Baldanders.info リニューアルに向けて

no extension

このサイトは MTOS(Movable Type Open Source)で運用しているのだが, MTOS は今年の10月でサポートが切れる。

もちろん MTOS はオープンソースなので,誰かが引き継いで継続させることも可能なのだが, XML-RPC 自体が時代遅れになりつつあり(現在は JSON REST API が主流),Movable Type では事実上見捨てられている。 そもそも SaaS や PaaS が当たり前の時代に自前でサイトを立てて運用することが時代遅れだし,セキュリティ・リスクの高い行為になりつつある。 (ここはレンタルサーバなので下回りの管理はプロバイダがやってくれるけど,それでも CMS などのウワモノは自分で面倒を見ないといけない)

そうした状況でこのサイトを維持していく意義を考えると,やはりこのサイトは「公開物置」として運用していくのが合理的だと考えるようになった。 そこで今年の9月を目処にサイトの全面リニューアルを行うことにする。 今回の目標は以下のとおり。

  1. 既存のサイト構成は変えない
  2. オンラインでのコンテンツ管理をやめる。現行のブログはいったん凍結
  3. その上でローカルでサイト管理できる仕組みを導入し git 等を使って deploy する(git を使った deploy は導入済みだが CMS が生成するページと conflict する可能性があるので半手動状態)
  4. 他サービスとの連携を強化する

現在利用しているサービス

現在利用している主なサービスは以下のとおり。

Tumblr の記事 は既にうちのドメインを割り当てて運用しているが,悲しいかな, reblog 以外ではほとんど使わなくなった。 Tumblr は Yahoo! の傘下に入ってからどんどんダメになっていく気がする。 あの広告まみれの Dashboard は見るに耐えない(ので見なくなった)。

Flickr は多くの日本人に見つからなかったおかげで非常に居心地のいいサービスになっている(願わくば Delicious のように Yahoo! から独立して欲しい)。 一方の Instagram は「馬鹿に見つかった」状態になってしまい今後に不安を残すが,私にとって Instagram はカメラと連動しているサービスなので,もはや手放せない(ちなみにオリジナルの写真データはストレージ・サービスで保管している)。

Delicious は Yahoo! から独立してからとてもよくなった。 これは本当に「幸せな離婚」だったようだ。 Yahoo! は本当に買ってきたサービスを壊すよねぇ。 ちったぁそこにいるユーザのことも考えろっての。

QiitaMedium は現在の主な遊び場である。特に最近はセキュリティ脆弱性情報のメモ置き場として Qiita を使うようになった。

Medium には export 機能があり,いつでも記事を引き上げられる状態(今のところその気はないけど)。 Qiita の記事は草稿版を markdown 形式で保持している。 Qiita の記事はいずれここに引き取りたいと考えている。

Go Hugo

Jekyllが許されるのは小学生まで」らしいので(笑), CMS(Content Management System)は Hugo にしようかと考えているが,まだ全然評価できてない。 というのも Go 言語について調べてたらハマっちゃったのだ。

あまり言語にこだわりはないのだが,個人的に Go 言語は相性がいいらしい。 多分 C/C++ 言語から入った人(若い人にはいないかな)は Go はかなりとっつきやすい言語なんじゃないだろうか。 強い型付けは,空気を読まなくていい(つまり文脈依存でない)のが助かる。 型推論は今や C++ にも実装されているくらいなので,あって当たり前。

いや,逃避している場合じゃないな。

MSYS2

昨年の苦労は何だったのか。 MSYS2 のおかげで簡単に 32bits と 64bits の環境を併設できるようになっていた。

pgpdump のビルドがこれでできるかどうか試してみる予定。

そういえば, MSYS2 の git は 2.4.1 なのだが,非公式ながら GIT Extensions で使えるようだ。

GIT Extensions preference
GIT Extensions preference

ここで MSYS2 の git と sh へのパスをセットすれば使えた。 動作が遅くなるのを我慢できるなら,こっちのほうがいいかも。

って,逃避している場合じゃないんだって。

ATOM Editor

ようやく ATOM Editor が手に馴染んできた。

「コマンドパレット」という発想は, Emacs や vi/vim あたりが由来なのかな。 VT 端末で vi で仕事してた頃は(私はコマンドとかすぐに忘れてしまうので)よく使うコマンド一覧を紙に打ち出して,紙を見ながら作業したりして「何やってんだろ,オレ」な状態だったけど,今は入力アシストが強力なので覚えなくても何とかなるのが素晴らしい。 ただコマンドパレットを呼び出すのにキーを3箇所も押さないといけないのはちょっと苦痛なので,(秀丸ではヘルプ表示に割り当てられている) F1 キーを割り当てている。 そういうカスタマイズもテキストファイルでできるのが素敵。

秀丸から乗り換えるにはまだ足りないものがある感じだが,今では入力作業の8割くらいは ATOM でこなせるようになってきた。 プロジェクト機能はまだ使ってないのだが,今のところ使う機会がない。 そういや秀丸にもプロジェクト機能があるけど使ったことないな。

いやいやいや。逃避している場合じゃないんだってば,どってんばってん。