光を制御する PL フィルタ

no extension

カメラ用のフィルタには色々ありますが, よく使われるのは PL (偏光)フィルタです。 PL フィルタを使うと光の表面反射(水やガラスあるいは金属面の写り込み)を除去することができます。 また空の不要な乱反射も同様に除去することができるため, 青空を強調したい場合などに便利です。

CONTAX U4R では 28mm のフィルタを取りつけることができます。 早速 Kenko のサーキュラ PL フィルタを付けていくつか写真を撮ってみました。

Ohta-river 1

PL フィルタでは被写体に位相を合わせる必要があります。 このためフィルタ先端部が回転する仕組みになっています。 この写真ではフィルタの位相が合っていないためまだ充分なフィルタ効果が得られていません。

 
Ohta-river 2

この写真では先程よりもフィルタ効果が大きくあらわれています。 空や川の色が濃くなっているのが分かるでしょうか。

 

一眼レフでファインダーから被写体を見る場合は, PL フィルタの位相が合う部分ではより明るく見えるので分かり易いのですが, デジカメの液晶モニタの場合は自動的にゲインが調整されてしまうので少し分かりにくいです。 モニタで色合いの変化を見ながら何度か試し撮りをするしかないようです。 結構面倒です。 しかし PL フィルタの効果は絶大なので, 是非使いこなしていこうかなと思っています。

PL フィルタについては以下のページが参考になります。