Creative Commons Japan のサイトがだいぶ変わってる
久しぶりに Creative Commons Japan のサイトを覗いたら,ずいぶん変わってる気が...
CC0 日本語版リリース
まずは CC0 日本語版リリースおめでとうございます。
Medium でも書いたけど,「日本版」ではなく「日本語版」。 たとえば CC-license 2.1 日本版は明示的に日本法を準拠法としたライセンスだが,今回の CC0 日本語版は CC0 1.0 Universal の日本語訳に過ぎない。 ただし, GNU GPL などに見られる「参考訳」ではなく Creative Commons 本家が認める公式の翻訳である。 なので,実際に CC0 を設定する場合には日本語版のページを指示して問題ないし,(日本語が読めるかどうかは別にして)国際的に通用する。
各国用に port したライセンスでは国家間の整合性が問題になるが, CC-license 4.0 や CC0 は国際版のみ提供されているので,そういったものに悩む必要はなくなる(むしろライセンスを国内でどう解釈するかが問題になるのだが,そのための「翻訳版」というわけだ)。 ガラパゴスに引きこもってる場合ではない。 いまやリアル社会も好むと好まざるにかかわらず World Wide Web なのだよ。
WordPress.com かよ!
実はこのニュースを知ったのは本家の記事のほうが先だった。 CCjp の記事は知らなくて, CC0 関連の情報を確認するためにサイトを訪れたら「なんだ,日本語記事も上がってるよ」と気づいたのだった。
またサイトの構成が変わってるじゃん。 構成を変えるのはいいけど,古い記事の URL を変えるなよ。 またリンク張りなおさないといけないじゃんか。 RSS の feed も登録し直さなきゃ。
ちうわけで,私がよく参照する古い記事のリンクを挙げておく。
- CCライセンスバージョン4.0パブリックコメントの開催 | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
- CC0日本語版のパブリックコメントの開催 | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
- 【CCPLv3.0】著作権管理団体を通じての報酬請求権に関する議論 | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
- 【CCPLv3.0】著作者人格権(同一性保持権)に関する議論 | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
- 【CCPLv3.0】DRM条項の改正に関する議論 | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
FAQ は変わらずか。 そろそろ FAQ を更新してくれないかなぁ。
てか WordPress.com にホスティングしてるのか。 Jekyll / Octopress ですらJekyllが許されるのは小学生までだよね
とか言われるご時世に WordPress とか。 いや,いまだに MTOS にしがみついてる私が言うことじゃないが(でも MTOS のサポートは年内に切れるので,近いうちに他の CMS へ移行するよ)。
もうどこでもいいから URL を変えるのは勘弁してください。
というわけでクリエイティブ・コモンズ・ライセンスについて
を更新した。 そうそう。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンスについて
は元のページから分離させた(いや,追加許諾と同じページなのはやっぱり筋が悪いなぁ,と思って)。 元のページには分離したページへのリンクを置いている。 これもそろそろ Free Culture などと関連付けてちゃんと書き直した方がいいんだよなぁ(commonsphere/CCjp は Free Culture とか眼中にない感じだけど)。
参考ページ
参考図書
- フリーカルチャーをつくるためのガイドブック クリエイティブ・コモンズによる創造の循環
- ドミニク・チェン
- フィルムアート社 2012-05-25
- 評価
国内における Free Culture の事例が豊富。取っ掛かりとしてはちょうどよい本。