どうもまだこちら側で書く気になれない。 サボり癖がついちゃったかなぁ。 このままじゃ「日記」じゃなくて「月報」になっちゃうよ。
あっ, そうそう, 天文学や宇宙開発関係の時事ネタは「もっと辺境から戯れ言」でフォローするようにしている。 まぁ項目を追いかけるだけだけど。
実は先日釣りに連れてってもらったのだが, 明け方で天文薄明も始まってて月も明るかったんだけど, メチャメチャきれいな空だったのですよ。 春の星座。 ふたご群らしき流星もチラホラと見えたし。
で, 「失敗したなぁ」と思ったのは事前の下調べを全くしなかったこと。 昔ならただの夜歩きでもそんなミスはしなかったのに。 堕落してる。 こういうのを仕事が忙しかったせいにしちゃいけないんだろうけど, 生活習慣や自分の興味範囲が少しずつ変わってきていることに気がついて愕然とするのであった。
今度連れてってもらう時はそれなりの準備をしていこう。
BOINC コアクライアントを 2.14 にアップデート。 久し振りに進捗を覗いてみてビックリしたのだが, SETI@home の解析やっとるやんけ。 いつの間に? どうも AstroPulse プロジェクトの中で SETI@home のテストも同時に行われているらしい。 知らなんだ。
SETI@home クライアントのソースコードも公開されてるぞ。 凄い凄い。 現行版は不正防止のためにソースコードは敢えて非公開になっていたのだが, 結局不正をやる奴はどういう手段を使ってもやるわけで, それよりも解析結果の検証をより厳密に行って解析ロジック(ソースコード)そのものは公開した方が得策ということなのだろうか。 検証のノウハウは現行版でかなり積み上げられてるしね。
ところで, どうにも BOINC クライアントの動作がおかしいような気がする。 でも私の Result for user 画面(Web 上にある)を見るとちゃんと結果を返してるみたいだしなぁ。 あと, GUI 画面を表示するとおかしくなる。 ウィンドウは出るんだけど何も表示されないの。 で, ウィンドウを無理矢理落とすと解析が振り出しに戻ってしまう。 モニタの色数を変えると見れるようになるって話も聞くけど, それをするのはちょっといやだな。
今回はかなり大荒れでしたね。 私もあそこに何か書きたい衝動に駆られたけど他所のグループだし黙ってることにした。 しかし, これをきっかけに「スポーツとしての SETI@home」について少し考えてしまった。
私は基本的に「スポーツ」というものが嫌いなので, 今回のフレイミングについても「何だかなぁ」という感じで読んでいたのだが, 一方で SETI@home プロジェクトが備える「スポーツ」の要素が参加者のモティベーションを維持しているのも確かだろう。
でも「スポーツ」として見た場合に SETI@home のシステムは不完全だといわざるを得ない。 何故なら SETI@home においてはコンピュータリソース(CPU パワーやマシンの台数など)を多く所持する人(あるいはグループ)が「勝つ」と決まっているからだ。 何が不足しているのか。 それは「不条理」の要素だと思う。 あるいは「ゲーム性」と言い換えてもいいかもしれない。
ここで Mat さんの「分散コンピューティングプロジェクトに賞金は必要か?」を思い出した。 Mat さんは「賞金の必要性」という観点から書かれているが, 大儀としての「賞金」はあった方がいいけど重要なのは「勝者」を決める方法だ, と書かれているようにも読める。(違っていたらゴメンなさい)
野尻抱介さん曰く「地球人は2人いれば力比べをせずにはいられない種族」だそうだが, 単なる「力比べ」ではスポーツとして成立しない。 もう一味何か加える必要がある。 何かいいアイディアないっスかねぇ。
おおっ! 早速反応が。
お二方のを(特に長谷川さんのを)読んでいて思ったが, 「ゲーム性が足りない」と書いたのは私が「スポーツ」が嫌いだからそう思うだけなのかもしれない。 実際私は(博才がないのでギャンブルそのものはしないけど)ギャンブル性の高いゲームは好きで, モノポリとか MTG とかにハマるのもそのせいだろう。
オリンピアの昔(あるいはもっと昔)からスポーツとギャンブルは切り離せない仲だし, やはり「勝者」として賞賛されるのは「知力体力時の運」を勝ち抜いたものだけであろうと思ったり。
プロジェクトやチーム毎に色々考えているんだなぁ, みんな。 BOINC 版では, 私はどんな貢献ができるんだろう。 基本的にはお祭りな性格なのに, こういうイベント事に貢献できないというのはもどかしい。
平林純さんのところをはじめあちこちで紹介されとりやす。 自分の年齢と(光年に換算して)同じだけ離れている星を「Birthday Star」として調べてくれるサービス。 ちなみにわたしはかじき座ζ星(ζ (Zeta) Doradus)。 って, ふくはらさんと同い年だったのか。(何を今更)
本家のコンテンツの翻訳がいくつか公開されている。
SETI@home Update の記事は Mozilla/Firebird だと多分うまく表示されない。 コメントの解釈が IE などと異なるためだが, ML には既に申告済みなのでそのうち修正されると思う。 待ちきれない方は草稿版をどうぞ。
「せち日記 2nd」の今年の更新はこれで終わり。 出張やら何やらで後半ぐだぐだになってしまった。 来年は(コンテンツの再編成も含めて)もう少しちゃんとやらないと。
[1999年] [2000年] [2001年] [2002年] [2003年]
本テキスト(画像等を除く)は,クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
本テキストは Creative Commons の 「帰属」ライセンスの下で公開しています。 すなわちオリジナルのテキストが私「荒川靖弘」によるものであることを明示していただければ, 自由に再配布・再利用が可能です。 Creative Commons については, 拙文 「「クリエイティブ・コモンズ」について」 を参考にしてください。
その他, 詳しい運用ポリシーについては 「サイト運用方針」 を参照してください。
なお, nDiary は not さんが公開しておられるツールです。 素晴らしいツールを公開しておられる not さんに深く感謝いたします。
フィードバックは spiegel@alles.or.jp まで |