List of bitcoin - Baldanders.info
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2015-04-02T09:00:00+00:00
バルトアンデルスは連続的な怪物,時間の怪物である。(ホルヘ・ルイス・ボルヘス 『幻獣辞典』より)
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そろそろ Blockchain について勉強を始めるか
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2015-04-02T09:00:00+00:00
2015-04-02T09:00:00+00:00
エンジニアとしてはすっかりロートル(老頭児)な私だが, Blockchain についてはちゃんと勉強すべきと思い立ち,基本的なところから勉強していく。
Spiegel
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<ul> <li><a href="https://bitflyer.jp/wp/news/bitcoin-ibm-and-samsung-for-iot/">IBMとSamsungがIoTのプラットフォーム作りにビットコインのブロックチェイン技術を活用 | BTC News</a></li> <li><a href="http://www.huffingtonpost.jp/2015/03/12/ibm-bitcoin_n_6860220.html">IBMがビットコイン技術に注目、「デジタル台帳」で決済</a></li> </ul><p> IBM が強い興味を示しているという報道。 エンジニアとしてはすっかりロートル(老頭児)な私だが, Blockchain についてはちゃんと勉強すべきと思い立ち,基本的なところから勉強していく。 </p><p> まずは Blockchain の元祖ともいえる Bitcoin について概説して,それから Blockchain の話へと遷移していくこととしよう。 </p> <section> <h3>Bitcoin は決済システム</h3> <p> Bitcoin の実体は「決済システム」である。 決済システムという点では Suica や Edy や au WALLET などの従来サービスと同じである(これらは世間では「電子マネー」などと呼ばれている)。 しかし Bitcoin が従来サービスと決定的に異なるのは「銀行役」が存在しないことにある。 (もちろん Bitcoin の仕組みの上に銀行的なサービスを行うプロバイダは存在するが,「銀行役」の存在は Bitcoin の要件ではない) </p><p> たとえば Suica の運営主体は JR 東日本だし, Edy は楽天, au WALLET は au の子会社である WebMoney が運営主体であり,彼らが「銀行役」となっている(銀行そのものではない。法律に引っかかっちゃうからねw)。 オモチャのお札を使って遊ぶ「人生ゲーム」にも「銀行役」が存在する。 国家ですら「銀行」の存在を前提とした経済政策を行っているのだ。 </p><p> Bitcoin は私たちのこうした「常識」に真っ向から conflict する。 </p> </section> <section> <h3>Bitcoin は補完通貨</h3> <p> Bitcoin では,決済に BTC という単位を使用する(<span class="offrec">最小単位は $1\,{\rm satoshi} = 0.00000001\,{\rm BTC}$。ここ1か月のレートでは $1\,{\rm BTC} = 247\,{\rm USD}$ ほど。おおむね3万円前後かな</span>)。 つまり Bitcoin は補完通貨(昔は「地域通貨」と呼ばれていた)として機能する。 実際に財政破綻しかかった国では Bitcoin が事実上の通貨として流通していると聞く。 ただし,これまでに登場した数多の補完通貨と異なり, Bitcoin は地理的な制約を受けない。 また「銀行役」のいない Bitcoin では BTC の発行量と発行タイミングは数学的に決められており,誰もコントロールできない。 したがって本当に財政破綻した国で Bitcoin が代替えになるかどうかは疑問が呈されている。 </p> <figure> <blockquote> <q>ユーロの主な問題は、ギリシャが自由にそれをもっともっと印刷できないことだ。それができるのは、European Central Bankだけだ。でも、少なくとも、誰かにそれができる。ギリシャはECBを説得して自分たちのためにもっとユーロを印刷してくれ、と頼めるかもしれない。一方、ギリシャがBitcoinに切り替えたら、自分たちが発行する通貨の量をコントロールすることがまったくできない。発行量の増加を頼めるかもしれないECBや合衆国のFRBのような機関も、Bitcoinにはない。 <br/>[...] <br/>今Bitcoinを保有している人は約1000万人いる。うまくいけば、20年後には10億から20億ぐらいの人びとが合計2100万bitcoinを保有し、そのときBitcoinの価格(貨幣価値)は相当大きくなっているだろう。経済学者はBitcoinを、“デフレ性通貨”と呼ぶ。</q> </blockquote> <figcaption><q><a href="http://jp.techcrunch.com/2015/03/03/20150228why-greece-should-not-switch-to-bitcoin/">ギリシャがユーロを捨ててBitcoinに切り替えてはいけない理由 | TechCrunch Japan</a></q>より</figcaption> </figure> </section> <section> <h3>Blockchain は Bitcoin の核心</h3> <p> Bitcoin では銀行の元帳にあたるデータを <q lanf="en">Blockchain</q> と呼ぶ。 Blockchain は追記(loging)型のデータベースで,世界中にたったひとつしか存在しない。 ただし Blockchain は peer-to-peer(P2P)ネットワークによりコピーがいくつも分散しお互いに同期をとっている。 また個々の取引データは前後のデータと数学的に関連付けられ「鎖(chain)」のように繋がっている。 このため Blockchain は偽造や改竄が非常に難しいシステムだと言われている(「鎖」の途中を切って繋ぎ直すのは数学的に困難。無数のコピーを同時に改竄するのは更に難しい)。 </p><p> 更に,取引データを追記する作業には懸賞金および手数料を付与し,早い者勝ちで決められる。 </p><p class="offrec"> (勝者を決めるルールは一定の作業量(計算機パワー)を要するもので proof-of-work と呼ばれている。 また実際の追記作業には競争に参加した他のユーザの過半数の(数学的な)承認が必要。 これらは通常はアプリケーションによって自動的に行われる。 一連のプロセスは「採掘(mining)」と呼ばれていて,かつては BTC を得る手っ取り早い手段として推奨されていたが,現在はその辺のパソコンでは太刀打ちできないレベルの計算機パワーを要する) </p><p> 取引のプロセスに競争の原理を持ち込むことによって不正がしにくい仕組みになっているのである(proof-of-work を迂回するほうに経済的メリットがない限り不正は起きない)。 </p><p> Blockchain は P2P ネットワークによって無数のコピーが作られる。 したがって取引データの追記作業のタイミングによっては一時的に異なる追記が行われる場合がある。 この場合は chain の長いほうを「正」とするルールがある。 正しい Blockchain は常にひとつで, fork も merge も許容しない仕組みだ。 「<a href="http://anoda.cocolog-nifty.com/mad/2015/04/post-eead.html">一旦分離したブランチを再びマージする方法は無い物だろうか?</a>」という疑問は当然あるが, merge を許すことは Blockchain に不正データを紛れ込ませる余地を残すことになり,相当難しいだろう。 </p> </section> <section> <h3>Blockchain という「信用モデル」</h3> <p> Blockchain は単なる取引データではなく,それ自体が「信用モデル」として機能しているのが特徴である。 </p><p> 実は「(誰かを)信用する」ことについて客観的な根拠は存在しない(ここで言う「信用」とは「私はあなたを人として信用する」といった情緒的なものではなく,数学的にセキュリティ的に「信用」できるか否かということ)。 たとえば SSL/TLS の PKI である X.509 は CA(Certification Authority)の権威性で以って信用するが,その「権威」を信用する客観的な根拠はない。 また OpenPGP は <q lang="en">web of trust</q> と呼ばれる信用モデルで運用されるが,これはユーザ同士の直接的な信頼関係がベースになっているもので,信頼そのものを客観的に証明するものはない。 </p><p> Blockchain はこれら既存の「信用モデル」とまったく異なったアプローチをとる。 </p><p> Bitcoin の話に戻るが, Bitcoin のユーザごとの識別子は「アドレス(address)」と呼ばれている。 アドレスの実体は公開鍵暗号の鍵ペア(公開鍵および秘密鍵)である。 </p><div class="offrec"> <p> (公開鍵暗号とは,ざっくり言えば,暗号化と復号に異なる鍵を使う暗号アルゴリズムの総称で,公開鍵から秘密鍵を推測できないのが特徴である。 たとえば公開鍵で暗号化したデータは秘密鍵でしか復号できない。 秘密鍵を知られなければ暗号データを復号できるのは秘密鍵を持っている本人のみということになる。 逆に秘密鍵で暗号化したデータは公開鍵を持っている全てのユーザが復号できる。 ただし,暗号化できるのは秘密鍵を持っている本人のみなので,これは本人による暗号データ(=電子署名)であると言える。 </p><p> Bitcoin のアドレスのうち,「5」から始まる文字列が秘密鍵で,「1」から始まる文字列が公開鍵である。 公開鍵はネット上に公開できるが秘密鍵は絶対に秘密にしておかなければならない。 ただし,オンラインの wallet サービスでは秘密鍵をプロバイダ側に預けるものが多く,この点がセキュリティ・リスクになる) </p> </div><p> 公開鍵暗号の鍵ペアを運用する際には,それが本人のものであることを如何に証明するかが重要なのだが, Bitcoin ではそうした仕組みをまったく捨てている。 つまり鍵ペアの持ち主が誰であるか(本人のものなのか,それとも誰かから盗んだものなのか,もしかしたら FBI がおとり用に作成したものかも) Bitcoin は全く気にしない。 Bitcoin が気にするのは Blockchain に記載されるアドレスの一貫性と無矛盾性である。 </p><p class="offrec"> (こういう話をすると「なりすまし」の問題がクローズアップされがちだが,実は鍵の本人性を証明できないということは「否認」が可能ということでもある。 例えば Alice が Bob に BTC を送金したとして,送金先アドレスを Bob が否認すれば, Blockchain に記録が残っているとしても,取引を不成立にすることができる) </p><p> 「こんなの「信用モデル」じゃない」という人もいるかもしれないが,属人性を徹底的に排除することによって Blockchain そのものは信用できることを数学的に証明できているのが画期的なのである。 </p><p> 一方で,よく「Bitcoin は匿名のサービスだ」という人がいるが,これは厳密には間違いだろう。 Bitcoin 自身はアドレスが誰に属してるか気にしていないだけで,実際にそれを利用するユーザは,取引を正しく成立させたいなら,アドレスの帰属先を何らかの方法で証明する必要がある(たとえばアドレスを OpenPGP で署名するとか,究極的には直接手渡しするとか)。 証明する方法があるのなら他者に知られる余地を残すことになる。 </p> </section> <section> <h3>ここまでのまとめ</h3> <ol> <li>Blockchain は「鎖」で繋がれた追記型データベース。「鎖」の途中のデータは取り消しも変更(改竄)もできない(おそらく)</li> <li>Blockchain の追記プロセスには不正の余地がないよう何らかの仕掛けが必要。 Bitcoin の場合は「採掘」がそれにあたる</li> <li>Blockchain は P2P による分散型かつ fault tolerant(過失を許容する)なシステムだが最終的には fork も merge も許容しない</li> <li>Blockchain の識別子(Bitcoin の場合は公開鍵)を証明する方法は実装されてない。証明するには外部の PKI を利用するか,新たに組み込む必要がある</li> </ol> </section> <section> <h3>参考ページ</h3> <ul> <li><a href="http://jp.techcrunch.com/2015/03/31/bitcoin-essay/">誰も教えてくれないけれど、これを読めば分かるビットコインの仕組みと可能性 | TechCrunch Japan</a> (日本語で書かれた Bitcoin に関する一番わかり易い解説。『ビットコイン解説本』の足立明穂さんが「私の本が売れないじゃないか!」と Facebook でボヤいてましたw)</li> <li><a href="http://blog.kaspersky.co.jp/bitcoin-blockchain-news/7186/">IT大手がBitcoinに入れ込む理由 | Save the Worldの思いを伝えたい – カスペルスキー公式ブログ</a></li> <li><a href="http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/20150118/blockchain">ここにきて暗号通貨ビットコイン自体よりもその公開台帳ブロックチェーンに注目が集まっている - YAMDAS現更新履歴</a></li> <li><a href="http://jp.techcrunch.com/2014/12/27/20141226bitcoin-2-0-and-tokenizing-the-user-experience/">Bitcoin 2.0とユーザ体験のトークン化 | TechCrunch Japan</a></li> <li><a href="http://jpbitcoin.com/">Bitcoin日本語情報サイト ~ 仮想通貨(暗号通貨)ビットコインのチャート・入手・使い方等日本語解説サイト</a></li> </ul><p> </p> </section> <section> <h3>参考図書</h3> <div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00I6IT1U8/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41PrUBQnZ5L._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00I6IT1U8/baldandersinf-22/">ビットコイン解説本</a></dt><dd>足立 明穂 </dd><dd> 2014-02-01</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt=""/></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00DFZLTPM/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00DFZLTPM.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="クラウドソーシングの衝撃 (NextPublishing)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00L8MXE9I/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00L8MXE9I.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="ビットコイン解説本2 <投資編>"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B007SRLKTS/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B007SRLKTS.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="小心者でもサラリとかわせる「断る」心理テクニック"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J9EN42O/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00J9EN42O.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="仏教は宗教ではない ~お釈迦様が教えた完成された科学~"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00JGOROY6/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00JGOROY6.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="広告の基本 この1冊ですべてわかる"/></a> </p> <p class="description">最初に読んだ Bitcoin 解説本。手軽に読める。</p> <p class="gtools">reviewed by <a href="#me" class="reviewer">Spiegel</a> on <abbr class="dtreviewed" title="2015-04-02">2015/04/02</abbr> (powered by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a>)</p> </div> <div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00H372H18/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51njmeGhpKL._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00H372H18/baldandersinf-22/">新版暗号技術入門 秘密の国のアリス</a></dt><dd>結城 浩 </dd><dd>SBクリエイティブ株式会社 2013-12-04</dd><dd>評価<abbr class="rating" title="4"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/G/01/detail/stars-4-0.gif" alt=""/></abbr> </dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00H372H40/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00H372H40.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="プログラマの数学"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00L0PDMJ0/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00L0PDMJ0.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="数学ガールの秘密ノート/整数で遊ぼう"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00IP549AE/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00IP549AE.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00L0PDMIQ/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00L0PDMIQ.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="数学ガールの秘密ノート/式とグラフ"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00L0PDMK4/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00L0PDMK4.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="数学ガール/ガロア理論"/></a> </p> <p class="description">まさに入門書。暗号がどのような要素技術で成り立っているのか体系的に理解できる良書。</p> <p class="gtools">reviewed by <a href="#me" class="reviewer">Spiegel</a> on <abbr class="dtreviewed" title="2014-09-18">2014/09/18</abbr> (powered by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a>)</p> </div></section>
さよなら,ゼロ年代
tag:Baldanders.info,2014-04-20:/blog/000684/
2014-04-20T09:00:00+00:00
2014-04-20T09:00:00+00:00
さよなら mixi / note の第2印象 / おさ舟:ご馳走さまでした / 悪女時代
Spiegel
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<p> 本当は別々の記事にしようと思ったけど,ひとつひとつはボリュームが小さいので,いつものように戯れ言モードで。 </p> <h3>さよなら mixi</h3> <p> まぁ,ここ何年か全くアクセスしてないし(さっき久しぶりにアクセスしたら「知らないマシンからアクセスがあった」と警告メールが来たw)そのまま放置でも良かったんだけど,これはいただけない。 </p><blockquote> 「こんなインターネット界の危機という深刻な大問題を前にしてmixi話を振るのも人間としてどうかとは思うのですが、先日mixiの脆弱性申告制度にまつわるネタが流れてきて、geek界隈がリアルドラゴンストライク状態になっているログを読んで心が暖まりました。<br/> 何というか「うちの脆弱性を検証してよ。教えてくれたらお金上げるからさ」と良心的なgeekを吊り上げておいて、頑張って検証して報告すると「けっ、そんなの最初から知ってたよ。金なんか誰がやるかバーカ」というmixiの清々しい態度が高感度MAXであります。<br/> 「弊社において既知の脆弱性のため対象外」ならさっさと直しておけよと思うわけなんですけどね。 素敵ですね。 倒産して欲しいですね。」 <br/>(「<a href="http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20140417-00034586/">OpenSSLとDNSの件が相当にヤバい雰囲気になっております(山本 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース</a>」より) </blockquote><p> mixi は今や<a href="https://baldanders.info/blog/000630/">「ゼロ年代」を代表する老舗(というより老害)サービス</a>ではあるが,やりかたが20世紀臭いというか,ニンともカンとも。 </p><p> まぁ mixi がこのようなことをするのであれば私としても,セキュリティ・リスクの観点から, mixi のアカウントを削除するのが相当であろうと判断するに至った。 リアルの知り合い(主に飲み仲間)はほぼ LINE や Facebook に移住してるし,未練は全くない。 さよなら mixi。 あとは戦場で打ち捨てられた日本刀のように緩々と朽ち果てていってください。 </p> <h3>note の第2印象</h3> <p> さて困ったぞ。 早くも <a href="https://note.mu/">note</a> に飽きてきた。 なので,今のうちに note の第2印象を書いてみる。 </p><p> 私が note を日記の代用として始めたのは, note が Twitter や Tumblr にない面白みがあるからではないか,と思ったからだが,どうにも歯がゆい気がする。 </p><ol> <li>外部のコンテンツを取り込めない。 いや,私なんぞは撮った写真はその場で全部 Instagram → Flickr, Twitter, Tumblr, Foursquare,Facebook と上げているのですよ。 それをいちいちローカルにダウンロードして note に再アップするなんてダサすぎる。 動画は Youtube や vimeo の URL を貼り付ければ表示できるのに。 せめてせめて, Instagram と Flickr は対応して欲しい。</li> <li>早く携帯端末用のアプリを作ってくれ! できれば Android 対応で。 移動中に下書きの記事を書こうとしたら「タブレットではできん」とか言うし。</li> <li>上の2つと関連するが,ストレージタイプのクラウドサービス(Dropbox 等)と連携できるようにして欲しい。 要するにパソコンでチマチマ作業するなんてのはもはや時代遅れなのですよ。 そういうのは我々ロートルのプログラマに任せておけばいいので,これからの人にはもっと自由にリソースが使える環境を用意すべき。</li> <li>古い記事は忘れられ,目にする機会がない。 例えば Tumblr は reblog の仕組みで記事が回遊するため,古い記事でも目にする機会がある。 Flickr は Explorer 機能があり,様々な切り口で世界中の写真を目にすることができる。 こういった仕掛けをぜひ実装して欲しい。</li> <li>協働(collaboration)に不向き。 基本 SNS サービスなんだけど,作品をアップする「誰か」とそれを見る「大勢」に自然に分かれてしまっているようにみえる。 そういうユーザ間の不均衡はイマドキではないような気がする。 作り手とユーザとの役割分担が曖昧なのがイマドキで,人とモノ・モノと人・モノとモノ・人と人が peer に絡み合い,網(web)を形成していくことでモノも人も進歩すると思う。 個人的には note 上で peer production が形成されるまでになれば凄いと思う。<br/> まぁ,でも,実を言うとオープンソースの世界では,そういうのは既に Wiki や GitHub のような道具が既にあるので, note にそれを求めるのは酷かなぁ,と思ったりする。</li> <li>補完通貨を導入して欲しい。 こういうタイプのサービスでは補完通貨が相性が良いと思う。<br/> で,どうせやるなら BitCoin を使えるようにしてほしいわけだ。 いっそのこと BitCoin 取引所をはじめてもいい。</li> <li>ついでに,何度も書いてるが, PayPal で決済できるようにして欲しい。</li> <li>もうひとつついでに,これも何度も書いてるが, <a href="https://flattr.com/">Flattr</a> に対応して欲しい。 投げ銭のプラットフォームとしては最強だと思うので。</li> <li>ライセンスツールを提供して欲しい。 これは特に協働を行う際に重要になってくる。 個人的には Creative Commons License がすぐに思い浮かぶが,日本人は何故か CC-license を嫌うので,他のものでもいいです。 ただし<a href="https://baldanders.info/blog/000401/">ニコニ・コモンズ</a>は勘弁ね。 あれはコンテンツを囲い込むための方便にすぎないし。</li> </ol><p> まぁ,なんていうか,例えば,面白い写真をとった時やちょっとアイデアが閃いた時(私はそういうのは通勤の移動中によくある)などにちょろんとアップしておきたいわけですよ,金取る取らないは別にして。 他の microblog (Twitter とか Tumblr とか)ではストレスなく出来てたことが, note ではちょっと面倒くさく感じてしまうのが微妙な感じというか,「飽き」をもよおす要因だったりするわけだ。 </p><p> でも,私が note で follow している方たちが, note での活動をいかにマネタイズしていくか,真剣に考えて(一部)実践しているのを見るのは楽しいし,参考になる部分もある。 なので,もうしばらくは続けていこうかな,と思ってる。 </p> <h3>おさ舟: ご馳走さまでした</h3> <div style="clear: both"> <div style="float: right; padding-bottom: 0.5em; padding-top: 0.5em; padding-left: 0.5em; margin: 0.5em; padding-right: 0.5em"> <a href="https://www.flickr.com/photos/spiegel/464985093" title="Makanai supper by Yasuhiro ARAKAWA, on Flickr"><img src="https://farm1.staticflickr.com/169/464985093_860f9be5dc_m.jpg" width="240" height="180" alt="Makanai supper"/></a> </div> <p> もう1ヶ月前の話で恐縮なのだけど,7年間通い続けたお店が3月で閉店となりました。 </p><ul> <li><a href="https://baldanders.info/blog/000298/">味処 おさ舟</a> (<a href="http://4sq.com/ikcsfJ">4sq</a>)</li> </ul><p> 写真はバイトの子のまかないの写真です。 美味そうだなぁ,と横から見てました(笑) </p><p> ここの大将にはとてもよくしてもらいました。 まぁこれもひとつの時代の終わりですかなぁ。 本当にご馳走さまでした。 料理もお酒も美味しくいただきました。 </p></div> <h3>悪女時代</h3> <p> 知ってる人は知っている,広島ご当地アラフォーアイドルユニット(修飾詞が長いよw)「悪女時代」がついに CD デビューするそうな。 </p><ul> <li><a href="http://ameblo.jp/shinichitsutsumi/entry-11826366692.html">悪女と僕。|Blue Bird Journey</a></li> </ul><blockquote> 「そして、なんと、Itunes、Amazon MP3、レコ直、music.jpでも全国配信リリース決定!<br/> そして、4月26日にデビューCD発売記念として、タワーレコード広島店にて14:00からミニライブ&サイン、握手特典会もありますので、ぜひ、広島近辺の方は遊びに来て下さいね!」 <br/>(「<a href="http://ameblo.jp/shinichitsutsumi/entry-11826366692.html">悪女と僕。</a>」より) </blockquote><p> CD は Amazon MP3 で買うとして,ミニライブは行ってみようかな。 </p> <div class="hreview"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00I6IT1U8/baldandersinf-22/"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41PrUBQnZ5L._SL160_.jpg" alt="photo" class="photo"/></a><dl><dt class="fn"><a class="item url" href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00I6IT1U8/baldandersinf-22/">ビットコイン解説本</a></dt><dd>足立 明穂 </dd><dd> 2014-02-01</dd></dl><p class="similar"><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00HFF8HBM/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00HFF8HBM.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="ビットコイン あたらしいネットビジネスの教科書"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J8H7PZ4/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00J8H7PZ4.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="ビットコイン「送金・利用」についての基礎知識~ビットコインFAQその2 (ビットコインの基礎知識)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00I17RJRQ/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00I17RJRQ.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="ビットコイン完全攻略法"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J8GWMBW/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00J8GWMBW.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="ビットコイン「交換所・Mt.Gox」についての基礎知識~ビットコインFAQその1 (ビットコインの基礎知識)"/></a> <a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00IZSH6T2/baldandersinf-22/" target="_top"><img src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/P/B00IZSH6T2.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" alt="ビットコインとはなにか? いちばんわかりやすいビットコインの解説本 (とはなにか?シリーズ)"/></a> </p><p class="gtools">by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html">G-Tools</a> , <abbr class="dtreviewed" title="2014/04/20">2014/04/20</abbr></p></div>