「モノ」を follow できるようになった note
note に「マガジン」機能が付きました。
これってどういうことかというと,人ではなく「モノ」を follow できるようになったということです。
例えば,私の note は戯れ言ばかりでウザいけどセキュリティ関連の記事は押さえておきたいと思えば,「私」を follow するのではなく私の「マガジン」(例えば Security)を follow すればいいわけです。
Kindle には「Kindle 連載」というサービスがあって,私も藤井太洋さんの連載を購読したりしてますが, note の場合はこれが「マガジン」機能として実装されていると考えればいいでしょうか。
「マガジン」機能では他のユーザのコンテンツも入れることができます。 なので本当に雑誌的な使い方もできます。 あるいは人によってはスクラップブック的なものでしょうか(マガジンは非公開にもできます)。
最近 follow している方々の中では「部活動」のようなものが流行りつつあるようです。 「若いなぁ」と思いつつ面白く拝見させてもらってますが,マガジン機能はこうした「活動」にも貢献していくと思います。
よくある SNS は人を囲い込もうとして「人のグラフ化」ばかりを追いかけてました(例外は Facebook)。 でも,本来 SNS は人もモノも同じ network (というより web)の node なのですから,サービス内において両者は対等であるべきです。 というか,人もモノも渾然となってるのが「まっとうな SNS」じゃないかとさえ思うようになりました。
「◯◯はこうあるべき」と凝り固まるのではなく,サービスの中で人やモノが自由に動き回るのはとてもいいことだと思います。 そうした中で collaboration や peer production といった活動の形が生まれてくるのではないでしょうか。 単にモノを消費するのではなく,人やモノを媒介して活動を広げていく(それらの間を回る血液のようなものがお金)ことができれば素晴らしいと思いますし,もしそれができれば note は sustainable なサービスとして生き残っていけると思います。
(だから早く PayPal 決済に対応して! PayPal が嫌なら楽天 Edy とか au WALLET とか Web Money とかでもいいよ。 あとできれば投げ銭サービスの Flattr にも対応して欲しい)
現時点での私のマガジンの一覧:
- Security: セキュリティ・プライバシー・脆弱性関連の話題を集約してみました。
- CODE: 社会を支配する4つのコード(法・規範・市場・アーキテクチャ)について。知財の話題もここです。
- Science Technology: 科学・技術について。疑似科学(psedu-sciense)にも言及しちゃうぞ☆
- note about note: “note” に関する note を集約してみました
- Pinterest: 本家 Pinterest と同じく興味のあるものを見境なく pin する,まさに雑誌的なマガジン