Like でチャリ~ン

no extension

いつもお世話になっている Flattr から昨夜「Important update」というタイトルのメールをもらった。 曰く

“With new Flattr you just connect to YouTube, Instagram, Soundcloud, Github and other services to give creators microdonations when you "favorite", "like or "star".”

どういうことかというと... いやいや,その前に Flattr の説明をせんといかんか。 Flattr については以前紹介したことがあるが,もう一度簡単に。

Flattr は Social microdonations などと呼ばれている。 日本語で一番ニュアンスが近い言葉は「投げ銭」だろう。 ただし,他の投げ銭サービスと違って, Flattr では月々の寄付額(決済通貨はユーロ)が決まっていて,それを flattr したもの(things)で山分けする仕組みになっている。 これは寄付する側にとってはコントロールしやすいよい仕掛けだ。 逆に寄付を受ける側にとっては如何に flattr を集めるかが鍵となる。

そこで今回の「Important update」というわけ。 これまでは Web ページ上に設置したボタンを押下(クリック)することで「flattr する」のであったが,今回のアップデートにより Instagram や Soundcloud や Github といったサービス上のコンテンツ(映像や音楽やコード)に対して like/favorite をするだけで flattr できてしまうのだ。 これは(flattr を集めたい)寄付を受ける側にとってはよい話である。

(もちろん,無制限に flattr されてしまうわけではない。 flattr するためには寄付をする側と受ける側の両者が flattr のアカウントを持ち,各サービスとの連携を行い,寄付を行う/受けることに合意していなければならない。 これは flattr 内の Setting - Connectins ページで設定を行うことができる)

Flattr のサイトは残念ながら日本語に対応していない。 でも,英語不得手な私でも,難しいところはない。 何より(街頭募金なんかは喜んでするが)寄付には慣れてない人が多い日本人には扱いやすいシステムだと思う。

寄付は消費ではない。 個々人の意思による明確な社会参加の形である。 自身がいいと思うもの(あるいは関心があるもの)に対してそうであると表明し,さらにそれが行動へと変わって何らかの形になっていく。 そういうことがもっと自然にできるようになればいいと思う。 だってネットなんだから。

さっき自分の dashboard を見てたら Flickr で favorite を付けた天体写真のいくつかが flattr されていた。 私はお金持ちではないので Flattr では本当に少額しか寄付してないのだが,もう少し月々の寄付金額を上げたほうがいいかもしれないなぁ。 ちょっと財布と相談してみる。