最近の戯れ言
今回は久しぶりに戯れ言モードで。
pgpdump 0.29 Win32/64 binary
どうも GitHub に上がっているものよりサポートサイトのものが新しいようだ(CHANGES ファイルは GitHub のが新しい)。 というわけで,両者をマージした最新をビルドしたものをいつものところに置いている。
いいのかなぁ。 誰も気にしてないみたいだし,機能上の差異はないし,いっかなぁ。
ブログデータのバックアップ
今まで,このブログデータ(MySQL)のバックアップは MTOS(Movable Type Open Source)のアップデートのタイミングでしかしてなかったけど, cron で自動的に行うようにしてみる。 こんな感じのスクリプトでいいかな。
#!/bin/shPATH=/bin:/usr/bin:/sbin:/usr/sbin:/usr/local/bin
HOSTNAME=mysqlXXX.db.sakura.ne.jp USERNAME=user_name PASSWORD=password_string DBNAME=dbname
KEEPDAY=3 TODAY=
date +'%y%m%d'
DBDUMP_FILE=mysql.$TODAY.sql RMFILE=mysql.date -v -"$KEEPDAY"d +%y%m%d
.sql.gz HOME=/home/$USERNAME BACKUP_DIR=$HOME/sqlbackupcd $BACKUP_DIR mysqldump –default-character-set=utf8 -Q -h$HOSTNAME -u$USERNAME -p$PASSWORD $DBNAME > $DBDUMP_FILE gzip $DBDUMP_FILE
if [ $? != 0 -o ! -e $DBDUMP_FILE ]; then echo "MySQL Backup: SUCCESS! MAYBE!" rm -f $RMFILE exit 0 fi
これで最新3日分のバックアップが取れるはず。 パーミッションを 700 にするのをお忘れなく。 しばらくこれで回してみるかな。
MySQL Workbench も導入した(PhpMyAdmin はあまり好きじゃないんだよう)。 しばらく使ってなかったら,いつのまにか 6.1 とかになってるし。
さくらのレンタルサーバはスタンダードでも DB を20個まで持てるようになってるので,実験とかに使えるかな? (ただし,さくらの DB サーバは直には接続できないので, ssh で Web サーバに繋げてそこからトンネリングで DB サーバにつなげる必要がある)
個人ブログ回帰 ...なのか?
ん~。 まぁ「個人」ブログ回帰なので元々個人でやってる人には関係ない話だろうけど。
というか,この記事の主題は「Twitter 忌避」なのかな。 そのカウンターとして個人ブログ「も」見直されてる,ということなのかもしれない。
私の周りって(同業者を除けば) Twitter やってる人ってあまりいないんだよねぇ。 Twitter と同時期に Facebook が流行して,敏感な人はむしろ Facebook のほうに行っちゃったし,スマホが普及したら今度は LINE の台頭で, Facebook に行かなかった人はこぞって LINE に乗り換えてしまったり(そして mixi には知人は誰もいなくなった)。 だから「Twitter は出る幕がない」という感じ。
ただ,そうじゃない人は Twitter を activity の anchor として使ってるようにみえる。
今はどんなサービスにも必ず social network の機能が付いていて,その機能を使ってユーザはサービスを横断的に利用する。 サービス・プロバイダ側も近年は機能を単純化し,機能毎に user interface を用意するよう傾向が変わってきている。 例えば Foursquare は「チェックイン」機能と「検索」機能を別々のアプリにしているし, Facebook も SNS から messaging 機能を分けようとしはじめている(これも「スノーデン以後」の傾向かな。あまりうまくいってないようだけど。そして我が道を行く LINE)。 Instagram は元々カメラ(& 暗室)機能しかない。
そういった中で Twitter はむしろ例外的といえる。 大抵のサービスは Twitter に Activity を吐く(またはそれが可能な状態になっている)。 というか,ユーザから見て Twitter は「吐く(tweet)」機能しかない。 故に Twitter は anchor になり得る。
逆に Twitter が activity の anchor になってる人は Twitter から離れて自由に活動できる。 誰かに「キミはなにしてるの?」って訊かれたら「Twitter を見よ」って答えれば済む。 その活動は写真や動画を撮るのでもいいし絵を観たり描いたり音楽を楽しむのでもいい。 プログラムコードを書いて pull request するのでもいいし,あるいはもっと刹那的に Tumblr に addict しているのでも構わない。 もちろんその中には「ブログ」だって入っている。
いずれにしろ「Twitter で何かをする」または「Twitter で何かが起きる」フェーズというか期待感はもう終わってて,それはすなわち Twitter が情報基盤(Intelligent Infrastructures)として確立したことを意味しているように思う。 故に今後の Twitter は「技術的ゲートキーパー」として注目されるだろうし,その実装上の善悪(倫理上の善悪じゃないよ)を巡ってこれから議論が頻出することだろう。
てなことを考えたのだがどうだろうか。 それにしても Twipic を脅すのはやり過ぎ。 昔から Twitter は自身の商標に関して容赦がないけど,そういうのが得意な弁護士さんとかいるのかね。
入力手段
結城浩さんがまた面白い道具を公開されている。
filp の実装はここにある。 こういうのを本業の合間(ですよね?)にさらっと作られるところが本当に素晴らしい。
AutoGetter は Twitter でメインに活動されている方には面白いと思う。 もしかしたら togetter のカウンタになるかも。 まぁ私は Twitter で自前でつぶやくことはほとんどないので要らないかな。
flip のソースコードはちらっと見たけど面白そう。 PStore を使ってるのか。 でも Perl は忘れきってるからなぁ。 最後に仕事で使ったのはいつだっけ? 自分で flip を使うならいったん自分のところに fork するのがいいかな。
MySQL のような RDBMS じゃない方法,今時でいうなら NoSQL な方法で小さいアプリケーションを作ることを考えている。 たとえば JSON 風の MongoDB を使うとか。
ただオン書き機能は相当注意しないとセキュリティ上のリスクを抱えてしまうので躊躇するところではある。 気楽にオン書きするなら note や Tumblr もあるしな。
こう「断片」をつらつら入力していって,あとで機械的に集約するというのはアリのような気がする。 かつての Web 2.0 は最終的にコンテンツの断片化をもたらしたけど,今後はそれをいかに再構成(集約)していくかがポイントじゃないのかな。 例えば Kindle 連載みたいのとか, note のマガジン機能とかもそう。
そういえばプロセッサも分散と集積の流行が交互に来る。 これって技術が進歩してる証拠なんだよな。
レビュー一覧ページ作った
とくに意味は無い。 ブログ等で紹介しているアイテム(主に書籍)のレビューを再利用するために作ったもの。
このレビューは G-Tools を使って作っている(お世話になってます)。 G-Tools は Microformats の hReview に準拠する形でコードを吐いてくれるのだが,これをそのまま貼り付けると Google Structured Data Testing Tool に
In order to generate a preview with rich snippets, at least 2 of the following fields are needed: rating, reviewer, or review date. See the reviews help page for more information
とか言って怒られる(XHTML 形式で出力する場合)。
これを回避するには reviewer
を加えればよい。
こんな感じ。
<a href="#me" class="reviewer">Spiegel</a>
どうも Google はアイテムに「名前」がないと文句をいう傾向がある。 名前の無いアイテムなんかいくらでもあるのに。 更に複数のレビューアイテムがあると
No rich snippet will be generated for this data, because it appears to include multiple reviews of an item, but no aggregate review information.
とか言ってくさる。 いや,別々のアイテムを独立にレビューしてるんだから集約(aggregate)しようがないだろうが。
実は Google のエンジニアって馬鹿なんじゃないだろうか,って思う時がある。
参考図書
- フルスクラッチから1日でCMSを作る シェルスクリプト高速開発手法入門 (アスキー書籍)
- 上田 隆一 後藤 大地 USP研究所
- KADOKAWA / アスキー・メディアワークス 2014-07-02
- 評価
既存の常識に凝り固まったソフトウェア・エンジニアに「痛恨の一撃」を加える快書もしくは怪書。