自動作曲と著作権
(この記事は「もっと辺境から戯れ言」に投稿した記事です)
「機械的に旋律を作成して、それを使って作成するという方法」 ですが, 今は亡きMag.さんの作品で 「Chaos von Eschenbach」 という自動作曲ツール(要 MIDI インタフェース)があります。 これはマンデルブロ集合の計算ロジックを用いて自動作曲を行うものですが, 妙に習慣性があります。 人によるとは思いますが, こういうやり方も結構面白いものです。 公開当時, 私もサルのように遊びまくったおぼえがあります。 ちなみに SETI@home グループである我らが Club-HUAA のトップページの BGM は, 「Chaos von Eschenbach」 による作曲をMag.さんがアレンジしてくださったものです。
自動作曲と著作権については, 同じくMag.さんの以下のコラムが面白いです。
このコラムでも取り上げられている「4分33秒」については一昨年に著作権を巡る係争がありました。 もうこうなると「なんでも著作権」って感じです。
上記のような自動作曲ツールを使っていると著作権についてぐだぐだ言っているのが馬鹿らしくなってきます。 このようなツールを使わずに独力で作曲しておられる方々でも, 結局は周りの様々なものからインスピレーションを「借りて」いるのだと考えれば, 自動作曲ツールを用いた作曲プロセスとさして変わりがないのではないでしょうか。