The お好み焼 ふくろう
久しぶりだな,呑み歩きの記事(笑)
- The お好み焼 ふくろう (Facebook ページ)
- The お好み焼 ふくろう - 広島県 (Foursquare)
知り合いが今月10日(10月10日が「じゅうじゅうの日」だかららしい)に始めたばっかりのお好み焼き屋さんです。 といっても,その前から「練習」と称して以前からの常連さんは食い散らかしてたのだけど(笑)
お店のある「てっぱん横丁」はいくつかの店舗が入ってて(屋台村方式),その一番奥の店です。
「お好み焼き」(「広島風」でも「広島焼き」でもありませんよ。強いて言うなら「広島のお好み焼き」です)は広島 native の方々の soul food です。 どのくらいかというと,広島の人はたいてい自分の贔屓のお店と贔屓の店員さんがいます。 例えば「◯◯の店の木曜日にいるおばちゃんのお好み焼きが好き」みたいな感じ。 私は広島に来て30年ほどになりますが,いまだにこの境地には達していません。
(一応解説しておくと,広島のお好み焼きは自分で焼くのではなく,お店の人に焼いてもらいます。だから「どう調理するか」がとても大事なのです。 でも地元民はたいてい自前でも作れるみたいです。それでも家のフライパンやホットプレートとお店の巨大鉄板ではやっぱり味が違うのですよ)
広島にあるお好み焼き屋さんって大きく3つに分かれるみたいです。
- 観光者向けのお店(「お好み村」や『ミシュランガイド広島』に載ってるような店,旨い店は地元民も行くよ)
- 地元民御用達の店(おば(あ)ちゃんがひとりでやってるような常連 only のこじんまりした店)
- 飲んだあとの「締めのお好み焼き」の店
ただ,2番目の「地元民御用達の店」は後継者がいなかったり再開発で店をたたんだりとかで少なくなってきているようです。 なので2番目と3番目を合わせたような店が増えてきています。 今回紹介する「The お好み焼 ふくろう」もそういう新しいタイプのお店です。
メインはやっぱりお好み焼きです。 基本は「肉玉そば」
「ふくろう」ではそばは全粒粉です。 これが結構旨いのです。 ちなみに「ふくろう」は「押さえる派」です(これも結構好みが分かれるんだよなぁ)。
お好み焼き以外にもいろいろあります。 これはこの前「試食」として食べさせてもらったステーキ。
このステーキが食べたい場合は事前に予約してほしいとのこと(解凍時間があるため)。
いや,もうね。 ニンニクを焼いてる時点でもう美味しそうですよ。 鉄板焼きはこれがたまらんよね。
鉄板をよく見ると分かるけど,実は場所によって温度の低いところと高いところがある。 なので調理するときは場所を移しながら温度調整をする。 この辺の「捌き方」の上手・下手が鉄板焼屋の良し悪しに影響するんだよねぇ。 (お店を出すときはこの辺の鉄板の感覚(鉄板によって違う)をつかむのがまず大変らしい)
もうひとつ試食でいただいたのが広島名物「美酒鍋」(あるいは「びしょ鍋」)
ふつう美酒鍋はすきやき鍋で具材を炒めるところから始めるのですが,鉄板メニュー用に変則アレンジしています。 味付けも日本酒よりビールに合う感じに仕上がってました。 これはこの時期お勧めです。
飲み物はビール,焼酎,日本酒が主。 ソフトドリンクはお茶くらいしかないので,向かいのローソンで買って持ち込むのもあり。
あー,こんなこと書いてたらお好み焼きが食べたくなった。