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せち日記 (2002年02月分)

2002年02月02日

(-_-;)

朝帰り時刻最長不到記録更新中...

そういや

明日は打ち上げなんだね。 見なくちゃ

人身御供

今回の雪印の事件から連想した言葉。 特定の「誰か」(大抵は行きずりの人) に穢れをつけ, その「誰か」を「祓う(=殺す)」ことで穢れも祓えるという古式ゆかしい日本の風習である。 (日本以外にもそういう風習はあった (ある?) そうだが)

(社会現象としての) 「狂牛病」という穢れを雪印ごと祓った食肉メーカはさぞかし安心した事であろう。 被害を受けたのは畜産農家くらいで, 政府もマスコミも消費者 (と呼ばれる大衆) も一連の騒動が終われば忘れちゃうに違いない。

GHZ

最近はカタカナで 「ハビタブルゾーン」 なんていうんだね。 「生命圏」 でいいじゃない。 私はそう習ったぞ,学生の時。

前回ちょっと書いた 文献 [34] の話。 内容的にはNHKスペシャルで放映されたものとダブるが, より具体的に書かれているのでこちらの方がお薦めだ。 GHZの概念は今後のSETIの方向性を決める上で良い指標になるのではないだろうか。 ただし,GHZの規準はあくまで「地球」なので, それをそのまま鵜呑みにするのは問題があるかも知れない。

今回も 「フェルミのパラドックス」 が引用されているが, 今回の記事を読んでふと思った。
もし本当に地球が銀河の一等地で地球以外に知的生命がいないのなら, 宇宙開発として太陽系外に進出するのは不毛な行為ではないのだろうか。 テラフォーミングなどで一時的に住めるように改造することはできるのかも知れないが, 知的生命が進化できない程不安定な恒星系なら, 結局は 「仮住まい」 以上のものは望めず採算があわないような気がする。 (将来にわたって今の市場経済のシステムが支配的であると仮定してだが) まぁ地球だって未来永劫住めるわけではないが。

inbound/outbound

ちゃいますよん。 これはSETIサーバから見て内向き (つまり上り) 方向のパケットでは帯域問題はおこらないという事です。 詳しくは邦訳版をどうぞ。

「緊急」ではなくなったらしい

「オバハンからの緊急レポート」 は1月いっぱいで終了。 レポート自体は別の形で続けるとのこと。 もしこれが本になったら買うよ,私。

2002年02月04日

打ち上げ成功おめでたう記念

なにはともあれ,おめでとうございます。

それにしても何処にいるんでしょうねぇ, DASH。 テレメトリ信号を受信したとかいう噂もあるらしいですが。

実は個人的には MDS-1 の方が興味ある。 シールドの具合にもよるんだろうけど, どのくらい保つのかね,民生品って。 日本って色々規制が厳しくて, 地上ではなかなかこの手の実験ができないのよね。 しょうがないのでNASAに行ってみたり。

愛称は「つばさ」 だそうな。 なんか「ボールは友達」とか言いそうだな。 さもなきゃ証券取引を始めそうな名前。

例えば MDS-1 のような人工衛星にパソコン積んで, インターネットに繋いで SETI@home (いや,UDAgent でもいいんだけど) を自動運転させて解析結果のエラー率とか調べたら面白そうなのに。 (あっ電源が保たんか?)

相変わらず

今回も 野尻ボードSACニュース で日本のマスコミのマヌケっぷりが披露されている。 今回のラズベリー賞は 「リレーの人」 で決定らしい。 SACニュースに解説へのリンクが示されているのでちゃんと復習しておくように >リレーの人

TV記者会見を見ていても 「なんでこんなおバカな質問するんだろう」 と思うときがあるが (今までは何か意図があって道化を演じてるのかとも思ったが), どうやら天然らしい。 彼等に対しては全ての学歴を剥奪して小学生からやり直させるべきであろう。 そしてまず 「予習と復習」 の仕方から教えるべきである。

そういえば

今だに打ち合わせに何時間もかける企業がある。 そういう企業に限って打ち合わせが始まってから資料を提示し延々何十分も説明をするのだ。 それは (世間では) 「打ち合わせ」ではなく「ガイダンス」もしくは「朗読会」と言う。 そんな資料は打ち合わせまでに配布し, 事前に break down できるようにしておくのが普通だろうが!! いや,何処とは言わんけどね。

帯域問題その後

現在は SETIQ で 17:00-21:00 の時間帯にアクセスするようにしている。 まぁ私の場合せいぜい1日に1,2個程度なので多少の混雑は許容範囲である。 ログを見てみたが, 先月まではかなりの頻度 (4/5の確率) で送受信に失敗していたが, 今月に入ってからは安定しているように見える。 特に土日は全く失敗なしであった。 まぁ今週末まで様子を見ないとはっきりしたことは言えないが, (UCBからみた) 夜間接続ならほぼ問題なさそうである。

オフィシャルサイトからのアナウンスでは, 日本時間の夕方頃がよさげに書いてあるが, どうももっと遅い時間 (21時とか22時とか) の方が繋がりやすいように思える。 いや,気のせいかも知れんけど。

Team NIPPON でもチーム・キャッシュの試験運用をはじめるようである。 うまく運用すればサーバの負荷分散に貢献できると思うので, 余力のあるグループは試してみてもいいかも知れない。 うち (Club-HUAA) は無理。 誰かやってくれるのなら大歓迎だが。

クラッシュ

電子メール版「国立天文台・天文ニュース」の配信リストが壊れちゃったらしい。 私も随分前に登録した筈なのだが, 2/2のニュース以降のメールが来ていないところをみると, リストから外れちゃってる模様。 しょうがないので登録し直した。 皆さんも今一度ご確認あれ。

2002年02月06日

ピギーバックペイロード

結局今回のミッションは中止となったらしい。 残念だが,次回も是非挑戦して欲しい。

SACニュース No.593 のコメントは素晴らしいと思う。 日本のマスコミもこのくらいの見識を持って欲しい。 「リレー」ごときで躓いてないでさ。 どうも「失敗」と報じるマスコミの論調を見ると, 一旦「失敗」と書いちゃった手前どうにも引っ込みがつかなくて無理矢理こじつけようとしている, という風に読める。 まぁ「成功」するより「失敗」したほうがオイシイので, そういう風に書いてるだけなのかもしれないが。 いずれにしろ,そんな黄色い報道は無視するにかぎる。

BBS 新登場

遂にオフィシャルサイトにBBSが設置された。 素晴らしい! あとは私が英語を読めるようになれば... でもこの掲示板ちょっと見通しが悪いよね。

迷惑メール苦情受け付け窓口

今月から 「特定商取引に関する法律施行規則の改正」 に違反する広告メールを meiwaku@nissankyo.jp転送できるようになった。 私も受信した spam を片っ端から転送する。 みんなも meiwaku@nissankyo.jp のメールボックスが溢れるくらいバシバシ転送してあげやう。

2002年02月07日

肉眼で見えそう!?

池谷-張彗星。 3月下旬には4等になるらしい。 わくわく。

日本上陸

ついでに 「指輪物語」 の封切りは3/2だそうな。 こちらも,わくわく。

かなりコマーシャル

なにをするねん! これはもう,ハーマン (© 竹本泉) にCMをカットする機械を作ってもらうしかない!!

2002年02月10日

おでん!

今日は阿田だ嬉しいなっ,ポン!!

SETIに米国政府は予算を出すか

ん〜。 ひょっとして, この前の話を受けてのことッスか? 確かに米国政府はSETIに予算を出すかも知れない (つか出してんだけどね,細々ながらNASAに) し, SETI@home プロジェクト自体来年で今度こそ終わりだろうとも思っている。 の・だ・が,しかし, それは SETI@home というひとつのプロジェクトに対してだけの話であって, 「分散コンピューティングによるSETI」 は何らかの形で継続するだろうと思う。 また継続できるよう私達ボランティアの側も後押しすべきなんじゃないか,とも。

SETI@home は実験手法のひとつであり,それが (実験プロジェクトとして) うまくいっていることは現時点の成果を見れば明白だろう。 でも方法はひとつじゃない。 色んな方法を試すべきだ。 例えば SETI@home の反響に弾みをつけて政府がNASAに予算を出し, HRMS のようなプロジェクトができるのなら結構な事だ。 今世界中で複数のSETI計画が持ち上がっている。 これらを同時進行させ様々なチャネルで観測を行えるようになればSETIは新しいステージに入るだろう。

もし SETI@home で,(物凄い低い確率だが) ETIからと思われる信号を見つけてしまった場合, 米国政府はどう動くか, ていうのは面白いねぇ (最近 2ch ネタ多いなぁ。 まぁそんだけ各方面で「見られてる」サイトだってことなんだろうけど)。 自国の一企業のために京都議定書をぶっ飛ばすようなお国柄だから何があっても不思議じゃないが, これだけ世界的なプロジェクトになってしまったら囲い込みも簡単じゃないと思うなぁ。

SETI@home はメジャーなプロジェクトか

asahi.comのニュースで, 分散コンピューティングの例として真っ先に SETI@home が挙がらないのは何故か。 私には,これはもっともなように思われる。 日本での SETI@home の認知度はかなり低い。 特に民間マスコミは殆ど「無視してる」といってもいい状態だろう。 この記事を書いた記者が SETI@home という言葉すら知らなかったとしても不思議ではない。 マスコミ的なウケを狙うなら UD Agent や RC クラッキングの方が政治的なインパクトがあるし。

SETI@home プロジェクト発足当時, 分散コンピューティングプロジェクトとしてメジャーな物としては暗号関連のクラッキングコンテストくらいで, 後は細々としたものだった。 ネットワーク・セキュリティに関しても (感覚的にはヤバいと思っていても) 今ほどピリピリしてなく牧歌的な感じだった (2,3年前のことを「古き良き時代」と言ってしまうとは...)。

だが,これからは違う。 UD Agentバーチャル天文台のように分散コンピューティングを使った学術プロジェクトは他にもある。 また,プロジェクトに対する不正なアタックについても対策を施さなければならないだろう。 殆どのユーザはこれらの魅力的なプロジェクトの中からどれかを選択しなければならないし, 参加するプロジェクトが本当に身元確かなものなのかどうかも見極めなければならない。 (参加したはいいが,スパイソフトやトロイの木馬を仕掛けられる可能性もある)

SETI@home やそれを元にした発展型のプロジェクトが今後も続くとしても, 今までのようにはいかないのではないかという気がする。

しまった

話が発散してしまった (^^;)
この辺については私も思うところがあるので,いずれまた。 とにかく今日は阿田にお酒な宴会なんで,何となく気忙しい。

2002年02月14日

おっ!?

/.Jの記事のコメントの中で お役立ちツール集 のページが紹介されてる (笑)

Team EDGE のチームキャッシュのシステムって自前じゃないの?

SETI@home は P2P か

日経ネットナビ3月号で SETI@home が紹介されてるそうなので本屋に行ってみる。 面白い内容なら買ってもいいかなと思っていたが, 出だしの文章で脱力した。 やっぱり普通の人の 「宇宙人」 のイメージってああなのかなぁ。 それともマスコミの陰謀なのか?

ひょっとして私,大いなる勘違いをしてるのかもしれないけど, SETI@home って P2P (Peer-to-Peer) なの? 確かに古典的な C/S システムとも違うけど, それでもサーバとクライアントは対等じゃないし, そもそも SETI@home では (コンピュータシステムとして見る限り) クライアント同士が (直接にしろ間接にしろ) 連絡することはない。 クライアントが話をするのはあくまでもサーバ (もしくはそのプロキシ) だけ。 これが P2P なの?

更に余談だが, 日経ネットナビ3月号に書いてあった Team EDGE の URL は正しいのかな? あそこからリダイレクトさせてるのかもしれないけど。 → あっホントだ,リダイレクトする。 こっちのURL使った方がいいのかなぁ。

21世紀のゴッドファーザー

そうか, 米国ではマフィアが大統領やってるのか。 日本なんかオズの魔法使いの 「弱気なライオン」 が総理大臣やってンだぜ。 スゴかろー!

2002年02月16日

初歩的なミス

野尻ボードで酷評されたの見たのかどうか分からないが, 見出しが変わってる (^^;)

それはともかく, 公式発表によると基本図面から製造図面をおこす際の設計ミスのようである。 基本図面はあくまでも概念図なので, 部品のアサインが決まった後の製造図面とは根本的に異なる。 したがって報道にあるような「書き写しミス」ではない。 とはいえ,これは明らかに初歩的なミスだ。 製造を請け負った会社に対し何らかのペナルティが課せられる事は避けられないだろう。 ISASも今回のミスを単に製造側に押しつけるのではなく,もっと重要視すべきだ。 設計の各段階で発注側をまじえてレビューを行うことは (ハード・ソフトを問わず) 常識である。 その過程を端折ってしまっているのだから,マーフィーの法則に照らせば 「おこるべくしておこったミス」 と言える。 (もっと言えば,バグがひとつ見つかればあと10はあるものだ。 たとえ分離に成功していたとしても最終ステージまで行けてたかどうか...)

今回の件についての考察はSACニュース No.603 が一番マトモ。 読むならこちらを読みなはれ。

呑んだくれ週間

いかん! 毎日のみに行ってたら胃を壊してしまった。 やはりチョコレート&ビールは身体に悪い!? しばらく控えよう。 体重も増えちゃったし。

まとめてアップデート

色々まとめてアップデート:

Java2 1.4.0 で XML に対応したという事で早速 JScafaViewer で試してみるが,やっぱりダメみたい。 (一応ウィンドウは起動するがファイルが読み込めない様子) Xerces を入れたら今まで通り動作するようになった。 Ad-aware はしばらく忘れていたのだが, 最新に入れ換えて試したみたら, やっぱり変なものがひとつ入っていた。 さっさと駆除する。 マメにチェックしないとダメね,こういうのは。

Opera 6.01 日本語版

を導入してみる。 MoonStone's Laboratory の情報をもとにパッケージをダウンロード&インストールしてパッチをあてる。 Lunascape のブックマークを一旦 Netscape のフォーマットに変換して Opera にインポートすれば完了。

いや,これいいわ。 好みのタイプ☆ タスクマネージャで見ると Mozilla の半分程度のリソースしか使ってないし。 私はソッコーでレジストしました。

広告機能ってのは善し悪しで, スパイソフト呼ばわりされたりもするしねぇ。 (「トロイの木馬」という人もいるけど,それは明らかに間違い) レジスト後も広告設定や個人情報などを密告しているようだと困るけど, ネット上をザッと漁って見た限りではそういう情報もないようだし, Ad-aware でもその手の警告は出なかったので (実はこれを確認するために Ad-aware をアップデートしたのだ), ひとまず安心してよさそう。

断言しちゃおう!! Windows プラットフォームでは, Opera は Mozilla/Netscape と置き換え可能だ。 (プラグインは NN4.x のものを流用できるらしい) 一応表示チェックのために Mozilla は残しておくけど, Lynx と同様に日常的なソフトとして使うことはあるまい。

Lunascape とはどうだろう。 Lunascape のブックマーク機能は非常に優れていて, ここからは好みの問題かも知れない。 まぁアンチIEな人は Lunascape も嫌がるかも知れないけど。

私も悩んだが似たようなブラウザが2つも3つもある状況はイヤだったので, Lunascape を削除することにした。 1.0 になる前にサヨナラすることになるとは。

最後に SmartDoc

SmartDoc なるものがあるらしい。 Java2 + XML のドキュメントプラットフォーム, と言えばいいのだろうか。 ひとつのドキュメントソースから HTML や LaTeX2e のソースコードを出力できるらしい。 関連ツールで LaTeX2e のソースコードを SmartDoc 形式に変換できるツールもあったが, これは J2RE 1.4.0 ではうまく動かなかった。 (なんで今時1.2ベースで開発してるんだか)

LaTeX2e 風の記述ができるようなので次回からネット上のドキュメントはこいつで書いてみようか...

2002年02月17日

久し振りMIDI

OperaMIDIPLUG for XG を導入してみる。 最初はどうしてもうまくいかなくて色々やってみたが, UA名が 「Mozilla 4.78」 でないとNN用のプラグインモジュールがダウンロードできないらしい。 クイック設定でUA名は簡単に変えられるのだが, 当分は使い分けを考えないといけないだろう。 Javascript 等でUAを見分けている方は, せめて Opera をNNと同等の扱いにしていただけると嬉しひ。

で, ダウンロード → (Operaのインストールディレクトリ下の program\Plugins\ に) インストール → MIME タイプとの関連づけ を行って導入完了。 久し振りにトップページの音楽を聴いた (^^;)

最近の一押し:

音楽もいいけど,ここの猫マンガが... はにゃ〜ん!

2002年02月18日

逃避行動

いや,仕事が煮詰まってくると,つい... Opera って手ごろなオモチャ。

Opera に関しては MoonStone's Laboratory 以外では Idiot Site For Opera がよい。 特に 「Opera 6のWebに関する仕様書邦訳」 はサイト管理者およびコンテンツ作者は必見かも。 Opera は 「WWWの標準に準拠したブラウザ」 と評されることが多いように思えるが, 厳密にいうなら 「標準以外の機能や表現については保証しない (言いかえれば寛容でない) ブラウザ」 とするべきだろう。 しかも標準仕様の全てを網羅しているわけではないので, そういう意味では取り扱い注意なブラウザだ。 (まぁワケ分からん挙動される某有名ブラウザよりはだいぶマシなのだが)

しかし, IEやNNが「いい加減」とも言えるくらい寛容なアプリケーションだったことが 逆に現在のような事態 を招いていることを考えれば, Opera のコンセプトは妥当な割り切り方であるともいえる。 まっ,でもここまで来ると好みの問題だしなぁ。 上記サイトのTipsにある

もしくは、これ(Operaのアスキーアート表示不具合)を機会に2ちゃん から足を洗うのも手ではあります。

てのはウケた。 こういう価値観もありか。

スペーシング

いわゆる 「全角空白」 の問題はこれから深刻になっていくような気がする。 Opera の実装が悪いとは一概に言えない。 とはいえ, Opera を含む現存の有名Webブラウザのスペーシング処理はいい加減過ぎる。 まぁ空白を意味する文字コードが (Unicodeを除けば) SP と TAB (日本では更に全角空白) くらいしかないのだから, しょうがないっちゃあしょうがないのだが。 TeXのような組版ソフトは前後の文脈からスペーシングを細かく制御している。 これは言語によって違う。 日本語では通常文字の間に空白は含まない。(約物は別) 従ってHTML解釈で単純に改行コードをスペースに置き換えるのは (日本語圏に限れば) 間違いということになる。 欧米では単語間のスペースは伸び縮みするものであり, 更に単語間と文間ではスペーシングのルールが違う。 タイプライタでは単語間はSP1個,文間ではSP2個で表現することが多いが, 有名ブラウザがそれを意識しているようにはみえない。 まだある。 米国英語,英国英語,仏語,独語,などなど, それぞれの言語で単語間,文間のスペーシングのルールが違う。

これだけのものをブラウザに実装するのは現実的ではない。 ならば「全角空白」だけを特別扱いする必然性もない事になる。 まぁ結局何処で線を引くかの問題なのだが, 世界が L10N から I18N へ確実に移行している今, 日本だけの特別ルールは通用しなくなってきている。 さもなければUnicodeに登録されている山ほどの空白文字を使いこなして厳密なスペーシング処理をやるか。

何でこんな戯れ言を書いてるかというと... 今まさにそんな仕事だからなんだよう。 止めようよ, Webアプリケーションに旧態依然としたCUIのレイアウトを持ち込むの。

2002年02月20日

大誤解

日本惑星協会って The Planetary Society の 「日本支部」 という訳じゃないんだ。 ML での話によると, 財務的にも事業計画も独立した組織なんだそうな。 (協力関係にはあるらしい)

やぁ,しまった。 今までウソを書いてたような。 取り敢えず 「参考文献」 を直す... (^^;)

実は最近, 日本惑星協会に入ってみようかな, という気になりかけている。

2002年02月21日

ワイドショウ国会

最近は飲み屋の女の子とかも国会中継を見るらしい。 下手なワイドショウ番組よりよっぽど面白いそうな。 まっ,そりゃそうだ。 きっとNHK専属の放送作家あたりが脚本を書いてるに違いない。

盗聴法反対とかで大騒ぎしていた時代は何だったのだろう。 「二年一昔」 とはよく言ったもんだ。

JScafa Update

じんべさん作のツールがアップデート。 若干の不具合修正。 目玉は Java2 1.4.0 完全対応! ふむ, Crimson というのか。 どっかのロックバンドみたいな名前だな (って何だそりゃ)。

季刊発行の4コマ誌があるとは

「まんがタイム ナチュラル」 に竹本泉さんが描いておられる。 おおっ! 4コママンガになっている!! これで, 18禁マンガと学習マンガを描けば完全制覇だ!!!

BSEパニック

「お寒い日本の狂牛病対策」 はちょっと言い過ぎ。 「ディーラー博士」 ってきっとエラい学者さんなんだろうけど, この記事からはマッチポンプ的な臭いが漂う。

日本のBSE検査が甘すぎるのは端から分かっている。 BSEを正確に検査するためには (脳そのものを採取しなくてはならないため) 検査体を殺さなくてはならない。 これは畜産農家にとっては死活問題だ。 でもこれをやらない限り本当の意味で 「安全宣言」 は出せまい。 だから本当に保障すべきは (雪印のような) 流通業界ではなく畜産農家であり, 彼等に充分な保障をした上で屠殺・検査を断行すべきだ。

我々エンドユーザ (「消費者」なんて口が裂けても言わない) が不買運動に走りたくなる気持ちは分かるが, これでダメージを受けるのは (もう一方の被害者の側である) 畜産農家だ。 日本の政治家はこの件についてまるで無関心だし, 流通業界は 「雪印」 を人身御供に差し出す事でこの件を忘れようとしている風に見える。

日本の流通は (業種を問わず) 確かに腐っている。 「日本人はブランドに弱い」 などと言われるが実はそうではない。 DNA検査でもしない限り厳密には見分けのつかない国産肉と輸入肉を, (品質や生産コストではなく) 単なるブランドイメージだけで差別化し売りつけようとしているのは流通業界だ。 我々エンドユーザはこれを機会にもっと賢くならなければならないし, 生産者側も「売り方」ついて本気で考えなければならない時期に来ていると思う。 売るのは商社に任せて自分は作る事に専念すればいい,なんてほど今の世の中は甘くないし, 私達ユーザも 中身のない (まさに) ラベルだけの 「ブランド」 に盲従し 「消費」 するだけではダメだ。

BSEについて医師の立場で最も冷静に分析しているのは (以前にも何回か紹介したが) 「狂牛病の正しい知識」 だ。 不安や怒りに駆られることがあったらこのページを読んで冷静になろう。 このページは頻繁に更新されているので以前見たという方もちょくちょく覗いてみるとよい。 このページにも書かれているが, 昨年末くらいから BSE と nvCJD との因果関係について疑問を呈する論文が出ている。 だからこそ先の記事に胡散臭さを感じてしまうのかも知れない。

GIFのライセンス

違いますよン

個人 (あるいは非商用) 利用でも GIF (厳密にはGIFの圧縮技術であるLZWに関するライセンス) のロイヤリティが必要な場合があります。 ポイントとなるのはライセンスの供給元である UNISYS 社と利用ソフトウェアの開発元との契約状況です。

私も画像ファイルをGIFからPNGに替えた経緯がある。 (2000年6月の日記参照)

2002年02月22日

覚え書

「スターハンドラー」か。 ふむ,覚えておこう。

2002年02月23日

有料のメールマガジン

久し振りに天文関係の話題でも。

「我々の青い惑星 -地球- (プレミアム)」 が3月に創刊するそうである。 2,000円/月 だそうで, これを高いと見るか安いと見るかは微妙なところ。 バックナンバーの一部 (もしくは目次) でも見れれば判断できるのかも知れないけど。

確かに書店に並ぶ天文誌は上記の値段よりも安いが, 日本の商業天文誌はどれもアレなので, 内容によっては書店なんかで立ち読みするより (立ち読みかい!), こっちを購読した方がいいかも知れない。

壁紙

最近の仕事マシンの壁紙は 「Hubble Reveals "Backwards" Spiral Galaxy」 の渦巻銀河。 見れば見るほど不思議な光景。

ピギーバック衛星

「ピギーバック衛星搭載の実績と課題について」

確かに今回のDASHは失敗だったが, このおかげで 「ピギーバック衛星」 についてかなり世間に認知されたのでは? 低予算でトライアンドゴーできる 「お手軽衛星」 がもっと広い分野で利用できるようになるかも。 善き哉。

大渋滞

今週は SETI@home サーバに殆どアクセスできず。 昨夜ようやく溜まってた解析結果を全て送れたようだ。 でもまぁ, 私の環境では今の構成で一週間くらいなら持ちこたえられる事が確認できたのでよしとしよう。

どうも公式アナウンスの後, みんながあの時間帯に殺到しているような気が。 16:00-20:00 の時間帯を微妙に外すと割とうまくいく。 それと混雑状態では SETIQ よりも MultiSeti の方が成功の確率が高いとの噂もちらほらと (あくまで噂)。

しかし大量のWUを処理しているヘビーユーザの方は一週間の遅延はかなり辛いのではないだろうか。 Team EDGE のランキング表を見ても, 週に1,000個以上処理している人もいるようだし。

流川方面イベント

で飲みに行く。 例によって明け方まで飲んで近くのホテルで朝食。

男の子のお店は大抵夜半過ぎからのオープンなので, それまでは別の店で飲むことになる。 いや,もう,お金かかるっちうねん。 何とかしてくれ! この悪循環。

となりのおぢさんの愚痴を聞く。 なんだか某大手企業系列の偉い方らしい。 確かに広島は 「都市」 としてみるとかなり中途半端な規模である。 地場にはまともな会社は少ないし, かといって大阪や東京から人を呼んだのではお金がかかり過ぎる。 まっ, 愚痴りたくなる気持ちも分からないではない。

悪質 spam

私が参加している 1965ML「infoseek メーリングリスト」 サービスで運用されているのだが, しばらく前から 「infoseek ML Magazine」 という spam が来るようになった。 この手のメールは大抵ユーザの設定により拒否することができるのだが, 「infoseek ML Magazine」 は悪質で基本的に拒否することができない。 来ないようにするためには, 「infoseek メーリングリスト」 サービスで運用されているMLから全て脱退しなければならない。

最初からそうだと納得済みでMLに参加するのならまだしも, 後から勝手に決めて強制的に送りつけられるのだから堪らない。 (そもそも最初は, 1965ML は infoseek じゃなかったのだ) まぁ今のところ受信したら自動的にゴミ箱に振り分けるようにしているのだが, 平気でこういう事をやる会社が今後更に悪質なサービスをしないとも限らない。 そうなったら 1965ML を止めざるをえないだろう。

こういうのは 「迷惑メール」 として告発可能なのだろうか?

2002年02月24日

こりゃまいったね

ML にも書いたが, SETI Monitor については 「Info-Star MM」 を通じて随分前から知っていたのだが, 海外ソフトということもあり 「なんか setimon みたいな名前のソフトだなぁ」 程度の印象しかなかったのだ。 解析状況を表示するソフトは既に山ほどあり, 何か面白そうな特徴 (日本発のソフトだとか, データ管理がユニークだとか, マルチプラットフォームなソフトだとか, 自分のソフトだとか... (^^;)) でもない限りあまり食指も動かないし お役立ちツール集 で紹介する気もおこらない。

SETI Monitor は,しかし, かなり良くできたツールである。 まず, クライアントソフトが *.sah 各ファイルに吐き出す解析情報を余すことなく表示している。 ここまでちゃんと表示しきっているとは全く知らなかった。 (スクリーンセイバ版はパワースペクトル図以外の情報は殆ど表示されない) 更にスクリーンセイバ版とテキスト版両方に対応し, 簡単なWUキャッシュ機能もある (らしい)。

実は,今年前半あたりで I4WU のリニューアルを考えていたのだが, 表示に関してはやりたい事を全部やられてしまった。 いやぁ,降参です。 もうすることないや。 よって I4WUSETI@home Reporter (仮称) の開発を本日をもって凍結する事にします。

現在 SETI Monitor を会社の仕事マシンに入れている。 このマシンにはスクリーンセイバ版のクライアントが入っている。 キャッシュの設定もやってみた。 そのうち使い勝手などレポートできるだろう。

2002年02月27日

噂の真相

餌に 「味の素」 をかけると釣果が上がるらしい... ???

近日中に KB!さん が試してみるとの事。

ドーナツドーブツ化現象

だぁいぶ東浩紀さんの「言葉」に慣れてきたようである。 (ちゃんと理解しているかどうかは怪しいが) 「社会が動物化している」 を読んでもあまり違和感は感じなくなった。 (はっ,洗脳されてる?)

しかし毎日新聞は何の意図でこんなインタビューを載せたんだろうねぇ。 内容もいつもの話のリピートであまり新鮮味はなかったし。 そうかぁ, 「千と千尋の...」 ってそんな内容なんだ。 いや,まぁ,宮崎駿さんの (今の) 作品はどのみち見ないんだけど。

韓国から見た (?)「千と千尋」

「千と千尋の...」 関連の記事では 「日本アニメの暴力、セックスは大問題」 の方が面白いな。 「日本のお化け勢ぞろい『千と千尋の神隠し』」 も。

海外の人はあれを 「日本的」 と見るのかな? 同じ化け物系なら 鬼太郎の方がよっぽど日本的な気がするぞ。 (あれは戦後直後から高度成長期までの日本の風景だし) 「民族主義」 と結びつけちゃうところが,さすが韓国か。 「最も日本的なものこそ最も世界的なもの」 てのもいいねぇ。 20年前のテイスト。 今そんな風に思う日本人がどれだけいるか。 日本人を単一民族とみなす発想も明治以降に「植付けられた」ものだろうに。

サーチエンジン

このページに 「星空サーチ」 のフォーム を貼り付けてみた。 表紙につけるとますます魔窟化するし, 実は私の最近のポータルページはここだったりするので。

このページは HTML 3.2 なのでいくつかの属性を外す。 あと文法的におかしなところがいくつかあったのも修正する。


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