今週は火星の話題が多かった。
NASA から重大発表の予告があるというので, どんな突拍子もない話が出るかと思っていたのに期待はずれ。 いやいや, 違う違う。 今までの推測や予測を聞き慣れてしまって, 「火星上には水があった」という話をもはや常識として頭に刷り込んでしまっていた私が浅はかなのかも知れない。
「Rescored Candidates」の日本語訳が公開されている。 あと昨年 12/4 に公開された「Current Status of the March 2003 SETI@home Candidate Reobservations」の翻訳も公開されている。 併せてどうぞ。
わはは, 本当にうさぎに見える。 2ch でも話題になってるらしいけど, そっちは見んからなぁ。
ここのところ世間では火星の話ばっかりなので他分野の学者さんが怒っておられるようです。
「巨額の火星探査予算」だって。 まぁ確かに少ない予算ではないけどね。 それでもかなり切り詰めてる方だろう。 エアバッグを使った着陸方法など典型的だけど, 限られた予算で最大の成果をあげようと頑張ってるのはどこの分野でも同じ。
宇宙開発の予算を削るよりもイラク戦争から手を引いて貰った方が「巨額な予算」がとれるんじゃないの?
いや, 全然日記じゃなくなってるけど。
今回も解析に長〜い時間がかかった。 200時間突破してた。 で新しいクライアントと WU を取ってきて解析中なのだが, クラインあとが 2.25 になったら劇的に速くなった... ような気がする。 やっぱソフトの問題だったのか。 このペースならうちでも続けられそうだ。
ところでいつになったらβがとれるのだろう。 また予算獲得に苦慮してるのかな。
ML を見るとなにかのα版テストが始まってるみたいなんだよね。 しかも「invitation only」らしい。 Orkut といい最近じゃ秘密クラブみたいなのが流行なのか? (^^;)
よく分からないのだが, いつから NASA はそんなに偉くなったのだ? 勝手にそんなこと決めていいの?
すっかり週刊になってしまった。 今週は JAXA 絡みの話題が多かったような。
JAXA というか日本の「宇宙開発」は間違いなく岐路に立たされている。 まぁアメリカだってあんな感じに方針転換したくらいだし。 しかし既に宇宙開発においてちゃんと「流通」を押さえている欧米と日本では全く状況が違う。 こうなりゃ流通は諦めてコンテンツに特化するか? でも肝心の人工衛星をアメリカの企業に発注してオマケに倒産して開発の目処が立たないなんておマヌケな寸劇をやらかしているようじゃそれも危ないけど。
あとは中国に頑張ってもらって何かあれば中国に「お願い」するとか。
天文系のコンテンツをこっちに移してからまだ一年経たないのだが, 日に日に内容が薄くなっていく。 SETI@home もなんだか停滞感が漂ってるし。 うちのグループなんか誰もここを見てないんじゃないのか?
「なんとかしなきゃ」とは思っているのだが, 今のプロジェクトが落ち着かないと動きのとりようがないしなぁ。 で, 考えたのだが「せち日記」を cocolog に移して, ここは SETI@home/Club-HUAA サポートのみのコンテンツに特化しようかなと思ったり。 更新履歴はこの nDiary の運用スタイルをそのまま踏襲すればいいし。 cocolog は有料の高機能版に乗り換えちゃったので色々出来るのだ。
更に, 単に「せち日記」を cocolog に移すだけでは面白くないので, ゲストライターを募集して SETI@home や天文について複数人で記事を書きちらすというのも考えてるんだけど, どなたか乗りたい人はいます?
個人的には現在休止中の「Technical Note」を何とかまとめたいと思っている。 翻訳草稿とか Weblog 上でやったら面白そうなんだけど, 権利の問題もあるしややこしいかなぁ。
The Planetary Society から新しいテキストが公開されている。
ちゃんと読んでないのでよく分からないが日本人の研究者の名前もチラホラ挙がってるなぁ。
ダイソン球については『SETI@home ファンブック』 にも言及がある。 この本によると1980年にも探索が行われていたらしい。
週刊天文ニュースです (^^;)
他に何もなかったわけじゃないけど, 個人的に気になったのがこのふたつ。 最初の方の渡部潤一さんによる記事が「セドナ」に関する最も分かりやすい記事のような気がする。 発見者のひとりは「オールト雲はもっと近傍まで拡がっているのでは」と主張しているが, 概ねは上記の記事にあるように「カイパーベルトが予想より外に拡がっているのでは」という推測をしている, といったところだろうか。
勤務先からの帰りふと空を見上げると「逆さ三日月」が見えた。 まぁ実際には三日月よりも太いんだけど。 逆さ三日月を見るといよいよ春だなぁと感じる。
「せち日記」の引っ越しとリニューアルを構想中。
今は本業で忙しないけど, そのうちやります。 マジです。 で, 「SETI@home」をテーマに共同で記事を書いてくれる人も募集します。 Weblog まで構える気はないけどちょっと書いてみたいという方は私まで。
「SETI@home Tiny Reference」 というコンテンツを作ってみた。 一応 Weblog の体裁をとってるんだけど, 最終的には SETI@home に関するリファレンスになればいいなぁ, というささやかな野望。
前にも書いたけど 「SETI@home Tiny Reference」 で SETI@home について何か書いてくれるライタさんを募集します。 例えば解析マシンの最適化とか SETI および SETI@home を学問的に解説するとか, そういう記事を書いてみてもいいよん, という方は御一報を。
で, 落ち着いたところで「せち日記」は終了します。 1999年夏からほぼ4年半かな。 紆余曲折を経ながらもよく続いたもんだ。 サイト自体を閉じるわけではありません。 このトップページはもっと簡単な更新履歴を示すだけの内容になるでしょう。 んでもって BOINC 版の正式運用(いつになるやら)に向けて Club-HUAA のコンテンツもリニューアルを始めなきゃ。
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なお, nDiary は not さんが公開しておられるツールです。 素晴らしいツールを公開しておられる not さんに深く感謝いたします。
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