久しぶりにエフセキュアのブログから。
念の為に言うと, F-Secure は北欧のセキュリティ企業で,企業顧客をメインに持つ老舗である。 だからこの企業がこの問題を「セキュリティ」として捉えているのは興味深い。
ブログでは具体的な事例を挙げて解説している。
国際間協調は古くて新しい問題であり,日本も例外ではなく,これは国に頑張ってもらうしかない。 本当は「サイバー犯罪取締法」ってそのためのものなんだけど,各方面の思惑というか利権が絡んでるので,いい感じに歪んでしまっている。 組織にとってセキュリティは「利権」なんですよ,奥さん。
で,大事なのはこの次。
「信頼できる人物」という部分に多少首をかしげるのではあるけど,でもこれって要するに「外交儀礼」なんだよね。 もしくは社交儀礼(なので「信頼」も外交的・社交的な意味で言ってるのだろうと納得しておく)。
まとめると「普段の細かいイザコザは「儀礼」でかわし,それでも間に合わない場合は暴力装置を使え」という,当たり前だけど個人にそれを強いるか,という話である。 今やネットにおいて個人は単なる「消費者」ではなく「クリエイター」であり「外交官」であり「セキュリティ管理者」であることが求められている。 難儀な時代になったもんである。