「はやぶさ/HAYABUSA」を観た。

no extension

実はこの映画,観ようかどうしようか悩んでいたのだ。 だって,この手の映画って大概はやっすい人間ドラマでお涙頂戴のゴミ映画か,さもなきゃ子供向けのヌルい SF かファンタジーって決まってるじゃない。 でも Twitter の「宇宙クラスタ」界隈でエラく絶賛してるんだよね。 ほんじゃあ,まぁ,観てみるかってんで3連休の最後に行ったわけさ。 観た感想は,率直に...

竹内結子さんの理系眼鏡萌え! 工学萌え! そして,たまにはミネルヴァのことも想い出してあげてください(笑)

いやぁ,いいわ,この映画。 私なんか序盤の「のぞみ」のエピソードで既にもらい泣きしちゃったもん(歳をとると涙腺が...)。 あと登場人物があんまり泣いたり叫んだりしないのね(まぁ少しはそういうシーンもあって見てて引いたけど)。 そう,現場の人ってのは理不尽な出来事にも泣いたり叫んだりしないものなのだ。 与えられた状況に対して淡々と責務を果たすだけ。 それがプロってもんだよね。 この映画を観て私も(歳とってできなくなったこともあるけど)もうちょっとエンジニアで頑張ってみようかな,って思ってしまった。

もし映画を観る前に予習をしたいなら吉田武さんの『はやぶさ』を読むことを強くオススメする。 そうすれば,映画を見ながら「うんうん,そうだよね」と納得すること請け合いである(映画のネタバレにはなってないから大丈夫)。

しかし,「はやぶさ」でこれだけの映画が作れるのなら,マジに「数学ガール」の映画化とかもできるんじゃないだろうか。 誰かやらないかな。 それから,「はやぶさ」の映画はあと2つ公開予定があるんだけど,こんなの出されたらあとがキツいんじゃないだろうか,と要らん心配をしてみる。

そうそう,(夕方の回だったというのもあるかもしれないけど)劇場は閑散としてた。 まぁ広島ならこんなもんだよね。 文化過疎地だし。