Markdown 環境など
Markdown ファイル(*.md)に対応したエディタが欲しいなぁ,と思って探してみた。
最初のが日本人で次が韓国人の作のようだ。 で,比べてみたけど,私には Haroopad のほうが「手に馴染む」感じ。 なので当面は君に決めた。 ただ,どちらも大量入力には向いてないんだよなぁ(私が Markdown に慣れてないってのもあるけど)。 なので MarkDown#Editor と同じ作者による 秀丸エディタ・Markdown記法強調表示定義ファイル
もゲット。 秀丸でスパスパスパっと入力して,細かい調整を Haroopad でやるってのがいい感じである。
でツールを探してる時に面白いもの見つけた。
- MDwiki - Markdown based wiki done 100% on the client via javascript
- MDwiki:MarkdownベースのシンプルCMS - catch.jp-wiki (日本語の解説)
どうやら MDwiki を仕込んだディレクトリに Markdown ファイルを放り込むと HTML に展開して表示してくれるらしい。 でもこれ Wiki じゃないよね。 まぁ Git 等と組み合わせて認証済みの人たちと弄れるようにすれば Wiki ぽくできなくもないけど。 でも Wiki じゃないよね,これ。
まぁでもしかし,面白そうなのでうちでも導入してみた。 メリットとしては
- 編集に関して Web インタフェースを持ってない(自前で作ることは可能だろうけど)ので spam の影響を受けない。
- JavaScript を使って内容をクライアントサイドのみで展開するので検索エンジンや各種アプリから見つけられにくい。 JavaScript を解釈する検索エンジンの場合は関係ないけど。 あと Markdown ファイル自体を(素のテキストとして)読むことはできるので,これはメリットとは言えないかも?
てぇところだろうか。
まぁ(公開可能な)メモを置いておくには便利かもしれない。 Wiki は昔いくつか立ち上げてたけど,結局 spam にどう対処するかが運用のメインになってしまって止めてしまったんだよなぁ。 パスワード・ロックすれば spam は避けれるだろうけど,それじゃあ本来の利用者も面倒くさくなってしまうし。 個人サイトならこういう運用のほうがいっそシンプルでいいのかもしれない。
日本語組版処理の要件
てのが W3C にあると聞いてビックリだよ。
これの凄いところはドキュメントがバイリンガルで提供されていること。 これ「日本語訳版」でも「英訳版」でもないんだよ。 末尾の用語集を見れば分かるけど,ちゃんと日本人とそれ以外の言語圏の人にも分かるように配慮されている。 こういう仕事の出来る人達って本当に凄いよね。
他の言語圏でも同じなのかもしれないけど,日本語の組版って一見シンプルなように見えて実は「例外」の嵐なんだよね。 で,今まではそういうのを「職人さん」がカバーしてきたわけだ。 でも本当はそれじゃダメなんだよ。
日本語組版処理の要件
は書籍等の組版を念頭に書かれている(だからこれが W3C で発行されていることに違和感を感じるんだけど)。 もちろんこれは重要な仕事で(JIS ハンドブックを見ればある程度は書かれているけど),まずはこれまで「人力」で躱していた「例外」を列挙していかないと先に進めない。 その上で「例外を減らすルールの改変」が必要なんだよ。
「例外」が多いというのはルールが間違っている証拠。 書籍等ならこれまでどおり力技で躱していけばいいのかもしれないけど, Web 上のコンテンツや電子文書はそうはいかない。 だって組版(typeseting)を行うのは「職人」じゃなくて「機械」なんだから。
とあるので今後に期待したい。
Sumatra PDF ってどうなってるの?
TeX 関連のサイトを回ると Sumatra PDF で云々という記述をわりと見かける。 いや,私も以前は使ってたんだけど,しばらく前から PDFreaders.org のリストから外れちゃってるんだよね。 べつにメンテされてないってわけじゃないみたいだし,どうなってるの?
とりあえず今は Evince 使ってるけど,これってフォントが埋め込まれてない PDF は思いっきり「トーフ」になるんだよねぇ。 私の昔の文書とか。 それもあって最近は PDF にちゃんとフォントを埋め込むようにしてるんだけどさ(PDF/A が標準になるならフォントが埋め込まれてない PDF はどんどん排除されていくんだろうけど)。
でも気になる。 まじで Sumatra PDF ってどうなってるの?
というわけで, PDF の閲覧は「自由なソフト」を使いましょう。 Web で PDF 文書を配布してる人は Adobe のボタンじゃなくて,以下のボタンを貼り付けるとよいでしょう。