこれ以上太ると心臓に負担がかかるんだよぉ。
今回はちょっと真面目に考え中。 前にも書いたように Winny そのものに思い入れはないし寄付とか署名とか参加しない主義なんだけど, コンピュータエンジニアの端くれとして何か行動をしなきゃいかんような気がするのよ。 つっても本当に「端くれ」なんで金額は微々たるものだけど。
今回の件では裁判を通して京都府警を含む警察の思惑とかコンピュータエンジニアが社会に対してとるべき立ち位置とかちゃんと明確にして欲しい。 何でもかんでもリスクをエンジニアに背負わされたのでは堪らない。 それでは私達はエンジニアとしてではなく企業等の組織内で「部品」としてしか振る舞えなくなる。 エンジニアだけじゃないよ。 研究者や発明家だって同じ立場に立たせられる可能性もあるんだから。
例えば某所では今回の件を RFID とプライバシーとの関係と比較して「どうなのよ」という議論が少しあったが, 実際にはグリッド・ユビキタスやその実装手段のひとつになり得る RFID については, サービス提供者と消費者との間の綱引きのバランスがうまく保たれている例だと思う。 どちらの側にも傾き過ぎないように常に議論を積み重ねていくことが重要なのだ。 (研究者や開発者とサービス提供者が分離してそれぞれが役割分担していることも重要)
今回の件はそういったこれまでの努力を台なしにしかねない凶悪さがある。 そのへんどうなのよ, ってのが本当に知りたい部分なのだ。 警察が介入してきたんだからしっかり司法判断を示して欲しいものだ。
これはもう著作権云々だけの話じゃない。 後に控えている「サイバー犯罪条約」絡みの話にも通じるのだから。
(5/16 追記) うっ, 6/1 が期限なのか。 今月はイレギュラーな出費が多くて余裕がないんだよう。 どうしよう...
Opera 7.50 がリリースされた。 日本語版が出たら試してみようかと思っているのだが, 一方で 「Operaブラウザにアドレス・バーを偽装できるセキュリティ・ホール」 のような話も出てきてゲンナリ。
相変わらずインシデント対応が甘い。 バージョンアップしないと穴が埋まらないってのはどうなのよ。(6から7への移行の時もそうだった) コードに根本的な問題があるのか。 それとも単にユーザをなめてるのか。 最近じゃケータイのブラウザにも採用されているらしいが, こんなことで大丈夫なのか?
「K嬢の長野県政ウォッチング日記」の RSS が公開されている。 ブラボー!
重力波干渉計 LIGO による観測データをおうちにあるパソコンで解析しよう, という分散コンピューティング・プロジェクト。 もし重力波を発見できればノーベル賞もの。
取り敢えずサインアップしてみた。
「リクナビ NEXT」と「@IT ジョブエージェント」に登録する。
リクナビの方は以前登録しかけていたんだけど, 職務経歴書を書くところでギブアップしてしまいそのまま放置していた。 今みたら Yahoo サービスの一部になってたり。 以前のアカウント情報を忘れてしまったので新たに登録。 @IT の方は何となく。 まぁ Orkut みたいな何だかよく分からないサービスよりは期待できそうだし。
しかし私のようなヤクザもんがこういうサービスを利用するのは気が引ける。 資格とか何も持ってないからなぁ。 唯一アピールできるのは経験年数と職務経歴くらいなんだけど, 職務経歴書を書くのは難しいよね。 秘守義務を伴うものは書けないし, かといって何も書かないのは面白くないし。
今すぐどうこうというわけじゃないんだけど, 準備だけは怠りなくということで。 職務経歴は整理して後日更新しよっと。
面白い。 面白すぎる!
これまでの(私から見れば不毛な) blog 議論をちゃぶ台からひっくり返す素晴らしいコメント。 あぁ私は「ブロガー」じゃなくてよかったよ。 他人事,他人事。
「負ける権利」を認めないというより, 「負け」を許容できない精神的な弱さのようなものが美化され過ぎているというか... 4コマ漫画「ラディカル・ホスピタル」ではさらりと「負けを認めないシステム」とか書かれていて, 個人的にはそっちの方がしっくり来るのだが。
私達「黄色矮星人(Yellow Dwarf)」は「2人いれば力競べをせずにいられない種族」(by 野尻抱介)だ。 文字通りそういう星の下に生まれた生物なのである。 だから「負ける」ことにもタフでないといけない。
しかし実際には誰もが「負ける」ことにタフであるわけではないだろう。 ましてや現代は多様化する価値観が混在する世の中だ。 「負ける」ことにタフでない人達が逃げ込める場所も必要なのだと思う。 それが最近の「オンリーワン」指向だったり「勝ち組」の幻想だったりするのかもしれない。 (本来の意味はともかく)セールストークとしてのキーワード「癒し」にしても「逃げ込める場所」として提供されるものだよね。
しかし「逃げ込める場所」というのは一時的なものに過ぎない。 いずれはそこから出て行かなければならない。 それが黄色矮星人の宿命なのだ。 「力と美」の「美」は「負け」を認めるところから始まる。 「負け」を認めなければその先にある(かもしれない)ものは永遠に手に入らない。
今回の件で何故かプロメーテウスの有名な話を思い出した。
しかし, プロメーテウスを磔たクラトス(権力)とビアー(暴力)の役は京都府警に割り振るとして, 肝心のプロメーテウス(知性)役が見当たらないような気が...
今回登場するのは「鉄の種族」である「人間」ばっかりだからな。
なんか最近の TV 見てるとクイズ番組に「脳内サプリ」とか言ってるし, エアコンの CM までサプリがどうのって。 「サプリメント」なんて奇麗事を言っても所詮「ドラッグ」だしょ。 みんなそんなにドラッグ塗れの生活がいいのか?
いいなぁ, セミナー行きたかった。 個人的には輸入権より Winny よりこっちの方が心配だよ。 どうしていいのかよく分からないもん。 誰かスパッと分かりやすく説明してくれないかなぁ。
凄いなぁ。 いや, 「編集部注」の最後のほうにある
関連して、全楽曲にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを採用する音楽レーベルMagnatuneのオーナーJohn BuckmanのBlogでは、ディストリビュータがマイナーレーベルのCDを意図的に大量注文したのち店頭に並べず倉庫に保管し、期限間近になってから一斉返品することでキャッシュフロー上の打撃を与えようとする慣行に触れている。
という話。 そういうやり方があるのか。
NEET: Not in Employment, Education or Training
パラサイトだろうがなんだろうが働かなくてすむんなら別にいいぢゃん, と思ってしまうのだが(NEET が多いから税収が減るという論理は正しいのか?), そう単純な話でもないらしい。
『伽藍とバザール』の功罪については個人的にも納得するものがあるが他は分からん。 う〜ん, ちゃんとよんでみたい。
「ネオコンは中道派のスパイ?」はウケた。 やっぱ陰謀論を唱えるのならこのくらい言わないと面白くないよなぁ。 巷で言われる Winny 絡みの陰謀論なんてちまいもんだ。
個人的に気になるのは今回の日朝首脳会談について中国やアメリカが何も言わないようにみえることだ。 5,6月の最も食糧が不足する時期に北朝鮮が欲しているものは明らかで, 世間では今回の拉致問題解決もそれと引き換えにする形のものになるだろうという予想のようだ。 しかし, これは文字通り北朝鮮の延命に繋がるものであり中国やアメリカ(少なくともアメリカ)は容認しないんじゃないかと思うのだが, 日米の電話会談の話を聞くとそんな風でもなさそうなのが不思議な感じである。
というわけで22日の日朝首脳会談については世間とは違う意味で注目している。 ひょっとして小泉首相は今回の会談をわざと決裂させることで北朝鮮に対する圧力に大儀を与えるつもりなのではないか, なんてちまい妄想もしてみたり。(参院選前にそれはないだろうけど)
この手の見解をする記事ってのはあまり見ないな。 今回の件については著作権云々とか業界の思惑とかじゃなくて「サイバー犯罪条約」絡みで考えた方がいいと思うけどね。 となるとどうしても「匿名性」の問題を避けて通れないワケだけど, 個人的には「Winnyの存亡より匿名性の存亡が心配だ」みたいなのもちょっと... という感じ。 (うまく言えないのでアレだが)
あるシステムで「匿名性」を確保するためにはシステムの外部に対してのみならず内部に対しても「匿名」でなければならない。 つまり「匿名」であることが完全に Controllable であるということだ。 しかし Winny は本当にその要件を満たしているのか。 たしかにいわゆる「トラフィック解析」に対してはある程度有効かもしれないが, それは必要条件の一部に過ぎない。 もし本当に「匿名」であることが Controllable なら先の京都府警や自衛隊における情報漏洩もなかった(もしくは回復手段がある)のではないのか。
あと Winny と CC を同列にみるってのも「う〜ん」な感じ。 そもそも非合法なコンテンツや「誰のものでもない」コンテンツについて CC は「およびでない」だし。
最初のニュースを見て「なんじゃそら?」と思っていたが, 今 jp.opera.com に行ってみたら opera.livedoor.com にリダイレクトされるじゃん。 何? 何がどうなってるの? 既存のユーザは放ったらかしかい! 責任者出てきてちゃんと説明しろ!
もう絶対 Opera 使わん! こんななめた真似するベンダにお金を払ったなんて情けなさ過ぎる。 インシデント・レスポンスが甘いのもユーザに対する姿勢に根本的な問題があるとみた。
(追記)
これによると7月の発売まで Opera 7.50 の日本語版は出ない模様。 7.50 より前のバージョンには脆弱性があるが, 日本語版に関しては最悪で1ヶ月以上放置されることになる。(どうしてもということなら英語版を入れるしかない)
しかし現時点(20日早朝)でユーザにメールのひとつもよこさんとはどういうことやねん, とやすし師匠風に肩をいからせてみる。 怒るでしかし正味の話。
ところで例の「幇助で逮捕」の件だが, どうしようか本当に悩みはじめている。 ネットを巡回して色んな話を読んでいくと 「エンジニアの端くれとして寄付に参加することに本当にメリットがあるのか?」 という気持ちになってくる。 何度も書くが, 私には Winny や Winny の開発者を擁護する気持ちは全くない。
まぁまだ時間はあるしじっくり考えよう。
ここではリンクのみ紹介。
匿名サービスとプライバシー(権)との関係を考えるために「リメーラー」を紹介する。
なんで Winny じゃないかというと, 私自身が Winny ユーザではないことと, 巷の Winny や Winny 開発者に対する言説がどちらかに偏りすぎていて読み手としてあまり参考にならないように思えるからだ。 そこで話題を匿名性とプライバシーとの関係に絞り, あえて他の事例を持ちだすことで脳みそをいったんクールダウンさせようと思う。 なお, ここで書く話はおそらく今回の裁判においてはあまり争点にならないと思われるのであしからず。
「リメーラー」について簡単に説明すると, 匿名でメールを配信するシステムで, 発信者の情報とトラフィック履歴を消していくつものサーバを経由することで「データ・ロンダリング」を行い, トラフィック解析をより困難にすることができるものだ。 またパケット分割等を行いトラフィック解析を更に困難にするものもある(ご指摘ありがとうございます,崎山さん)。 これと PGP によるメッセージの暗号化を組み合わせることでメール・メッセージの匿名性を確保しようとする。
Winny とちょっと似てるでしょ。 Winny と「リメーラー」との最大の違いは, 「リメーラー」においてはやり取りされる情報に「向き」があることだ。 どのような経路を辿ろうと最終的には必ず受取人(Recipient)に辿り着く。 そして情報は受取人以外に読まれる必要がない(または読まれたくない)という事である。 Winny でやり取りされる情報には「向き」がない。 従って情報の位置(Location)を不定(あるいは不確定)にすることができる。 (しかしこれこそが私が Winny をして匿名サービスと呼ばれることに懐疑的になる理由なのだが)
昔「リメーラー」について調べていた時期があってネット上にもいくつか面白いコンテンツがあったような気がするのだが, どこにあったか忘れてしまった。 書籍では『暗号化 プライバシーを救った反乱者たち』の「暗号アナーキスト」の章にリメーラーおよび匿名サービスについての考察がある。 ここに書かれている内容は非常に重要なので立ち読みでもなんでも読んでみることをお薦めする。
ただし, 「暗号アナーキスト」に書かれている内容はあくまでも欧米の事情である。 日本ではそもそもプライバシー(権)に関する考察や議論が浅い。 これは 「RFID 反応リンク集」 や 「固有IDのシンプル・シナリオ」 を巡る議論を読んでいて痛切に感じた。(まぁ私も他人のことは言えないのだが)
あと Google でざっと漁った限りでは以下のコンテンツが有用かも知れない。(他にもあったら教えて)
また venona さんの「匿名電子メールのページ」では英語コンテンツへのリンクが紹介されている。
注意しなければならないのは, 匿名サービスは必ずしもプライバシー(権)を守るための必要条件ではないということだ。 また匿名サービスが社会にもたらしたインパクトも無視すべきではない。 しかしそれでもプライバシー(権)を守るために匿名サービスが必要な場合があるということも頭に入れておく必要がある。
(5/21 追記) ツッコミありがとうございます。 文中で紹介されているコンテンツを紹介しておく。 様々な匿名サービスを見比べるのは大切なことだと思うので。
こうして考えると Winny は匿名サービスというよりはもっとプリミティブな「データ・ロンダリング・サービス」と考えた方がいいのではないか。
もちろん「データ・ロンダリング」は匿名サービスの要素技術のひとつであり Winny はそれを備えるサービスであるが, 匿名性に関して余り配慮されていないように思える。 Winny では(いや,P2P 型のファイル交換サービスは大抵そうなのだが)情報の位置を不定にする代わりに過剰なまでの検索性能を備えている。 つまり「過視的」なのである。 これがプライバシー(権)を守りたい人にとって脅威になる場合がある。
(かなり感情的な内容なので,あまりマジに受け取らないように) 今回の「逮捕」についておそらく裁判上の争点とは別の部分で「腹立たしい」と思ってしまうのは, Winny の作者がまさに「人身御供」を演じさせられているように見えるからだ。 (ひょっとしたらご本人は全くその気でやっておられるのかもしれないが)
「人身御供」というのは要するに「生贄」のことだが, 日本では特別な意味がある。 また「人身御供」は宗教儀式としての「食人」を指すものでもある。
あまり生々しい話は避けるが, 「人身御供」というのは「牲(にえ)」となる人に「穢れ」を纏わせ, それを「神」に捧げることで「祓い」を行うのである。 「祓い」を受けた「牲」は神聖な存在であり, それを食すことで自らの中にある「穢れ」も祓うことができるのだ。 故に「人身御供」になるひとは「牲」であると同時に「司祭」(つまり神の命を受ける「命(みこともち)」)でもある。 「人身御供」とは「鬼ごっこの最後の鬼」と言ってもいいかも知れない。
Winny というプラットフォームにおいて違法行為が行われているのは紛れもない事実だろう。 そして Winny の「情報の位置を不定にする」機能により, 一度違法(あるいは違反)コンテンツが放たれると Winny に参加している全てのユーザが共犯関係になってしまう。 しかしだからといって Winny ユーザ全てを取り締まるわけにはいかない。 違法行為を行うユーザを一人二人捕まえてみたところで Winny から違法コンテンツが消えるわけではない。 また WinMX のように特定のサーバを持つわけではないから「管理者」を捕まえるわけにもいかない。 だから京都府警は「幇助」などという妙ちきりんな名目を使ってでも「開発者」を捕まえざるをえなかったとも考えられる。 (もちろんその「妙ちきりんな名目」については異を唱えるべきなのだが)
しかしこれは違法コンテンツという「穢れ」を「開発者」に押しつけ, 警察権力に捧げる「人身御供」に他ならない。 故に「開発者」は「牲」であると同時に「司祭」でなければならないのだ。 こんな理不尽がまかり通ってしまう Winny というサービスやそのユーザは一体何様なのか。
もし「開発者」が裁判で勝って無罪になれば, 取り締まりの目は再び「ユーザ」に向かわざるを得なくなる。 おそらく以前よりも強引かつ巧妙な形で。 はたしてみんなそこまで分かった上で「支援活動」をやっているのだろうか。 「鬼ごっこの最後の鬼」は一体誰なのか。
なんで3月に合意済みなのに今になってこんなドタバタになるんだ。 どうにも釣り銭を誤魔化されたような気分。
まぁいいや, 現在のユーザは手続きさえすれば無償で 7.5 にアップグレードできるらしい。 お金がもったいないので手続きはするつもりだが, もう使わない。 ユーザ放置のこんな茶番を見せられたのでは。
ちなみに今だにメールの一通もよこしやがらねー。 まぁセキュリティ・インシデントが公表されても注意喚起のメールすらよこさないようなところだからな。 Web ページに情報を載せるだけ(本家より)トランスウェアの方がマシだったけど。 ダウンロードページを見る限り livedoor もそういうことする気はないようだな。
ありゃ,まっ。 こりゃヘタに 6/15 以降のユーザ登録に応ずるのも考えものだな。 両者を比べると, どうにも livedoor の発表は胡散くさすぎる。
同じ製品に対して販売企業が変わるということはよくある話なので別にどうということはないのだが, サポートを移管するということはユーザ情報(つまり個人情報)が別の会社に移動することを意味する。 ここで個人情報保護法が効いてくる。 つまりユーザに対して事前の承諾なしに個人情報を別の会社に移動することは許されないのだ。
とはいえこの場合, livedoor のサポートを受けるかどうかの最終的な決定権はユーザにあるし Web ページや電子メール(パッケージを買ってる人なら郵政省メールもあるか)で事前に告知しておけば済む話である。 それがこの茶番劇なのだから呆れてしまう。
ただし livedoor が新規にユーザ登録情報を収集するのはあり。 従って livedoor が「アップグレード」と称して新規にユーザ情報を登録させようとする可能性もある。 この場合, livedoor が提示するプライバシーポリシーがどうなっているかちゃんとチェックすべきだ。
裏で何がおこってるのか知らないが(知る気もないが), 賢いユーザなら両社間で合意がとれていることを確認できるまで, 少なくとも元のトランスウェア社から電子メールなりでユーザに直接説明があるまで迂闊に動かない方がいい。 まぁそれまで例の脆弱性が放置されてしまうのが問題だけどねぇ。
最近 livedoor 頑張ってるみたいだけど, 今回の一件で私の中では完全に「I do NOT trust」だよ。 Opera ASA もな。
どんなサービスでも基本は対等な立場での「インフォームド・コンセント(説明と同意)」だよ。 それなくしてベンダとユーザの間で信頼関係は築けないしリスク・コミュニケーションも成り立たない。
(5/22 追記) トランスウェア社からやっとメールが来た。 「Operaに関する一連の発表に関して追加のご報告」 とほぼ同じ内容。 つまり現時点では迂闊に動くなっちうことである。
後者は前者を受けてか書かれたものなのかな? Winny 絡みの話はもう書いちゃったのでパス。
真ん中へんに書かれている 「私たちは一度「ライセンス・バブル」を通過する必要があるのです」 という話には激しく同意。 私がよく書く「俺ライセンス」ってやつかな(違ってたらすみません)。 DRM についてはよく分からない。
そういう意味じゃ CCPL ってきっちりでき過ぎてて後続が出にくいってのはあるかもしれない。 意図が伝わっていればもう少しラフな「俺ライセンス」がいっぱいあっていい筈だよね。 ってぇことは「CCPL から離れた位置からの CC プロモーション」が「次の一手」なんじゃないのかな。 どういうやり方にしろ日本で「次の一手」を指せる人がいるのかどうかという問題があるけど。 っていうかそれ以前に CC/CCPL の知名度が低すぎるんだけどね。
オンラインソフトはかつて「ライセンス・バブル」を経験している。 その上で今の状況がある。 また「オープンソース」に企業が参加する過程でこれから別の意味での「俺ライセンス」が乱発される可能性もある。 他のジャンルのコンテンツでも似たようなことがおこるんじゃないかと昨年あたりは期待していたのだけど, 全く気配もない。
あと日本では「パブリック・ドメイン」に対する妙な誤解と「誰のものでもない著作物」という妙なこだわりが幅を利かせてて, それが国内での議論のバリエーションを狭めてるんじゃないかという気がしている。 個人的には「誰のものでもない」ものを法でコントロールできるのかどうか疑問。(教えて偉い人)
私としては RDF の応用についてもう少し考えていきたい。 RDF の CC 語彙はとてもよくできていて CCPL のみに使うのはもったいないと思う。 例えば国外では CC-GPL のような応用も提案されているが, そういう動きが国内でもあっていいのではないか。 ただし, CC 語彙の応用を実現するためには RDF の文法を完全に解釈できるパーサとそれを応用した検索サービスが必要。 現時点でそういうものは見かけない。(FoaF Explorer あたりはかなりいいとこなんだけど)
一から「俺ライセンス」を考えるのは難しくても RDF の CC 語彙をベースに考えていけば, 意外にうまくいきそうな気がする。
ってなことを実は3月始めあたりから考えていて, できればレッシグ教授来日までにペーパーだけでも CC-jp に送ったら面白いかも知れないと思っていたのだが, 現在まで続く修羅場状態のおかげですっかり放ったらかしである。
うちも一応雷除けのバリコンとか付けてるんだけどねぇ。 でもあれって直撃の場合はほとんど意味がないからなぁ。
以前「注目している」と書いた手前, 渋々でも感想を書いておくのが筋なんだろうな。
いや, 私は一国の首相が決意してわざわざ出掛けるんだから何か思惑があるんだろうと思っていた。 しかしどうも違うようである。 こんな事務レベルのやり取りに何でわざわざ首相が出掛けるんだ。 日本の総理大臣はいつから外務省のパシリまでやるようになったんだ? サービス満点だな,おい。
見方によっては日本は相当なめられてるってことだよな。 交渉に肩書きが必要なら川口外相にでもやらせれば済むことだ。 っていうか川口外相の方がうまくやれると思うぞ。 何をそこまで卑屈になって壊れかけてる国に首相まで送り出さなきゃならないのか。
こんなの外交じゃねーよ。 またひとつ, 日本が世界に恥をさらしてしまった。
AAA!CAFE からのメールがやたら来る。
前にも書いたが, 確かに以前「無料ホームページ」サービスに申し込んだが全く音沙汰もないし, 「ID紛失返信希望」まで出したのにこちらも全く反応ナシ。 にもかかわらず広告メールだけは来やがる。
ちうわけで, aaacafe.ne.jp ドメインからのメールは全て spam としてゴミ箱に捨てることにした。 あしからず。 あーあ, 質悪いのにひっかかっちゃったなぁ。
例の国民保護法案, 20日に既に衆議院通過しちゃってたのか。 忙しさにかまけて全然ウォッチしてなかった。 つか, 小泉首相のお騒がせ訪朝の真の目的はこれか? (とか言ってみる)
「輸入権」なんかより格段にヤバいこの法案。 修正法案が審議されだしたのも4月下旬からだしなぁ。
昨日今日と TV 報道なんかは小泉首相への批判一色にみえるが, 今回なんで北朝鮮に「人道支援」したのか, その理由を納得できる形で説明していたところはないように思える。
つか, 「子供を返してもらうために人道支援を決定した」といった説明しか見当たらん。 でもそれはおかしな話。 今回の流れなら, ちゃんとまともな「外交」をすれば「お土産」なしでも今回の5人は返して貰えた筈である。 ということは「人道支援」は(小泉首相が言う通り)別口の話と考えた方が自然な気がする。
というより今回の訪朝は「北朝鮮の延命措置」が主目的じゃないのか。 子供を返してもらうのはオマケって感じ。 それこそ「手ぶらじゃナニだから」拉致被害者の子供を「お土産」として持たせたようにしか見えない。 そういや, 前の訪朝のときは松茸かなんかもらわなかったっけ。
問題はそんなことをして小泉政権になんのメリットがあるのかということだ。(もちろん日本にとってはなんのメリットもない) アメリカが何も言わない(評価するコメントはあったが)のもよく分からない。 この時期に北朝鮮を延命するような措置を行うのは戦略上巧くないと思うのだが。
誰かちゃんと説明してくれ。
ミーハーまる出しで申し訳ないが, 私は菅野美穂(敢えて呼び捨てにしちゃうけど)のファンなのだ。 しかも菅野美穂の「声」のファンなのだ。 だから菅野美穂のモノローグの多いドラマが大好きなのだ。 今回の月9みたいに。 「風のリグレット」とか大好物ですよ。
あぁ見た目が田中麗奈ちゃん(彼女は「ちゃん」付けにしてしまうけど)で声が菅野美穂ならパーフェクトなのに。 おぢさんが「ハンバーグステーキおごるから」!
おそらく連動はしていないであろう両者の記事を無理から「繋いで」読んでしまうのが私の悪い癖かも。
コンテンツの価値はあくまで利用者が決めるものだと思うが, 作り手だってそれなりの思いはあるもの。 こんな辺境のコンテンツだって「戯れ言」と「完成図書」は意図的に分けている。 もちろんこんな分類が読み手にとってさほど意味のないものであることは百も承知だ。
故に敢えて「情報に貴賤はある」と言ってしまおう。 しかしだからといって「貴」と「賤」を分かつ絶対的な基準など存在しないのだ。 このような構造であるからこそ「美文書」も「戯れ言」も「きれい事」も「罵詈雑言」も公衆の場に同列に晒せると思うのだ。 もしコンテンツの貴賤に絶対的な基準があるならネットはもっと世知辛い筈である。 私なら恐ろしすぎて個人サイトなんか立ち上げられないよ。
このように考えるなら CCPL はどうでもいい「戯れ言」を安心して公開するための装置としても機能するのではないかと思うのだ。 「戯れ言」に「All rights reserved.」なんてただし書きする方がよっぽどおこがましいし, だからといって保留する権利範囲を示さずにいたために何年も経ってから問い合わせされるなんてこっぱずかしいぢゃん(← 自意識過剰)。
「CCPL を適用する価値」 について言及する人は洋の東西を問わず結構おられるようだが, 私は敢えて「weblog/web日記のような気軽な書き物」だからこそもっとカジュアルに CCPL を利用しよう, と主張してみたい。 実際, 自発言(または行為)が周りに与える影響が大きい人ほど自らのコンテンツに CCPL を付与することに抵抗があるのではないだろうか。 (コンテンツがこのような構造を持つが故に CCPL に対して悲観的にならざるを得ないという意見はあるかもしれないが, 私はそれは単にプロモーションの問題だと思っている。 日本に CC/CCPL を上手にプロモートできる人が見当たらないのは確かに悲観材料だけど)
あと, これは私の見方が偏っているのかもしれないが, Creative Commons を Knowledge Base (具体的に言うなら図書館や美術館のようなもの?)っぽく解釈している人が多いのではないだろうか。 しかしこのような解釈は(梅田望夫さんのいう)「PC 世代」的な発想で, ネットを含む現代の状況にはマッチしていないように思える。
「じゃあ Creative Commons が何か説明してみろ」と訊かれるとうまく説明できないので困ってしまうのだが, イメージ的には「玉石混交」よりももっとカオティックなもの, かなぁ。
だいたい Creative Commons が Knowledge Base のような感じできっちり区画整理された「場」なら RDF やそれを使った検索サービスはあまり重要ではないだろう。 (商業サービスで DRM が必要なのはコンテンツ管理のためではなく顧客管理(フィルタリングとゾーニング)のためだ)
体調悪いので一回休み。 いや, ここのところずうっと悪いのよ。 仕事が一段落したら本格的に診てもらお。
(追記) ってなことを書いたからかどうか分からないが, しばらく会ってない友人からケータイメールもらった。 ありがとう。 持つべきは友達である。
なんとも分かりやすい組み合わせですな。
それはともかく, 今日は例の日本に不法入国していたアルカイダメンバ関連のニュースばっかり。 今回の件についてはエシュロンが大活躍だったらしい。 エシュロンの恐さは(その盗聴能力以上に)検索能力にある。 ってな話は今更か。
ヨーロッパじゃエシュロンの脅威は現実的だけど (「EU、量子暗号の通信システムで米のEchelonに対抗へ」とか), 日本ではどっかの新聞が取り上げてくれた以外はあまり表沙汰にならないような気が...
ツッコミをいただいたので(どうもです), もう少しだけ。
今アメリカは極東(特に韓国と日本)から急速に兵力を引き上げている。 「引き上げている」というのは厳密ではないな。 まぁ今風に言えば「リストラクチャリング」というやつだ。 これは911以降「テロとの戦い」に対応するための「10-30-30」計画に基づくものらしい。 しかしこの戦略を現実のものとするには結局は国際協調路線をとらざるを得ない。 それは今回の「イラク戦争」の泥沼化が教訓として教えてくれたものだ。
もともと国務派(って言うんです?)は極東に強い。 中国と台湾, 韓国と北朝鮮などという対立関係をコントロールすることで極東に足場を築いてきたという経緯がある。 しかしそれもせいぜい「冷戦後」までの話である。
北朝鮮の核問題に関してはアメリカと中国の利害は一致している。 北朝鮮が本当に戦争に使える核兵器とミサイルを持っているのだとすれば, それを最も脅威と感ずるのは他ならぬ中国だ。 しかもマヌケな事に北朝鮮は, 昨年の米中朝会談のときに核兵器存在の可能性を(中国の前で)ほのめかしてしまった。 そこまで言われてはいくら中国でも「本気」の対応をとらざるを得ない。
しかし実際には北朝鮮が(戦争に使える)核兵器を持っていると信じている国は(マスコミ報道は無視するとして)殆どないだろう。 日本の自衛隊が購入する予定の, あの(使えないともっぱらの噂の)ミサイル防衛システムにしても名目上は北朝鮮のミサイル開発への圧力ということになっているが, 仮想敵としては明らかにその向こう側の国を意識している。 北朝鮮を本気で脅威と感じている国はいないのではないか。 「6ヶ国協議」は実質的には「北朝鮮崩壊後」を話し合うための場である。
日本以外の国にとって「拉致問題」はあまり重要な問題ではない。 アメリカなら北朝鮮を「テロ支援国家」とみなすための理由付けとして必要だと思うかもしれないが, そんなものなくても核兵器の開発・輸出の(でっち上げでも)可能性があれば十分だろう。 「拉致問題」は日朝間の問題なのだ。 しかし日本は「拉致問題」を独力で解決するだけの器量を持ちあわせていない。 それは今回と2002年秋の日朝会談の結果を見れば明らかだ。 北朝鮮の恫喝外交に卑屈に尻尾を振る国は世界広しといえども今や日本だけではないだろうか。
ここからは個人的な感想だが, 今回の訪朝についてあれ以上の成果は期待できなかっただろう。 そういう意味ではまぁよくやったと言えるのかもしれないが, 成果が「あの程度」と予測できたのなら逆に総理大臣が行くべきではなかった。 事務レベルの問題として処理可能な範囲だからだ。
故にこの件に関して小泉首相が「わざわざ」行ったのには別の意図があるんじゃないかと勘繰ってしまうのだが, そこで分からなくなるのである。 それともやはり小泉首相は毅然として何もしない「弱気なライオン」なのか。
なお, 個人的には今の極東情勢に乗って日本の軍事力を強化するのはアリだと思っている(私はガチガチの平和主義者ではないのであしからず)。 中国主導で進行する「6ヶ国協議」は, 日本にとってはアメリカ軍事力への依存度を減らす絶好のチャンスだ。 もっとも「拉致問題」ですらあの体たらくでは, せっかくのチャンスも指をくわえて見てるだけで終わるだろうけど。
テロ組織が核兵器を使う可能性も殆どないだろう。 もちろん完品が手に入るならありえなくもないだろうけど。 核兵器の開発・製造は甘くない。 核爆弾の原理は単純かもしれないが, 兵器として使えるようにするには更に深いノウハウが必要。 原料があれば作れるというものではない。 少なくとも一回も核実験することなしに核兵器を完成させることは無理だろう。
しかし核兵器を買うくらいなら, 同じお金で通常兵器や化学兵器をたくさん買ったほうがお得である。 核兵器は国家間の戦争に対しては「最後の切り札」になり得るが, テロやゲリラ戦に使うには取り回しが悪すぎる。
久し振りにホームズシリーズを全部読み返してみようかな。 (ミステリはホームズしか読まない人)
明星から出てる汁なし坦々麺にハマり中。
いや, さすがに店(舟入にメチャメチャ美味い汁なし坦々麺の店があるのよ)で食べるのよりは味が落ちるけどさ。 でも, こっちも美味しい。
汁なし坦々麺の美味しい食べ方: 具(肉とネギ)を大盛りで頼む。 ご飯も同時に注文。 具をよけ気味に坦々麺を喰う。 このときご飯をおかずに食べると辛いのが苦手な人でも割と食べれる。 ただしこの時点でご飯を全部食べてしまわないこと。 麺を全ていただいたら具の入った器に残りのご飯をぶっ込む。(ご飯に具を乗せるのが正統という人もいる) 具の乗った飯をひたすらかき込む。 以上!
とういうわけで明星さんには「かやく」多めで是非お願いしたい!
現在人気を集めているチワワ種が元々は齧歯類(げっしるい、ネズミ、リスなど)の一種であり、それが何世紀にも及んで犬のように育てられた結果、現在の姿になったことである
また実験ではチワワだけでなく、現在知られている数種類の犬が元々は違う動物を起源に持っていたことが明らかになった。ラサアプソはチベットの雪ウサギ、ペキニーズは中国の水生ネズミ(ドブネズミなど)、シーズーはヤマイタチ、ヨークシャーテリアはハトといった様子である。
わっはっは。 ビバ! バイオテクノロジー!!
どうせなら人間もやるべきだよな。 したら起源が犬とか鳥とか河童とか山童とかいろんなのが出てきそうなのに。
いや, 皮肉でも何でもなしに「セカイ系」ちうのがよく分からんのだが。
過剰な自意識を持った主人公が(それ故)自意識の範疇だけが世界(セカイ)であると認識、行動する(主にアニメやコミックの)一連の作品群のカテゴリ総称。
って書いてあるけど, そうじゃない作品(つまり「自意識の外部」を想像できるキャラクタ設定)ってのがあるってこと? その方が凄くないか? そんな人現実にもいないだろう。 あっ, ないから作品として作ってしまうのか?
わからん。 奥が深い。
これもよく分からんのだけど, 報道で言うイラクの「民兵」ってのはどこまでを指すのかな。
何をもって「民間人」と区別してるのか。 そもそも戦闘中に区別なんかしてるのか。 「殺しちゃったから民兵として報告しとけ」 ってな話じゃないのか?
この辺が日本とヨーロッパの違いかねぇ。 いや, 日本もそれなりに頑張ってることは確かなんだけど, きっちり実装(つかプロモーション)に結びつけてくるところなんかさすがだよねぇ。
まぁニュースを見る限り, 実現に向けてまだまだ微妙な部分が無きにしも非ずだけど。 でも, 例えば NHK あたりでは逆立ちしたって出来そうもないよな。
既に予約が出来るらしい。
日本人一人につき金500グラムらしいからなぁ。 やっぱそっちの線かなぁ。
もしそうなら, これを機に歯止めがひとつ外れる可能性もあるワケだ。 (もちろんシロート考え)
テロなのに立てこもってどうするんだろうと思っていたが, 突入のタイミングで自爆等の攻撃を行う手もあるのか。
なるほど, そりゃあ迂闊に手を出せないわ。