7月7日、晴れ ...とはいかなかったが

no extension

ちなみに今日は地球公転軌道の遠日点通過日だった(明け方4時40分に通過)。

そんでもって,「そらもよう」の記事によると,7月7日の今日は青空文庫の誕生日なんだそうだ。 おめでとう!

(「青空文庫のしくみ」によると第1期は1997年2月からとなってるけど,サービスとして launch したのが7月7日ということなのかな。 そうそう円谷英二生誕114周年なんだって。 こちらもおめでとう!)

「Code for 青空文庫」アイデアソンのあと aozorahack ができてることは前に紹介したが,他にも色々動きがあるらしい。

青空文庫構成管理サーバー現状報告より
青空文庫アイデアソン(香月資料)より

まぁ,サーバ群が当初言われてた(現状ではDBサーバが飛ぶと青空文庫内のデータ資産が失われる)ほどは危機的状況ではなく,移行もそれほど手間ではないと分かっただけでも朗報だろう。 また aozorahack/aozorahack を見る限り,今のところは活況のようだ。

前にも書いたが,この手のものは「まず技術ありき」では絶対に失敗する。 それはもう失敗プロジェクトの典型的パターンだ。 エンジニアは技術で何とかしようと考えるだろうが,本来,紙の本を電子化する作業というのは果てしなく泥臭い作業だ。 そこを無理にシステム化するのではなく,現状のプロセスをよく見て「邪魔をしない」かつ「以前より快適」になるよう工夫しなければならない。 これは結構大変な作業で,企業がやれば要件定義の段階で停滞してしまいそうなものだが,さて,どうなるか。

7月25日には早速「青空シャッカソン」が行われるらしい。

まぁ,まずはここからだろうね。 今年が青空文庫の成年期(generativity)への第一歩になることを願う。

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インターネット図書館 青空文庫
野口 英司
はる書房 2005-11
評価

青空文庫の活動について紹介。作品を収録した DVD も付いてる!

reviewed by Spiegel on 2015/05/18 (powered by G-Tools)

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本の未来 (Ascii books)
富田 倫生
アスキー 1997-02
評価

e-book の未来を予見する試みの書。あるいは本とコンピュータの関係について。

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